海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

「森の時計はゆっくり刻む」

2007-09-07 | 日記
たまに行く花屋さんに、一枚の色紙が飾ってあります。
そこには、
「森の時計はゆっくり刻む」
という言葉が記されています。

目にする度に、私の中の時間の流れもゆるやかになるような気持ちにさせてくれるこの色紙。
書かれたのは、倉本總さんです。
この言葉は、著書『ニングル』の中に登場します。
『ニングル』はとても好きな作品で、その中でもとても心に残っている言葉です。
(『ニングル』については、去年の2月「知る権利、知らん権利」でも少しだけ触れています)


【チュチュのマグネット】

上の写真は私の愛用品のマグネット。
人形作家・与勇輝さんの作品の写真がプリントされています。
作品は『ニングル』に登場する主人公チュチュです。
広告などにも使用されていたのでご存知の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

チュチュ。
この言葉の意味は作品の最後で明かされます。
何度読み返しても、最後の最後で涙がポロポロとこぼれてしまいます。
読んでみたいと思われた方、最後のページまで順番に読んでくださいね。


さて。
現在岡山では、与勇輝さんの「人形芸術の世界」展が開催されています。

場所:岡山高島屋8階催会場
期間:9月5日(水) ~ 17日(月・祝)
     
この展示会、私は今年の3月に一足お先に広島で拝見してきました。
(その時の日記はこちら「人形芸術の世界」
とても素晴らしい作品の数々です。
与勇輝さんの作品を目にすると、優しく穏やかな心になります。
そしてその空間に流れる時間も、ゆっくり―。


皆さん、日々時間に追われ忙しい気持ちで過ごしていませんか?
私自身、一日の内少しの時間でも、ゆっくり・ゆったりとした気持ちで過ごせる時間が持てるといいなぁ、
と思っています。