「もしも自分の目の前で人が倒れていたら、どう行動すればよいか?」
1月25日 ピッコロシアター中ホールにて職員とピッコロ劇団員がもしも…に備えた救命講習を受けました。
尼崎市消防局の救急隊の方々の指導は熱の入ったものでした。
ベテラン隊員の見本を見た後は2班に分かれ、ひとりひとり、実際にやってみました。
まずは意識確認「大丈夫ですか?」
「ここに倒れている人がいます。集まってください!」
「ボーダーのセーターを着た女性、119番通報してください。
隣の黒い服の男性はAEDを持ってきてください。AEDが無くても戻ってきてください」
意識と呼吸の確認をして呼吸をしてないようならいよいよ胸骨圧迫です。
胸骨圧迫の速さは1秒に1回より速め。
「もしもしかめさん」の歌のリズムくらいだそうです。
30回したら人工呼吸へ。
簡単そうに見えて、力とコツが必要でした。
なかなかお手本通りにはできません。
「胸骨圧迫を続けてください」
「ひじはまげないで体重をもっとかけて」
「体をもっと前にもってきて」
「バウンドしないように、1ヵ所を強く押して」
救急隊員のアドバイスがホールに響きます。
AED(自動体外式除細動器)の使い方も教わりました。
AEDの機械に触れるのは今回が初めて。
こわごわ電源をON.…
電極の付いた胸パッドを絵の通りの場所に貼り、音声の指示にしたがいながら電気ショックのボタンを押しました。
胸骨圧迫とAEDは意識が戻るか、救急隊が到着するまで行わなければなりません。
「とにかく、胸骨圧迫とAEDはやりましょう」
救急隊員の力強い言葉が印象的でした。
尼崎市消防局の救急隊のみなさん、ご指導ありがとうございました!