監督:マット・リーヴス
シーザー: アンディ・サーキス
大佐: ウッディ・ハレルソン
バッド・エイプ: スティーブ・ザーン
モーリス: カリン・コノバル
ノバ: アミア・ミラー
高度な知能を得た猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿たちを率いるシーザーは森の奥深くの砦に身を潜めていたが、ある晩、人間たちの奇襲を受けて妻と長男の命を奪われてしまう。敵の冷酷非道なリーダー、大佐への復讐を誓ったシーザーは仲間たちを新しい隠れ場所へ向かわせ、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出る。道中で出会った口のきけない人間の少女ノバや動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐のいる人間たちの基地にたどり着くが……。
10月はなんだかめちゃくちゃ忙しかった上に台風まで来ちゃって大変なことになっており、口内炎はできまくりだし、歯肉は腫れるしでさんざん。。やっとゆっくりできそうなので岩合さんの「猫あるき」の映画でも観ようかな~と思って近くのシネコンに行ったところ、「民衆を導く自由の女神」があのシーザーになっている大きな絵画風ポスターがバーン!と目に入りました。そ。。。そうだった。猿の惑星 封切ってたんだった。。。一作目から何故か欠かさず観てきたこのシリーズ。特にシーザーをアンディ・サーキスが演じるようになってからはもう、恋心と言っても過言ではないほど釘づけだったのに。私のあほ~っっ
・・・と、いうわけで のほほんと青森の猫親子の日常を追うはずだった休日は、猿人間の聖戦にとってかわられたのでした。そして、いきなりの戦闘シーン。。あちゃーいきなり殺し合い始まっちゃうの~やっぱ猫にしとけばよかったかな ←だから聖戦なんだってば。。
猿の惑星、最初の頃は事故で未来を見てしまった気の毒な人間と極悪猿と、ちょっとは人間に興味ある知的な猿博士たちという感じの話だったのですが、(第一作のラストの衝撃は今でも鮮烈だけど。)創世記からは徐々に猿寄りに感情移入するような作りになってきましたね。今回などはもう、人間は9割方が悪人。ていうか生きている善人はひとりだけであとはみ~んな悪。ひとり「この人、最後には味方になるんじゃ?」と思った人がいましたがとんでもない。
「猿は猿を殺さない。」きっぱり言い切るシーザーがどんなに高邁な精神の持ち主に見えたことか。もう、いっそのことこのまま地球を猿の惑星にしちゃったほうがずっと平和な世の中になるんじゃないかと思いましたよ。
コッポラ監督の「地獄の黙示録」やスティーブマックイーンの「大脱走」を思わせるシーンもあり、そりゃもう大迫力でした。全身全霊をかけて家族を一族をなんとしても守ろうとするシーザーや仲間の猿たち。退化への恐怖から狂った行動を起こす大佐。抗えない兵士たち。人間たちのなんと哀れな事か。
もうね、もうさ、戦いはいいから、この後はなんていう名前の惑星になってもいいから、猿も人間も猫もパンダも、みんな仲良く幸せに暮らしましたとさ、といった幸せな後日談作ってください。。。
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