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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

昆虫少年

2013年04月13日 | Weblog

 

嘗て昆虫少年だったYa君に、最近の昆虫事情を説明した。当時の彼は、かなり本格派の昆虫少年で、こちらとはレベルが違っていたのだが、それも過去のことで今の状況には全く通じていない。そこで、近くのメガネサナエの発生状況やら、マダラヤンマがいたことや、去年、馴染みの溜め池から持ってきた3頭のヤゴが、我が家のビオトープで、ヤブヤンマ、ルリボシヤンマ、オオルリボシヤンマとそれぞれ三種類、無事に羽化したことなどを話すと、目を輝かせて食いついてきた。蝶に関しては、昔当たり前のようにいたゴマシジミ、ツマグロキチョウ、ヒメシロチョウ、チャマダラセセリはこの辺では今や絶滅、或いは幻の蝶となっていることなどを説明した。驚きと共に聞いていたが、嘗ての昆虫少年の記憶が蘇ったらしく、ちょっとこれからは色々注意して観察せねば、と決意を新たにしていた(というほど大袈裟ではないが)。取り敢えず、トンボマップを作るために、何かを発見したときはその都度こちらに報告をするということで話は付いた。昆虫少年としての体験は身体の細部にまで染み付いているのである。

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春の小淵沢②

2013年04月12日 | Weblog

 

小淵沢に来た一番の理由は、リゾナーレ内にあるワインハウスというところでワインを試飲するということであった。色んなワイン(全て地元中心の国内ワイン)を少量から飲めるようになっている、というのを聞いて、一度行ってみたいと思っていたのだ。当然電車ということになるので小淵沢駅で下車となったわけだ。駅からリゾナーレは、歩いて30分もかからない(ずっと坂道だが)。

 

 

そのワインハウスは、ブックカフェの一角にある。事前に前金制だとか聞いていたが今一つシステムが分からないので聞くと、渡されたICカードを、ずらっと並ぶ(全部で24種)ワインディスペンサーの所定の差込口に入れ、飲みたいワインのタッチパネルに触れて各自グラスに注ぐという方式だった。量はそれぞれ三段階、大中小という感じで、小が30ccくらいと、本当に味見程度である。値段も小で150円くらいから450円までと気軽に楽しめる。そして支払いは飲んだ分だけICカードに記録されているので、最後にレジで清算するという後払い方式だった。

早速おつまみにチーズ(スモークチーズとコンテタイプの食べ易い国内産)とオリーブ(バジルニンニク風味)を頼み(これはその都度精算、他に生ベーコンがあった)、白ワインだけを試飲した。量を飲めないので小があるのは有難い。こういう方式でもなければ、いろんな種類を飲む機会はない。試飲会に行くほどの興味はないが、その時の気分でちょっといろいろ飲んでみたいという人には最適なシステムである。結局今回は6種ほど飲んだ。比較できるので味の違いは良く分かる(あまり美味しいと思うものはなかったが)。

そして帰りは、小淵沢周辺を探索しながら駅に向かった。駅のホームでは、まともなものを食べてなかったので駅蕎麦を食らう。

 

 

あずさ.と.さくら

 

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春の小淵沢①

2013年04月11日 | Weblog

 

寒くなったり暖かくなったりの天気の中、寒い日に、小淵沢に行った。だからまだダウンを着ている人もいる。あまり小淵沢辺りに、つまり八ヶ岳山麓に適した日ではない。

目的地はここ。リゾナーレである。今や飛ぶ鳥落とす勢いの星野グループのリゾート施設の一つだ。唯、この時期は流石に閑散としている(先に見えるのは八ヶ岳)。

 

道中、結構咲いている桜もあった。これは「さくらとあずさ」。

他には、木造三階建てを発見。あまり見かけないが、ここらの流行りの建築様式だったのだろうか。

振り返れば、あまりに長閑な里山風景が。その先には赤石山脈も(ってわざわざ言わないわなあ、今は南アルプスだ)。

 

つづく

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CDチューナーアンプの目覚め

2013年04月09日 | Weblog

 

普段CDを聴いているCDチューナアンプはかなりの安物なのだが、これは大きな音量でかけないのでこんなもので充分という理由がある。元々音に対してはそれほどというか殆ど拘りはない。他に相当昔に買ったラックスマンのアンプがあるが、これはたまたま知り合いの電気屋の旦那に、中古の良いのがあると言われそのまま買ったものだ。しかし今やこれも故障してオブジェと化している。レトロな雰囲気が良いので捨てずに取っといているのだ。必然的にスピーカー(ダイヤトーン)も使えなくなっているので結果的にオブジェ化している。唯こちらはレトロでも何でもなく単なる箱である。

で、その安物CDチューナーアンプなのだが、実は買ったときから(ネットにて購入、同じ安物でもホームセンターのものよりはと思いケンウッドを)、チューナーは良いのだが、CDの方のボリュームが上がらないという症状があった。最高レベルにして、やっと、普段チューナーで聞いてる音量という明らかにおかしい症状があったのだ。だからCDからチューナーにする時、忘れてそのまま切り替えると突然大音量が鳴り響くという事態となる。不良品だと思うのだが、元々が安物なので、送り返したりする手間をかけるほどのものではないという思いがあって、兎に角チューナーに切り替えるときだけ注意して使い続けていた。ところがある日(使い始めて6ヵ月後くらい)、そのCDのボリュームが、突然正常に作動するようになったのだ。おかしかった何処かの回路がいきなり正常化した、としか思えないような不思議なできごとだった。こんなことってあるんだ、と思わずにはいられなかった。

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トキ 赤トンボ ツバメ

2013年04月08日 | 生き物 自然

 

トキの繁殖が確認された、というようにトキ関連は大きななニュースとなる。要するに自然環境保護のシンボルとしてのトキであるが、個人的には莫大なお金を使ってトキを繁殖させることにはそれほど賛同できない(餌場となる田んぼをいい環境にすることは良いとは思うが)。既に絶滅したものを、他のところから移入して繁殖させることの意味が今一つ理解できないのだ。元々の在来種ではないものだから、これも一種の外来種なのではないだろうか。

トキ以外では、流行りの蛍もちょっと違うのではと思う。餌となるカワニナを放流し、繁殖させた蛍の幼虫をそこに放つ。川山を手入れしたら、自然に嘗ての蛍が戻ってきたというのならそれは一番望ましい形だが、どうも流行りの蛍は、蛍だけが目的のように見える。全ては蛍のため。トキと同じように自然のシンボルになって、それだけ守れば事足れりの世界だ。トキは日本の象徴、美、蛍は郷愁あるいは幻想的という魅惑的な言葉を身にまといながら。

結局、どちらも綺麗(イメージ的に)だから特権化しているのだと思う。同じ日本の象徴、郷愁であったなら、もっと身近な赤トンボなどに注目してほしい。当たり前にいるこれらの虫が、普通に生息する環境を保つというのが大事なのではないだろうか。既に赤トンボは、嘗ての三分の一四分の一くらいになっているとも言われている。気が付いたら、全くいないなんて事になるやも知れぬ。赤トンボの中の何種類かは(マイコアカネやミヤマアカネ)既に相当減っていて、嘗ては普通にいたのが全くいなくなったところも多い。あと、ツバメの減少なども思いもよらぬ環境悪化が原因なのかもしれない。兎に角気にかけるべきは、身近な環境なのである。

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久しぶりにファラフェル

2013年04月07日 | 食べ物

 

パセリが余っていたので(使い切ることがない野菜の代表がパセリ)、一気に使い切るために久しぶりにファラフェルを作ろうと思った。パセリを大量に使うものはファラフェルくらいしか思いつかないのだ。ヒヨコマメはストックしたものがあるので早速水にふやかして翌日分に備える。そして当日。クミンシードはカレー用にいつでもあるので、ヒヨコマメ、パセリ、タマネギ、ニンニクをミキサーにかけたところに少量入れる。このクミンの量は味を左右するのでポイントである。多いと、クミンの味が強すぎ他の味を消してしまう。塩も足し、ちょっとクルミオイルなども足してみる。後は、丸めて揚げるだけ。ネットのレシピには、小麦粉を足したりパン粉をつけるなどあるが、これらは全く必要ない。唯、パセリは大目がいいようだ。次の写真が切った断面だが(ほぼ原寸)、このくらいのグリーンである。

 

 

ソースは、ヨーグルトなどを使うのだが、わざわざこのためにヨーグルトもと思い、ここはマヨネーズを使った。アリサ(harissa)を入れちょっと中近東の風を吹かせた。パンはピタパンがいいのだがこれもわざわざこのために、ということで手持ちのバゲットを縦割りにしてそこに5個ほど挟んで食べた。バゲットが特別合うとは思わないがそこそこ美味かった。ただ、ソースにはレモン汁などを足した方が良さそうだ。あとキャベツの千切りなども。

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4月6日

2013年04月06日 | Weblog

 

このところT君に借りた、ピンクフロイドの「狂気」のリマスターをエンドレスで聴いている。換えるのが面倒でリピートにしているだけのことだが、何度も聴いてもあまり飽きることがないというのは、やはり良いアルバムだからなのだろう。

さて、新しいNHK朝の連続テレビ小説が始まった。今回は脚本宮藤 官九郎ということで、前回の「純と愛」のような激しい拒絶反応が起こることはないだろう。本来の朝ドラに戻ってほっとしている視聴者も多いのではないか。主演の女の子も可愛いし。ドタバタはあるだろうが、爽やかさを伴うから(主演女優の違い)前回のように腹立たしくなることもないと思う。基本お気楽が朝には望ましい。番組の嘘っぽさを論うのは厳禁だ。あまりにひどいと前回のようになるが、そこそこのものであれば良しとすべし。

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ユスリカ

2013年04月05日 | 生き物 自然

 

当地では、年に何回か諏訪湖でユスリカ(特大蚊のような姿だが一切刺さない)という虫が発生する。最近その第一回が始まったようで、至るところでその姿を見る(壁などに止まってるのが多い)。結構遠くまで飛んでくるので、湖畔近くでなくても普通に見つかるのだ。三四キロは十分移動距離である。全く害はないのだが、数が多いのと、側溝などにそれこそゴミのようにたまったりして気味悪がられて、まあ、多くの人に嫌われる。幼虫は赤ムシで公魚の餌となるし、成虫は小鳥の餌にもなるだろうし、自然界ではむしろ役に立つムシである。たまに、湖畔で自転車を漕いでいるときに集団に遭遇すると口に入ることがあり、ジャリっという感触を味わうことがあるが、自然界というのはそういうものである。ゴキブリが口に入ったらちょっとたまらないが、ユスリカ程度では何でもない。観光客がキャーキャー騒いでるのを見ると、一々騒ぐんじゃあネーヤイ、と思うのである。

 

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合羽

2013年04月04日 | Weblog

 

雨の中、合羽を着て池のクリーナーの掃除をする。毎年のことだが、この時期はクリーナーのフィルターが詰まる速度は増す。今回も殆ど水が出ない状態になっていたので合羽まで着こんで作業をする羽目となったわけだ。元々水作業なので合羽を着こんで作業していたのだが、その合羽(いちいち河童が先に出てくるのが煩わしい)と言うのは、下は、安手の汚れ作業専用のしかもゴムがゆるゆるで作業中に下がってくるようなズボン、上は、薄手のアノラック。コロンビアとあるが本物かどうか疑わしい。防水仕様ではないので濡れると中までびちょびちょ。

と今まではそんな二着で凌いできたが、雨中の本格作業にはあまりに頼りない。そこで登場したのがモンベルの合羽。実はこの合羽、もしもの時のために(災害などを想定して)二年ほど前に買っていたものなのだ。汚れるのでクリーナー掃除のためには使いたくなかったのだが、考えてみればそれは本末転倒、正に、いつ使うか?今でしょ、の状況であった。真新しい黄色の合羽は、今まで使ってたものと較べるとあまりに細部の作りが違う。よく出来ているのである。素材も明らかに違うし、ここでまたアウトドアブランドの違いを実感する。こんなのを着ると雨中の作業もそれほど苦ではなくなる。

というわけで、モンベルの合羽は、二年経ってやっと日の目を見ることとなった。

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かつじゃぎょく

2013年04月03日 | 芸術

 

仙台市博物館で開催されている、ジョープライスコレクション「若冲が来てくれました」の紹介をBSでやっているのを見たのだが、若冲に関してはもう言わずもがな。それより、若冲以外でびっくりしたものがあった。それは葛蛇玉(かつじゃぎょく)の「雪中松に兎.梅に鴉図屏風」という絵だ。この作者の名前も初めてで(見たかもしれないが覚えていなかった、というのも京都でやった若冲展では展示されていたらしいのだ、多分若冲のものと思って見ていたのかと思う)。テレビを通してもその迫力は伝わってくるし、画力もあり、ポロックより200年近く前(1700年代)にアクションペインティングだ。今更ながら当時の日本の絵師の先鋭性と芸術性の高さに感服した。葛蛇玉、記憶すべき絵師である。

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ビオトープ 2013

2013年04月02日 | 生き物 自然

 

本日、今年初のツバメを目撃。この3月は暖かかったのでもう少し早くても良さそうなのだが、これは、ここ数年で絶対数が減ってきているので目撃する確立も低くなっているせいと推測される。

ビオトープアネックスは、室内に持ってきていたアネックス①②(ポリバケツ)を屋外のアネックスⅠ(直径50センチのポリ盥)に移し変えた。主にタカネトンボ(エゾトンボの可能性もあり)のためのアネックスであるが、ポリバケツの底の砂泥部分に結構オオシオカラトンボのヤゴが隠れていた。それらは、アネックスⅠと本来のビオトープに振り分けた。その本来のビオトープは、枯葉や水藻セリなどをきれいに片付け、土手にしていた土の部分も撤去し、本来の水溜りに近い形に戻した。これも一種の原点回帰である。色んな水草や土手があると、水そのものの存在が見え難くなるという欠点があることに気付いたのだ。より自然に近い形を目指したのだが、僅か直径1メートルの水溜りでは、まずは水溜まりがあるということに気付くのが大事であるのだ(トンボ視線からすれば)。

というわけで、毎年微妙に変化するビオトープは、三年かけて原点回帰を果たしたのであった。

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お惣菜

2013年04月01日 | 食べ物

 

スーパーのお惣菜と言うのは、不味くなければOKというレベルだと思う(実際は不味いものが多いが)。いずれにしろおかずがちょっと足りないときなどには重宝で、家庭においてもそれなりの需要があるわけだが、その材料の表示を見ると、何故こんなものが必要なのかと首をかしげるような増粘材やらソルビン酸と余計なものがたっぷり含まれている。そしてまずどれにも入れられてるのがアミノ酸(旨み調味料)。コンビニのものも当然同じだが(おにぎりにも入ってるのだが、見ると一気に食べる気が失せる)、何処も同じようなものを使うので、何処で食べても大差ない、良く言えばばらつきのない味になるのだろうか。昔の街の総菜屋はそんなこともなかったろうが、今は、業務用の材料が充実しているので街の総菜屋も安心は出来ない。

と言って、特別添加物に神経質なわけではなく、入っていても食べるときは食べる。但し、大体それらは美味くないので食べたいとは思わないということなのだ。つまり、素材の味が生きているような味ではないので美味いとも思わないのだ。唯最近あるスーパーで登場した、烏賊の一夜干しのてんぷらだけは結構好きだ。珍しく余計なものを使っていないし、ビールのおつまみにも最適だ。鮮度で勝負は出来ないのだから、干しによって旨みを増す素材を使うというのはいいアイデアだと思う。昔だったら塩漬けなどの保存食品がそれに当たる。塩のみを使った塩漬けの旨みが増した味の深みは、今のアミノ酸添加のものでは再現できない。結局、添加物を使った画一的な味のものでは、昔ながらの本物の味には太刀打ちできないということなのだが、一番の問題は、その画一的な味の方が好き、美味いと思ってる人が多いという事実なのだ。

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