小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

旗開き会

2005年01月14日 | 活動日記
ホテルせくみ屋で開かれた、連合福井若狭地域協議会主催の新春旗開き会に出席しました。「旗開き」というのは、労働組合の旗を開くということで、本来は労働運動の開始式のような意味だと思うのですが、今は新年会としての意味合いで開催されています。

帰宅後、NHKスペシャル「むらを守れるか」を見ました。中越地震で大きな被害が出た新潟県小千谷市の山間部の過疎の集落が、地震被害からどのように復旧するのか(出来るのか)という視点での放送でした。この集落は山あいの谷を切り開いた棚田が多く、山の湧き水を農業用水に利用して非常に良質のコシヒカリを生産してきました。住民はこのコシヒカリが誇りであり、米作りに生きがいを感じて生活してきました。
しかしこの棚田に大きな被害が発生し、今春の田植えができない状況にあります。都市部の地震では地震直後から復旧に動き出しますが、過疎地域ではそういう訳にはいきません。地震によって村から出ていく人も多く、厳しい自然の中で相互扶助の精神で生きてきた地域が生き残れるかどうかという問題に直結します。
都会の人は住む家を直せば元の生活に戻れるが、我々は、家と田んぼを修復しないと元の生活に戻れないという住民の言葉が印象的でした。