仙台市博物館で開催されている、ジョープライスコレクション「若冲が来てくれました」の紹介をBSでやっているのを見たのだが、若冲に関してはもう言わずもがな。それより、若冲以外でびっくりしたものがあった。それは葛蛇玉(かつじゃぎょく)の「雪中松に兎.梅に鴉図屏風」という絵だ。この作者の名前も初めてで(見たかもしれないが覚えていなかった、というのも京都でやった若冲展では展示されていたらしいのだ、多分若冲のものと思って見ていたのかと思う)。テレビを通してもその迫力は伝わってくるし、画力もあり、ポロックより200年近く前(1700年代)にアクションペインティングだ。今更ながら当時の日本の絵師の先鋭性と芸術性の高さに感服した。葛蛇玉、記憶すべき絵師である。