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ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

「今井と山田」 新コーナー誕生!

2008年08月04日 | テレビ・ラジオ情報
毎週月曜日のお昼にお楽しみいただいている「今井と山田。」

今週のゲストは「広瀬綾子」
演劇教育の研究にかける思いと現在行われているファミリー劇場「飛んで孫悟空」の稽古場でのアンダースタディなど語りました。

そして「さちこのデ・ニーロ日記」にかわる新企画「さちこのやっちゃいなよ!」も登場。
ますます聞き逃せない「今井と山田。」と一度お聞き下さいね。

番組担当:安積

高校教師佐藤です。 7月のまとめ

2008年08月04日 | 劇場の話題
ホームページをご覧の皆様、暑い日が続きますが、お元気でしょうか?
高校教諭佐藤です。

さて、7月は「ローゼ・ベルント」「子どもと楽しむ狂言会」「夜のキリン」と中旬に自主事業公演が集中してありました。
このうち「子どもと楽しむ狂言会(大ホール)」と「夜のキリン(中ホール)」が、自由席での公演でした。

8月には「桂枝雀一門会」「飛んで孫悟空」が控えていますが、「飛んで孫悟空(大ホール)」は自由席での公演です。
指定席公演と自由席公演とが交互に来ている感じですね。
そこで、といってはなんですが、今月は、『自由席公演を楽しむ』ということでお付き合い願いたいと思います。

私が研修で実践させていただいている劇場業務の中に、プレイガイド業務(公演の座席券販売業務)があります。
指定席公演の場合、お電話・あるいは劇場窓口でお客様のご要望を伺いながら座席を選んでいただいたり、こちらからご提案させていただいたりするのですが、やはり、「良い席(見やすい席)はどこか?」ということがお話に上ります。

落語など、演者が舞台中央から大きく動かないような演目では「できるだけ前で」というお客様がいらっしゃいますが、普通は、大ホール中央ブロックで、舞台面より少しだけ高い列の真ん中付近の座席を希望される方が多いですね。
指定席の良いところは、当然ですが、ご希望のお席で確実に見ていただける(開演時間に遅れて来られた場合は別ですが…)ことです。

それに対して、自由席の良いところは何でしょう?
「早く来れば、座席券を買うのが遅くても、良い席に座れる」?
そうですね。
そうなんですが、「もう一声!」というところでしょうか。
「当日の舞台(舞台装置)を見てから座る席を決められること」、私はこう考えています。

例えば、「子どもと楽しむ狂言会」では、舞台正面中央もいいのですが(実際、ここを選ばれたお客様が多くて、解説タイムの「太郎冠者せりふ」「動物泣きまね」などは盛り上がってましたね)、演目に「二人袴」がありましたので、舞台近くで舞台向かって左側に寄った席(橋掛かり側の席)も良かったですよ。
舅殿の家の前で兄弟が何度も袴を脱ぎ着するやりとりや、前だけ袴をつけて座敷に上がったときの、着流しのままの兄弟のお尻(笑)が良く見えて、さらに笑えました。

「夜のキリン」では、舞台向かって左側に喫茶店の入口ドア、右手に二階(住居部分)へ上がる階段がある、喫茶店の店内が舞台でしたが、ずばり、客席中央ブロック右端の4段目あたりがベストだと思いました。
ここは何がいいかというと、舞台全体が見渡せて、かつドアのほぼ正面なのです。

登場人物の印象的な登退場、テーブル席とカウンターのやり取りもすっきりと良く見えました。
さらに!ドアのガラス部分に俳優さんの表情が映って見え、他の角度からは見られない「画」が見られる、というおまけ付きでした。

どうですか?当日劇場で舞台の形を見てから座席を決める、というのもなかなかいいでしょう?
さぁ、皆さんなら「飛んで孫悟空」、どのお席からご覧になりますか?
今月はこの辺で失礼致します。