海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

夏越の祓

2011-07-31 | 季節を感じて・節句


7月30日は、茅の輪くぐりのお祭りでした。

以前ここで、「輪くぐり」についてご紹介したことがありましたね。

お正月から半年間の罪穢れを祓う夏越しの大祓で、無病息災を願う神事です。


今年は思うことが多く・・・。

しっかりと祈りを込めて参ってきましたよ。

帰宅してから、頂いてきた茅で輪を作りました。

数個作ったので、いくつかはプレゼントする予定です。


「海辺のねこ」を訪れて下さっている皆さまも、

暑い夏を乗り切り、どうぞ笑顔で新しい年を迎えられますように―。



鈴鹿8耐

2011-07-29 | 日記


2ヶ月ほど前のこと。
バイク好きにはたまらない話を聴きました。
鈴鹿8時間耐久ロードレースに、岡山から参戦する」
バイク好きにとっては憧れであり、夢の舞台。
話を聞いて即座に「応援するわ!!」と応えました。


参戦するのは「岡山Trouble Tribe」というプライベートチームです。
技術協力・部品加工に玉島にある中国職業能力開発大学校さん。
レースクイーンのコスチューム(児島のデニム生地使用)は中国デザイン専門学校さんが。
ももっちも鈴鹿に応援に駆けつけるそうですよ。


本日は、公式予選が行われた模様です。
決勝は、7月31日(日)10:30スタート/18:30ゴール 


花房一樹選手、佐藤大輔選手、チーム岡山Trouble Tribeの皆様、関係者の皆様、
応援しています。
精一杯、鈴鹿の夏を走りきってきてくださいね。




ちなみに―。
岡山のチーム以外に私が注目しているのは、伊藤真一選手です。
エントリーどうもありがとう~♪









真っ白な帆を上げて

2011-07-29 | 


3月19日。

友人から一通のメールが届きました。

あるHPにリンクが貼られただけのシンプルな本文。

開いてみると-。

「卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ」と題された、

渡辺憲司校長先生からのメッセージが綴られていました。

ツイッターなどで全国的に広まったので、ご存知の方も多いと思います。


拝読して、「“感動”という言葉だけでは片付けてはいけない」と感じました。

何十年も前に高校を卒業した私ですが、身の引き締まる思いがしました。



先月、書店に立ち寄ったときのこと。

ある一冊の本の題名に引き寄せられました。

『それでもいまは、真っ白な帆を上げよう』(旺文社)

すぐに気付きました。

渡辺校長先生のメッセージの中の一文だと。

副題に「3.11東日本大震災後に発信された、学長からの感動メッセージ」とあるように、

日本全国の学校で、生徒達・学生達に向けて発信されたものです。

ここで紹介されたような言葉を発する教育者に指導された皆さんは、とても幸せだと思います。

困難なときだけれど-。

希望が持てました。

勇気を頂きました。


上記の本の隣には、渡辺校長先生の書き下ろしの著書が置いてありました。

『時に海を見よ』(双葉社)

震災から3ヶ月近く経とうとした頃に、自己を見つめ直して書かれた本です。

 
  「祈りを行動にうつさねばならない。」


心にズシリと響く言葉が続きます。

これからの時を、改めて真摯に過ごさねばと思いました。

あの日から4ヶ月半が経ちました。

思いを新たに。

真っ白な帆を上げて-。

(なお、『時に海を見よ』の印税は東日本大震災で被災された方々への義損金として全額寄付されます。)

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 いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。
 いかなる悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。
 (中略)
 鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。
愛に受け身はない。
           立教新座中学校高等学校校長 渡辺憲司
**********************************


【余談】
卒業生へのメッセージを読んだ時、内容はもちろんのこと、その文章の美しさに心打たれました。
キレがあって力がある。
「専門教科は何だったのだろう?」と気になっていたところ、分かり、納得致しました。
日本近世文学だそうです。
粋なはずですね。

あぁ、私も。
少しくらいはキレのある文章を書いてみたいものです。

「言葉を風にのせて」

2011-07-24 | 日記


「第41回 めるへん児島 家庭教育学級」に行ってきました。

今回は「フリーアナウンサー森田恵子さんと素敵な時間を」ということで、

森田さんの講演と参加者とのトーク、朗読がありました。


何度か参加させて頂いている「めるへん児島」さんの「家庭教育学級」。

今回の内容をご紹介頂いた数ヶ月前から、必ず行くぞ!と決めていました。

何しろ、サンベスガール時代から拝聴していた大好きなお声ですもの。


声のトーンを変えたり、緩急をつけたり。

笑いあり、涙する方あり、そして頷くこと多々あり。

身振り手振りを交えての熱のこもった講演会でした。


今回、とても心に残ったこと―。

それは「聴く力」がとても重要だということです。

 
 “話す側よりも聴いている側が話をリードする”


実際、事前にどんな話をしようかと構想を練っておられたそうですが、

私たち聴衆の雰囲気で、考えていらっしゃったお話とは違うお話をされたそうです。

なるほどなぁ。


コミュニケーションを円滑にするには、聴き手の姿勢が重要ということを肝に銘じて。

これからの生活に役立てたいと思います。



それにしても圧巻だったのは、最後の朗読でした。

ご本人が思い入れのある絵本だと紹介された、

『風切る翼』木村裕一・作 黒田征太郎・絵(講談社)

言葉を、伝えるということを生業にし、

良きにつけ悪しきにつけ「言葉の力」というものを熟知しておられる方が、

講演を締め括るのに選ばれた作品。

とても心に沁み入りました。


朗読し始めてから一気に会場が静まり返り―。

聴衆のみなさんの集中度が、素晴らしさを物語っていました。

山本周五郎作品を朗読する森田さんの姿を存じ上げていますが、

また違った力で惹き込まれた気がします。


本当に素晴らしい時間をありがとうございました。

これからもずっとずっと応援しています。





めるへん児島さん、

この度も素敵な企画をどうもありがとうございました。

とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

あの空間・時間を共有した皆さまにも感謝です。


いつも楽しい企画をご紹介くださる森貞さん

お疲れさまでした。

今後の活動も期待しております。


Nちゃん、ご一緒してくれてありがとう。




【追記】

帰宅してから、朗読された作品について調べてみました。

2001年9月11日に起こった衝撃的な出来事、アメリカ同時多発テロ。

「いのち」のことをかき続ける木村裕一氏と黒田征太郎氏が、

一年後の2002年9月11日出版にこだわって作った絵本だと知りました。

感じ入る作品です。

ご存知ない方は、ぜひご一読を。


ひまわり通信 6

2011-07-24 | 花と樹と緑と


毎日、ひまわりを見ながら思うこと。

人間と一緒で、それぞれ個性があるなぁということ。

同じ日に植えたのに―。

背が高かったり、低かったり。

茎が太かったり、細かったり。

同じなのは、どのひまわりも一生懸命葉を広げて生きているということ。

バッタに葉っぱをムシャムシャ食べられてもね。



茎の先端に、何やら蕾らしきものを見つけました。

もしかして・・・。



近付いて撮ってみました。

これって、どう見ても蕾ですよねぇ。

まだ50cmくらいなのに、もう蕾が付いても良いのかな?

果たして150cmまで伸びるのでしょうか?

今後も注目してみます♪



土地を耕運機で耕してくださった方から、焼いた“もみがら”を頂きました。

「撒いとき~」と。

先日、一人でズリズリ袋を引き摺りながら撒いていたら。

いつも夕方散歩をしている近所のおばさまが手伝ってくださいました。

いつも皆さんの温かさに助けられています。

感謝☆




昨年朝顔の鉢をプレゼントした方から頂いた、その時の朝顔から取った種。

芽が出て、ぐんぐん伸びて、先日から花開き始めました。


わが家出身の朝顔を育ててくださった方がいて、種になって返ってくる。

それをまたわが家で育てて、花開く。

何だか里親プロジェクトみたいな動きをした朝顔さん。

今日もまた1輪咲いて楽しませてくれています。


来年の夏、元気いっぱいひまわりが福島で咲き誇るといいなぁ。

ご覧になった方が、笑顔になるといいなぁ。

土用

2011-07-20 | 日記


明日は「土用の丑の日」ですね。

今年はウナギが少なくて・・・、

値段が例年よりもお高めです。

しか~し、夏はやっぱり!!

栄養価が高くておいしいものを食べたくなるのでありました。



明日は仕事でバタバタするだろうから―。

元気を付けようと、ひと足お先に今日の昼食に“うな丼”を頂きましたよ。

(といっても丼ではなくお茶碗で、でしたが。)

肉厚でふんわり。ウナギの骨を一緒に煮込んだタレの味もおいしかった~♪

「土用の丑の日」ならぬ「土用の子の日」、堪能です!





大きな大きな台風が来ましたね。

被害のあった地域の皆さま、心よりお見舞い申し上げます。

これから関東や東北あたりに風や雨の影響が出てきそうです。

どうぞお気を付けなさってください。

どうか何事もありませんように―。



風当たりの強い海岸道路沿いに植えたひまわりたち。

まだそんなに背丈が伸びていなかったからか、

何とか持ちこたえてくれました。

その姿を確認し、ひと安心しました。

どうもありがとう。


いとめでたし。

2011-07-18 | 日記


嬉しい、嬉しい、朝でした。
本日の早朝、どれだけ多くの方々が手に汗握りテレビの前に座っていたことでしょう。
私もその一人でした。
声をあげ、拍手をし、エキサイトした120分間。
魅せられました。元気を頂きました。

なでしこジャパン。
サッカー女子W杯優勝、本当におめでとうございます。
そして、心からどうもありがとう!!

あきらめず、最後まで一生懸命走り抜いた選手たちの姿。
真剣な表情。そして笑顔。
コメントも素晴らしかったですね。

日本にとって忘れられない大きな大きな贈り物を届けてくださったと思います。
精神的にも肉体的にも強い大和撫子たちに、
只々、感動と感謝の気持ちでいっぱいです!
彼女たちを見習って、いつかきっと、私も強いなでしこになるぞ~。


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「草の花は 撫子。唐のはさらなり、大和のもいとめでたし。」

【語釈】 
 撫子 やまとなでしこ。河原なでしこ、とも。秋の七草の一。
 唐のは からなでしこのことで、石竹ともいう。
 大和の 大和なでしこ
【現代語訳】
「草の花は なでしこ。唐なでしこはいうまでもない、大和のなでしこも、とてもすばらしい。」
      『枕草子』 全訳注 上坂信男 神作光一(講談社学術文庫)
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花のちから。植物のちから。

2011-07-17 | 花と樹と緑と

花を、植物を、育てていらっしゃる皆さん。
この時期の水遣りには、特に気を付けていらっしゃるのではないでしょうか?

私も毎日、陽が落ち始めると―。
せっせと水遣りをしています。

職場の駐車場のひまわりと、事務所前のバラなどの鉢植えたち。
わが家の庭。
それから、私だけの園芸コーナー。



写真は2日前のものです。
職場のひまわり、順調に大きくなっていますよ~。

今日みたいに日中カンカン日が照ると、夕方には地面がカラカラの状態になっています。
水を遣ると、吸い込む吸い込む。
暑いとね、植物も人間と一緒ですね。
のどが渇くのです。



こちらは、私だけの園芸コーナーで育てている鉢植えのひまわりたちです。
職場の駐車場は、以前に高潮被害にあった場所だから・・・。
実は、何かあったときの備えに鉢植えもしたのです。
鉢だと移動ができますからねっ。



でもやっぱり・・・、地植えのものと比べると線が細いなぁ。
花が、見事に咲いてくれるといいのだけど。


ちなみに私の園芸コーナーですが、ただ今、鉢数50を裕に超えています。
ちょっと前までは30そこそこだったのですが、この夏20鉢以上仲間入りしたのです。

ひまわりだけで12鉢。
アサガオが3鉢。
昨年10鉢以上アサガオを作り、数名の方に差し上げました。
その中のお一人が「今年まだ植えていなかったら、あげる!」とおっしゃって、
苗と種を下さったんです。
別の方からは、「懐かしいじゃろ~」とホウセンカを2鉢頂きました。
バラの挿し木も数鉢。

並んでいる鉢を眺めていて思ったのですが、頂いたものが半数以上を占めています。
みなさんの温かなお気持ちに感謝!


わが家の庭では、キキョウ、風蘭、ギボシ、カサブランカ、紫陽花が咲いています。
秋海棠の葉っぱも茂ってきました。
父がよく手入れをしていた庭です。
引き継いで大切に育てなくっちゃ!


太陽と水、土、風を感じながらの水遣りの時間。
虫(カニやフナムシも)たちもやってきて。
生きものたちの生命力に励まされながら、癒されながらの至福のひとときです。




さて。
以前、ご紹介しました「スイセンプロジェクト」。
「私も参加したいのだけど。
 わが家の庭にはスイセンがなく・・・。
 ブログにて紹介させて頂くことで、気持ちだけ参加します。」
と、綴りました。

が、何と―。
収益の一部が、このプロジェクトの活動資金となる手ぬぐいが発売されたのです。
手ぬぐい大好きの私。
早速発注♪
届いたのが、上の写真の2枚です。

デザインが良く、職人さんたちの手によって染め上げられた手ぬぐいたち。
素敵なんですよ~。
関わったみなさんの思いが目に見えるようです。

手ぬぐいができるまでの過程が、「スイセンプロジェクト」のHPに詳しく掲載されています。
ぜひご覧になってみてくださいね。(「スイセンプロジェクト」http://suisen-project.com/)


そしてこちら↑の情報で、
「趣味の園芸・編集部の仲間が素敵なサイトを立ち上げました!
 全国、そして被災地の花のプロジェクトを一つにまとめようという試み。」
があることを知りました。

素敵なサイトは、趣味の園芸のHPにあります「花と緑による地域復興支援情報」です。

 
 花好きだから。
 
 植物好きだから。
 
 “だからこそ”
 
 できることがある。


応援しています。
私もできることで参加しようと思っています(^^)
お花好きのみなさま、要チェックですよ~~~。



さ、明日もせっせと水遣りをするとしましょう。

 花も緑も、
  
 みなさんの、私の心も
 
 潤いますように―。

夜空に咲く大輪の花

2011-07-16 | 日記


この夏初の、花火を観ました。

夜空に咲く黄色や赤、緑、青など色とりどりの大きな花たち。

近くで、それも贅沢にも?寝転がって観ていたから、

降り注ぐかのようでした。



花火って、目だけでなく耳でも楽しめますよね。

「ヒュルルルルルルル~」「ドーン」「パラパラパラパラ」

あの音がたまりません。

夜風も心地良く最高です。



花火師の方々、素晴らしい花火を打ち上げてくださってありがとうございました。

お祭りを開催するために尽力された皆さま、お疲れさまでした。

花火を打ち上げる前に、被災地への祈りを込めたご挨拶がありましたね。

きっとあの場にいた人たち皆、感じるものがあったと思います。

心に残る一日をありがとうございました。



お祭り、また来年もあるといいなぁ。期待しています。

心に太陽を

2011-07-11 | 思い、想う


写真は今朝のひまわりたちの様子です。
お日さまの光を全身に浴びて元気いっぱい。

さて、みなさま。
ここで影に注目してご覧になってみてください。
何かお気付きになりますか?


実は、葉っぱが太陽の昇ってくる方角(東)に向いているのです。




こちらは、夕方に撮ったものです。
草の生えている場所を確認して頂けるとお分かりかと思いますが、
朝とは逆方向(西)に向いています。

漢字で表記すると「向日葵」。
花だけでなく、葉っぱも太陽に向かうものなのですね。
初めて知りました。
ひまわりって思っていたよりもずっとずっと、
お日さまととても仲良しの植物のようです。


さぁ、ひまわりを見習おう。
元気や笑顔は、広がっていくものだと思うから。
まずは私自身から。


心に太陽を。
明るい方へ、明るい方へ。
自分のできることを粛々とやりながら。
笑顔で元気に、一日一日を大切に生きていこう-。



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 心に太陽を持て  ツェーザル・フライシュレン

 
 心に太陽を持て。
 あらしが ふこうと、
 ふぶきが こようと、
 天には黒くも、
 地には争いが絶えなかろうと、
 いつも、心に太陽を持て。

 くちびるに歌を持て。
 軽く、ほがらかに。
 自分のつとめ、
 自分のくらしに、
 よしや苦労が絶えなかろうと、
 いつも、くちびるに歌を持て。

 苦しんでいる人、
 なやんでいる人には、
 こう、はげましてやろう。
 「勇気を失うな。
 くちびるに歌を持て。
 心に太陽を持て。」


 山本有三:訳 
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