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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

雨を見たかい

2013年07月13日 | 音楽

 

先日のBS「Hello フォトラバーズ」は中村雅俊がゲストで、どうやら人物のアップが好きらしく、プロから、「いいですねえ有名人は」と言われていた。これは、有名人(芸能人)が人物を撮るとき、被写体は怪しむどころか喜んで撮られに来るから羨ましいということを言ってるのだ。多分、このプロも人物では苦労してると思われる。一般的にプロの写真家と言っても顔は知られていない。そして大体が怪しい風体である。警戒されるのはまず間違いない。その点有名人はということなのだが、これこそが有名人の特権である。プロは本当に羨ましそうだった。

今回のロケは船で川を遡るというもので、しかも雨が降っていた。この場合、BGMは何をかけるのか、と状況から推測しようとすれば人それぞれいろいろ出てくるかもしれないが、見てる時はそんなことは考えていない。つまりだらだら見てるのだ。そこにイントロが流れてきた。その瞬間クイズのボタンを押しそうになった(脳内で)。イントロクイズである。結構早かった。答えは「雨を見たかい」(改めてみると変なタイトルだが原題がhave you ever seen the rainじゃあしょうがない)だ、CCRの。と言ってもピンと来る人は少ない、と思う。1971年の曲だもの。そんな古い曲だが、個人的にはこの頃(70年代)の音楽が一番体に染み付いている。この曲も特別好きでもないのに。

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雨池 収穫ゼロの道

2013年07月12日 | Weblog

やっと天気になったということで、念願の雨池に行く。ここは八ヶ岳の端っこに位置し、標高はほぼ2000メートル。といっても峠の駐車場からは3キロほどの距離で、歩いて約1時間だ。目的は、この時期に発生するオオトラフトンボを見ること。去年一度来ているので、どんな道かは分かっている。ぬかるみなどがあるので、長靴に履き替え出発した。下界は30度という時でも、やはりこの辺りに来ると長袖は必須。風が強いのもあるが、木陰に入るとそれでも寒いくらい。笹薮がおおいコースを辿っていくと、直ぐに原生林の林間コース。今回改めて思ったが、かなり歩き辛い。岩がゴロゴロのしかも坂道が多く、オマケに暗い。道中、見るべきものもない。喜ぶのは苔マニアくらいなものか。

 

 

原生林を抜けると、やっと明るい林道に出る。そこからは1キロくらいか。雨池に到着。水源は名前の通り雨なので、前回よりは梅雨のせいだと思うが水面が大分広い。

 

 

が、風が強く飛んでるトンボの姿は全く見えない。いたのは、別にここにこなくても普通にいるナツアカネ?だけだった。一ヵ月後だと、ムツアカネ一色になるのだが。

 

 

水の中に見えたヤゴは、ナツかムツか?

 

 

いずれにしろ、目的のオオトラフトンボの気配はない。一応池を一周したがやはり駄目。仕方ないので、持参のジャンボンサンド(ハムサンド)ど黒ビール(モドキ)で昼飯とする。

 

 

このジャンボンサンド、今回はちゃんとそれなりのハム(増量剤、アミノ酸なしのモモのハム)を用意して、バターを塗っただけのバゲットに挟むというより本場スタイルの本格派だったので(ピクルスは偶々あったので入れたが、普通は入れない)...美味。黒ビール(モドキ)ともよく合う。結局、このサンドを食べるために雨池に来たようなものだ、と他に収穫がなかったので無理やり思い込ませた。それにしても、トンボに限らず、これほど収穫がなかったのも珍しい。他に面白いものもなかったので最後に、こんな峠道を自転車で登ってきた元気なサイクリスト(60くらいのおじさんだった)がいたので、その自転車とかすかな後姿を。

 

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羽化ラッシュ

2013年07月11日 | 生き物 自然

 

前回、そろそろヤンマ系も羽化しそうだと予想したが、予想通り10日の夜始まった。それも結構早く、9時ごろ上陸し、10時ごろに羽化開始となった。それでは時間軸に沿っての写真を。一枚目から21:00、22:00、24:00。

 

 

どうやらルリボシヤンマのようである。残る1頭も今日当たり羽化するかもしれない。それよりこの日は、ちょっとした羽化ラッシュで、ビオトープアネックス2号のタカネトンボも羽化した。これはルリボシヤンマよりは大分遅くれて羽化したようだ。24:00の時点では全く気配がなかった。朝5:00に確認した時(つまりこんな時間にも観察したわけである)この状態だったのだ。この姿から推察すると上陸は3:00近くなのではないか。二枚目は、その前日に羽化した別のタカネトンボ(ほぼ完成)。

 

 

そして更にもう1頭、オオシオカラトンボもビオトープで羽化していた。こちらは23:00ころ上陸。写真は5:00。因みにこの時間にはもうルリボシヤンマの姿はなかった。

 

 

そして更に更に、裏の水路ではオニヤンマが羽化したようで(ここのところ毎年2頭ほどが羽化する)、その羽化殻が残こされていた。半径5メートルの範囲で実に活発な羽化運動が繰り広げられていたのである。

 

 

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真夏に突入

2013年07月09日 | 生き物 自然

 

完全に夏。昨日は今年初の真夏日。しかし、嘗て程嬉しさがないのは、身体が暑さに付いていけないからだろう。年々、確実に、残るだるさの量が増えている。もうこればっかりは。

今年のビオトープのオオシオカラトンボは、今のところ7頭羽化している。昨日は8頭目が羽化途中で蟻に襲われ無残な姿をさらしていた。夜観察してたら、蟻の行列がいつもと違うコースにできていたので、何事かと辿ったら、すでに半分は運び去られたオオシオカラトンボの哀れな姿がみつかったのだ。ヤゴから顔を出した時に襲われたようだ。今までの観察体験からすると、羽化時の一番の危険は蟻の襲撃である。

この先羽化しそうなオオシオカラトンボは3頭ほどなので、今年はちょっと少ないかもしれない(多いときは30頭ほど)。一方、ビオトープアネックスのタカネトンボのヤゴはなかなか羽化する気配がない。そろそろいいはずなのだが。予定では6頭。そして真打のヤンマ系の2頭。昨夜、1頭が羽化体勢(羽化棒につかまり顔を水面からちょっとだしてじっとしている状態のこと)に入ったので、今日か明日に羽化するかもしれない。夏になると生き物の活動は一気に加速する。

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ワインの利き酒について

2013年07月08日 | Weblog

 

先日BSでやっていた世界最優秀ソムリエコンクールのドキュメンタリーを見たが、改めて思ったのは、ワインの利き酒は難しいという事実。白ワインではマルベック、赤はピノノワールと代表的なものが出てきたが、決勝の三人で品種を当てたのはたった一人。それも赤のピノノワールだけだった。世界のトップクラスでもこの程度なのだから、我々が品種が分からないなんてのはもう当たり前のことなのだ。

例えば、販売する側が、自信を持ってこれはこういう品種でどうのこうのと言ってる光景を目にすることがあるが、本当に分かってるのか?とついつい疑いの目を向けてしまう。実際のところ、多分本当に分かってる人など殆どいないのであろう。ただ、勧める側が自信を持ってないと勧められる側がその気にならないと言う事情があるので、嘘でも、或いは思い込みでも勧める側は自信ありげでないといけないのだ。

それにしても出場者の緊張感は尋常ではなかった。高級店でVIP相手に場数は踏んでいるのだろうにと思ったが、その辺りは、そういうものに一生縁がない身としてはなかなか想像できない世界である。

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「日本代表はどうでもいい」宣言の背景

2013年07月07日 | Weblog

 

昨日のYの「もう日本代表はどうでもいい」宣言は、以下のような過程を経て発せられたことだと思う。まずはWCオーストラリア戦。この試合で出場を決めた時は多分大喜びだったはず。一人で出場祝いをやったと言う違う筋からの情報は、すでに入っている。そして、意気込んでコンフェデを迎えた。ここで、マスコミなどの良い情報に影響され、日本は強くなったという錯覚を持ってたことは容易に想像できる。昔からサッカーが好きで、数多く試合も見てるのだが、思い入れと思い込みが強く真の姿が見えないと言うのが彼の特徴でもある。だから今回もブラジル戦の前に、期待値がマックスに成っていたものと思われる。そして本番。いい風にあしらわれて手も足も出ない日本代表を目の当たりにしてがっくりきてしまった。期待値が大きかった分落胆も大きかった。確か、ジーコのWCの時も同じようなショックを受けていた。同じようなことを繰り返すと言うのも彼の特徴である。所謂学習できないという部分だが、決まって言うのは、今回は違うという言葉だ。これも一種の木を見て森を見ずということであろう。期待もあり、木の違いばかりに目がいってしまうのだ。結果、可愛さあまって憎さ百倍で今回のような宣言となってしまうのである。しかし、これも今までのパターンからするといつしかけろっと忘れる。今回はいつまで続くだろうか。

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Yの妄想

2013年07月06日 | Weblog

 

ゲロメッティYが久しぶりに登場。そこで彼は宣言した。「もう日本代表はどうでもいいすよ」と。過去何回か同じような話を聞いた気がするが、Yとしてはもうサッカーに対する興味は封印して、念願の映画作りに専念するということらしい。20年ほど前から言っていたが、未だに一秒たりとも撮ってないYの言うことだから、果たしてその言葉の信用性は、となるのだが、基本的にはただ聞き流しているだけなので、また始まったかと思うだけである。その前に、まずカメラを買えと言いたい所である。彼の脳内ではすでに傑作が出来上がっていて、発見されたときに、こんな凄い作品が埋もれていたのかと話題になるというところまで考えている。まあ妄想は自由である。

そんなYは、昼に三軒の店を梯子したらしい。最初の店で500mlのビールを二杯、次の店でもビールを飲み、三軒目はいよいよドイツビール専門店で、そこではワンパイント飲んだらしい。食べるものも、一軒目はフレンチで、二軒目はガレット屋としっかり食べて、三軒目のドイツビール専門店では流石につまみのソーセージ程度だったらしいが、真昼間から飲む量も凄いし食べる量も凄い。そして一言、やっぱりドイツビールは美味いですネ。真に結構なことでした。

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S氏に薦める映画

2013年07月05日 | 映画

 

ビートルズマニアのS氏は、今まで見てこなかった色んな映画に興味があるようで、DVDもamazonでせっせと買っている様子。買う基準は、誰かに薦められたというものだが、今のところどうも自分好みのものとは出会えてないようだ。過去、まずこれはS氏は面白いと思わないと予想して(そのことについてはS氏にも伝えている)貸したDVDはいくつかある。面白くないものを貸すと言うのも変な話であるが、それは、S氏が知らないこんな映画もあるというのを知ってもらうという意図のもとに貸したのだった。例えばブレッソンの映画(ジャンヌダルク裁判)などである。

しかし最近は、もっとオーソドックスな映画を薦めるようにしている。自分自身の好みは今まで薦めた映画でもう分かっただろうから(これは、S氏がしょうもない映画を薦めてこないように張った予防線でもある)、その手の映画は控えている。この前薦めたのは、ルノワール(オーギュストではなくジャン)の「ゲームの規則」。偶々、オーギュストの話題からジャンの映画についてとなった時に薦めたのであった。「大いなる幻影」が一番有名どころかもしれないがなどと解説をいれ、どう撮るかというところもこの映画の見所でもあるなどと適当に説明した。それで興味を覚えたS氏は、早速amazonで注文したようである。しかし、その後の感想は未だ聞いていない。

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水質判定

2013年07月04日 | 生き物 自然

 

天気が悪く四週連続で山行が出来ず。仕方無しにコーヒー豆も買わないといけないので松本に行く。そのついでに、今年のツメレンゲ(クロツバメシジミの食草)の様子をいつもの河原に見に行く。風が強く、日が陰ると寒くさえあるという最悪の条件だから、当然クロツバメシジミの姿はない。ツメレンゲのほうは今年も多くが顔を出していた。

ふと河原に目をやると、本流とは別に脇のほうに、このところの増水でできたと思われる、水深10センチほどの細流があった。何かいるかと興味が湧きちょっと確かめてみることにした。すると、5センチほどの魚の稚魚が泳いでいた。更にじっくり見ると、底で動くカワゲラの幼虫が数多く見られた。5ミリほどのものから2センチほどと、結構な数である。そして、石ころの裏を見てみると、殆どどの石の裏にも4センチほどの大きなトビケラの幼虫が巣を作って潜んでいた。この細流だけで相当な数であろう。カワゲラとかトビケラは、川の水質の指標生物である。どんな種類がいるかによって、水の汚染度が分かるのだが、当然そこまでの知識はないのでここがどれほどかは分からない。しかし、嗅覚を使った自分の判定では、それほどきれいな水ではないとでた.....「クリック注意」。

 

 

 

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ブログも千差万別

2013年07月02日 | Weblog

 

gooブログは、今でも日日400くらい新たなブログが開設されている。多くがフェイスブックに移行していると言われてる割には多い。トータルでは今現在190万ほどだ。結構な数である。因みにこのブログの訪問者数による順位は、ずっと10000位前後で推移している(分母が変っても)。さして増えることもなく減ることもなくといったところだ。一種の安定、或いは飽和状態か。しかし、世の中には、かなりの訪問者数を誇っているブログがある。単純に、500いくつとか凄いと思う。gooブログで言えば上位1000はそういうレベルである。ただ、それらのブログが個人的に面白いかと言われると、それは別問題。こんなブログ(自分のブログは取りあえず棚に置き)にそんな訪問者がいるの、何て思うことは多い。これは、人それぞれの趣味嗜好考え方価値観が違えば、ブログもいろいろ見るほうもいろいろということの表れなのだろう。蓼食う虫も好き好き、ってことか。

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深夜のバレエ鑑賞

2013年07月01日 | 芸術

 

夜中に目が覚めると、イタリア対ウルグアイをやっていて、三位決定戦の割には白熱の試合だった(結局PK戦でイタリア)。しかしこんなものを見てると眠気ががなくなると思い、BSプレミアムに変えるとそこはバレエの世界だった(あまりに対照的)。パリオペラ座バレエ団の公演を放映していたのだ。予め言っておくと、過去バレエはテレビで見たこともないし(ローザンヌのドキュメンタリーは除く)興味を持ったこともない。ただ、何気無しに見ていると、演目が「un jour ou deux」というもので、振り付けがマース.カニンガム、音楽がジョン.ケージ、舞台衣装、装置がジャスパー.ジョーンズとある。なんだかコンテンポラリーアートが凝縮していそうで興味が湧き、ついつい鑑賞してしまった。

バレエに興味はないがマース.カニンガムの名前は知っていた。そして、今さっき知ったのだが(ネットで)、ジョン.ケージは彼女のパートナーだったということだ。そのケージの音楽は、生活音のような工場か何かの単調な音を連想させるパーカッションがずっと繰り返され、そこに他の単調な音が重ねあわされるというもの。個人的にはブライアン.イーノの「Thursday afternoon」を思い出した。そんな単調に思われるような音楽(そこが良いのだが)をバックに、コンテンポラリーダンスが延々と続く。現場にいたら、眠ってしまいそうだ、それもかなり気持ちよく。で、そのダンスだが、一つのストーリーを表すようなものではなく(多分)、色んな動きの集合によって、ある一日或いは二日の出来事を表現している(のか?)。部分部分の動きそのものは、ユニクロのUNIQLOCKに能のような動きを加味したようなもので、ユーモラスな動きにも見える(適当)。衣装、装置のジャスパー.ジョーンズに関しては、彼らしいものというのは発見できなかった。装置は、暗くてよく分からなかったというのが正直な所である。

見終わって、良かったかと問われれば、はいっ!とはっきりは言えないが、何はともあれ、これだけ見続けたのは今までなかったので、これはこれで初めての体験として貴重なものではなかったかと思った。

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