海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

『a prelude to Christmas vol.4 ~即興ピアノで朗読を』

2010-11-28 | お知らせ

ピアニスト・朝田恵利さん
フリーアナウンサー・金盛千裕さん。
息の合ったゴールデンコンビが、今年もクリスマスシーズンに朗読会を開催しますよ。
素敵なフライヤーが届きましたので、ご紹介いたします。

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『a prelude to Christmas vol.4 ~即興ピアノで朗読を』
日時:2010年12月5日(日)
13:30開場 14:00開演
場所:夢空間はしまや
    倉敷市東町1-20
    ℡086-422-2564
入場料:2000円(おみやげ付き)
    【要予約・・・「夢空間はしまや」
演目:『賢者の贈り物』(O・ヘンリー)
    『鬼の涙』(平田勉)オリジナル作品
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とってもとっても素敵なおふたりです。
会場の「夢空間はしまや」さんは、まさに“夢空間”です。
やさしい時間を過ごされたい方、温かな空気につつまれたい方。
ぜひ足をお運びくださいませ。






ふわふわ優しい肌触りのマフラーを頂ました♪
ちょっぴり早いお誕生日プレゼントです(^^)
覚えてくださっていてとても嬉しいです。
幸せで温かな冬を過ごせそうです。
本当にどうもありがとうございました。

素敵なマフラーに似合うような女性になれるよう、
日々を過ごそうと思います。


「男前な訳」

2010-11-27 | 日記
本日の記事タイトル「男前な訳」。
これは親友Mちゃんから届いたメールのタイトルでもあります。

このメールの中身。
読んだ瞬間、もう大爆笑でした!
Mちゃんから了解を得たのでご紹介しますね。

>発見してしまった。
>フランス語で『mari』と書いて『マリ』と読む、その心は。
>『夫』

以前、ここで名前にまつわるお話(2010.7.19「海の日に。」)を綴りましたが・・・。
仏蘭西人の言葉では、私の中には夫があったのね(笑)

取引先の男性からも「mariさんって男前よなぁ」と言われることがある私・・・。
(喜んで良いのか?この状況。)
名は体を表す?


しかしながら、人格形成には環境も大きいわけで。
つい先日も「こりゃぁ、おしとやかにはならないわなぁ」という出来事がありました。

現在、“足場”のある現場が身近にあります。
ある日、父がひとこと。
「足場を上るから、ついて来て。」
おまけに現場の職人さんには「娘が上りたいらしいから」と―。
まぁ、上ってみたかったんですけれどね。
母はこの話を聞いて呆れていましたが。

そして、もうひとつ。
先日行った久世からの帰り道のこと。
色付いた山々の景色を撮りたいという我が儘に付き合ってくれた父。
「こっちから写してみぃ」
と教えてくれた場所は、ガードレールを跨がないといけないところで。

この日の私の姿はロングスカート。
ガードレールの前で躊躇していたら「足の長さが足りんのか?」と。
いやはや、そういう問題ではなくって・・・(^^;)
(いつものジーンズやパンツ姿ならば躊躇はしていない)
たまのスカート姿のときくらいは、それなりの行動をしたかったんだけどなぁ。

こんな教育方針?の父。
私が20歳を過ぎた頃に言いました。
「育て方を間違えた!年頃になったらお淑やかな方が良かった」と。
う~ん、遅すぎです。
そして、今も教育方針はあまり変わらず・・・。


さて、私の男前ぶり?は置いといて。
ここからは本当の男前さんのお話です。

今の仕事をしていて、“特別”幸せな気持ちになるというご注文があります。
鯛の塩焼きやお刺身の盛り合わせという、お祝い事のご注文です。
お祝い事の中でも、12月になると「嫁ぶり」という風習があります。
(「良い“嫁ぶり”でした」という意味を込めて、お嫁さんの実家にブリを贈るというもの)
12月頃になると、毎年何度かは必ず、この特別な幸せ気分を頂けます。

今日、毎年今頃になるとお正月用の魚のご注文を下さる旧知の男性が来られました。
そして、こうおっしゃいました。
「今年はお正月用の魚以外に、もう1本丸のままのブリをお願いします。」
そうです。嫁ぶりだったんです。ご本人の!

すっごく嬉しくって、幸せな気分で。
知人本人の嫁ぶりの注文をお聴きするのも初めてで。
とっても感慨深くて。

本当に本当におめでとうございます。
思いを込めて、熨斗に「寿」の文字を認めますね。
どうぞどうぞ、お幸せに―。



今日の私の心の色は、
ふわふわ甘いピンクに、永遠を感じるブルー。
きらっきらのゴールドに、陽気なイエロー。
幸せ色に彩られました(^^)
素敵な一日にどうもありがとう。

裏山の恵み

2010-11-26 | 日記

昨日、仕事から帰ってみたら。
台所に何やら秋色の山がこんもりと―。

柿、でした。

私 「もしかして、裏山の?たくさんとったなぁ。」
母 「そう。まだたくさんあるよ~。ほら、後ろのカゴに。」



カゴを見つけてびっくり。
最初見た柿の量より多かったんです。
小振りではありましたが。
母曰く「100個くらいまでは数えてみたのだけど。」
う~ん、いくつ収穫してきたのでしょう?
(ちなみに父と兄がとってきました)


今年は柿が不作という話をよく耳にしました。
が、ありがたいことに我が家の裏山の柿の木はたわわに実が生っていて。
折角だから、そのお姿を写真に撮っておこうと思っていたのだけど。
一足遅かった・・・。

私 「全部とったん?」
父 「鳥の食べ量は残しとるよ。とった量と同じくらい。」



今日確認しに行ってみたら。
ちゃんと残してありました。(写真はその一部分)
鳥も訪れていましたよ~。
さすが、おいしいものをよくご存知で!

私ももちろん、おいしく頂きました。
甘かった♪


お天道様と雨水のおかげの山の恵み。
何も手をかけるわけでもなく、たくさん実をつけてくれてどうもありがとう。
今年豊作って、まわりと比べると随分あまのじゃくだなぁと思うけど。
来年はゆっくり休んでいいからね。
ご馳走さまでした(^^)


もみじ

2010-11-26 | 今日のつぶやき


赤・橙・緑―。

一本のもみじの木を裏側から見上げてみたら、

たくさんの色が現れました。


人間もきっとそうですよね。

心の中は1色じゃない。

たくさんの色を持っていて、

1色が際立つ日もあれば、

いろんな色が混ざり合う日もある。


あなたの今日の色は何色でしたか?

あなたのお気に入りの色であったら良いですね。

遥かなるときの流れに。

2010-11-24 | 日記

「勤労感謝の日」並びに「牡蠣の日」の11月23日。
一緒に行こうね~♪と友人と約束していた大原美術館に行ってきました。
ただ今、創立80周年記念特別展「大原BEST」開催中です!

私は、2度目の「大原BEST」。
前回は本館と分館、有隣荘を訪れたのですが、「工芸・東洋館」「児島虎次郎記念館」は巡っていませんでした。
今回はゆ~っくり、じっくり観て来ましたよ。

以前も訪れたことがあったはずなのだけど。
この度、印象的だったのが「児島虎次郎記念館」で観た古代エジプト、先史イラン、中世イスラムの美術の展示。

そこにはBC、つまり紀元前のものも展示されてあるんです。
中にはBC2000年代のものも。

目眩がしそうなほど遠い昔、この地球には既に人間が存在していて、形あるものを残している。
それを今も目にできるということ。
何とも貴重な体験をさせて頂きました。


 脈々と時は流れて―。
 人のいのちも、ずっとずっと繋がっている。


目の前にある、簡単には想像が付かないほどの時を過ごしてきた美術品たち。
いろんなことを思わせてくれました。
その歴史に感謝です。



ご一緒してくれたMちゃん。
いつもありがとう。

美術館やコンサートに一緒に行ける友がいるということは、とても幸せなことだと思っています。
絵や音楽って、心に響くもの。
つまり精神的要素が強いものだと思うから、そんな世界を共有・共感できる存在がいるということは、本当にありがたいことですね。

これからも、いろんな場所に一緒に行きましょう。
思いを共にしましょうね。




美術館を訪れたあとは、美観地区散策をしました。
いいお天気!

 
 身近なところに幸せはあります。




 世界はこんなにも美しい。

 
 人間は―。
 美しいものを作ったり、描いたり、奏でたりできます。


しかし、ときに・・・。
人は、もっともっとと欲し、他の誰かの幸せさえ奪ってしまう強暴さをみせることがあるのも事実です。

私は、身の回りにある幸せを、美しさを守れる強さ(優しさ)を持ちたいと思う。
決して人から奪う強さではなく。
2010年11月23日。
改めてそう思いました。


ひとりひとりの真っ直ぐな強さが人々の幸せを守りますように。
美しい地球がずっとずっと続いていきますように。
どうぞ、優しさで満ちた平和な世界でありますように。



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「誰かに嘘をつくような人になってくれるな」父の願いと
「傷ついたって笑い飛ばして 傷つけるより全然いいね」母の愛
     GReeeen「遥か」より
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高梁から久世へ。

2010-11-21 | 日記


往きは、180号から313号を通るコース。
えっちらおっちらと地道を走り、高梁を越え久世まで行ってきました。
伯母に会いに。

私と4回り違いの同じ干支。
だけど、顔の色艶や話ぶりを拝見していると―。
3回り違いくらいにしか見えません。

お会いできて、お話できて、安心いたしました。
どうぞ元気で長生きしてくださいね。



それにしても。
高梁から久世にかけて、目に映るのは山ばかり。
この季節にあの道を走ると、心が豊かになれる気がします。
紅葉した山々の何と美しいことでしょう。
側を流れる川の風景にも心癒されました。
素晴らしい自然に、“ありがとう”を。



今日はとてもお天気が良かったこともあって、
大勢のライダーさんたちとすれ違いましたよ。
みなさん、素敵な時を過ごされたでしょうか?




父と一緒の小旅行。
まだ父が結婚する前、子どもの頃の話を聞かせてもらったり、
伯父や伯母のお話を聞かせてもらったり。

帰りは、父の生まれ育った高梁の町を高台から眺めました。
ここは私のルーツでもあるんですよね。
何だかとても感慨深い秋の一日でした。



【おまけ写真】

先日の鳥取旅行での唯一?の心残りはというと、
ソフトクリームを食べなかったこと!

というわけで、今回は道の駅「醍醐の里」にて購入♪
とってもおいしくて、満足でした(^^)

花と温泉、そして妖怪&魚の旅。

2010-11-17 | 


会社のみんなと、鳥取に日帰り旅行に行ってきました。

まず訪れたのが、「とっとり花回廊」
蘭や百合、パンジー、バラ、皇帝ダリア、ボリビアンヒマワリなどなど、
たくさんお花がありましたよ♪

なのに、どういうわけか―。
撮った写真は樹々が多かった~。
その中から、いくつかご紹介いたしますね。



温室にて。朝の光が眩しかった~。



園内の木々は見事に紅葉していました。
いい時季に訪れることができて、良かったです。



杉並木もありました。



こちらは、サルビア。
この季節にまだこんなに紅が見事だなんて!
やっぱりプロのお仕事ですね。



パンジーやビオラも植えられていましたよ。
苗がもっともっと育ったら、華やかになるだろうなぁ。



ドームの後ろは「大山」がそびえていました。(この写真では見えませんが…)
頂にはずっと雲がかかっていて。
帰るまで山全体を拝むことができませんでした。
雪をかぶっているのは確かめたのですけれどね。



お昼は、皆生温泉の華水亭さんにて。
すべてが、おいしかった~~~♪
目の前に海が広がる温泉も最高でした(^^)


お昼からは―。
今年とっても流行った、水木しげるロードに。



思い入れのある「ねこ娘」の像。
しっかり記念撮影をしてきましたよ~~~。

道に飾られているブロンズ像には、それぞれに効能があるそうで。
「ねこ娘」は“魚好きになる”そうです。
私はもともと好きだから。さらに、なるのかな?



鬼太郎と、



目玉おやじもパチリ!

そうそう。
私が幼稚園のときに使っていた枕カバーは、
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場するキャラクターが描かれたものだったんですよ~。



水木しげるロード。
だいたい800mくらいあるのかなぁ。
ここで過ごす時間は1時間しか予定されていなくて。
どうしても飲んでみたかったラテを買いに急ぎました!
念願叶って、ラッキー♪

帰りはバスまで走ったけど・・・。



そして、境港おさかなセンターへ。
松葉ガニだらけでした!
旬ですものね~。



天気予報は雨、のはずだった今日。
朝少しだけパラつきましたが、ありがたいことにお天気に恵まれました。
(大きな虹が見れるという特典付き)

日本海も拝めたし。
最高の一日でした。

ご一緒した皆さん、楽しい時間を共に過ごしてくださってありがとうございました。
また明日からのお仕事、頑張りましょうね♪

両備高速観光さん、バスの運転手さん、添乗員さん、
楽しい旅をどうもありがとうございました。




【おまけ写真】


前方に、このお城の姿を見つけた瞬間、クエスチョンマークが頭にいっぱい飛んで。
「あのお城は何?」と、みんなに尋ねてみました。
そうしたら・・・。
「えっ?mariちゃん知らないの???」と。

米子インター近くなので、この辺りに観光に行かれ方は、
大抵帰りに寄られるんですってね。
お菓子の「壽城」です。
その存在はテレビで存じ上げていましたが、初めて生で拝見しました~。

そして、私のひとことがきっかけで―。
帰りに寄って下さいました。
行程表にはなかった寄り道です。
みなさん、どうもありがとう♪


余談ですが。
添乗員さんのセルフポートレートテクには驚きました。
旅先でのひとり行動の時間に培われたのでしょうが・・・。
さすが!の一言です。
今後の参考にさせて頂こうと思いました。

風に吹かれて、東西南北。

2010-11-14 | 日記
マスカット球場脇の見事に色付いたイチョウ並木を眺めつつ、朝一番の配達を終わらせ、
国分寺の五重塔を右前方に拝みつつ、取引先が始めたばかりのお店に向かう。

その後は、一路玉島へ。



今日は「玉島ふるさとふれあい物産展」の日でした。
今回の物産展では、いくつかのお店がそれぞれの個性を発揮して「玉島おでん」を販売いたしました。
お仲間の玉島湊保勝会も参加。

皆さま、お疲れさまでした!
私は、ほとんどお手伝いしなくてゴメンナサイ・・・。



午後からは児島へ。
「第38回 めるへん児島 家庭教育学級」に行ってまいりました。

めるへん児島さん。
ここで何度かご紹介したことのある、森貞さんが活動しているグループです。
コンセプトは次のとおり。
●生き生きと生きる大人の後姿をもって子どもたちに生きる方向を示唆する。 
●家族や地域の子ども,老若男女が世代を超えて交流する中で青少年の問題や家庭教育を考える。
●参加者と主催者の垣根を越えて交流することによって社会の中でよりよく生きるための知恵を学びあう。


今回の内容はというと―。
和太鼓!!
それも演奏してくださるのは「和太鼓 風人」さんです。
彼らの演奏はこれまでも何度かお聴きしたことがありますが、その度に感動を頂いておりました。

「めるへん児島」+「和太鼓 風人」
この企画を知ってしまったならば、行くしかないでしょう~~~。

会場は、児島児童館の館庭でした。
今回の企画は、「児島児童館」さんと「めるへん児島」さんとの共同企画だったのですよ。


児島児童館の館庭での演奏は、それはそれは心地よかったです。
風に吹かれながら、太陽の日差しを浴びながら。
鳥のさえずりも聞こえてきて。
野外で聴く太鼓の音色は、何だか格別ですね。
体にも心にも響きながら、空にも吸い込まれていくようでした。

体全体に響くような大きな強いドンッという音にも魅せられますが、
小さな音を消えるまで丁寧に心を込めて打っていらっしゃる姿にも感動しました。
武道でいうところの残心(ざんしん)とでも言いましょうか。
全身全霊。まさにそのまま。

楽しく刺激的なひとときでした。
素敵な演奏を本当にどうもありがとうございました。

演奏だけでなく、MCも胸に響きました。
仕事をしながら好きなこと、やりたいことを続けていくこと。
そのための日頃からの努力。まわりへの感謝の気持ち。
勉強させていただきました。


 “生き生きと生きる大人の後姿をもって子どもたちに生きる方向を示唆する”


風人さんの演奏・佇まいから、きっと子ども達は何かを感じたことと思います。
大人の私も、感じること・得ることが多かったです。


そうそう。
和太鼓とふれ合うワークショップもあったんですよ。
「太鼓を叩いてみたい人~~~?」の声に、
元気よく「は~い!」と思いっきり走って前に出て行った子ども達。
君たちの好奇心と楽しんでいる様子に、すっごく嬉しくなりました。
これを機に、未来の太鼓打ちが生まれるといいですねぇ。


いろんな幸せなご縁があって、児島の地にいた今日という一日。
めるへん児島さん、児島児童館さん、
和太鼓 風人さん、森貞さん、
突然誘ったにも関わらずご一緒してくださったUさん、
そしてあの空間を共有したみなさま。
どうもありがとうございました。

素晴らしい企画に感謝です。


伝えたかった言葉。伝えたい想い。

2010-11-12 | 日記


“広場”のみんなと一緒に、落ち葉拾いに行ってきました。
赤や黄色、橙、目に鮮やかな葉っぱたち。
それから木の実。
見慣れた公園が、いつもとは違った表情を見せてくれて―。
何だか新鮮でした。

子ども達と一緒に葉っぱや木の実を拾っては、ネックレスなどを作ったり。
遊具にのぼったり、すべり台をすべったり。
楽しいひとときでした(^^)



私、公園という空間が好きです。
四季折々楽しませてくれる樹々や花々はもちろん、
遊具やベンチのある風景が好きです。

そこにはたくさんの物語があるから。
物語があっただろうから。
今日も世界中の公園で、物語が生まれているのでしょうね。



先日の記事「“ありがとう”を伝えたくて」にsuzieさんからコメントを頂きまして、私、こうお返事をしました。
>“大好き”という言葉、なかなか大人は口にしないかもしれませんね(^^;)
>でも、この言葉には私なりの想いがありまして。
>それについてはまた綴りますね
その想いを、今日は綴ろうと思います。


生きているとどうしようもないことだけど・・・。
誰もが経験することですが・・・。
お空に還った友人が何人かいます。

その中のひとりは病と闘っている最中も、いつも仲間と一緒に笑っていました。
調子が悪くっても、みんなと一緒に和の中に居たがりました。
ほとんどのお仲間さんたちに病のことを打ち明けることなく。

たくさんたくさん一緒に笑って、
たくさんたくさんお話して、
楽しい時間を一緒に過ごしてきたから。
だから、きっと“大好き”だということは伝わっていたと思うのだけど。

でも。
やっぱり言葉にすればよかったな、と今でも私は思っているのです。
何度も何度も“大好き”って伝えればよかったな、と―。
子ども達が、何の迷いもなく好きな人たちに「大好き!」と言うように。


年を重ねるにつれて感情を素直に出すのを躊躇してしまうこと、ありますよね?
そんなこと言わなくたって伝わっているだろう、なんて思うことも。
私も、そうです。

だけど、
大切な人たちには“大好き”と、
美しい風景を見たら“美しい”“奇麗”と、
楽しいことがあったら笑顔で“楽しい”と、
思うままに自然に表現できるって素敵だな、とも思います。
実際、表現されてる方に出会うと嬉しくなるし、幸せな気持ちを頂きますから。
私も少しでも近付けたら・・・、いいなぁ。


ちなみに私、今現在、母には「お母さん、大好き♪」と言葉に出して言います。
その都度、母からは
「小さな子どもが言うのは可愛らしいけれど、大きくなってからそんなことを言うのはおかしい。
自分の子どもを産んで、子どもからそう言ってもらえるようになりなさい。」
と言われています。

だけどね。
いつか子どもが生まれても、きっと私は一生母に伝え続けるでしょう。
「お母さん、大好き♪」と。
覚悟していてもらわねば(^^)


“想い”を素直に表現すること。
いつも朗らかだった友人から贈られた大きな大きなメッセージ。
どうもありがとう。



素敵な人に出会ったら、
美しい風景に出合ったら、
幸せを感じることがあったなら。

全部全部受け止めて、与えてもらったものを胸に抱きしめて―。
少しずつでも自分が変わっていけたらな、と思います。

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「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろう。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって」(中略)
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって…。その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」
        星野道夫『旅をする木』(文藝春秋)
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横?それとも縦?

2010-11-10 | 日記


「この写真、何を撮りたかったの?」
と、思われるかもしれませんね。

撮りたかったのは―。
“足場”です。
足場を見ると上りたくなる私。
子どもの頃は、鬼ごっこをしたことも。
今でも見かけると、ついつい注目してしまいます。

基本的に、プロの仕事場が好きなんですよね。
墨付けをしている大工さんの側にしゃがみ込んで、
「これ、なぁに?」と聞いたこともあったっけ。



先日職場に「魚の映像が欲しい」とおっしゃられ、
地元のテレビ局の方が来られました。
その撮影風景を興味深く拝見させて頂いていたのですが、
つぶやかれた一言に「あぁ、そうか!」と納得したというか、
難しさを垣間見たというか。

その一言は「“縦”で撮れるといいのだけどなぁ」でした。
写真ならば縦構図もありえますが、動画はなかなかそうはいきませんよね。
テレビの画面も映画の画面も、横長サイズですもの。

どの世界にも得意・不得意分野がありますね。
不得意分野をどう工夫し、カバーするか。
それが課題なのかもしれません。

モニターを後ろからこっそり見せてもらいながら、
(やっぱりプロの仕事をする姿は面白い!)
そんな風に感じた撮影風景でした。