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カリフォルニア州中部の小さな街ビショップ(Bishop)は、四方を山に囲まれた高原の街でもありますが、その南方に位置するキーオ温泉(Keough Hot Springs)では温泉が川をなして流れており、ワイルドな野湯が楽しめるらしいので、車で行ってみることにしました。
ビショップの中心部からハイウェイ395号線を8マイルほど南下すると、路傍でキーオ温泉の存在を示す看板が立っている箇所があるので、その下の角を曲がって西へ進みます。
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その道を山に向かって進んでゆくと、やがて有料の温泉プールである"Keough's Hot Springs"に辿り着きます。ここで入浴しても良かったのですが(料金:12ドル)、ここの営業時間は夜7時まで(金曜と土曜は夜8時まで)。私が訪れたのは夕方6時半でしたので、ここでの入浴は断念しました。
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来た道をちょっと引き返すと、途中で多くの高圧電線が頭上を横切っている箇所があり、電線と並行になる形で未舗装路が分岐していますので、その未舗装路に入ってちょっとだけ北へ。
その道はやがて小川を跨ぎますから、ひとまずこの辺りで車を停めてみました。
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小川は未舗装路をチューブで潜っていますが、この川を流れているのは、正真正銘の温泉なのです。川の上流には上述の有料温泉施設がありますから、そこの源泉から流れてきているものと思われます。
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周囲には車がたくさん止まっていました。おそらく知る人ぞ知るアウトドアスポットなのでしょう。とはいえ、この一帯はロサンゼルス市が管理している水道用地であり、日中の立ち入りは自由ですが、キャンプを張ったり車中泊をするなどして夜を越すことは禁止されており、その旨を注意する看板があちこちに立てられていました。
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話を小川に戻します。
小川には人為的な堰き止めによって流れが緩やかになっているところがたくさんあり、そのいくつかでは、水着に着替えた老若男女が湯浴みを楽しんでいました。
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私が川を遡っていると、小川の流れが緩んでちょっとしたプールになっており、しかも誰もいないという、湯浴みに最適なスポットを発見しました。
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水温34.6℃というぬるめの湯加減ですが、れっきとしたお湯であることには違いありません。しかもpH9.33という高アルカリ性を示す、本格的なアルカリ性泉なのです。お湯の見た目は無色透明無味無臭で非常にクリア。野湯とは思えないほど綺麗です。
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草陰に隠れて水着に着替えてから、いざ入浴。雪を被ったシエラネバダ山脈を眺めながらの野湯は実にワイルドで豪快。非常に開放的です。しかもお湯はツルツルスベスベの滑らかな美人湯タイプ。これぞ大自然の恵みですね。この時は気温が10℃ほどしかなかったため、一度湯の川に入ると寒くて出られなくなってしまうのですが、それでもあまりに美しく素晴らしい環境だったため、日が暮れるまでひたすらこの湯の川に入り続けてしまいました。
車があれば容易にアクセスできますし、しかも入浴できる箇所を選べますので、野湯のようなワイルドな湯浴みがお好きな方にはおすすめです。
GPS:37.25781, -118.37176,
日中は自由に立ち入り可能(夜間は不可)
野湯につき無料
私の好み:★★★
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