ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

舞台技術学校の実習風景

2012年07月25日 | 演劇学校・舞台技術学校

ピッコロ舞台技術学校です。
先日1学期の授業をすべて終え、生徒のみなさんは1か月の夏休み。
・・・の前に、2学期から自分が進むコースを「美術」「照明」「音響」のうち1つに決めないといけないので、今は頭を悩ませている生徒さんもまだまだたくさんいらっしゃる状況です。

コース分けの指針になるよう、1学期の授業に組み込んでいます実習をご紹介いたします。


「舞台機構操作実習」

7月はじめに3回にわけて行われたこの実習。
生徒のみなさんは3班にわかれ、1日ずつ各セクションをまわって舞台機構の基本を学びます。
美術では緞帳や幕の上げ下げや煙の効果を出したり、舞台監督さんのお仕事も体験。



照明と音響では実際にフェーダー操作をして、明かりをつけたり消したり、音楽を流したり効果音を付け加えたり。
「真夏の一日」と題した曲にあわせて、3つのセクションがひとつになり舞台を作り上げました。


「クラシックコンサート実習」

7月の最終授業で行われました。
ピッコロシアター大ホールの、普段皆さんの目に触れることのない「反響板」という装置の設営見学からスタート。



その後、照明をあわせたりマイクを準備したりの下準備を見学したのち、
ソプラノ歌手の小梶史絵さんとピアニスト松田千夏さんにご協力いただき、プッチーニの歌劇「トスカ」を題材に、3つのセクションにわかれ、クラシックコンサートの基本を学びました。



入学当初から心に決めていたコースにさらに手ごたえを覚えた方、
思ってもいなかったコースに心が揺れて悩んでる方・・・ いろんな声が聞こえてきていますが、
みんなが思う良い道へ進んでいってもらいたいと思っています。

舞台技術学校担当:中川