ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

マイコアカネ

2011年09月16日 | 生き物 自然

 

相変わらずアカネ類の数は少ないが、この前、一頭小さめなアカネトンボが庭に止まっていた。割に敏感なものが多い中、その一頭はかなり鷹揚であった。過去来ることが多かった「マユタテアカネ」かと始めは思っていた。体が小さめでよくいるのの代表は「マユタテアカネ」なのだ。赤くなってないのでメスのようだ。早速、カメラ(一眼)を取に行き目一杯近付いて撮った。マクロが無いのでググっと寄れないのが残念である。その時点で、肉眼により「マユタテアカネ」とはちょっと違うと感じていたが、肉眼は肉眼で接近するとぼやけると言う欠陥がある。最終的にはパソコン上で確認するしかない。で、確認するとそれは「マイコアカネ」であった。小さめのアカネで残る二つが「ヒメアカネ」と「マイコアカネ」だが、この二種類とも今では普通に見られる赤とんぼではなくなってしまっているのだ。適した環境(湿地)が少なくなるとともにすっかり見かけなくなったトンボなのだが、まさか庭に来るとは。結局その固体は、庭で一泊して翌日またどこかに飛んで行った。食料補給の休息だったか。メスなのでビオトープにでも産卵していってくれれば理想的だが、湿地性の条件に合うかどうか。アカネ類は移動距離も長いので、今回のようなことも起こりうるということなのだろう。

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