作曲 アラン・メンケン
演出 グレン・カサール
キャスト
アリエル | 谷原志音 |
エリック | 竹内一樹 |
アースラ | 鈴木釉佳之 |
トリトン | 田島亨祐 |
セバスチャン | 黒川 輝 |
スカットル | 堀米 聰 |
グリムスビー | 星野元信 |
フランダー | 大村真佑 |
フロットサム | 平田郁夫 |
ジェットサム | 中橋耕平 |
シェフ・ルイ/リーワード | 川原信弘 |
あらすじ
ある日、主人公の人魚アリエルが、海で溺れている王子エリックを助けます。アリエルは魔女アースラとの契約でその美しい声と引き換えに人間の姿となり、憧れていた陸の世界へと足を踏み入れますが、3日の間にエリックとのキスを交わすことが出来なければ、アースラに魂を奪われてしまいます。エリックは、自分を助けてくれた女性の美しい歌声を頼りに捜索をはじめますが、二人が陸の上で出会った時、アリエルは声を出すことも会話を交わすこともできません。果たしてアリエルは、契約の時間までに王子様とのキスを交わすことができるのでしょうか…。
「アラジン」、「ノートルダムの鐘」と、四季がなんとなく変わって来ていると感じる今日この頃。リトルマーメイドももうすぐ東京公演が終わってしまうということなので、大井町まで足を延ばしました。「美女と野獣」で娘たちと来てからはや7年がたっておりました。
今回、最前列ということで浮かれて客席に入りましたが、誤りでした
舞台に映し出されたタイトルからもう、見上げる感じ。そうだ。。この作品はフライング満載だった。。。こういう、舞台を上下左右(特に上)いっぱいいっぱい使う作品はもう少し後ろ、または2階からがよかったかも。終始、海の底から海面を見上げるような感じで首が疲れました
でも、アリエル可愛かった谷原志音さんて、ものすごく可愛いうえに歌もお上手王子エリックはちょっとイメージ違いかな?と思いましたが、お話が進んで行くに従って若い頃の石丸さんの雰囲気を感じました。
何せトリトン大王やタコの魔女みたいなアースラ(トリトンの妹だったのね)、人魚たちも海の中なので、髪の毛がとんがりコーンみたいに上に向かってとんがってました地上ではダウンスタイルでふわっとしてて素敵なのにね
海キャストがみんなぶんぶんフライングしたり、立っている時も常にゆらゆらゆらめいていたりと、海の中感満載でした。魚たちの回遊や海蛇チームのローラースケートもとても素敵。
トリトンとアースラはやっぱり圧倒的存在感でした
あ、男性アンサンブルの中に東宝で活躍していた俵和也くんのお名前みっけ!早く気が付けばよかった!
最後の方は父・トリトンと娘・アリエルの「結婚前の父娘」的な場面で何とな~くじわっと来てしまい、親離れ&子離れって切ないわ~と泣けてしまいました。
お話は私が子どもの頃に読んでもらった「人魚姫」とは違い、ハッピーエンド
まあ、ミュージカルだし、こんな感じの終わり方でいいんでしょうねえ。。と思いつつ、絵本「人魚姫」で、お姉さんたちが心配して海から頭だけ出して人魚姫を必死で説得する場面や、王子が勘違いして他の女性を選んでしまう場面の悲しさ、大切な王子を守るために海の泡になって消えてしまう、はかない結末なども心をうつのになあ。。と思ったりもしたのでした。でも知ってました?私が絵本で読んでもらったのはここまででしたが、続きがあります。後から知ってびっくり。人魚姫、泡になって終わったわけじゃなかったんです!
人魚姫が海の泡となったその時お日様の光が優しく、あたたかくその泡にあたり人魚姫の泡はどんどん空へと上っていき空気の精となります。
空気の精が言います
『わたしたちは、人間の愛などなくても永遠に生きられるのよ。重苦しい熱病が人間に死をもたらす暑い国へととんで行って、すずしい風をはこぶの。空気を花の香りでいっぱいにして、安心と癒やしをもたらすの。300年のあいだできるだけ、よい行いをしようとすれば不死の魂と幸せを手に入れるのよ。かわいそうな人魚さん、あなたも心からよい行いをしてきたのね。苦しんで、たえて、空気の精の世界にのぼってきたのよ。これであなたも、自分の力で不死の魂を手にいれられるわ』
そうして人魚姫は空に浮かぶバラ色の雲にむかって舞い上がっていきました。
・・・なんと美しい物語。アンデルセンすごい。
平日なれど幼児連れも多く、お子さんが騒いだりしそうなときは親子観劇ルームをご利用くださいとのアナウンスもありましたが、2幕のすごく肝心な場面で「やだ~もうやだ~」と騒ぐちびちゃんがいました。。。暗かったりこわかったりしたんだろうけれど。。。。残念でした。
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