世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

保守主義 基調の成長路線を目指す 安部政権!!

2006年09月30日 | Weblog

"改革の炎を燃やし続ける" ・・・安部政権の目指す「美しい国、日本」が観えてきた。保守主義を基調とする成長重視の路線だ。その美姿は 『「伝統と文化、歴史、自然を大切にする国」、「自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国」、「未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国」、「世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国」』を指している。理念としては抽象的で志向する 未来像 がおぼろげながら分かる。それを政策として具体的にどう実現していくかが政権与党の責任である。その手立てとして各省庁の独自性の権限で実現していく縦断的微細な施策とスピードと機動性に富む首相官邸主導(首相補佐官の機能と首相の私的諮問機関―経済財政諮問会議―の内なる整合性)との 大なる整合性 <各省庁と官邸主導と与党の3機能>を首相のリーダーシップで円滑に「美しい国、日本」への実現に縦横無尽の組織として機能させることが出来るか、に懸かっている。具体的な政策・施策は内政、外交等の多面に亘っている。安部語録から拾ってみると特徴的に小泉政権との対比で分かる。・・・小泉内閣の政策は「聖域なき構造改革」―市場原理主義―に収斂される。手法はワンフレーズで明快、断定的で迫力がある。安部政権はタカ派で右傾化・保守主義の猛者であるが、それを前面に出さず控えめに、あいまいさを意識的に演出している。憲法改正も歴史認識も迂回した口調で提示している。堂々と主張しているのは拉致問題へも具体的な取り組みである。その機関も発足させた。所信表明後、直ちに拉致家族を官邸に招いて解決の意気込みを見せた。内政では「再チャレンジ支援策」に特徴づけられる(その他の詳細は新聞報道に譲る)。外交では対中・対韓は靖国問題と歴史認識には触れず、「大事な隣国」、「未来志向で率直に話し合えるようお互いに努めていくことが重要」とし、韓国とは10月の初旬に首脳会談をひらくことで水面下の調整が続けられている。安部語録で避けて通れないのが「筋肉質の政府」、「人生二毛作」、「イノベーション25」、「アジア・ゲートウェイ構想」、「子育てフレンドリーな社会」、「逃げず、逃げ込まず(消費税)」、「戦後レジームからの船出」・・・等々であり踏み込んだのは "集団的自衛権" の「いかなる場合が憲法で禁止されている集団的自衛権の行使に該当するのか、個別具体的な例に即し、研究する」と明言したことである。・・・翻って思うに総花的ではあるが個々の政策は小泉構造改革の仕上げと負の遺産を修正・修復・是正することと並行して独自策を実現していくことが窺える。それには関係機関が縦横無尽に機能することである。党と省庁と官邸の3者が首相のリーダーシップの下に統一ある意思の疎通を図って機能していくことである。その他、多々。省略。


所信表明 安部新政権VS小沢民主党の論戦に期待!?

2006年09月29日 | Weblog

今日29日に安部新首相の「所信表明」がある。どういう「国づくり」を目指しているかが明確になると思う。安部首相も国民に分かりやすく丁寧に説明すると明言した。大いに期待したい。小沢党首は入院中で後日の代表質問には代理が応酬すると思うが 小沢イズム=小沢主義 の政策論理で遣り取りするものと思う。今日の 所信表明 では党内・閣内の統一見解を徹底しての「安部カラー」の滲み出た? 政 策 の提示・表明で臨むと思うが短期促成の組閣では不安も残る。どれだけ「安部新政策」を万全に提示出来るかが鍵となる。野党4党はその矛盾点を衝き自ら墓穴を掘るのを期待?し、虎視眈々と全力を傾注するであろう。政策の不備を衝くことに奔走するであろう。国民の本旨はどの政党が理にかなった政策の実現で、より現実的で喫緊の日本の現状の課題に応えてくれるか、を観ている。末端の僻遠の地まで格差のない「幸せ」を施策で実現してくれるか、である。社会保障、年金、税制、教育、医療・福祉等々の内政と、外交では日米同盟を基軸に対中、対韓との修復、対ロ(北方領土問題、直近のサハリン2)等々の山積する問題に応えてくれるかを凝視している。安部カラーの最重要政策は「教育再生」、「憲法改正及び国民投票法」、「財政再建に纏わる諸施策」、そして「外交問題」である。日米同盟を基軸に堅持していくのか、日韓、日中、日ロをどうするか、が懸案事項である。「安全外交」以外に「資源外交」の問題もある。総花的に羅列しない事を切望する。スピードある機動性に重点を置いた今回の党・組閣の布陣だと思うので、その実現に万全を期してもらいたい。先行事例・先例が中国、韓国である。先手、先手を打って世界に羽ばたいている。特にエネルギー獲得に狂奔している。食料自給率の問題も丁寧に論議してもらいたい。外交では卑近な一例を民主党の小沢構想によると、日本、米国、中国とはトライアングルの正三角形の対等の力学が望ましい、と打ち出している。そこも注目したい。兎に角、国民に分かりやい論戦を展開し納得のいく国会論戦であってほしい。楽しみ半分、不安半分が率直な感想・感触である。

 


教育再生 文部科学省VS首相官邸バトル?!

2006年09月28日 | Weblog

教育再生 が安部政権の最重要政策である。次期国会での成立を目指す 教育基本法改正 に並々ならぬ意欲を見せている。対する野党4党も今日(28日)の話し合いでその成立阻止に合意した。新政権の発足と同時に国会での激しいバトルが予想される。国民からすれば日本の未来を決する最重要な案件であるだけにこれまた眼が離せない。成り行きを注視したい。安部新政権の懸念の一つがこの 教育再生 に纏わる「教育問題」である。教育基本法改正の問題には民主党も独自の対案を提出するという。「民主党案」をタタキ台にすると審議に応じると意気込む。与党内でも自民党と公明党には「平和」に対する基本認識にそうとうのズレがあり温度差がある。しかも首相官邸主導(首相補佐官 副補佐官)で強引に進捗させようとすると文部科学省との相当の軋轢が生じ一枚岩で野党と、特に民主党と互角に渡り合えなくなる。緒戦から難航が予想される。長引けば今後の不安材料が続出し国民の信頼を失いかねない。不信感が増大する。引くに引けぬ泥沼に嵌ったら来夏の参院選にも大いに影響を来たし致命的傷痕を残す事になる。この教育基本法改正案は慎重に審議しないと足を掬われ新閣僚の力量が問われる場面に直面する。野党の思惑、期待?に沿う事にもなりかねない。与党内陣容と閣僚との意思が縦横無尽に連携が執れ、強化して懸からないと当初から難航し前途多難の羅針盤を失った航行が続くことになる。「教育バウチャー制度」だって党内外に賛否両論があり、こと教育問題だけでも長期の時間を費やすことになる。文部科学省の独自性と首相官邸との整合性ある認識の一致、統一見解が国会での野党との審議・論議の前提である。優秀な船長が多いとかえって方向性を失い所期の目的が達せられない。与党内と政府閣内の整合性ある統一ある認識が政策遂行の前提・鍵である。それには与党内と政府との架け橋となる強力なリーダーシップを発揮できる「司令塔」が必要である。慎重な人選で兼任させる事である。そして徹底審議をして国民の付託に応えてほしい。一国民として注文しておきたい。・・・

 


安部新内閣誕生! 前途多難な船出か?!

2006年09月27日 | Weblog

組閣の陣容をワンフレーズで表現すると 論功行賞型 である。いみじくも一人も入閣出来なかった谷垣派の谷垣前財務相のコメントである。悔しさ半分、不信感半分のコメントであろう。大方の見方も期待と不安の半々の思いであろう。「美しい国へ」を読んでも 国家像 が見えてこない。抽象的な美辞麗句が並列的に紙面を飾り先行しているだけである。分かり辛い。私が私なりに最大限に理解しようと努め独断と偏見で纏めてみると―「日本原初の習俗・風習を基に歴史を築き伝統と文化を育み築いてきた先達の日本固有の遺産を土台に更なる世界に通用する創造的発展的有形無形の文化・文明の創造を目指す国家」―と括る事が出来るのではなかろうか(それこそ抽象的で分かり辛いと叱られそうだが)。その国家像を目指して政策で実現する事になる。理念・理論を政策というカタチで実現しないと単なる絵に描いた餅になる。その観点から眺めてみよう。政策・マニフェストを実効ある足跡で示すのが組閣の陣容の手腕である。党内の司令塔は幹事長の中川秀直氏でありその双肩に懸かっている。氏の人脈の広さと説得ある話術と頭の良さを買ってのものであろう。来夏の参院選の勝利を目指しての布陣であり必勝を期しての配置である。その布陣は納得できる。大方の識者の見方もその事を是認している。一方、閣内に不安材料を拾ってみると、問題は組閣の陣容である。各ポストはそれなりの履歴と経験と識見・見識の持ち主で固めている。その布陣は納得できる。首相の側近である官房長官は英語は堪能だが閣内全体を纏める力量は未知数であり不安材料が多い。司令塔としての力量が問われている。又、新閣僚の記者会見でも早くも不安要素が覗かれた。文化科学相の伊吹氏と下村官房副長官との 教育に対する意見の食い違い があった、と記者が正したのに対し初耳だと答弁し機会があれば話し合ってみると応答した。何れにせよ首相を強力に補佐する閣内を纏める「司令塔」が誰なのか不透明であり見えてこない。その事が最大の懸念材料である。兎に角、波乱に満ちた船出となりそうだ?!が同時に期待も大である。頑張ってほしい。・・・

 


安部総理 誕生! 内政・外交 に威力を発揮?

2006年09月26日 | Weblog

第90代 安部総理 が誕生した!歴代最年少52歳の若きホープである。衆議院議員票339票、参議院議員票136票の過半数で選出された。その重みを噛み締め、一国の総理として懸案の課題に果敢に挑んでほしい。実行型布陣で内政・外交に挑む?・・・初陣から日本の命運を決する正念場を迎える。小泉内閣の政策を踏襲し負の懸案・課題の解決にも勤しまなければならない。いよいよ内政・外交の力量が問われる時期に安部内閣は誕生することになる。党内では総裁として人事に腐心し適所に適材を配した即戦力を発揮する陣容とした。組閣では自民党総裁選で戦った136票を獲得した麻生太郎氏の入閣のポストが注目されている(下馬評では官房長官か外務大臣の何れかのポストが有力視されている)。また、安部氏と苦楽を共にしてきた―政策立案等で―面々の登用も考えなければならない。別荘での単独・沈思黙考の帰結が今回の組閣となりサプライズなき下馬評通りの陣営となる模様である。小泉登場時のあのセンセーショナルなパフォーマンスはない。実直型になる、と言えば聴こえはいいが、ある種の物足りなささえ感じる。劇場型、ワンフレーズの分かりやすさ、派手な服装・出で立ちで国民を惹き付けた強烈な個性の小泉流の亜種・別型・異型がない、感じられない。・・・否、むしろその方が安部カラーが滲み出て良いのかも知れないが・・・。でも一度、小泉流を体感した国民は、それ以上のものでないと魅力を感じないし関心が失速する。小泉流が強烈だったが故に安部総理の対照的な静寂さ(陰陽がはっきりしない物静かな性格)が気になる。 "誠実" と "勤勉実直" と "芯の強さ" とが個性とは思うが政治の世界とてある種の国民を惹き付けるエンタテイメント的なパフォーマンスがないと大半の国民は関心を示さなくなっている。当初から小泉内閣以上の政策実現で実績を上げないと着いて来なくなる。関心の度合いが低くなると致命的傷痕となり野党 「民主党」に政権の座を奪われ譲り渡す事になる。民主党は虎視眈々とその隙を狙っている。国民は、どの政党が「幸せにしてくれるのか」を両眼で鋭く見張っている。一票でも票を多く獲得した政党が政権の座に着く事を考えると国民に眼を向けて政治をする事が必須である。今回の組閣では小泉内閣以上の 政策実現に実を挙げ 国民の付託に応えていかなければならない。是非、国民の期待に応える陣容にしてほしい。―閣僚名は省略―

 


自民党三役決まる 民主党党首 小沢氏再選!

2006年09月25日 | Weblog

今日25日、自民党三役が決まった。

●幹事長・・・中川秀直氏 

○幹事長代理・・・石原伸晃氏

●政調調査会長・・・中川昭一氏

●総務会長・・・丹羽雄哉氏

○国会対策委員長・・・二階俊博氏

○衆院議院運営委員長・・・逢沢一郎氏

■小沢民主党新体制・・・トロイカ体制を堅持。菅 直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の再任。国対委員長も渡辺恒三氏が再任される見通し。来夏の参院選の勝利に全力投球の構え。

※「中川秀直氏」・・・当選9回。科学技術庁長官→官房長官→党国会対策委員長→政調会長・・・今回の安部総裁の党幹事長に抜擢。小泉構造改革の推進、国会対策に力量発揮、党務に精通等が評価され信任された。

※「中川昭一氏」・・・拉致議員連盟会長→歴史問題を考える会会長→教育改革に情熱、安部氏支持のまとめ役が評価。北朝鮮制裁に威力を発揮。その力量が期待され抜擢された。

※「丹羽雄哉氏」・・・ポスト小泉支持の派閥混沌時に安部氏支持の推進役が評価された。

付記:(余禄)三役の合言葉「チームワークを大事にしよう」。記者団に中川昭一氏は「安部イズムをしっかり進めていきましょう」という話だった、と語った。

▲「民主党」の自民に対する対応がどう出るか、今後の政局に眼が離せない。期待大!である。「小沢主義=小沢イズム」を前面に出し自公民と熾烈に真摯に対峙し互角に遣りあう事が日本の未来に明るい展望が持てる契機になると思う。従来の「なあ、なあ」的で、ウヤムヤにせず真剣勝負で各々の主義主張、論点を明確にして展望ある将来を明示してほしい。期待する!!

 


ニート・フリーター・高齢者雇用で労働力を確保せよ!!

2006年09月24日 | Weblog

少子高齢化で社会保障給付が増大し供給が減少する、制度が破綻すると関係機関、識者は声高に訴える。外国人労働者の受け入れも積極的に推進すべきだ、と経済界からも連呼する。確かに合計特殊出生率は1.25で人口減少に拍車を掛けている。厚生労働省の資料によれば労働力人口は2,030年には「5,600万人」でピーク時の "6,800万人" より「3,200万人」も減少する。外国人労働者の受け入れは時世の流れだという。因みに外国人労働者の内訳を調べてみると約85万人の労働者で専門的技術者が15万人、日系労働者23万人、技術職研修留学生22万人、不法滞在就労者21万人となっている。問題なのは不法単純労働者である(その対策は厳重にすべきである)。雇用者も低賃金でコストが割安で安価な労働力を求めている事と合致しているからである。先にEPA(経済連携協定)をフィリピンと締結し看護士、介護福祉士の受け入れを正式決定したが厳しい条件づきであるのがネックである(国家試験合格者、有日本語能力者が条件)。外国人労働者を必要としている企業はコンビニ、ファミリーレストラン、居酒屋、飲食店、深夜風俗店等々であり低賃金で雇用しないと成り立たない企業群である。そういう労働界の実態に鑑みても国内の『ニート、フリーター、労働を必要としている高齢者』の雇用確保が先決である、と思う。厚生労働省も推進している―「外国人より国内の若者や女性、高齢者の雇用確保が先決である」―と掲げている。ならば、もっと具体的な政策として雇用側の雇用しやすい条件(若者、女性、特にニート、フリーター、高齢者を雇った企業には賃金の半額か三分の一を補助する等々)と並行して「ニートが働く意欲が出る対策、フリーターを正社員にする、高齢者の賃金を初任給並にして所得税{税収の増加に寄与}やその他の労働条件を同一にして待遇する等の雇用条件」を政策・施策として抜本改革する事である。先決は国内の労働力人口を定着させてから外国人労働者の受け入れの是非を考えるべきである。・・・

 


不易流行と激変の時代潮流による周辺事情の変化!

2006年09月23日 | Weblog

激変する世界の潮流に、時代を超えて不変の真理(ある時は真実)とされた命題が今、揺らいでいる。激動する現今の変動に、どう対応・対処すべきか、解決が迫られている。切迫した事例が「日本国憲法」九条(1項、2項を含めて)の 「反戦平和」 の崇高な理念 である。決定的要因は世界の情勢の変動に起因する。人類永遠のテーマである 「平和の共存」 が欲望(業)の連続・連鎖によって起こる「戦争」によって事態・状況の変化に対応する解決を迫られているからである。直言すると「中国の軍事大国化」、「北朝鮮の核弾道ミサイル」の脅威に対する自国の防衛である。―東京のど真ん中に核弾頭一発投下、極東一の沖縄基地に一発投下―は仮想シュミレーションではなく現実事態の問題である。挙って識者や軍事評論家は、そう指摘する。その言説に如何に反論するか。どう持論をぶっつけて説得できるか。架空の空論ではなく理路整然と論破できるか。賛否両論、百花繚乱、入り乱れての批判、非難・誹謗中傷・罵倒等々、国論を二分する趨勢の現状である。曰く、「ナショナリズムの台頭」、「伝統・文化・崇高なものへの帰依」、「戦前への復古」、「いつか来た道」、「軍靴の足音が聞こえる」、「皇国史観」・・・挙げれば限が無い。それは永続的に続く運命・宿命的なものなのか?この辺で過去を顧みるのも解決の叡智が得られるのではなかろうか、紐解く事にする。・・・かの松尾芭蕉が喝破した「不易流行」に想いを馳せれば解決の手掛かりとして援用出来るのではないのかと独断即決を試みる訳である。「不易流行」の命題は、確か「根は同一、同根である」、と芭蕉は悟っている。解説すると・・・「芭蕉俳諧の基本理念で "永遠に変わらない性質と、新しさを求めて流動変化する性質とは、全く違うもののように見えるが、ともに基づくところは一つ" 」。・・・時代に翻弄されて希薄になりつつある「日本国憲法 九条」は改正の運命にあるのか、それとも一時的現象で永遠性の光り輝くものであるのか、日本人の、人類の永遠の命題である、と思う。「不易」と「流行」は同根である。

 


実状は タクシン首相の更迭劇 タイ民主主義 健在!

2006年09月22日 | Weblog

タイのクーデター、タクシン首相が国連総会出席のためニューヨーク滞在中に起きた。ソンティ陸軍司令官率いる 国軍反タクシン派 による転覆を狙う軍部の仕掛けである。理由は「タクシン首相一族の株式売買の汚職」、「強権統治、金権体質」に対する反発である。反面、タクシン首相は地方・東北部農村に根強い支持があり貧困対策を前面に掲げて人気を得ている。その支持層は不変である。タイ政局の今後を見極めたい。詳細はマスコミ・新聞等で報じられているので割愛するが タイ国内は到って平穏で市民は通常の生活を営んでいる。在留現地邦人、曰く。「過剰なマスコミの報道に戸惑いを感じている。タイの<民主主義>は<健在>ですよ」と。・・・翻って過去の日本の類似事件を省みるのも歴史を逆転させない為に必須。 温故知新的 に紐解いてみたい。・・・

●「戒厳令」・・・――戦争や内乱の非常時に全国、一部地域において立法権、行政権、司法権の行使を軍部に委ねる非常法――起源はフランス革命中の1,791年である。フランス、ドイツは憲法中に制定されたが英国、米国は制度化された「成文法」として存在しない。日本は1,882年、「太政官布告」として制定された。「戒厳宣告」は天皇の権能(旧憲法=明治憲法=大日本帝国憲法14条)。戒厳が宣告されると、その地域における立法、司法、行政事務は戒厳司令官の権限に移され、住民の憲法上の自由・権利は制限されることが認められた。 「現行日本国憲法」では認められない。ただし、 「警察法」は内閣総理大臣に緊急事態の布告を発する権限を認めており、<解釈上の問題>となっている。

○「日比谷焼打事件」・・・ポーツマス条約(日露講和条約)反対の民衆暴動。内容が報道されて以降、世論は20億円の償金、沿海州の割地などを求める論調が強まった。条約締結日の1,905年9月5日、対露同志会、黒竜会を中心とする対外硬派9団体主催の東京日比谷公園の国民大会(座長―憲政本党 河野広中 )に参集した民衆は打ち続く 戦勝報道 による過大な講和条件への期待を裏切られ、しかも多大な犠牲を生んだことへの不満を爆発させた。自然発生的に 桂 太郎内閣 の御用新聞「国民新聞社」、「内閣官邸」、「警察署」、「交番・派出所」の7割を焼き打ちした。暴動は翌日まで続き、地方にも波及した。軍隊が出動し「戒厳令」が敷かれた。負傷者2,000人、死者17人、被検束者2,000人を数え、大部分は職人、職工、車夫など都市下層民であった。

○「クーデター」・・・急激な非合法的手段に訴えて政権を奪うこと。通常は支配層内部の「政権移動」をいう。革命と区別する。1,799年、ナポレオン一世が、1,851年にナポレオン三世が敢行した類。 (百科事典マイペディアより引用)

 


安部政権 喫緊の課題 安全保障・資源・市場開拓!

2006年09月21日 | Weblog

新安部政権の誕生に祝福!!―日本国民の一人として―世界に賭ける(架ける)安部カラーの前途に祝福する!!・・・さて、日米同盟の主たる目的はアメリカの核の傘下で安全を保障してもらう事にある。安全保障が同盟の由縁である。経済・資源外交も国家の安全が確保され保障されて始めて成り立つ。(憲法改正で自前の国防 集団的自衛権の行使等は、さて置いて)・・・貿易輸出の第一位は中国に奪われた。それでも米国が第二位である事に変わりはないのだが、安全保障(確保)が米国との同盟の第一義的理由である事は不変である。安全外交を基軸に将来展望をすると、どうしても資源小国(皆無)の日本は「経済外交」、特に "資源の確保" に努めなければならない。資源大国 ロシア(エネルギー資源を武器に世界に発信し発言力を増している。特に「極東ロシア」は 供給国 カザフスタン、トルクメニスタンから<パイプラインで繋がっている>→ウクライナ、トルコ、イルクーツク、サハリンのエネルギー資源で世界の注目を集めている)、 中国(燃料資源<逆に輸入しているので原油高騰の一因>以外の埋蔵量が豊富)でさえ世界に食指を伸ばしている。アフリカの埋蔵資源の豊富な国のみ歴訪<胡錦濤国家主席と温家宝首相との二人三脚>し強かな「資源外交」を展開している。EUだって ユーロはドルに次ぐ第二位の基軸通貨としての地位を確保し急速に進展している。未知の大国インドの躍進も目覚しい。目を食に転じると「資源外交」と共に「食料外交」の確保も喫緊の課題である。農業大国アメリカ、南米アルゼンチン、旧ソ連ウクライナを始めオーストラリア等とも、「経済外交」は "等距離外交" で「食の確保」に努めなければならない(国内農業の自力育成は、さて置いて)。資源を輸入し加工して製品として有形・無形(工業製品、電化製品はもとより特にアニメ、マンガ等の無形文化etc・・・)の商品を輸出する。その輸出先の「市場開拓・確保」も喫緊の課題である。新安部内閣の課題は山積している。小泉内閣の負の政策課題の仕上げと共に特に―「東アジア外交」と「格差是正」(都市と地方・農村)―と安部カラーの新政策(上記の喫緊の課題を含めて)を如何にして実現していくか、国民は今後に注目している。頑張ってほしい。

 


安部内閣の基本理念と閣僚人事の大胆予測?!

2006年09月20日 | Weblog

安部カラーの政策が日本の命運を決定する。ポスト小泉の後継として大方、踏襲するという。構造改革の仕上げや三位一体のそれに勤しむことになる。出色の独自断行政策は「憲法改正」。最近は 新憲法制定 と敢えて断定流布しているが 氏の基本理念に裏打ちされた決意の表明であろう。 「教育基本法改正」然り。・・・小泉氏が大衆の、国民の、皮膚感覚的察知で世相を読み取る 天才型兼独断実行型 の政治家であるのに対し安部氏基本理念に裏づけられた 理念・論理型 の政治家である(小生のフレーズ・造語)。安部氏の強みは毅然としたブレないスタンスで明確な 国家観 歴史観 を基本理念とした哲学がありそれに基づいて政策を策定していることである。「美しい国へ」の著書に垣間見る事が出来る。今日の総裁戦で安部氏が新しい自民党総裁に決まる。報道機関、メディアの関心は早くも組閣人事にシフトした。噂の顔ぶれも炙り出された。 安部マニフェスト の実現に必要な頭脳集団(閣僚人事等)は小生も予測したが的中率を確かなものにする為、然るべき媒体や情報源を渉猟した。ある政治・経済・文化誌の特集に識者の大胆予測が鼎談としてあったので―成る程と頷ける面があるので―紹介したい。(敬称―省略)・・・

●内閣総理大臣・・安部晋三

□幹 事 長・・・麻生太郎or中川秀直or二階俊博

□官房長官・・・町村信孝or石原伸晃or与謝野馨

□財政大臣・・・塩崎恭久or与謝野馨or中川秀直

□総務局長・・・二階俊博orサプライズ

□外務大臣・・・麻生太郎orサプライズ

□~□・・・・・・・サプライズ

何故、そのポストなのかは解説が長大になるので割愛する。25日の発表まで待つ事にする。

 


サプライズなき 安部内閣 の命運に異変?!

2006年09月19日 | Weblog

明日のメディアの報道振りが待ち遠しい!今日で全ては終焉?し明日20日の自民総裁戦で 安部総裁(総理)の誕生 が既定事実となった。早くも人事に関心が移った。入閣の噂の面々が水面下で暗躍し小泉内閣同様の話題性を醸している。 官邸劇場型 の再来?とか、お茶の間の ワイドショウー の再燃とかが話題になる気配がしている。小泉政権の、ある一面の功績は国民に身近な政治を提供し演出して観(魅)せた事だ。基本的には小泉構造改革の踏襲を政策に掲げている。手法に若干の相違はあるにせよ、その仕上げに邁進するであろう。山積する年金問題、財政再建、経済改革推進、医療改革、社会保障、税制、日米同盟を基軸としたアジア外交、とりわけ中国、韓国との外交の正常化が懸案事項である。どう打開していくのか、国民の関心はそこにある。適所に適材を得て持論の外交を展開して実を挙げることに人事はある。(本来はそのことにあるはずだ。)揶揄的であるにせよ、サプライズなき人事でよい。国民の関心は山積する懸案の生活に関わる問題の解決にある。人事に関心も持つのも切実な日常生活や老後の年金生活の保障をどうしてくれるのかの「政策を観ている」のである。その人なら、その閣僚なら、実現してくれるであろう、と最大の関心を寄せているのである。今回の組閣で アジアのリーダー、世界のリーダーとしての「日本の本領」を発揮し "自国民の幸せ" と共に "世界に貢献する日本" でありたい、と切に願う。・・・

付記1:人事は単なる野次馬根性で物見遊山的な関心事ではない。サプライズがなくて当然である。猟官運動も取り沙汰され熾烈な権力抗争の火花が散っているとかは為政者、官僚の側の関心である。政治評論家・ジャーナリストの鼎談特集を拝読するに実名が飛び交っているがそれが仕事であるからである。国民が傍観的に盗み見するのは非日常の息抜きの類である。

付記2:麻生幹事長or外相、中川幹事長or官房長官、石原氏、甘利氏、その他の面々が挙っている。

 


自己存在の 有意味の自覚こそ 最優先命題!

2006年09月18日 | Weblog

暴力の連鎖! 親殺し! 子殺し!キレる若者!優等生・真面目人間による殺人!中高年の子による認痴症老父母の殺人等々・・・挙げれば限がない。お先真っ暗である。・・・社会システム、市場原理、連動する格差拡大等の 政治のセイ にすることは容易い。他に責任を転嫁することはある種の常套手段ではあるが、一面、真実をも衝いている。その反面、原因の大半は「失われた日本の美風(共同体的コミュニティー)」の「支え合い・お節介の喪失」に起因する面もある。代わって現状はどうかと言うと、戦後60を経た世相を反映しての 生れ落ちた時からの社会システムが出来上がっていてその常識(規範)のルールに規制されて「いい子」を演じさせられた。親・親戚・社会の期待に応える「良い子」を演じたのである。・・・当人の意に反して・・・。感受性の強い青少年の過渡期に鬱積した感情が、ある日、突然、爆発するのである。・・・翻って「公」のルールで縛るのも健全な?社会人・常識人の育成には必要である。かかる公的規制には必要最小限の社会ルールの厳守は当然である。しかし最大の処方箋は当人の「内面を突き動かす内的自覚」を幼少の頃から 親が、社会が、地域が、友人が、人的周辺環境が、「生の意味」とか「生きる価値・目的」などの 内発的動機付け を懇切丁寧に諭し?愛情に支えられた言動で「本人に自覚させること」である。 "自己の存在" が 有意味 を持って 「本人に自覚させること」であり当人も「そう思い込むこと」に尽きる。親から社会から地域から友人から自分は「有用な人間」であり「社会に役立つ人間なのだ!」と、思い込ませることが最優先すべきことである。 「有用で役立つ人間!!」、その尊厳の自覚こそ『全ての始まりであり終わりである!!』。 如何にして 当人に自覚させるかが鍵となる。・・・紙面の都合で割愛するが「自己存在」の "生きる意味" を心底から自覚させることに尽きる。

 


グローバル化潮流の成否は 人材 が決定的要因!

2006年09月17日 | Weblog
一極集中 トレンドのグローバル化はニ極平行を脱して欧米諸国の大半がアメルカ型民主主義(新保守主義)の流れに志向している。イスラム原理主義の実現と並行的にではあるが 民主主義 を 錦の御旗 にかざして進捗している。その成否の「カギ」は一にもニにも「優秀な能力ある人材」の確保に懸かっている。グローバル化の成否とは一面、世界を股に賭けて活躍しその分野で実を挙げている人の集積 確保のことでもある。如何にして相応の経済的支援・支出をして自国に招聘しその分野の研究・研鑽に邁進させ成果を 実業・業界 に貢献させるか、である。産官学の総力 を揚げての取り組みをするか、である。米国の富裕層セレブの 蓄財の終局の目標であり常識 としての行為は「社会貢献」であり、具体的には寄付行為による「~財団・社団」の設立とか「~宗教・信仰集団」(~キリスト教会への寄付行為)とかへのそれである。なかんずく世界の優秀な頭脳を集めて研究させることに情熱を注ぐ。大学・研究機関とて然りである。従って世界の頭脳は米国に集中する。その成果はノーベル賞、多量の輩出が証明している。政・財界の面でも ユダヤ民族(伝統的ユダヤ民族の慣習の帰結)が優秀な頭脳集団として成果を揚げている。・・・翻って卑近な日本の総裁選のマニフェスト・政策を観るに、「<優秀な人材>の育成」に重点を置いて掲げている候補者が見当たらない事に疑念を感ずる。「優秀な人材の育成」にこそ、一国の命運を左右する要因となることを候補者は政策として掲げるべきである。資源小国の日本こそ "優秀な人材の育成" に情熱を注ぐべきである。願わくは「教育再生」を政策の筆頭に掲げている候補者は、もっと「人材育成」を力点として説くべきである。具体策も 説得ある政策 として公示すべきである。・・・



さらば!竹中平蔵様 政財界の功績は 大だった!

2006年09月16日 | Weblog

アメリカの手下、忠誠を尽くす僕?! 市場原理の推進者!? 竹中平蔵が日本の政財界、証券市場等をボロボロに破壊し尽した?! 与党内部からも造反組みからも、与野党を問わずバッシングの嵐に晒された。よくも耐えて小泉内閣―要として―を支えてきたものだ! 外野席の小生でさえそう思った。そういう暴言・罵倒にも動ぜず与えられた職務に邁進し実を挙げた事に改めて敬意を表したい。職責に対しては説明責任を見事に果した。数多ある閣僚の中でも論理的に説明しその職務の責任を果した一人だと小生は公平な眼で観ている。歯に衣着せぬ答弁は爽やかな春風の感触さえ思わせた。「まずは、ご苦労様でした!」と労を労いたい。 引退後は慶応義塾大学に新たに出来るシンクタンクの代表に就任する予定だという。次期内閣のアドバイザーとしても民間人として協力していく考えを表明している。小泉政権の終焉と共に政界から身を引き学問の府で研究に没頭していくことを大臣就任の頃から考えていたらしい。記者会見でも「総務相を辞める際、参院議員も辞職したい。大臣に就任した時から、ずっと考えていた。小泉内閣の節目をもって政治の世界での私の役割は終わると思った。議員を途中で辞することは、(参院選で)投票してくれた72万人の人には申し訳ないと思っている」{一部、引用}と語ったらしい(自民党参謀談)。「安倍晋三官房長官が首相になれば民間人として協力したい意向と聞いている」と内談として伝えられている。竹中氏は在任中、小泉首相の「構造改革」の "推進役" として山積する懸案の難題難問を独自の視点・視野から精力的にこなし実績を挙げた。かの悪名高き「不良債権」を処理し見事に解決した。01年4月の小泉内閣発足と共に「経済・財政政策担当相」に就任。02年には「金融担当」も兼務。昨年10月からは「総務相」として5年5カ月にわたり一貫して小泉内閣を支えた。その実績と足跡は後世が断を下すであろう。思うに批判・批評は容易いが行政・実行で実を挙げることは 言うは易く行なうは難たし である。断行実績で白日の下に晒し足跡で証明した。願わくは引退後も日本の将来の為に果敢にアドバイスを続行し内政外交の指針(参考指標)を示してもらいたい。そう切望し貴殿の今後の活躍を期待したい。・・・

{付記:西洋的「論理・合理」の世界 と 日本の「情・情緒・人情」の世界を基層・基底にした "複合の世界観" での運用が今後の”日本の指針”である、と思うのだが如何がだろうか!?}