Japon(ジャポン)
私たちがイメージするところの「フランス人」があるように、彼らにも私たちに対する何かしらのイメージがあることだろう。極東にある国、柔道・空手の国、サムライの国、ハイテクの国。サブカルチャーも人気があることだろうし、最近では「東京はうまい」と言ってミシュランがガイドブックを出版、東京は世界で最も星の多い美食の都、と目されている。
こんな面白いエピソードがある。碧は、フランス人が「日本人は盆栽という木をいじめる文化を持つ人だと思っていた」と言ったのを聞いて、衝撃を受けたそうだ。
私と香港の友人は、フランスの友人のアーモンド色でふわふわした髪の毛をたいそう素敵だと話した。そうしたら彼女はこう答えた。「あなた達のその艶のある豊かな黒髪に、とっても憧れる」
社交辞令かと思っていたが、そうばかりでもないらしい。黒に憧れる傾向があるので、黒髪の子はモテるのだそうだ。資生堂の宣伝文句「アジアンビューティー」は、的を射たキャッチコピーなのである。
これは私の見聞きした、とあるフランス人の見た日本人(アジア人)像であり、他にもきっと「イメージ」にまつわるたくさんのエピソードがあることだろう。ただイメージというのは、「比較的」「概算すると」「こんな傾向がある」、くらいにとどめておけばよいと私は考えている。
例えば出会った友が、料理下手で、芸術的センスのかけらもないフランス人だったとしても、それはさほど問題ではない。重要なのは、自分と気が合うかどうか、それだけなのだから。
相手をイメージで括ることなく、一緒に笑い、一緒に涙する友を見出す。それは、ガイドブックやインターネットに氾濫している決まり文句ではわからない。自分のハートを頼りに世界を巡る、それが地球散歩の醍醐味なのだ。[y]
そうなんですよね、外に出るとあたかも自分の出身国の代表者のように思われてしまうので、戸惑いますよね。
イメージにとらわれず、ハートで友を見つけられたら、それって(本当は自然なことなんだけど)とっても素敵ですよね!
日本人なら、イタリア人なら…そういうイメージが壊れた瞬間、友情が生まれるような気がします。ステレオタイプの人間としてではなく、その人の個性に関心が向けられるからです。
「フィーリングで会話」っていいですよねぇ~♪心を許して何でもお話しする友がギリシャにいるなんて、羨ましい~(>▽<)!
結局最後まで残るのはそんな仲間達。私もいつか、自分の殻を破って、オープンハートの旅に出たいと思いまっす♪
私がギリシャで出会った友達は、やはり気が合う人ばかり。特に仲良しの友達は言葉の壁を感じないほど心を許して何でも話せる友達です。滞在中は度々お茶をし、今は1時間近くの長電話。よく「一体、何語でしゃべっているの?」と聞かれるのですが(笑)、英語、ギリシャ語、あとはフィーリングで会話も弾んでしまうんです。
「ハートをたよりに世界を巡る」そんな旅に出たいなぁ。