温泉ファンの間で野趣あふれる混浴露天風呂として夙に有名な「茅森温泉」は、前回取り上げた「郷緑温泉」から近いところにありますから、その湯上り後、ついでに寄ってみることにしました。事前にある程度の情報は入手していたので、迷うことなく一発で辿り着けたのですが、ネット上で皆さんがおっしゃっているように、本当に目の前に墓地があるんですね。昼間でもちょっと不気味かも。なお上画像で私は墓地下に車を止めていますが、ここは狭くて他の車が転回できなくなってしまうので、実際に入浴する際には橋の下付近に確保されている河原の駐車スペースを利用しましょう。
墓地の下から川へおりる小径を行くと、すぐにお目当ての露天風呂が目に入ってきたのですが・・・
んん? あれれ?
残念ながら、完全に空っぽな状態で、しかも浴槽内はすっかり乾いていました。訪問時は既に夕方4時を回っており、空は暗くなりはじめていましたから、もうこの日にここで入浴するのは諦めざるを得ませんでした。
浴槽は空っぽとはいえ、湯口より伸びるホースからはお湯が捨てられていましたので、お風呂が廃止されたわけではなく、この露天風呂を管理なさっている方が、清掃等管理上の目的で意図的にお風呂を空にしていたものと思われます。
ホースの口に温度計を当ててお湯の温度を測ってみたところ、33.9℃という数値が表示されました。湯口でこの温度ですから、もし秋の夕暮であるこの時点で露天風呂にお湯を張ったとしても、果たして30℃に届くかどうか…。よしんば入浴できたとしても、湯上りは相当寒いでしょうね。温泉ファンの皆さんが夏にこちらのお風呂へ訪れている意味がよくわかりました。なおお湯の特徴としては無色透明で無味無臭、指先でお湯を擦ってみたところ、ツルスベ感が強く得られましたので、入浴したらさぞかし気持ち良い肌触りが楽しめたんでしょうね。あぁ、悔しい…。
あけっぴろげな環境である上、混浴であり、且つ更衣スペースも目隠しもありませんから、混浴に対する耐性が無い方には利用が難しいかと思いますが、逆に耐性が備わっている方には、実に開放的で爽快な露天風呂として楽しめるでしょうね。
温泉分析表なし
岡山県真庭市某所(場所の特定は控えさせていただきます)
入浴可能時間不明(常識の範囲内で)
無料
備品類なし
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私も以前、ここに訪問しましたが混浴露天なのと場所が場所だけに(笑)、妻が「止めよう」といったので覗いただけで立ち去ってしまったのでした。
またそのうちに出張で岡山に行くかもしれないので、その時はぜひトライしたいと思っております。
ここは確かにあけっぴろげすぎるので、女性の方にはハードルが高いですよね。また、男女問わず「霊感が…」という方も難しいかも(笑)。
今度岡山県へ行かれた時には、是非チャレンジしてくださいね。