納豆を食べるとき、卵を入れて食べる人は何割くらいいるのだろうか。テレビなどでそれらしき街頭調査(テレビの調査は特に信用度は低いが)をやると、殆どの人は卵を入れると返答している。が、「納豆に卵はいらない派」からすると、何故折角納豆の粘りを出したところに違うぬるぬるを足さなくてはならないのだと疑問に感じる。つまり、納豆の力強い粘りを味わうには卵のぬるぬるは邪魔と言うことなのだ。粘りの質が違うのだ。卵を入れればより滑らかになり味もまろやかになると言うのは確かにその通りだが、納豆そのものを味わうと言う観点からするとやはり余計なものなのである。因みに付属の旨み調味料入りの醤油もいらないし、からしも要らない。普通の醤油だけで十分だ。薬味はねぎ少々と海苔。100回くらいかき回すと、納豆の糸も肌理細かくなり良い具合となる。後はそれをかきこむだけ。ああ、日本に生まれてよかった、と思う瞬間だ(本当はそんなことは思わないが)。