地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

電車

2011-11-01 21:59:08 | スペイン語

tren(トレン)

 スペインでは電車の旅を良く楽しんでいる。
 新幹線のAVEから在来線に至るまで北へ行くにも南へも、電車の旅は楽しい。
 もちろん、バルセロナやマドリッドの地下鉄も大活躍する。
 この電車は、国鉄レンフェのバルセロナから方向的にはフランスの方に向かっている電車で、ダリ美術館に行く時に乗った。
 小旅行へ行くのにぴったりの、向かい合わせの座席に座り、長いトンネルを抜け、緑とレンガの建物が心落ち着かせる車窓を楽しんだ。

 スペインの電車は乗りやすい。駅の表示もわかりやすく、迷うことはほとんどない。
 一度、内陸のクエンカへ出る際に乗りそこなったことがった。
 駅に着くと、駅員さんが「もうすぐ出るから早く行きなさい!」と声をかけてくれた。
 指差して教えてくれた電車の前に着くと、ドアは閉まっていた。
 ああ、すんでのところで間に合わなかったのだ!と、がっかりしたものの、電車が走る気配がなかった。
 待てど暮らせど電車は出発しないし、ドアも開かない。
 止まっているなら、乗せてくれたら良いのに…こんなときに限って他に乗客はなく、駅員の姿もなかった。
 しばらくして電車は走り去り、私はそれから次の電車が来るまで3時間を、スーツケースを抱えてホームで過ごした。
 やっときた次の電車もドアが開かない!後から来た乗客が、私を不思議そうに見ながら、車体のボタンを押した。

 帰国後、「え?手動の電車に乗ったことないの?」と、驚かれたが、東京の山手線育ちにとって、電車とは2分に1本やってきて、ドアは人を挟もうが何しようが閉まってしまい、乗車率120%でも、ガバッと開いて、人を放り出す乗り物である。

 物語を楽しむシアタートレインは、ホームから役者が芝居を始め、電車の中と観光地を巡る。
 春にはイチゴ電車が走り、たっぷりとイチゴを食べることができる。
 乗る楽しみだけでなく、スペインの電車にはイベントも沢山ある。[a]

枕木の数だけお願いね…

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