今日から沖縄は梅雨入りした。今日の天気は薄曇りで雨は降っていな
い。日本の政界と似ている。前途がハッキリしない。未来が見えない。刹那的
で拙速で、その場しのぎの対策しかしない麻生政権・・・。中長期の政策も提示
していると言うが、国の骨格がない。国のビジョンが無いし、だから視えないの
は当然である。無責任な財政出動、景気対策・浮揚とか言ってジャンジャン・ジ
ャブジャブ赤字を垂れ流す。全て次期政権に先送りしている。後始末を託して
いる。埋蔵金も執り尽くして底をついている。国債発行で穴埋めせざるを得な
い状態になった。あゝ、沖縄の梅雨入りも視界不明の曇天の模楊だが雨すら
降らない。沖縄の梅雨入りと日本政界の現状は類似している。800兆円余の
赤字を何時になったら穴埋め出来るのかさえ不明である。―― 嘆くより一歩で
も二歩でも前進する事を考えたい ―― でも今の麻生政権には、それすら無理
である。だから新生民主党への期待は高まるばかりである。新生鳩山民主党
は、官僚組織の再編から手を付けるべきである。政治家が官僚を使いこなしコ
ントロールして(自在に)民意を反映した政治を行うべきである。官僚(達)は、
官僚組織に手を付けた時点で直ぐ、行き詰まると豪語している。絶対に手を緩
めるべきではない。官僚の既得権を野放しにしてきた自公民政権を終焉させ
真に民主党が目指す民意を反映した政治にすべきである。官僚を使いこなして
国権の発動たる国会議員の力量で政治をすべきである。悪知恵の権化、官僚
の言いなりになってきた自公民政治を終焉させて真に国民の為の政治を取り
戻すべきである。今度こそ民主党が政権を奪還し政権政党となって民意に基
づく政治をすべきである。沖縄の梅雨空を見上げながら そういう思いを新たに
した次第である。・・・
※付記:財源の裏付けがない、云々をマスコミも政府与党も喧伝するが、200
兆円余の1割程度の<20兆円>を精査して捻出し眼に視える形で突き付けて
やる事で説得すべきである。又、予算の組み替えで優先順位を付けて政策実
現を果たし国民の信頼を勝ち取る事である。官僚の隠れた既得権益の為の政
策の丸投げで施行してきた自公民政権の劣化した政策を終焉させ民主党が目
指す国民の側に立った政治を実現すべきである。鳩山民主党代表の「友愛主
義」、「愛のある政治」の理念に基づく政治は、一部、マスコミも識者もテレビ等
で、漠然として何を言っているのか分からない、と言い放っているが、政治の根
底、理念に基づいて具体的な政策は構築される。「友愛主義」も「愛のある政
治」も政治哲学・理念だから、漠然としている事は当然である。漠然としない事
は政治哲学でも理念でも何でもない。そういう政治哲学、理念の考え方に基づ
いて具体的な政策は構築される。具体的な政策に「政治哲学」も「理念」も反映
される。言いたい放題は自由だが熟考して発言してもらいたい。テレビ放談を
視聴しながら、そう思った。