海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

小さな小さな蕾に

2011-04-29 | 花と樹と緑と


お天気も良いことだし、「昭和の日」の前は「みどりの日」だったし。

ということで、今朝は庭でゴソゴソしておりました。

シランやカサブランカが勢いよく葉を出していたり、

ドクダミやユキノシタは競い合っていたり。

バラたちも順調です。


そんな中、ヤマアジサイの蕾を発見いたしました。


写真は、「伊予の薄墨」の小さな小さな蕾です。

直径7mmくらい。

数年前に父と金光の植木市で購入したヤマアジサイです。

この小さな蕾の中に、

美しく咲くいのちの輝きをギュッと秘めているのかと思うと、

観ているだけで力をもらえるように感じます。

何だか励まされているかのよう。


ヤマアジサイはいつも一足早いですね。

紅アジサイもたくさん花芽を付けてくれています。

花芽を見つけたときの、心がパッと明るくなるような嬉しい気持ち。

今年も、どうもありがとう。




こちらは鉢植えのツツジ。

実は、現在の様子ではなく・・・。

どういう訳だか、今年は先月末に満開になったのです。

昨年末には花芽を付けていて、屋内に入れていたら2月ごろから咲き始めました。

本来ならば、これからが見頃のはずなのにね。

でも―。

咲いてくれてありがとう。

家族みんな、今年も可愛らしいピンク色のあなたに会えて嬉しかったです。

また来年も美しく咲いてくれますように。



今日からゴールデンウィークですね。

どうぞ皆さま、良い思い出がたくさんできますように。



空を仰ぎながら

2011-04-26 | 思い、想う


『災害がほんとうに襲った時』中井久夫・著(みすず書房)を購入しました。
今、少しずつ読み進めています。

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 今回の東北地方の震災と神戸の事例では違うところが多い。それでもこの本は大事なことをたくさん教えてくれる。基礎にあるのは人間への信頼だ。自分たちの倫理観への自信。こんな目に遭っても自分たちは挫けないという自信。

平成23年4月24日付「毎日新聞」
「今週の本棚」から池澤夏樹氏の書評より抜粋
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有事の時、「どんな言葉を発するのだろう?」と気になる方が数名いらっしゃいます。
その中の一人が、池澤夏樹。
あれからずっと、言葉を探していました。
そしてやっと出合えました。

今回の書評は、単なる本の紹介・評でないと感じました。
今を暮らす“私たちへのメッセージ”が多分に含まれていると。
3月11日、池澤氏は『真っ先に中井さんの「災害がほんとうに襲った時」という文章を思い出』されたそうです。
その文章が再録されているのが、上記の本なのです。



池澤氏の他の言葉も探してみました。

4月 9日(土)「朝日新聞」朝刊の「終わりと始まり」というコラム。
4月13日(水)「読売新聞」朝刊に寄稿された「被災地を行く」という文章。

拝読して、少し心が落ち着いたように思います。
腹が据わるというか。
出合えてよかった。



今日の写真の花たちは、ハナミズキ。
空に向かって咲く花です。



同じ空の下に暮らす人々が、
生き物たちすべてが、
少しでも穏やかな時を過ごしていますように。

バトンタッチ

2011-04-20 | 花と樹と緑と


円通寺公園のサクラです。

ソメイヨシノからバトンタッチを受けて、八重桜が咲き始めました。



実は、まだほとんどが蕾状態。

暖かい日が続いたなら、今週末くらいには満開でしょうか。



1週間ほど前、満開のソメイヨシノの桜を撮っていたときのこと。

散歩中の男性から声をかけられました。

「この桜も咲いたら奇麗だよ」と。

まだまだ硬い蕾だった八重桜。

毎年のように楽しみにご覧になっていない限り、きっと気付かないはず。

「八重桜ですね」と言葉を返すと、にっこり笑顔で「そう」と応えてくださいました。

何だか嬉しくなりました。

ここの八重桜を同じように楽しみにしている方がいらっしゃることに。



円通寺公園には、数本の八重桜の樹があります。

ソメイヨシノとは違う美しさがあります。

ぜひご覧になってみてくださいね。



桜前線、どこまで北上したでしょうか。

桜の花とともに、どうぞたくさんの思いが届きますように。

この春だけでなく、季節が巡っても。

来年も、再来年も、ずっとずっと。

お地蔵さま

2011-04-19 | 思い、想う


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   愛美地蔵
このお地蔵さまは美を愛し
豊かな暮しを願い 子供の
成長と旅人の安全を祈る
地蔵菩薩として
昭和四十九年十一月三日
開眼式を行いました
  作者 榎本勝彦
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いつもなら、お地蔵さまや仏さまにレンズを向けることはありません。

この日は感じることがあり、そっと撮らせて頂きました。



愛美地蔵さまは、倉敷アイビースクエアの敷地内にいらっしゃいます。

樹齢何年でしょうか?

大きな大きな桜の樹の根元に寄り添うようにおられるのです。

この桜の樹とともに、

地元の方々はもちろんのこと、大勢の観光客の方々を見守ってこられたことでしょう。



美しい世界でありますように。

真に豊かな生活でありますように。

そして、人生という旅路を歩く、

“いのち”あるもの全ての足元を

そっと照らし続けてくださいますように。




いつもそこに優しい存在がいらっしゃることに感謝して。

合掌。

今年はプリン。

2011-04-18 | 記念日


いつものように大好きな苺を使ったショートケーキを幾つか。

そして今回初めて、ちょっと趣向を変えてプリンも用意してみました。

そうしたら-。

プリンを選んだ兄!

変化球?を受け取ってくれて良かったよ~。

 
   
 お誕生日おめでとうございます。

 今年の誕生日は、いつもの年より思うことがあったのでは?

 これからの一年、どうぞ笑顔がたくさんありますようにと祈っています。



ちなみに。

プリンの横に写っている期間限定の苺のスペシャルショートケーキは、

母のものとなりました♪

数十年前の今日、初めて“母”になった日ですもの。

母にも、心より“おめでとう”と“ありがとう”を贈ります。

あ。もちろん父にもね。

お父さん、どうもありがとう。

瞳にも心にも優しいお花たち

2011-04-17 | 花と樹と緑と


嬉しいお誘いを頂き、とある農園を訪れてきました。

ハウスの中に入った瞬間に、あま~い香りに包まれ、

目に飛び込んできたのは優しい色の花々たち。



スイートピーの花摘みという貴重な体験をさせて頂きました♪

農園の方にお聞きしたところによると、1万本もあるとか!

出荷までの作業は、大変なものでしょうね。



以前、私もブランターでスイートピーを育てたことがありまして。

なかなか茎がスッと伸びた形の良いものができず、「何でかなぁ」と思っておりました。

今日、疑問が解けました。

しかし、その手間をきちんとできるかどうかは・・・。

やっぱり、プロのお仕事は違いますね。




ホワイト・淡いイエロー、ピンク、薄紫。

早速飾りましたよ(^^)

ただ今、仕事場と我が家の玄関はあま~い香りに包まれています。

お花を眺めていると、本当に癒されますねぇ。


農園主さん、誘ってくださったOさん、ご一緒したみなさん、

楽しい時間、貴重な経験をどうもありがとうございました。



「海辺のねこ」にお越しくださった皆さまの元にも、

香りが届くと嬉しいなぁ。

桃の花に

2011-04-12 | 思い、想う


山々でも、平地でも。

桜の花と競うように、桃の花が咲き誇っています。


桃の花は、岡山県の県の花であります。

岡山県の桃の年間出荷量は全国6位。(清水白桃は1位)

原発で大変な思いをされている福島県は、全国2位です。


連日、東北地方では大きな余震が起きていますね・・・。

どうか早くおさまりますように。

皆さまが、どうぞご無事でありますように。

心穏やかに過ごせる日が、一日でも早く訪れることを祈っています。


祈ることしかできなくてごめんなさい。

でも、ずっと応援しています。

ここ岡山で、私のできることを頑張ります。



桃の花にありったけの思いを託して―。

花見日和

2011-04-10 | 花と樹と緑と


あまりにも良いお天気だったので。
仕事が終わってから花見散歩に行ってきました。
まずは魚霊塔のある住吉山公園から。
子どもの頃、毎日のように遊んでいた懐かしい場所です。
途中近所のおじさんに出会って、お話をしました。
「さっき咲いている木を数えたら40本だったよ。」
昔からすると本数が減ってしまいましたが・・・。
それでも毎年美しく咲き揃って迎えてくれます。
嬉しいですね。

そして、次に向かった先は円通寺公園です。
住吉山から円通寺公園。
散歩するにはちょうど良い距離にあるんですよ。



こちらも満開でした。
大切な方々と一緒に桜の花を愛でている皆さんのお姿。
拝見するだけで、幸せな気持ちになりました。



今日もまた、アップの写真を(^^)



1輪でも美しい桜の花です。



満開の桜の海と玉島港を望みながら、深呼吸をしてきました。
1輪1輪が目一杯咲いて、さらに素晴らしい風景を作り出す。
桜の姿から感じること・学ぶこと、たくさんありますね。


帰り道。
ちょっと寄り道をして、お墓参りをしてきました。
(我が家の墓地は、住吉山公園と円通寺公園の間にあるのです)
撮ったばかりの桜の写真たちをご先祖さま方に見てもらってきましたよ。
何だかとても穏やかな気持ちになれたひととき。
青空と桜たちに感謝です。



同じ空の下にいる皆さま方も、
どうぞ心穏やかなときを過ごせますように―。



【おまけ写真】


さてさて。
我が家に帰ってからもお花見をしました。
一生懸命咲いてくれたこの花は、花海棠です。

もともと父が育てていた鉢植えの花。
2年前から私の園芸コーナーへとやってきて、管理を任されていました。
どうなることやらと心配していたのですが、今年も美しい花を咲かせてくれました。
良かった~~~♪

ふふふ。
父よ、安心して下され。
花海棠さんは丈夫なようです(^^)

はて?
丈夫だから、何とかなると思って任されたのか…。
理由は何にせよ。
緑の手を持つ父に負けないように、これからも愛情をもって大切に育てるね!