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最近の世相を観るに常道では考えられない事件・事故の多発が目につく。あまりの多さにウンザリし悲しい思いさえする。胸の痛みを感じるのは私一人ではあるまい。 貧富の差 とか 格差拡大 とか世間の耳目を集めている事柄を目の当たりにすると、ついフラフラと安易な方法で富を手にしたくなるのは、ある意味では人情かもしれない。ワイドショウで取上げる セレブの豪奢な生活ぶり や 豪邸 を観せつけられると羨望を超えて庶民の哀れさ儚さ嫉妬さえ感じ自分の置かれた 居場所 や 貧弱なステータス に自己を哀れむ。鬱積した嘔吐を吐き出したくなる。短絡的には言えないが 遠因 が、かような「ショウ的見せ場」を提供されると、安易な方法で巨万の富を手にする事に繋がっている一面があるのでは、と思いたくもなる。庶民の高嶺の花を 一幅の清涼剤 として見せ、エンターテインメント的に楽しませている意義は見出しているのだが・・・。一種のカタルシスだと割りきるしかない。・・・翻って対極にある連動する悪事の数々は枚挙に暇が無い。治安維持に於ける司法等、警察、検察庁とかの日本の法曹界は世界に冠たる実績があり検挙率では世界でも有数であると聴く。額に汗しないで 濡れ手に粟 は何千万分の一である。テレビや新聞紙上で報道されるあの哀れな(・・・氷山の一角かもしれないが・・・)姿を観るにつけ肉親ではないにせよ同情を禁じえない。必ず検挙される事が分っているからだ!上着で顔を隠すくらいなら当初から遣らない事だ。毎日という程、同じ光景を観ているのだ。眼を醒まして、まともに働け! 額に汗して働け!! 結局は、その事がまともに「生きる術」なのだ!! 全てなのだ!!・・・
与党・政府は「新少子化対策」を打ち出した。
●2大柱・・・1.子育て支援・・・・2.働き方の改革
●40項目の対策が、その内容である。
■1.『子育て支援』・・・年齢に沿って
イ.「新生児・乳幼児期」
ロ.「未就学期」
ハ.「小学生期」
ニ.「中高大学生期」
の "4段階" に区分し整理した。
■2.『働き方の改革』・・・3段階に区分した。
イ.「フリーターの正社員化(支援)」
ロ.「長時間労働の是正」
ハ.「家庭持ちの養育支援」
印象としては2,005年の既成プラン「子ども・子育て応援プラン」の是正策としての手直しになっている感は否めない。プライオリティーを付けて実施するだけではないだろうか。・・・新施策としては「乳幼児手当」の新設・増額を提言した(3歳未満の乳幼児の金額の上乗せ)。
▲現状・・・月額5,000円(~小学生まで)。
月額10,000円(第3子以降)。
▲来年・・・新施策として3歳未満の「乳幼児手当」として金額を上乗せする。
でも問題が多すぎる。先ず、第一に"財源の裏付けがない"。審議がされてなく「ポスト小泉」に先送りされている。理由は多々あると思うが「歳入・歳出一体化改革」で "社会保障費の大幅な削減" がネックとなっている。又、「医療・福祉財源」として "消費税" の引き上げも問題を困難にしている。次期国会の行方に注目したい。・・・このテーマは次回(2)で終了する。
■付記:10月から35万円となる「出産育児一時金」は支払い手続きを変更し利用者が出産前に立て替えなくてもよい様にする。所得の低い若年世帯の経済的負担を軽くし2人目3人目を産み育てやすい環境を作るのが目的。不妊治療に対する公的な補助も拡大する。就学前の子どもを持つ家庭への支援では地域ごとに他の親子と交流できる場や一時預り施設を増やすなど子育て支援の拠点を充実する。その他、子育て中の家庭に対する税額控除の導入や教育費の助成拡大なども検討する、としている。
「上海協力機構(SCO)」は中国とロシアの2大国と中央アジア3カ国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン{後に加盟})の5カ国で1,996年に"上海ファイブ"を前身として発足した。現在は後に加盟したウズベキスタンの計6カ国の構成となっている。発足から今年で10年目を迎えた。機構創設5周年目の今回は上海で首脳会議を開き次の事項で合意した。・・・
1.国境信頼の醸成
2.反テロ地域安全保障
3.経済協力関係の強化
4.資源エネルギーの協力構築
5.来年、初の「合同軍事演習」を実施する
事を合意等の機構拡大の取り組みの強化を前面に打ち出した。「SCO実業家委員会」も正式に発足した(加盟国企業で構成)。中国の胡錦濤主席は「平和と民主の原則、善隣友好、域外に開かれたSCO」を掲げた。又、張徳広秘書長は中国誌に「NATO(北大西洋条約機構)の様な軍事集団にはならないし"東方NATO"の指摘にも根拠はない」と言明した。日米同盟、とりわけ米国にとっては「5周年宣言」に{政治体制の相違を内政干渉の口実にすべきではない}と謳った事に懸念を示している。この事は米国の"民主化と人権の要求"を牽制したもの、と米側は受け止めている。しかも核疑惑とテロ支援国家と名指ししているイランをオブザーバーとして参加させた事にも懸念を示している。演説の中でイランのアフマディネジャド大統領は「上海協力機構が影響力のある強大な機構となり、世界各国への脅威と不法な強権的干渉を阻止する必要がある」と暗に米国を牽制し西側との対抗姿勢を強調した。オブザーバー4カ国(パキスタン、モンゴル、イラン、インド)の内、インドだけが唯一、首脳の派遣を取り止め石油相を代理出席させた。米国への配慮である。上海協力機構の加盟国間にも石油等の利権に絡む互いの軋轢があり呉越同舟の側面もある、と指摘されている。今のところ日米同盟は静観を装っているが内心、疑心暗鬼を隠しきれない。その動向に神経を尖らしている。日本にとっては日米同盟を基軸としている関係上、細心の配慮が必要不可欠である。しかもアジアの一員としてSCO参加国とも緊密に連携する必要を怠ってはならない。日米を基軸としてSCO加盟諸国との均衡あるスタンスも要請される。
又もや16歳の少年による惨劇が起こった。品行方正、成績優秀で将来は父親みたいな医師になる事が夢だったという。有名な進学校に通う優等生で将来が嘱望されていた矢先の出来事だった。友人や進学先の校長も異口同音にその少年の日常の生活や行動を讃えていた。ところが事の成り行きは悲愴な結末に終わった。その真相に俄かには信じられない驚愕だったとう。・・・ある日突然、善良な大人や少年が豹変し犯罪に走る、又は起こす。かかる事件事故は最近の風潮としては日常茶飯事になった。善良で普通の大人や関係者は心を痛めている。・・・小生も何度、このブログで訴えてきた事か。・・・事件事故後の "状況判断に思いを致す" 、その欠如が短絡的な行動を引き起こす。おしなべて大人や識者は口が酸っぱくなる程、その事を繰り返し、繰り返し、指摘し説得してやるべきである。普段から "豊な想像力" の育成に努めるべきである。大人でも少年でも事件事故を起こして後の・・・『反省?の弁』・・・が『大変な事を起こしてしまった。反省している・・・』。何十回、何百回、その言葉の繰り返しを聴いた事か!!事件事故を起こす前に「事の成りゆき」が、どういう結末や結果になるのか、残された親・兄弟や親戚が、どういう思いで人生を(又は後半を)過ごしていくのか、 『思い致す事』が出来ない。 "想像力の貧弱" が齎す結末である。心ある人や大人は、繰り返し、繰り返し、言い聞かせて、説得すべきである。(心に響く説得力で!あの"夜回り先生"の様な説得力で)屁理屈や言い訳は、いらない。何かと「社会のせい」にしたり、「政治や体制のせい」にする。そういう屁理屈氏は、いらない。先ずは行動にうつすべきである。・・・
今日6月23日は戦後61回目の沖縄戦終焉の日「慰霊の日」である。日本で唯一の公休日である。歴代の首相も毎年、参拝に訪れている。小泉首相も今年が首相としては最後の "慰霊の日" になる。戦没者に「哀悼の誠」を捧げる為に訪れた。二度と沖縄戦の悲劇を繰り返してならない "誓いの日" である。その事を肝に銘じて今日一日を過ごしたい。翻って子供達は、この ”慰霊の日” をどう観ていたのか、ここに30有余年前の嘗ての6年生が綴った戦跡見学記の「平和祈念資料館」についての記録を紐解いてみよう。・・・
『那覇から約22キロメートル、糸満市摩文仁(まぶに)に平和祈念公園があります。その公園の中に「平和祈念資料館」は、あります。この資料館は戦後、三十余年にわたって貴重な資料を数多く集め、そこには写真、図表、模型、遺品などの資料が展示されています。昭和50年に開館され戦争の本当の姿をありのままに知っていただく為に建てられたものです。今後、この様な資料館が二度と出来ない様に戦争の事について、もう一度、じっくり考えてみたいと思います。祖父母の戦争体験を聴く度に胸が痛みます。平和の世の中に生活している私達には想像もできない恐ろしい体験だったと思います。祖父母の貴重な体験を無駄にしない様に私達は努力していきたいと思います。 (6年 G)
私も一度、訪れたことがありまが、その時の体験が蘇って来るようで異様な感じがします。本当に、この様な姿を二度と見たくはありません。沖縄県民の悲痛な思いであり平和の尊さを噛み締めたい日にしたいと思います。 (父 G)
<学習の手引き>・・・「史跡めぐり」とか、修学旅行、遠足などの時は、あらかじめ資料で調べて、その意義を学び、平和の尊さを噛み締める契機にしたいものだと思います。
じめじめした梅雨の齎した豪雨が続き沖縄の中部 "うるま市" や那覇首里 "鳥掘" ではマンションの倒壊の恐れが心配され周辺住民は避難を余儀なくされた。住民は恐怖の数日を過ごした。例年にない豪雨でダムも満水し夏場の渇水の心配はなくなったが引き換えに地滑り、建物の倒壊、道路の亀裂等で被害も甚大に蒙った。・・・変化の激しい天候に一喜一憂しながらも南国 沖縄人らしく 災い転じて福と成す、か?・・・。一変して夏の到来。夏至になった。じりじりする程の真夏日だ。一年ぶりの汗が、ぽとぽとと滴り落ちる。室内の温度計は28℃を指している。亜熱帯 沖縄だなあ! と実感する。沖縄人(うちなーんちゅー)でもそうなのだから、ましてや他府県の人には外国・異国を感じさせるかもしれない。親戚や孫の ちびっ子ども は、波之上で泳いだらしい。その報告に余念がなかった。例年よりも梅雨明けが数日、早い。今日22日は無風状態で晴天の合間に雲が、ところどころに流れているだけだ。室内では裸で、このパソコンを打っている。天気予報でもここ2、3日は晴天続きだ。沖縄では夏の到来が実感できる。とっくに 沖縄の初夏=若夏{わかなつ=うりずん}=は過ぎ去り本番の夏日が足早にやってきた。何と言っても、もう "泳げる" のが沖縄の最大の魅力だ! 台風シーズンも、これからやってくるが、その間隙を縫って、しばしのエメラルドグリーン、ライトブルーの沖縄の海を満喫しては、どうでしょうか! ・・・”いらっしゃい沖縄へ” ・・・君を待っているよ!・・・沖縄の海が!!・・・
二カ年半の職責を全うし一人の犠牲者・事故者もなく無事、帰還する事が出来る事を国民の一人として喜びたい。・・・ "お喜び申し上げます。ご苦労様でした" 。・・・世界の中の日本として国際社会に認知されたことは意義深い。人道復興支援を貫き「サマワの治安」に貢献できたことが世界の承認を得た事になった。独立独歩の吾が道を行く一人歩きは、最早、過去の負の産物であり現代には通用しない。世界は志を同じくする者同志が互いの長短を相互に補完し合い「共存共栄」していくのが、これからの世界の趨勢であり在り方だと思う。国連の使命もその一端を担っている。歴代の内閣で小泉政権ほど強運な組閣はなかった。イラクでは紛争終焉後も米兵2,500人余の尊い人命が失われている。それにひきかえ吾が日本の自衛隊は幸運?(他国の犠牲者に思いを馳せると申し訳ないが)にも一人の犠牲者も出さずに職責を全うする事が出来たことは奇跡に近いし喜びにたえない。人道復興支援に対しサマワの国民も感謝の念で、いっぱいだったと思う。国際社会に貢献する日本の今後の在り方にサマワの事例が参考にされ踏襲されていくものと思う。資源小国の日本が世界の一員として貢献できることは武器を使用しない(自衛の為の必要、最小限の事態に対処する以外には)人道支援活動以外にはないし、そういう活動や事態にのみ徹するべきである。次の政権に課せられた案件は山積するが当面は自衛隊を「自衛軍」に昇格?させる事案が ポスト小泉 の懸案議題となる事が予想される。慎重にも慎重を期して取り組み審議してもらいたい。小泉首相の言明(国連や米国との話し合い了解を得て)で陸自隊の撤収・撤退は完了を見るが残置された空自隊の更なる任務が国際社会から衝き尽けられた。その新たな輸送任務はバグラットやトルコ周辺にまで拡大される事になった。陸自隊の数名も連絡係として居残る。肉親・家族にとっては不安であり慙愧の念に耐えないであろう。そういう未決の問題も次期政権の課題であるし取り組まなければならない問題である。国連や米国が今後、どう出て来るか不安材料は後を絶たない。
亜熱帯沖縄の基幹産業 "サトウキビ" 。・・・外国産が、国内外では、その製品の安価輸入攻勢で沖縄の "サトウキビ生産" は毎年、衰微の一途を辿ってきた。原料はトン当たり2万円前後で推移し政府の助成金なしには成り立たない。ところが最近、脚光を浴びてきたのが、その別途の用途である。原油高騰の煽りを受け世界的不安定要素を背景に代替燃料の開発に奔走している各国は ハイブリッド車両 や原油に代わる "代替燃料" の開発に凌ぎを削っている。その深刻さは我が国でも例外ではない。環境省も本腰を入れた。サトウキビやトウモロコシ等の環境にやさしい「植物資源」を原料とする ”バイオエタノール” を混合した自動車の燃料の開発・普及に取り組み始めた(―長期目標策定―)。「地球温暖化」対策としても有効で植物燃料の為、大気中に放出する 二酸化炭素(CO2) の削減にも寄与するとされている。政府は2,008年から始まる "第一約束期間" の「京都議定書」を見据えて、その加速を速めている。長期計画では2,010年に "バイオエタノール" を3%混合した ガゾリン{E3} を需要量の最大50%を導入する。2,030年には混合割合を10%高めた{E10}を需要量全体に導入する計画としている。又、その使用済みの食用油は廃油とせずに「軽油」代替の "バイオディーゼル" として普及拡大する計画である。既に「バイオ燃料」は米国、ブラジルが法律で義務付けて実施している。その先進国に学びながら国内では沖縄(現宮古市、伊江島)の「サトウキビ」が有望視され実験に取り組んでいる。その成果として商業化のメドが立ち、いよいよ来年からは(2,007年)販売・普及に漕ぎ付けるとしている。沖縄にとっては従来のサトウキビ製品の販売の外に燃料としての新製品の需要に寄与していく絶好のチャンスとして捉え、普及していく考えの様である。今後が注目されそうであり大いに期待したい。・・・
誰もが期待し、大いなる望みを託して、現地ドイツに乗り込んだ! サポーターの猛者が続々と現地入りした。大方は各自の地元で、例の広場で、馴染みのスナックで、ビヤホールで、と三々五々に祝杯を期待しながら、その瞬間を待った。結果はドロー。・・・嗚呼・あゝ、もう溜息!悲鳴の連続!!後がない!・・・。七連覇、八連覇の強豪ブラジルに勝つしかない。紺のユニホームが、サッカーの正装が、万余のサポーターの人波に揺れた!又、揺れた。嘆息とも諦観とも悲鳴とも衝かない異様な雰囲気に包まれた。一瞬、静寂がブルーライトの夜光に照らされた。五、六秒の長き空白が続いた。その次は?・・・怒号のように呻き声が一面に伝播した。悲鳴が、溜息が!・・・しばし続いた。・・・ここ沖縄の地が、そうであったから日本列島は推して知るべし。気を取り戻そう!次がある。次が待っている。 如何なる事態に遇っても、遭遇しても、 「"ネバーギブアップ"だ!」。決して "諦めるな" 。 「愛の奇跡」が起こるのが、このスポーツの世界だ! 強豪ブラジルといえども欠点はある。その事を一番良く知っているのが元ブラジル、サッカー界の神様・英雄 "ジーコ" だ。彼以外にはない。祖国といえどもその恩返しに「"日本サッカー"が勝つ事」、勝利する以外にない。ジーコの脳裏は今頃、目まぐるしくフル回転しているに違いない。もう、後がない。後へは退けない。日本チームよ!ジーコと共に一致団結して体当たりで往け!往け!・・・きっと奇跡が起こり勝利の女神が微笑むであろう!!日本中が信じている!信仰している!!「ブラジル戦」に "奇跡を起こせ!" 「『勝利の奇跡を!・・・だ!』・・・
飽きずに次から次へと不祥事の続出!日本よ!お前は・・・。どうした?!あの武士道の矜持は何処へ。古風めいた精神の復活か?はたまた 腹切り の郷愁か?!否!否!である事は論を待たない。受け止め方は各自、夫々だが、美風精神の復活・復古と反芻は時代を超越する。真の武士道(精神)の真髄には「葉隠」に根拠・論拠を待つまでのなく日本人のアイデンティティ、DNAが色濃く反映している。だからこそ、不正や不祥事、悪の根源には日本人の基層をなす 正義の刃 で一刀両断にしたい衝動に駈られる。しかも日本を代表する公僕たる選良が厚顔を曝け出して平気で遣り済ます。道徳も人倫も正義も地に落ちたものだ。例の防衛施設庁に至っては25ヵ年も前から代々受け継がれ天下りの温床を確保し、しかも 談合 を踏襲してきた、という。もう、何をか言わんや、である。前代未聞の大量処分で恰好を付けたが国民は納得しまい。内部告発する勇気も封じ込められるし(関係者の証言では)氷山の一角だとも指摘する。悪の温床は、この際、一掃したい。すべきである。為政者は与野党を問わず国民の切なる期待に応えてもらいたい。半ば永遠に輪廻・継続する人間の「習性・業」と諦めずに対策を執るべきである。あくまでも人間、本来の善性を信じ良心に訴えて不正・不祥事・悪事を払拭する気概を持つ人間に復帰してもらいたい。その精神の復活を期待する。時代を超越した日本古来の「武士道」(精神)を現代に生かし、世界に冠たる "誇りと矜持を堅持した日本人" の復権を取り戻して羽ばたいていきたい。そういう日本人を自他(特に当事者)共に期待する・・・
付記:◇「武士道」・・・わが国の武士階級に発達した道徳。 鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒教思想に裏づけられて大成、封建支配体制の観念的支柱をなした。忠誠・犠牲・信義・廉恥・礼儀・潔白・質素・倹約・尚武・名誉・情愛などを重んじる。葉隠「―と云ふは死ぬ事と見付たり」 (広辞苑より)
◇「武士道」・・・広く武士の心組み、生き方を意味する場合と、狭く心組み、生き方の一つの立場を意味して、士道に対する武士道として用いることもある。江戸時代の武士階級に特有の倫理体系。武士社会の成立とともに<もののふの道><兵の習>といった道徳律が発生、中世を通じて徐々に変容した。江戸時代に入って、儒学が身分制度を理論化するとともに、武士は支配階級にふさわしい精神・行動が要求されるようになり、戦乱を欠いた固定的社会のなかで独自の観念論として武士道が確立された。君主への一方的忠誠、絶対的服従を基本理念とし、尚武、廉恥、剛健などを内容とする思想体系になった。葉隠は狭義の武士道の極致。 (百科事典マイペディアより)
◇「武士道」・・・武士の守るべき道、武士の道徳。平安時代以降荘園を母体に発生した武士集団の中で育った実践道徳。鎌倉時代に「弓矢とる身の習い」といわれ、主君に対する献身と部下への慈愛を骨子に、武勇・廉恥・質素・などの徳目を生んだ。江戸時代に朱子学の大義名分と武士道として理論づけられ、君臣父子の道・仁義の精神として規範化された。のち武士特有の道をこえて農耕商の師表たる人間一般の道となり、実践的性格が失われ形式化した。武士道を説いた文献として『葉隠』、山鹿素行の『士道』『武教小学』などが有名。 (日本史事典より)
実質審議は昨日16日で終了。明日の18日で150日間の通常国会は閉会する。ここに歴代第三位の長期政権も幕を閉じる事になり小泉内閣も終焉を迎えた。五カ年間の政権中、遣り残した構造改革・郵政民営化後の幾多の案件の仕上げは道半ばにして竜頭蛇尾に終わる感は拭えない。自民党を打っ壊す、で始まり衆院解散、刺客の送り込みで圧倒的勝利を勝ち得た内閣。日本の憲政史上に名声を残す事になるであろう。・・・それにしても ポスト小泉 の課題は多い。中でも重要法案が目白押しに継続審議となった。・・・
●教育基本法改正案・・・愛国心で、その表現・定立・定義で揉めて未決。
●組織犯罪処罰法改正案・・・共謀罪について与党自公民と民主党の攻防で未決。
●防衛庁施設法等改正案・・・防衛庁の省への昇格で何故?との不明で未決。
●その他、多々。
■在日米軍再編での国民への理解不十分、審議未了。国民不在の審議打ち切りで禍根。しかも3兆円にも上る在沖米海兵隊のグアム移転費の内実不明で終了。
■年金不正免除問題で意味不明の答弁等で未決。
■その他、多々。
▲偽メール問題で民主党の失墜。4点セットの不発。そして捲土重来 再起等々。・・・
何れも光と影の織り成す明暗が政界を擦り抜けて行った。拙速は避けたいが案件が重要法案であるだけに今会期中に議案として提出し審議すべきであったか、どうか疑問とせざるを得ない(得なかった)。・・・次回の自民党総裁選後の 臨時国会 では ポスト小泉 の試練が待っている。継続審議としての懸案議題が目白押しであるので慎重審議を望みたいし、そう切望する次第である。
派が二分され収拾が付かなくなる。一致団結して統制を執って当たるべきである。・・・成る程、大義名分は通る。 "政治の世界だ、一寸先は闇である" とは、よく言われる。裏には裏があって、 「安部降ろし」 ではないのか、と勘ぐられている一面もある。罷り通る政治の世界には、年功序列は今だに健在であり生きている。70歳の福田氏には、最後のチャンス。年齢的に安部氏には幾度も挑戦の機会はある。この際、 "禅定" でもって福田氏に譲っては、という思惑もあると聴く。一般的にも大勢的にも安部氏が断然、優位である。各種の世論調査でも群を抜いている。 ――人気の安部氏! 堅実で寡黙?な福田氏!―― 。日本のギクシャクした東アジア情勢に対処できるのは福田氏以外には適任者がいないし見当たらない、と嘯く推薦者の大物氏もいらっしゃる。それが真因だとも。・・・谷垣氏、麻生氏、福田氏、安部氏の四氏には一長一短があって決めかねている、と苦悩している党員もいる、と言う。安部氏、福田氏の二人に絞られた感はあるが流動的であり、どう変動するか分らない、と断言する方も居られる。候補の一角に第三位、 小沢氏 が食い込んでいるのも面白い。いよいよ熾烈を極める自民党総裁選! 国会終了と共に眼が離せない政界の話題で又、持ち切りになる。願わくは機会均等に公平で意志ある立候補者には誰でもチャンスを与えるべきである。一人に絞り込むのは大勢に逆行する。立候補者が多ければ多いほど良き人物を選出できる。派閥に拘ることなく、一人に絞り込むことなく鷹揚に対処してほしい。日本国民にとっては未来の我が国の命運を決する重要な選挙であるだけに最大の関心を持って見守っていきたい、と思う。・・・