-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

恐ろしや 何の前触れか(ヤマアカガエルの産卵)

2020-02-21 19:56:37 | 自然

 令和2年2月21日(金)、石仏と石碑を調査するために、畑沢に行きました。ところが、調査のための条件が整わなかったので、延期することにしました。代わりに思いがけない状況に巡り合いました。

 秋に大量に降り注いだ落ち葉が水路に詰まり、各所で流れを塞き止めていましたので、スコップ片手に落ち葉の除去作業をしていると、離れた場所から奇妙な鳴き声が聞こえてきました。まるでカモ類が水場で騒いでいるような感じです。でも、カモ類の鳴き声とも違います。それならば、カエルの鳴き声かとも考えてみましたが、一般的なゲロゲロという声でもありません。

 そこで、近づいてみることにしました。今年は殆ど積雪がありませんが、それでも場所によっては20cm程度の雪があります。ゴム長で雪を踏みしめながら奥へ進むと、水が張られている休耕田の水面から数十匹のカエルの群れが溢れてきました。私が近づいたので逃げ出したのです。鳴き声もばったりと途絶えました。あの鳴き声は蛙でした。カエルは朽ちた水草の下に潜り、何所にも見当たらなくなりました。

 田んぼの中には、少しですがカエルの卵がありました。生んだばかりの様です。

 田んぼの水面から飛び出したのは、この卵を産んでいたカエルでした。私が産卵の邪魔をしてしまったようです。しかし、まだ2月です。畑沢で2月にカエルが卵を産むなどという事は、これまでにあったでしょうか。どんなカエルでしょうか。田んぼから飛び出したカエルの大きさから推察してみました。極、一般的な大きさでしたので、図体のでかいアズマヒキガエルではなく、こじんまりとしているアマガエルでもありません。特殊な産卵をするシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルでもありません。渓流に棲むカジカガエルでもありません。残るは、トノサマガエル、ツチガエル、ヤマアカガエルです。遠目で見たカエルのシルエットから、この三種から一種だけを選ぶほどの眼力を私は持ち合わせていません。

 当然、インターネットのお世話になりましたら、出てきました。一番早く産卵するのは、ヤマアカガエルだそうです。東北地方では3月下旬ごろから産卵するそうです。でも今は3月下旬ではありません。まだ1か月も前です。いくら暖冬と言っても早すぎます。

 日本が、地球が狂い始めているのは間違いないようです。これほどの異変が続いていながら、トランプはパリ協定から離脱するし、そのトランプの言いなりになって米国製の高価兵器を爆買いしている首相もいます。カエルも頭が変になるはずです。


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