世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

バイオ燃料の有望株「沖縄サトウキビ」!

2006年06月20日 | Weblog

亜熱帯沖縄の基幹産業 "サトウキビ"  。・・・外国産が、国内外では、その製品の安価輸入攻勢で沖縄の "サトウキビ生産" は毎年、衰微の一途を辿ってきた。原料はトン当たり2万円前後で推移し政府の助成金なしには成り立たない。ところが最近、脚光を浴びてきたのが、その別途の用途である。原油高騰の煽りを受け世界的不安定要素を背景に代替燃料の開発に奔走している各国は ハイブリッド車両 や原油に代わる "代替燃料" の開発に凌ぎを削っている。その深刻さは我が国でも例外ではない。環境省も本腰を入れた。サトウキビやトウモロコシ等の環境にやさしい「植物資源」を原料とする ”バイオエタノール” を混合した自動車の燃料の開発・普及に取り組み始めた(―長期目標策定―)。「地球温暖化」対策としても有効で植物燃料の為、大気中に放出する 二酸化炭素(CO2) の削減にも寄与するとされている。政府は2,008年から始まる "第一約束期間" の「京都議定書」を見据えて、その加速を速めている。長期計画では2,010年に "バイオエタノール" を3%混合した ガゾリン{E3} を需要量の最大50%を導入する。2,030年には混合割合を10%高めた{E10}を需要量全体に導入する計画としている。又、その使用済みの食用油は廃油とせずに「軽油」代替の "バイオディーゼル" として普及拡大する計画である。既に「バイオ燃料」は米国、ブラジルが法律で義務付けて実施している。その先進国に学びながら国内では沖縄(現宮古市、伊江島)の「サトウキビ」が有望視され実験に取り組んでいる。その成果として商業化のメドが立ち、いよいよ来年からは(2,007年)販売・普及に漕ぎ付けるとしている。沖縄にとっては従来のサトウキビ製品の販売の外に燃料としての新製品の需要に寄与していく絶好のチャンスとして捉え、普及していく考えの様である。今後が注目されそうであり大いに期待したい。・・・