ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

日本シリーズ

2006年10月27日 | Weblog
日本シリーズも、呆気なく日本ハムの優勝で終わった、
と言っても、全く興味は無いのだが、いつも思うこと
だが、「ビールかけ中継」というのはそれ程のニュー
ス価値があるのだろうか。

レポーターも一緒になって感激を分かち合う、それを
見た視聴者も「感激」を共有しろ、そんな図式を意図
しているのだろうが、はっきり言って、見たくないし、
面白くも無い。
どの局も「いかにわれわれは感激しているか」、とそ
んなところを競っているようにしか見えない。
一言、レベル低過ぎ。

そして、またまた新庄にスポットライトが当たってる
ようだが、これも本当どうでもいいことだ。
日頃から、なにやら幼稚なパフォーマンスで人気を得
ているのだが(テレビ的には所謂美味しい素材という
のだろう)、しかし、こぞってマスコミがもてはやす
のってのはどうだろうか。
個人的には、いつも違和感を感じる。
こんなことを感じる方が少数派なのは分かっているが、
なんだかねえ。

基本的に、野球でもなんでもそうだが、人気コンテン
ツがほしいだけのマスコミは(特にテレビ)、その為
だったら幼稚だろうが馬鹿だろうが、物でも人物でも
なんでもいいから、スター化させて兎に角人気化させ
たい。
結果、視聴率が上がれば良いわけだから、良識や倫理
などというものは二の次だ。
典型的な、数の論理の世界。
そして、これが一番問題なのだが、その中身が溶融し
たというかメルトダウン寸前のテレビが、一番影響力
を持っているという事実。

と、大袈裟な表現ではあるが、実際のところ今のテレ
ビ界というのは、どれほど腐っているのか、或いはま
だまだ捨てたものではないのか、どっちなんだろう。
とりあえず、マスコミ批判をしてればすっきりすると
いう我々の(私の)事情は置いといて。
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