小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

ふせげなかった児童虐待

2010年01月26日 | 私の考え
東京都江戸川区立松本小学校1年の岡本海渡君が、両親から暴行を受けて虐待死した事件は悲しくも残念な事件です。なぜふせげなかったのか。
学校関係者や児童福祉関係者のみならず国民ひとりひとりが自分のこととして考え直さなければならない事件ではないでしょか。

事件報道によれば、昨年9月に既に歯科医師にによって虐待が子ども家庭センターに通報されており、その後も何度も学校を長期欠席を繰り返すなど典型的な児童虐待のハイリスクケースであったことが分かります。
学校と子ども家庭センターとの連携がとれていなかった最悪の事例として、今後の検証が必要です。
周辺の住民も子どもの泣き叫ぶ声や男の怒鳴り声を聞いたといいます。なぜ警察に通報しなかったのか。

我々大人に間違った認識がないか。
大人が子どもに暴力を使ったしつけには一片の正当性もありません。
怒って、ある意味切れた時に、暴力を使うのです。しつけだとか、時には必要だとか言うのは、暴力を使った罪悪感を打ち消すための言い訳に過ぎません。
こうした行為は何も親に限ったことではありません。何を勘違いしてか知りませんが、指導と称して子どもに暴力をふるうバカは他にもいます。
私は、こうした行為が大いに間違っているとの共通認識が必要だと思います。
たまには暴力も必要だとの考えが少しでもある限り、今回のようなケースにおいて通報が行われず、不幸な出来事が繰り返されることになると思います。