ニコニコ動画にロメールの「クレールの膝」があったので見る。ヴィデオは持ってるがCDはないので、実に久しぶりの「クレールの膝」だったのだが、如何せん画質が悪すぎて、この映画の良さの重要な部分である光のきらめきが伝わって来ず残念だった。内容は、中年膝フェチの男のあるひと夏の避暑地の出来事と言う、ロメールらしい劇的な世界とは対極のどうでもいいような話なので、尚更光は重要なのである。アヌシー湖の水面に反射する光は、この映画には欠かせないのだ。同じく画質の悪さで魅力半減だった「海辺のポーリーヌ」を思い出した。こちらは紫陽花がポイントだった。
その後、初めて買った冷凍ピザ(マルゲリータ)を食べたが、これがまた劇的に美味くなかった。チーズの味はしない、トマトソースの味も弱い(オレガノの味しかしない)という、今まで食べた中でも最下位に位置するようなピザだった。味のないモッツアレラを使うくらいだったら、ゴーダ、いやいや普通のミックスチーズの方が良いのにと思ったが、値段も値段だし(280円)こんなものかと諦めた。多分、チーズを足して、サラミでも乗せたらファミリーレストランのレベルにはなっただろう。