ピカビア通信

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転落の顛末

2012年07月20日 | Weblog

 

実は先日、生まれて初めて自転車で川に転落という経験をした。そこは、川の土手の道で、幅1メートル足らずの勿論未舗装の道。同じく1メートルほどの幅の狭い橋を渡って、土手に曲がるときに悲劇は起こった。ママチャリ(昨日の写真のもの)でゆっくりとハンドルを右に切り、丁度後輪が土手に乗った頃前輪が道のでこぼこにはまりバランスを失い、自転車は一気に右に傾き、既に足を着く部分もなく(右側が川)、自転車もろともコンクリートの壁面を滑り落ち川に転落だ。土手の高さは2メートルほどで水深は50センチといったところ。自転車は完全に水没。体は、顔だけが水面の上でどうにか踏ん張った。こういう場合、どうやって着地したかは分からない。唯、何ヶ所か打撲はしたようだ。幸い、切り傷はなかったので出血は無し。相当でかい音がしたが、目撃者ならびに野次馬もなし。こういう場合は兎に角恥ずかしいのでそれは幸いであった。

まずは自転車を水中から引っ張り出し土手の上に挙げ、全身ずぶぬれの衣服は仕方ないのでそのまま。一番幸運だったのは、物凄く暑かったということである。つまり、そのまま自転車を走らせれば、体は適度に涼しくしかも自然に乾燥するわけだ。自転車もダメージは無く、むしろ丁度よい洗車となった(ということで喜ぶのはここまで)。最悪なのは籠に入れていたバッグだ。カメラが中に...。しかも一眼と接写用のコンパクトデジカメ二台が入っていたのだ。完全水没。確認して見ると、レンズの中全てにしっかり水が浸入。以前、水没したカメラは没というのは聞いた事がある。修理に出すと、新品と同じくらいかかるらしいのだ。転落した時点で、一瞬スローモーションとなり、頭の中ではカメラがカメラがと悲痛な叫び声がこだましていた。

それにしてもこの歳になって川に転落するか?昔だったらあのくらいでバランスを崩すことも無かったかもしれない。この土手は何回も通っていて、通る度に、これだけ狭いと川に落ちることもありうるぞとは思っていた。実際歩いている人はいるが、自転車で走ってるのは見たことが無い。そもそもが自転車では危険なところなのだ。と、今頃言っても仕様がない。問題はカメラであります。

 

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