ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

H君の沖縄旅行

2009年10月13日 | Weblog


このところの寒さでくしゃみの数が凄い。昨
日の夜など、十五回くらい連発した。そのく
らいやると、自然に鼻水までたれてくるから
弱ったものである。

蝶観察同好会の(二人しかいないが)H君は、
新しいデジカメを買った。やっと一眼にした
か、と聞いてみると、残念ながらそうではな
かった。高速度撮影が出来るコンパクトデジ
カメで、それにした理由は、主にゴルフのス
イングを見たいから、というものであった。
一言しょうもないとH君には言ったが、本人
の趣味だからしょうがない。

勿論、蝶のマクロ撮影にも興味はある。早速
沖縄(最近家族旅行をしてきた)で撮った蝶
を見せてもらったが、この時期ではもうあま
りいないので、数は少ない。しかしその中に、
いやに沢山写ってる写真があり、いるところ
にはまだいるんだと一瞬思ったが、どうも様
子がおかしい。よくある温泉を利用した植物
園に沢山舞ってる蝶のような気配が漂ってい
るのだ。案の定そういうことであった。寒い
地方で蝶の舞う楽園のような施設を作って、
南国気分に浸るなら分かるが(行きたくはな
いが)、本場にも拘らずそういう施設があり、
更にそれを利用しようという感覚が分からな
い。これはまるで、スペインにあるスペイン
村のようなものだろう。作る側としては、冬
の時期でも沖縄らしさ(イメージとしての)
を提供するということなのだろうが、どうも
基本的にこの手の人工的、人為的ものは好
きになれない。

H君も折角入ったのだから、マクロの練習には
最適なのだから、そのつもりで撮ってくれば
良かったのに、撮った数も少ないし撮ったも
のはこれまたボケボケ写真ばかりで何とも残
念な結果だった。本人曰く、家族がうるさく
てゆっくり撮影できなかった。確かにこれも
同情の余地はある。まあこれからボチボチい
けば良いか。

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グラスシャンパンとランチ

2009年10月12日 | Weblog


「浦和」も、殆どアマチュアチームの「松本
山雅」に負けてるようではしょうがない。ひょ
っとしたらゲロゲロ少年Yは見に行ったかもし
れないので、現場の状況を聞いてみたい。

スノッブなY氏は、その試合のあった昨日、松
本に出かけ、移転してからはじめての「クリ
ヨー.ド.ヴァン」に行ったらしい。蕎麦祭
りやらサッカー、しかも連休と三条件揃い、松
本の人出は凄かったらしく、町中人で溢れて
いたということだ。当然のこと、「クリヨー.
ド.ヴァン」も大盛況で、入ったのが一時半
頃であったが、それにも拘らず、その時点で
も満員に近かったという。以前の店と比べる
と、正に雲泥の差である。

食べたものは、「牛のハラミのステーキ」と
「ムール貝のヒューガルテン蒸し」。代わり
映えしない相変わらずのニューにに関しては
敢えて言及しない(素朴に、いつまでこのメ
ニューで押し通すのだろうという疑問はある
が)。それにプラス、ここがスノッブなM氏
のスノッブらしいところだがグラスシャンパ
ンも頼んだ。昼間からカフェでグラスシャン
パンとランチ、お洒落だねえ。しかも二杯も。
残念なのは、テラス席が寒くて座れなかった
ということ。ただ、パリジャンを気取るなら、
寒くてもテラス席、どうせならそこまでして
ほしかった。
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十月十日

2009年10月11日 | Weblog


「日本対スコットランド」は、勝敗とは関係
なく新たな選手を見るというのが目的だった。
それでいくと、「森本」「岩政」「石川」は
充分戦力になると見えた(これは岡ちゃんの
言ってることと珍しく一致した)。ただ、こ
の先ちゃんと使って、チームによりフィット
するようにしてくれるかが問題だ。もうここ
までくると、岡ちゃんで行くしかないわけだ
から頼みますよ(期待は持てないが期待せざ
る得ないのが辛いところ)。

しかし、寒くなってきた。夏の暑さが記憶さ
れているこの時期は、気温に敏感で、ちょっ
と冷え込むと実に応える。「滝壺ビオトープ」
のヒメダカも同じようで、すっかり動きが鈍
くなっている。遅くに生まれた固体はまだま
だ小さいので、この冬を越せるかどうかが心
配だ。その差は三倍ほどある。まあ、基本が
ほったらかしなので、生き残れなかったらそ
れまでなのだが、生き物の常で、ついつい情
というものが湧くから困ってしまう。かとか
言って、小さいのだけ隔離して部屋に移動な
どとは考えない。強い個体だけで更新してい
くのが、結局はビオトープが続いていく条件
になるのだから。



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ファッショとファッション

2009年10月10日 | Weblog


それにしても石原都知事、「五輪費用など痛
くも痒くない」などと言ったらしいが、自分
の金で言うのなら威勢が良いで済むが(或い
は太っ腹)、自分の金でも無いくせによく言
うよ、である。傲慢親父の暴走はどこまで行
くのか。しかし、あんな人間を都民は選んだ
わけだ。困ったものである。

「ヨウジヤマモト」は再生法申請だという。
一世を風靡したブランドも、いまや栄枯盛衰
だ。そう言えば昔一点だけ買ったことがある。
黒のシャツだが、着たのは数えるくらいしか
ない。大体がそんなものを着る機会がないの
だから当たり前なのだが、当時は、何故かほ
しいと思ってしまったのだ。魔が差したとし
か言いようがない。それが今は、たまに買う
のも「ユニクロ」がせいぜい。こんな需要も
あるから「ユニクロ」は飛ぶ鳥落とす勢いな
んだと、自然に納得する今の状況。

パリ店も凄い人気らしいが、今のところは話
題性とその価格で受けているが、これもいつ
まで続くかは分からない。「ヨウジヤマモト」
だって、当時は最先端ともて囃され時代の寵
児の如く取り上げられていた。しかしこの手
のものは、いつかは飽きられる。絶えず新し
いものを提供しないといけないから、それが
出来るかに今後の成長はかかっている、何て
ことは分かりきっていることだった。

パリ店に関しては、従業員の態度が日本式な
ので、つまり丁寧で親切な対応、それが大き
く受けるのではないかと思われる。というこ
とは、それだけ現地の店員の態度が悪いとい
うことだが、これだけでも差別化となってい
るのではないか。向こうの人間だって店員の
対応は、良いに越したことはない筈だ。
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移転の話

2009年10月09日 | Weblog


昨日の対香港戦、6-0と快勝。が、香港相手で
は勝って当たり前なので、この試合を見てどう
のこうのということはない。ただ、大久保は
今のままでは埋没するだろう。何かが足りない。
と言っても、今更一皮向けることも難しい。

T君はカフェを移転することになっていて、そ
の準備でいろいろ飛び回っている。ただ、行
く先々で「何でまたそこへ?」という反応を
されているようだ。つまり移転先というのが、
所謂死んだような場所で、今や地方都市どこ
でも見られる、嘗ては中心地だった駅の近く
の商店街という、完全に取り残された場所だ。
よく聞くシャッター商店街の一つだ。地歩都
市の場合、駅周辺というのは昔と違って良く
ない場所になってしまっているのだ。特に駄
目なのが、最初はパルコになろうと思ったファ
ッションビル。その殆どはゴーストビル化し
ているのが現状だ。そしてその周辺の昔なが
らの商店街。昼間に人が歩いていない(夜に
なれば完全に死の世界)。こんな光景は日本
全国どこでも見られるのだ。

で、そんな所に移転するのだから、皆にそう
言われてしまうのも無理はない。しかし、考
え様で、確かに悪い場所ではあるが、かと言っ
て良い場所というのもないのが田舎の現状で
ある。どこでやっても良くないなら、一層の
こと最悪のところの方が駄目もとという気持
ちとなり変な迷いが生じず良いのではないか、
とT君には言った(時に逆効果ではあるが)。
で取りあえず、案内状の地図と、店の外に飾
る木製の看板は作ってやることにした。こち
らにとってはちょうど良い暇つぶしである。
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コンフィの番付け

2009年10月08日 | 食べ物


T君のところで「鴨のコンフィ」をご馳走にな
る。と言ってもこの鴨は、T君に頼まれてこち
らが注文したフランス産の鴨だ。ちょっと小
振りなのだが、その分値段も手頃で今回初め
て頼んだものだ、味のほうはどうなのかと思っ
ていたが、久しぶりに食べる鴨は充分に美味
かった。

このところコンフィは、もっぱら「ホロホロ
鳥」をつかっていたのだが、これは、やはり
価格が手頃であるという理由からである。更
に、大きさもあり、普通の鶏よりは美味いだ
ろうという理由も勿論ある。それがこの前は、
とうとうその普通の鶏を使うまでになった。
今スーパーで売っている鶏の腿は、殆どがブ
ラジル産であることをその時初めて知った。
尤もこれは一番安い腿の話だ。値段からする
と、鴨の五分の一くらいである。コンフィは
塩漬けにするので、そんな安い腿肉でもそこ
そこ旨いだろうという読みはそう大きく外れ
ず、それなりの料理にはなった。安い鶏特有
の鶏っぽい臭みも減じられ、これがとても一
本100円とは思えない味にはなった。

が、これが今回久しぶりに「鴨のコンフィ」
を食べて、結果その差が歴然であることに愕
然となった。やはり肉の旨さ、こくというも
のが全然違うのだ。「ホロホロ鳥」と比較し
ても、鴨の方が上である。伊達に「鴨のコン
フィ」として名前が通っている訳ではなかっ
たのだ。鴨>ホロホロ鳥>鶏(ブロイラー)
というのがコンフィの場合の番付けであるの
は、どうやら間違いなさそうだ。


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北野映画

2009年10月06日 | 映画


北野武の「アキレスと亀」を見る。評判はあ
まり良くないが、確かに他の作品と比べると
大分劣るように感じる。北野版藝術について、
という内容なのだが、題材との距離感が問題
なのではと思った。本人の描いた絵らしきも
のが映画の中に沢山でてくるのだが、多分自
分で描いたものが芸術作品だとは思ってない
のだろうが、しかし、藝術とは案外こんなも
のではないかと思っているような節もあり、
その曖昧な部分がそのまま映画に出てきてい
るようで、過去の作品のような良い意味で対
象を突き放しててみているといった冷ややか
な視線が感じられなかった。むしろ、痛々し
さの方を強く感じた。映画の中だと、いつも
の即興的なギャグも通じず、オチが読めてし
まっているし、最終的にはどうにか夫婦の純
愛物語としてまとめたが、全てにおいて消化
不良という印象は拭えなかった。「監督ばん
ざい」にも同じことが言えるが、やはり問題
は、対象との距離感であると思う。
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ムール貝の行く末

2009年10月05日 | 食べ物


T君から、冷凍したムール貝を貰ったので、ビ
ール蒸しで(ワイン蒸しにしたかったがワイ
ンがないので)食べようとした。ところが、
元々冷凍ではなくT君が生のものを冷凍したか
らか、熱を通しても殻がぱっくり開かないの
だ。仕方なしに少しの隙間から無理やり広げ
食べようとしたが、これがまた厄介な状態で、
身が殻に上下それぞれくっ付いて、それこそ
こそげ落として食べないといけない。身がぼ
ろぼろでははっきり言って美味くない。とい
うことで身は諦めスープのみを利用すること
にした。これは良い味が出ていて使えそうだ、
と思って容器に移し冷めるまで置いといて、
その後冷蔵庫に入れて明日にでも使おうと思っ
たら、すっかり冷蔵庫に入れるのを忘れてい
た。気がついた時にはすでに遅しで黴だらけ。
結局、生ゴミを貰ってきたのと同じというこ
とになってしまった。
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実録・連合赤軍 

2009年10月04日 | 映画


「滝壺ビオトープ」のホテイ草は、時間差で
花を付け、今現在四輪目が咲いている。周り
が褪色に向かう中での藤色なので、そこだけ
いやに目立つ。「滝壺ビオトープ」内に点睛
を打たれたといったところか(大袈裟)。

昨日のDVD、ユースケサンタマリアの「弁当
夫婦」と一緒に借りた「実録・連合赤軍 あ
さま山荘への道程」(このタイトルちょっと
長すぎでは)を見る。同じ題材の「突入せよ!
あさま山荘事件」が警察側、そして今回の作
品は犯人側からと、視点の違いがあるが、内
容も随分と違い、明らかに今回の方が見ごた
えがある。

「突入せよ! あさま山荘事件」の方は、全く
面白くなかった。警察側を美化した描き方が
どうのではなく、単なる事件の紹介程度の内
容ゆえ面白くなかったのだが、これは連合赤
軍の崩壊するまでの過程を、事実に沿って
(実録とあるが、作り物であることに変わり
はないが)丁寧に分かり易く(時系列に沿っ
て)描写している。映画として良いかという
と別問題だが、学生運動が先鋭化し内部崩壊
する様は、一見の価値がある。

それにしても、閉ざされた集団というのは、
永田洋子のような人間でも(いろんな意味で)、
教祖のような絶対的存在になってしまうから
恐い。これは特殊な事例ではなく、いつでも
どこでも起こりうる。極端だから特殊に感じ
るだけで、同じような構造は、結構身近なと
ころにもあるものだ。
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ユースケ映画

2009年10月03日 | 映画


予想通りに東京は落選したが、あのお揃いのスーツはどう
なんだろう。
いつも思うが、どうしてこう様にならないのか。
どうせきまらないんだから、一層のこと和服にでもすれば
良いのに。

ちょっと面白い映画を発見した。
ユースケサンタマリアが監督主演した「弁当夫婦」という
作品だが、これは、何かの企画シリーズの一つのようらし
く、しかもちょっと短い30分ほどの短編。
一般的に、役者芸人が監督した作品でまともなのは殆どな
い。
その代り、ひどいものは五万とある。
良いのは「北野武」くらいしか思い出せない。
「松本人志」も新作を出したが、個人的には期待薄。
そんな中、殆ど注目されてないと思われるユースケだ。
イメージとして、映画など作りそうもないし、例え作った
としても、軽そうな深夜ドラマ的作品だろうと、どうして
も想像してしまうが、これが違った。
独自の表現スタイルを感じさせるような、ちゃんとした映
画になっていたのだ。
誰かの真似という感じもしない。
毎日弁当を作り、それを一緒に公園で食べるという話の繰
り返しのような内容だが、確かなセンスを感じた。
ここは、是非、長編に挑戦してもらいたいと思う。
短編だから持った、という可能性もなくはないが、少なく
とも松本人志よりは期待できるだろう。
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ヤゴの作品

2009年10月02日 | 芸術


今年に入って二回目か、久しぶりにラーメンプラス餃
子という、嘗ての黄金の組み合わせをラーメン屋で注
文した(餃子を外で食べたのは今年初めて)。
普通の味で問題はないのだが、そのあと暫くして異常
に喉が渇いたのには参った。
化学調味料に体が反応してしまったのだろうか。
そこまで敏感とは思わないが、他に原因も思い浮かば
ない。

そんな喉が渇いた状態で、ふと、ヤゴの抜け殻を写真
に撮って記録しようと思い、手近なところにあった紙
の上に並べた。
バランスを考え、いろいろ微妙に動かしながらの作業
をするのだが、抜け殻ゆえちゃんと背中が上に向かわ
ないものもあり、なかなかバシッと決まらない。
記録用なのだから、等間隔に並べれば良いものを、何
となく美的にしようなどと思ったのが間違いだった。
他のオブジェなども混ぜたりして、いよいよ収集がつ
かない状態になってきた。
そして何とか撮ったはいいが、これがまた全くイメー
ジとは違い、どうにもしょうもないもので、記録にし
ては鮮明さが足らないしで(フラッシュを焚かなかっ
たのでどうしてもブレが、こういう場合三脚は必須だ)、
結果徒労に終わった。
しかし、何とかその写真を使えないかという未練のも
と、作品、のようなものにしたのが本日の画像。
ヤゴが恐竜に見えるのがご愛嬌。
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ビオトープANNEX

2009年10月01日 | 生き物 自然


「滝壺ビオトープ」のホテイ草が、突然開花した。
咲く気配というもの、つまり、蕾の状態が分からず、本
当に突然という感じだった。
別名ウォーターヒヤシンスというらしいが、藤色で、
自然の川で咲けばそれなりに見ごたえがあると思われ
るような花だ。
だから、外来種であるが、皆気軽に外に捨ててしまう
のかもしれない。
感覚としては、コスモスを植えたがるのと同じか。
まあ、そんなホテイ草だが、「滝壺ビオトープ」内で
は、それこそ一陣の爽やかな風を運ぶ存在となってい
る。

一方「ビオトープ2号」改め「ビオトープANNEX」は、
観察用に作ったのは良いがその観察の対象が寂しいと
いうことで、「滝壺ビオトープ」の中から二匹「ヒメ
ダカ」を引越しさせた。
どうも動きのあるものがいないと、観察してても今ひ
とつし甲斐がなのだ。
ヤゴが大きくなれば、それなりに存在も主張するが、
この時期は小さくしかも姿を潜めているほうが多い。
動くものがいると思ったらボウフラだった、では、あま
りにしょぼいだろう。
落ち葉に一緒についてきた「ツブゲンゴロウ」も放し
たのだが、その姿が見えないのが気になるところだが、
「ビオトープANNEX」も、着々とその内容を充実しつつ
ある。
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