梅雨の晴れ間、初夏の霧が峰八島ヶ原湿原に行く。近くにありながらここに来るのは実に二十数年ぶり。ニッコウキスゲの頃は多分観光客で溢れるのだろうが、今の時期の平日でもそこそこ観光客はいる。その推定平均年齢64歳。今はレンゲツツジの見頃で、高原の花を見に来る観光客は、本当、何処へ行ってもこの年齢層である。
木道の周回コースを回る。ほぼ平坦なので良いお散歩コースだ。但し、人がいなければ。流石にここまで標高の高い所に来ると、昆虫密度の高くなる季節にはちょっと早い。あまり成虫の数は多くなかった。つまり、まだ毛虫の季節だったのだ。
そんな中目を引いたのはこの白いゾウムシ。下界では見たことないが、この辺り特有のゾウムシなのだろうか。造形的には惹かれるものがある。
つづく