当地では、年に何回か諏訪湖でユスリカ(特大蚊のような姿だが一切刺さない)という虫が発生する。最近その第一回が始まったようで、至るところでその姿を見る(壁などに止まってるのが多い)。結構遠くまで飛んでくるので、湖畔近くでなくても普通に見つかるのだ。三四キロは十分移動距離である。全く害はないのだが、数が多いのと、側溝などにそれこそゴミのようにたまったりして気味悪がられて、まあ、多くの人に嫌われる。幼虫は赤ムシで公魚の餌となるし、成虫は小鳥の餌にもなるだろうし、自然界ではむしろ役に立つムシである。たまに、湖畔で自転車を漕いでいるときに集団に遭遇すると口に入ることがあり、ジャリっという感触を味わうことがあるが、自然界というのはそういうものである。ゴキブリが口に入ったらちょっとたまらないが、ユスリカ程度では何でもない。観光客がキャーキャー騒いでるのを見ると、一々騒ぐんじゃあネーヤイ、と思うのである。