海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

1月・2月の読了本

2007-02-28 | 
『アフターダーク』 村上春樹 (講談社文庫)
『幸福は幸福を呼ぶ』 宇野千代 (集英社文庫)
『マドンナ 真実の言葉』 マドンナ (ディスカヴァー)
『ブロークバック・マウンテン』 アニー・プルー 米塚真治訳 (集英社文庫)
『自由への扉』 高橋歩 (A-Works)
『みぽりん通信総喝っ編』 山路みほ乃新 (萌友出版)
『不都合な真実』 アル・ゴア (ランダムハウス講談社)
『佐賀のがばいばあちゃん』 島田洋七 (徳間文庫)
『がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい』 島田洋七 (徳間文庫)



『マドンナ 真実の言葉』
「自分で自分にプレッシャーをかけるの。
 他人のプレッシャーにはびくともしないわ。」マドンナ

マドンナも宇野千代さんも、正直で前向きで逞しい。
そして努力の人であります。

『ブロークバック・マウンテン』 
1994年にピュリツアー賞受賞した『シッピング・ニュース』の作者アニ・プルーの短編小説です。
ある雑誌で沢木耕太郎が映画『ブロークバック・マウンテン』について書いている記事を読み、手にとってみました。
ストーリー自体は衝撃的かもしれませんが、読後切なさが残ります。
2006年ゴールデングローブ賞4部門受賞映画原作。


『自由への扉』

 「自由も、幸せも、平和も。
  なるものじゃない。感じるものだ。」高橋歩


『みぽりん通信総喝っ編』
作者である山路みほ乃新こと、山路みほさんは東京藝術大学音楽部卒業の筝曲演奏家です。
二歳のときに尾道から玉島に移り住み、大学時代前後6年以外はずっと倉敷市玉島で暮らしている方です。
玉島は大のお気に入りの町だそうで。
ちなみに私もずっと玉島育ち。彼女とは母校が同じでもあります。

いつお見かけしても、笑顔ではつらつとされている山路さん。
その裏には努力の日々があったことを垣間見ることができる一冊です。
(基本的にはとってもポップというか元気というか、楽しい本です)


『佐賀のがばいばあちゃん』 
『がばいばあゃんの笑顔で生きんしゃい』
遅ればせながら、「がばいばあちゃん」の本を読んでみました。
同僚から貸してもらった『佐賀のがばいばあちゃん』の生き方に感動し、すぐに『がばいばあゃんの笑顔で生きんしゃい』も一気に読了。

がばいばあちゃんはどんな場面でも視点を変えることで、楽しく生きていく術を知っている、とても柔軟で懐が深い優しい女性。
本当にタイトル通りの“がばい”(=すごい)おばあちゃんだ。

数々の名言の中からとても印象に残っている言葉をひとつご紹介します。
 「本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること。」



必見!彼女の得意技

2007-02-28 | お知らせ
何度かこのブログでご紹介している世田谷区桜新町の和喫茶「紫光庵」を営む友人美奈子さんの愛猫ミーちゃん。
幸せを運ぶ“ミー”(2006/8/23)
ミーちゃん成長記録1(2006/9/26)
ミーちゃん成長記録2(2006/10/23)
ミーちゃん成長記録 <紫光庵での暮らし5ヶ月目>(2006/11/24)

ミーちゃんがテレビデビューを果たします。
3月2日(金)19:00~テレビ東京「ポチたま」

是非是非、皆さま、可愛らしい姿をご覧になってくださいね。
得意技を披露するそうですよ~。

因島から

2007-02-27 | 日記


因島から来られた漁師さんから頂きました。
八朔!
以前にも書きましたが、八朔は因島が発祥の地。
色艶が良くておいしそうでしょう?





そしてもう一つ尾道産「でべら」も頂きました。
これはデベラとかデビラ、ガンゾウと呼ばれるカレイを加工したもの。

私は子供の頃から、干したデビラを焼いて砂糖醤油をつけて食べるのが大好き!
我が家でも干すところからやっています。
でも、最近の子供たちは存在自体を知らないかもしれませんね。

頂いた「でべら」はミリン干し風でした。
5~6cmの小さなデビラを使っています。
中骨までバリバリ食べられてカルシウムもたくさん取れます。

よくある干デビラは手のひらサイズなので、焼きたての熱いうちに手で裂いて中骨をはずして食べるのですよね。
「でべら」は手軽に食べられます。
こんな加工の仕方もあったんですね~。
なるほど。

ちなみにこの漁師さん、ご自分で干デビラを作りますが「でべら」の方がお好きだそう。
食べたことがないという私に、わざわざ尾道から買ってきてくださったのです。
どうもありがとうございました~!!
美味しかったです。
でも、ご本人作の干デビラも美味しかったですよ~!


目的は何だったのだろう?

2007-02-27 | 日記
5時過ぎ。
電話のベルが鳴り、出てみると―。

声の感じからして30代と思われる男性が、
「○○さんのお宅ですか?お宅のご近所にKさんという人が住んでいると思うのですが。
私、その人にお金を貸しているんですが返してくれないんですよ。」
と一方的に話し始めた。

(この人の目的はいったい何?)
私の頭の中にいろんな疑問が浮かんできた。

名乗りもしない相手に「どちら様ですか?」と尋ねても、返事は無し。
またもや一方的に同じ事を繰り返すだけだ。
「そんな人は知らないし、関係ない話です。」と言ったら、
「Kさんに話をしてきてくれませんか」と言い出す始末。

新手の詐欺?それとも単なる嫌がらせか?
もうこのあたりから、私は怒りモードへ突入…。
強めの口調で「迷惑なんですけど!」と言ってみた。
すると返ってきた言葉は、
「夜中でも何回でもお宅に電話しますよ。」

・・・。
この訳の分からない展開に愕然としながらも、
「迷惑なので電話を切ります!!!」
と語気を荒め電話を切った。


側で一部始終を聞いていた兄に詳しく話していると、またもや電話のベルが―。
今度は兄が出たのだが、やはり同じ相手だった。
段々段々、怒りモードに突入していく兄。
そしてガチャン!

しかし兄は相手の名前を聞き出していた。
それは個人名ではなかった。

何十秒かの後、またベルが―。
今度は父がでた。
やはり年の功。普通に会話をしている。
Kさんという人の住所まで聞き出していた。

その住所、確かに近い。
ゼンリンの地図(我が家は常備)で確認してみると、そこはよく知る方の家だった!
決してKさんという人は住んでいない。

不可解な電話だった。何だったのだろう。
幸いにも父が出た電話を最後に、かかってはこなくなったが。



それにしても。
穏やかでやわらかな女性になろうと思いつつ、なかなか近付けない私。
ここまで記してみると三人の中で私が一番対応が悪かったような気がします…。
反省ですね。

この記事を読んで不快な思いをされた方、ゴメンナサイ。
今後新たな展開になったときのことを考え、記録として綴りました。
皆さまもお気を付け下さいませ。

美しい景色に

2007-02-26 | 日記


仕事帰りに見上げた空―。
可愛らしい雲が浮かんでいました。
ひつじ雲かな?

こんなとき、いつも鞄にデジカメを携帯していることが嬉しくなります。
空を仰いで、パチリ!

家の前で洗車をしていた父にその光景を見られていました。
「何撮りょん?」(何を撮っているの?)
「そら~!!」
確かに上を向いてカメラを構えていたら何かと思うでしょうねぇ・・・。


その後、最寄の本屋さんへ「Osera陽春号」(岡山の大人のための地域生活情報誌)を買いに行きました。
レジのお姉さんとはあるきっかけから、お話をするようになっていて。
彼女が「Osera」の表紙写真を見ながら「この景色、岡山ですよねぇ。」と一言。
その写真は、青い海とそこに浮かぶ島、澄み渡った青空の写真だったのです。

「岡山にもこんなに奇麗な場所があるんですね」という彼女に、「牛窓あたりかな~」と答えたのですが・・・。
帰ってよくよく見てみると、下の方には「しまべん」の写真が!!
「しまべん」って笠岡諸島のお弁当じゃないですか~~~。
ということは、きっと写真は笠岡諸島で撮られたものなんでしょうね。

「しまべん」は七種類。
真鍋島、白石島、北木島(2種類)、高島、六島、飛島。
掲載されていた写真は真鍋島と北木島のもの。

実は毎日、仕事の関係で真鍋島の方に会っている私。
見落としちゃって、ゴメンナサイ~!

朗読会

2007-02-25 | 芸術・文化
『和みおかやま』その後の展開でご紹介しました森田恵子さんの朗読会に行ってきました。

会場は倉敷美観地区にある三宅商店さん。
江戸時代後期(百数十年前)に建てられたという町家で、長い土間の奥には蔵があります。
とても趣のあるお店です。

そして、ご本人も、スタッフの皆さんもお着物姿。
お店に入った瞬間から癒されていました。

五時。
朗読会が始まりました。
照明を落とした和の空間に、山本周五郎の『初蕾』の世界が広がります。
この作品は読んだことがありました。
しかし、声を通して聴くと感動の度合いが全然違いますね。
「もうすぐ、もうすぐ終わるなぁ」と思いながら最後の場面を聴いていたのですが―。
何とも言い表せない感動でした。
声の力って本当にすごいですね。

一時間にわたる長丁場。
お疲れ様でした。
また聴きに行きたいです。



朗読の後にはデザートタイム。
アイスクリーム2種、ケーキ2種にコーヒー。
これまた幸せ~なひととき。



デザートを堪能した後は、奥の蔵へ写真を観に。
ここもとても素敵な空間でした。
写真はもちろんなのですが、飾られているお花も素敵。

壷には今日の題材『初蕾』の合わせられたと思われる、梅が生けられていました。
あたり一面に白梅の芳しい香りが満ち溢れていて。
思わず深呼吸―。



そして森田さんお手製の“袱紗”をお土産に購入。
麻の葉模様大好きの私としては、とっても嬉しいのでありました!

今日は偶然にもよく知る方にもお会いでき、そして新たな出会いもあり。
心もお腹も満たされた朗読会でした。
ご一緒した皆様、どうもありがとうございました。

お店の戸をやわらかな気持ちでくぐり、清々しい気持ちで風に吹かれながら駐車場まで歩いて帰りました。
途中、ちょっぴり寄り道。
ライトアップされた大原美術館に魅かれパチリ!
今日も楽しい一日に感謝です。




たましま宵灯

2007-02-24 | 玉島ってどんなところ?


「桃の郷 玉島港 お雛づくし」の前夜祭である今日。
「たましま宵灯」と銘打って、行燈に灯がともりました。
夜の町にゆらゆらとゆれる淡い光―。
時間の流れがゆるやかになったように感じられました。



行燈一つ一つに描かれた玉島の風景。
どこだろう?とじっくりイラストを眺めてみるのも楽しいですね。

川の流れに思ったこと

2007-02-21 | 日記
大日本水産会主催の「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪」に行ってきた兄のお土産は―。



“伊勢名物赤福”と“生八橋”でした。
いったい、どこに行ったのかと思う選択・・・。

この赤福餅の形は何を意味しているかご存知でしょうか。
一つ一つ丁寧に人の指で餡をかぶせることによって形作られるこのお菓子。
餡は伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川の清流、白い餅は川底の小石を、表しています。

やわらか~いお餅と程よい甘さの餡の味を堪能しつつ、思い出していた安藤さんの言葉。

*************************************
<地球人>というテーマに対し、私は日本人に内に潜む自然による感性に大きな可能性を感じる。
温暖な気候と豊かな四季の変化の中で、島国日本の人々は自然を尊ぶ、繊細できめ細かい生活文化を築き上げた。
その本質を一言で言うならば自然との共生である。
*************************************

兄から「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪」の感想を聞いていた中でショックな言葉があったんですよ。
「目の前が海という会場じゃったんじゃけどなぁ、ゴミがいっぱい浮かんどった…」

<地球人>としての感性を、思い出さなくては。
まずは自分から!

『不都合な真実』

2007-02-21 | 思い、想う


2007年2月21日付け毎日新聞の創刊135周年記念特集で心に留まる記事が二つありました。
建築家・安藤忠雄氏と京都吉兆嵐山本店総料理長・徳岡邦夫氏の記事。

アメリカ元副大統領ゴア氏の映画「不都合な真実」にふれ環境問題について語っていた安藤氏。(以下抜粋)
*************************************
ゴアの言うとおり、未来のために必要なのは<地球人>としての意識をもって個人が「自分の出来ること」を始めることだ。

 「不都合な真実」のタイトルは、自身の変化を余儀なくされる真実に対し、つい耳をふさいでしまいがちな、私たち人間の弱さを突いたものだ。私たちは、これからの日本を考える前に、まずこれからの地球を考えなければならない。その上で、自分の手の届く範囲から、行動を始める。大切なのは常に自分が何が出来るかを考えていくこと。一人一人のそのささやかな時間の積み重ねが、新しい日本人と日本を創っていく。
*************************************


「食の危機とはどういうことかみんなで考えてみてください」と語る徳岡氏。
食の世界を支える自然環境が破綻したら、農業や漁業などの第1次産業の担い手がいなくなったら…。
徳岡氏は最後に問いかけています。
「一番大事なのは、みなさんひとりひとりの食に対する意識を高めることです。
 みなさん、もう一度考えてください。本当にこのままでいいのでしょうか。」と。


ゴア氏も安藤氏も徳岡氏も、一人一人が“意識”することが大切だと語っています。
環境問題、食、平和、どれも個々人の意識で大きく変わっていく世界。
そして、それらは全て“いのち”と繋がっていくものですよね。
人の“いのち”だけでなく、あらゆる生き物の、そして地球、宇宙全体の―。

アル・ゴア著『不都合な真実』(ランダムハウス講談社)は、第一刷発行が2007年1月5日。
そして私の手元にあるこの本は2007年2月15日 第十刷目のもの。
一ヶ月半足らずで十刷。
環境問題に皆さんがとても関心を寄せているいうことですよね。

ゴア氏は言っています。
「私たちが直面しているのは、警鐘を鳴らすべきことだけではなく、希望を持つべきことでもある」と。

京都議定書を批准していない国、米国。
しかし、米国の多くの都市が独自に京都議定書を批准し、政策を実行中であるといいます。
それぞれが考え、できることを始めた人たち。

日々様々な問いかけに耳を傾け、考え続けること。
そしてできることから始めること。
改めて思い直した1日でした。

スイーツな一日

2007-02-18 | 食べること

赤いムースのケーキ。
実はこれ、本日二回目に頂いたケーキです。
最初に食べたケーキは写真に収めるのを忘れていました~。
ナッツがたくさん入ったケーキだったのですが―。


というわけで?、隣りに座っていた友人Hちゃんの6歳になる娘さんが選んだケーキをパチリ。
ワゴンで運ばれてきたたくさんのケーキを見た瞬間、きっとこのケーキを選ぶのではないかな~と想像していたら…。
大当たりでした。
可愛いですものね、ニッコリ笑顔のケーキちゃん。


そして。
友人Tちゃんからお土産で頂いた「因島のはっさくゼリー」。
因島は八朔の発祥の地なんだそうです。
パッケージに描かれたキャラクターの“はっさくボーイ”がなんとも個性的。
じっくり眺めていると可愛く見えてくるから不思議です。


中身は八朔の果実がたっぷり!爽やかな酸味で美味しかったです。

スイーツ三昧の一日。
完璧にカロリーオーバー!!
でも美味しかったし、幸せな時間を過ごせたので大・大・大満足です。
一緒にティータイムを過ごしてくれた友人たち、楽しいひとときをどうもありがとう。