これで三度目のマダラヤンマ詣で。今回は、今までより粘るつもりでいた。結果、小一時間ほどの粘りとなったが、自分としてはこれはかなりの長時間(過去の最長は30分位)。これを聞くと、それでも長いと思う人がいるかもしれないが、本格派は、平気で四五時間粘るらしい。しかも、胴長など履いて水の中で。それに較べたら可愛いものだが、これが限界。
兎に角天気は良いので条件としてはこの上なし。今回も、2匹が盛んに縄張りを主張して飛び回っては止まりの繰り返し。良く止まるのだが、相変わらず遠目で、なかなか2メートル以内に入ってこない。それでも偶に1メートル近くに止まるが、直ぐに飛び立ち、チャンスをものにできない。そんな状態で、じりじり時間だけは過ぎていく。通り過ぎる人は、100パーセントマダラヤンマの存在は知らない。一体何をやってるのだろうと不思議に思って通り過ぎるだけ。
それでもチャンスは確実に増している。前回までの、ボケボケのものに較べれば飛躍的に良さそうな写真を撮ることができた、と現場では思った。そして最後の最後に、♂♀の交尾体という大サービスでマダラヤンマ劇場の幕を閉じることができたのだった。写真は時間軸に沿ってのもの。