海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

“ばばちゃん”がやってきた

2008-01-29 | 本日の朝市

【ばばちゃん】

いきなり顔のアップでごめんなさい。
ユニークな風貌から「ばばちゃん」という愛称で呼ばれている深海魚、「タナカゲンゲ」です。
今月初めに、ブログご近所さんのマグロ君が、とても詳しくご紹介されていたこの魚。
実は私、今日はじめて実物を見ました。




ちょっと姿はグロテスク?
でも、味はとても美味しいそうなのです。

タラやフグに似た淡白な白身で、ぬめりのある皮や骨にはコラーゲンがたっぷり。
鍋や煮つけ、天ぷらなど料理方法はさまざまで、ほぼ一匹余すところなく使えます。




タイミングよく、本日付けの毎日新聞に、鳥取・岩美の「ばばちゃん料理」が紹介されていました。

冬場の松葉ガニ漁で底引き網にかかり、独特の姿とにおいから“扱いにくい魚”とされていたという「ばばちゃん」。
10数年前から、カニに次ぐ特産品として売り出そう呼びかけ、今では「ばばちゃん」ファンも定着してきたようです。
地元の小学校の給食にも「ばばちゃん鍋」が並ぶそうですよ♪







【マダラ】

このあたりでは滅多に雪が積もることはないのですが…。
珍しいことに、今日“も”雪が積もりました。
1週間前に積もったばかりなのに…。


魚へんに雪と書いて、「鱈(タラ)」。
真っ白な身が雪のようだから、
雪がちらつく1~2月が旬だから、
こんな字が当てられたと言われています。


雪が舞うような寒い日には、タラの入った鍋か、シチューを食べたくなりますね!





おまけの、マダラの顔アップ写真。
アゴの下にヒゲ?があるんですよ~。
発見できましたか?

親愛なる友人へ

2008-01-27 | 思い、想う
何てあなたは「強い」のでしょう。

何てあなたは「優しい」のでしょう。

この世であなたに出逢えたことに、感謝です。

そこにいてくれてありがとう。

あなたは私の宝物です。



でも―。

ひとつだけお願いがあります。

たまには甘えてくださいね。




たくさんの愛を込めて   
mari



2008年1月27日

本日の朝市(2008.1.26)

2008-01-26 | 本日の朝市

【ナマコ(赤)】
大根おろしを入れた、酢の物大好き!


【イイダコ(メン)】
結構、“イイ”が入り始めました。


【舌平目(赤)】
煮付け、一夜干し、ムニエルに。


  

この魚、何だと思われますか?
卵は超高級食材です。
世界三大珍味のひとつ!



何と、お刺身でもいけます!



答えは、【チョウザメ】でした。
チョウザメは淡水魚です。
背骨は軟骨質で、皮は強固な硬鱗があり、体表はウナギのように粘膜で覆われています。
そのため捌くのには“コツ”が必要となります。
中骨がないので、三枚おろしの後にあばら骨を取り除くと、全く骨がないフィレーになるんですよ。

背骨は唐揚げにすると軟骨がコリコリとしていて美味。
おまけにコンドロイチンが豊富なので、関節痛の方などには嬉しいですね。

岡山県の新見漁協ではチョウザメの飼育をしています。
このチョウザメくんもそこからやってきたのですよ~。

特大アワビ

2008-01-24 | 本日の朝市


上の写真は、今日入荷したアワビ。
瀬戸内海で獲れたものです。

写真右側のふたつもアワビ。
左側のアワビがあまりに大きいものだから、トコブシに見えてしまうくらいです。
これでも12~13cmはあるんですよ。

800gもあったこの大きなアワビ(写真左側)。
久々に目にするビッグサイズに、ビックリしました~。


ビックリしたことといえば、もうひとつ。
取引先の社長曰く、「アワビはね、大根おろし器でおろしたら“とろろ”みたいな状態になるんよ」。

「・・・。」
私、畏れ多くて(もったいなくて)そんな風には出来ません…。
刺身か、ソテーでしか食べたことないなぁ。

break

2008-01-23 | 日記
今年最初の、「子育て広場」に参加の日。
昨日は雪の予報が出ていたので、大丈夫かなぁ~、と心配しておりましたが・・・。
雨、でした。

雨にも、寒さにも負けず、「子育て広場」にやってきてくれた子ども達とお母様方。
可愛らしい笑顔と元気な姿に出会えて、とても嬉しかったです。




その後―。
友人とランチタイム。
よくばりにも、デザートを付けました。

ここ2週間ほどの間、精神的に疲れ気味だった私。
“休憩時間”を持てたことで、心の凝りがほぐれたようです。

可愛い子ども達と、Tちゃんに。
どうもありがとう。

雪やこんこ♪あられやこんこ♪

2008-01-21 | 季節を感じて・節句


大寒です。

私の住んでいる岡山県倉敷市では、珍しく雪が積もりました。
「地球温暖化」という言葉を頻繁に耳にする昨今ですが―。
それでもやはり、大寒がくれば寒さは厳しくなるようです。


♪ 雪やこんこ 霰やこんこ ♪


魚の入荷が少なかった今日。
遊び心を発揮して、小さな雪だるまを作ってみました。
“ブタちゃん編”です。

兄からは、「子どもかっ!?」
お客さまからは、「しもやけになるで~」
と言われながらも…。
結構可愛らしくできたので、満足、満足♪

皆さま、寒い季節です。
外で活動されるときには完全防備でお過ごしください。
風邪など召されませんように―。

誠実にたくましく

2008-01-14 | 思い、想う
本日のタイトル、
「誠実にたくましく」
これは母校(中学)の校訓です。

ここのところ、この言葉が頭の中を巡っています。
今年はこの言葉を胸に、頑張っていこうと思っています。

中学時代には、言葉の持つ意味をそこまで深く考えていなかった私。
今の歳になって、ずっしりと感じるようになりました。
歳月を経て見えてくるもの、ってありますよね。



ここ数年、ずっと答えを出さなければと思っていたことがありました。
その答えを、やっと出すことができました。



誠実に、たくましく―。
そういう生き方ができているのだろうかと、反省することも多々あります。
でも、不器用ながらも一歩一歩着実に前進していけたらな、と思っています。

今、押尾コータロー「Nature Spirit」をBGMにこのブログを綴っています。
ここまで書いて、ちょうどビートルズのカバー曲「IN My LIFE」が流れてきました。
大好きなこの曲が応援してくれている、そんな気持ちを今感じています。



さて、皆さんは母校の校訓を覚えていらっしゃいますか?
それはどんな言葉でしたか?
もしかしたら、今の生活にとてもとてもヒントを与えてくれるものかもしれませんね。

書評の力

2008-01-06 | 日記
毎週日曜日、新聞に掲載される書評を読むのを楽しみにしている。
現在、我が家の購読紙は「山陽新聞」と「毎日新聞」の二紙。
滅多にないことなのだが、何と今日はこの二紙が二冊も同じ本を取り上げていた。

 中村哲『医者、用水路を拓く』(石風社)
 大江健三郎『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』(新潮社)

『医者、用水路を拓く』を、山陽新聞では佐高信氏、毎日新聞では養老孟司氏が評していた。
『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつたし』を、山陽新聞では著者ご自身が紹介され、毎日新聞では池澤夏樹氏が評者であった。


実は私、池澤夏樹氏の書評のファンである。
今日の出だしの一文に、池澤氏の書評に対する思いを感じた。
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 書評は作者と読者をつなぐ。
 作者があまりに我が儘でやりたい放題だったら、書評はそれをどうやって読者につなげばいいか?
 しかも、やりたい放題の結果がすばらしいとしたら?これは山のずっと上にある豊かな牧草地へ羊たちを連れてゆくような責務である。
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それぞれの評者が、「作者と読者をつなぐ」ために思いをのせて綴った文章。
本日の読んだ数本の書評の中で、「どうしてもこの本を読んでみたい!!」と思わせてくれたのは、養老孟司氏が評した中村哲著『医者、用水路を拓く』(石風社)であった。

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 叙述が面白いも、面白くないもない。ただひたすら感動する。よくやりましたね。そういうしかない。菊池寛の「青の洞門」(『恩讐の彼方に』)を思い出す。必要とあらば、それをする。義を見てせざるは勇なきなり、とまた古い言葉を思い出す。
 だから書評もごちゃごちゃいいたくない。こういうことは、本来言葉ではない。
(中略)
やろうと思えば、ここまでできる。なぜ自分はやらないのか。やっぱり死ぬまで、自分のできることを、もっとやらねばなるまい。この本は人をそう鼓舞する。若い人に読んでもらいたい。いや、できるだけ大勢の人に読んで欲しい。切にそう思う。

養老孟司 評(抜粋)
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という訳で、「院展」からの帰り道、丸善に寄り、駅前の書店に何件か寄ってみたのだが―。
どこにも置いていなかった。
こうなったら、ネット注文するしかないかな…。



初詣

2008-01-02 | 季節を感じて・節句
   

氏神さまへ初詣の参拝をしてきました。
晴れ渡った空に、冷たい空気がとても清々しい日でした。

祈願し終え、ふと気付くと―。
拝殿正面左手の提灯に、父の名前がありました。
思わず記念撮影。

帰ってその旨を報告すると、こんな一言が返ってきました。
「そんな年齢になったということか」
ちなみに今年は年男の父です。

帰りに七福神のお守りを購入し、家に帰って開けてみると。
あれ?神様が六人しかいらっしゃらない。
う~む。
きっと、既にひとつ厄を落としてくださったということでしょうね。
ありがたや。ありがたや。



【拝殿屋根に鎮座する烏天狗の鬼瓦】