海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

円通寺参道を通って

2007-09-23 | 玉島ってどんなところ?
ここ数日、しきびや花を手にお墓参りをする人々を見かけます。
秋のお彼岸になりましたね。

私も昨日、仕事を終えてから行って参りました。
我が家の墓地は、良寛が修行した円通寺参道のすぐ側にあります。
以前は歩いてお参りしていましたが、今は近くまで車で行っています。
一緒に行く家族の年、体調を考えると…、ね。

急な坂が続くので、毎度のことながら運転しながら空を臨んでいる気分になります。
まだまだ夏の暑さが残ってはいますが、空は高くなりました。
秋を感じます。

墓前に手を合わせ、ゆっくりと祈ってきました。
その後はすぐ近くにある親戚宅(数件)と幼馴染の家の墓地にお参りです。
これもいつものコース。
ささやかなお供え物を手向け、手を合わせてきました。
帰りは、車を停めさせて頂いているお寺さんのご本尊に感謝のお祈り。

今、自分がここに在ることに「ありがとう」と改めて感じた日、でした。



さて、ここで私がちょっと気になっている特別展のお知らせです。

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「倉敷市」40周年記念 第19回全国生涯学習フェスティバル参加事業
特別展「良寛 ―生誕250年記念―」

日時:平成19年10月5日(金)~11月18日(日)
場所:倉敷市立美術館 第2・3展示室
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我が街、倉敷市玉島には良寛が修行した円通寺があります。
私にとっての良寛、円通寺とは―。

【良寛】
あのとても有名な禅僧の生き方を知る前に、その「リョウカン」という響きは幼い頃からとても身近なものでした。
私が所属していた子供会の名前が「良寛子供会」だったのです。
フットボールのユニホームの胸に書かれた、赤い「良寛」という文字。
直接的というか斬新というか・・・。

【円通寺】
円通寺公園は遊び場のひとつでした。(春の円通寺の様子はこちらから)
円通寺は曹洞宗のお寺さん。
我が家も曹洞宗なので、先代の和尚様はお盆・お彼岸ともに拝みに来てくださっていました。
このことも「良寛」「円通寺」をとても身近に感じる要因です。

上記の特別展ですが―
生誕250年を記念して、良寛終焉の地・新潟県長岡市の木村家から門外不出の良寛作品を中心に展示会が開催されるそうです。
ギャラリートークやワークショップも予定されています。

滅多にない機会。私も是非とも拝見したく思っています。
良寛をお好きな方、書の愛好家の方も是非!

ちなみに会場となっている倉敷市立美術館は、建築家・丹下健三が設計し建てられた、元・市庁舎本館です。

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2 コメント

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良寛さま (三日月51)
2007-09-23 21:53:53
円通寺の売店で「天上大風」のコピーを買ったことがあります。その味わいや良寛の魅力を知るには、もっと人と作品に触れてみなければなりませんね。特別展に足を運んでみたいと思います。

無機質なコンクリート建造物の倉敷市立美術館は、なんだか冷たい印象ですが、その中に展示される作品群とのシンメトリーで引き立て役に回るのでしょうか。丹下さんて有名ですよね。
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新たな発見を楽しみに (mari)
2007-09-24 09:35:15
「天上台風」のあの書体、文字の意味をよ~く表した書き方だと思いませんか?風に吹かれて飛んで行きそうです。

よく分かりもしないのに、子供の頃から身近に感じていた良寛和尚。大人になって知識人達に人気がある方だと知り、不思議な感覚になりました。
私も特別展に足を運んで、新たな魅力を見つけてきたいと思います。

学生時代の先生が「今までお花見をした中で一番印象に残っている桜は、円通寺本堂前の大きな桜」と仰られたのを今でも覚えています。
雨に打たれているその桜がとても美しかったのだそうです。

倉敷市立美術館、飾り気が無いというか何というか。
今の市役所とはあまりにも対照的な建物ですよね。
でも、展示会をするにはいい空間なんでしょうね。
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