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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

世界遺産

2007年09月01日 | Weblog


何故か突然、家のテレビの映りが悪くなった。
全体に、砂嵐のような吹雪のようなものが映る状態で、
新しいものなので寿命ということではないし、一体何
が原因だろうか。
症状としては、アンテナの方向が悪い時に起こるのと
一緒だ。
しかし、有線だからそれもない。
ということは、そのコードに問題があるのではないか
と確認すると、ああこれか、と誰もが納得する原因が
みつかった。
鼠がコードを齧っていたのだ。
殆ど千切れかかったコード。
これじゃあしょうがないわ。
ということで、その部分を切り離し、きっちり繋ぐこ
とにした。

しかし、切って気付いたのだが、このコードは普通の
電気コードとは違い、中の線を束ねて結べばいいとい
う構造ではなかった。
二重構造になっているのだ。
中心には、別のビニールに守られている線が通ってい
てその外側に毛細血管のような線がつながれていると
いうものなのだ。
つまり、中心は中心でつなぎ絶縁して、外側は外側で
またつながなければならない。
結構面倒だ。
何とかつなぎはしたのだが、今ひとつ外側の線が頼り
ないという出来だ。
これは、専用のコードを買ってきたほうが良いか。
とりあえず、それで接続すると、やはり、接触が完璧
ではなく、コードを動かすと微妙に映りが悪くなる。
まあ、暫定処置暫定処置と納得させる。

それでテレビを付けたら、世界遺産のプロが選ぶベス
ト30だか40だかという番組をやっていた。
プロってどういう人なのかは知らないが、多分旅に良
く行く人たちなのだろう。
挙げられたそれらの「世界遺産」は、殆ど行ったこと
がないところで(殆どではなく全部だった)、ほうこ
んなところが選ばれるのか、と感心して(本当は感心
もしてないが)見ていた。
「イグアスの滝」とか「ヴィクトリアの滝」とか、結
構滝は人気あるな、流石に「ナイアガラ」は入らない、
プロとしての意地が垣間見えるな、などと思いながら
見ていて、ベストワンは一体どこだろう、と関心は高
まってきた。
まさか「万里の長城」なはずないし「法隆寺」なんて
ことはもっとないしと思っていた。

そして発表した時、なるほどねと納得した。
「マチュピチュ」。
天空の街か、確かにね。
簡単に行けるところは選ばない。
それなりに苦労してその先に感動が待っている、とい
うのが趣旨のようだから、選ばれるのは納得だった。
実際、選ばれた全体を見ても、行ってみたいと思うの
はここくらいか。
しかし、車で九時間もかかるとなると、実現性は0.1
パーセントもない。
いや、100パーセント。
全般に言えるのだが、「世界遺産」だからと言って行
きたくなるところは一つもないし、基本的に名所とい
うものには興味がなかった。
つまり、もともと旅好きではなかったのだ。
そんなことは最初から分かっていたことでした。
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