世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

私の仕事以外のルーチンワーク(改良編)(終)

2007年11月30日 | Weblog

文言づくりで気をつける事は否定語・ネガティブな言葉は使わないことで

る。終業時の帰宅時に「お疲れ様」、とか「御苦労さま」とかは日常的に定番

定着しているが斎藤一人氏のお弟子さんの著書を引用すると「ごきげんさ

ま」がいいと書いてある。なるほどと思い、早速、援用した。一例が◎「今日も、

ごきげん>で、仕事するぞ!」に代えた。今までは「今日も仕事に<がんば

ぞ>!」と、いきり立った様な、体に力が入り力みすぎていた。肩に力が入っ

いた。ソフトに潜在意識に、くみ込む様にするには<がんばるぞ!>よりは

識の底に沈殿する様な深く静かに潜行する方がいい様な気がする。・・・そこ

残りの文言を提示する。

・・・『文言』・・・

◎「嫌な事があっても軽く受け流し、すべて受け入れる」・・・(カッとなり、いきり

立って、まくし立てるより身を引いて受け入れる度量を持つ。つまり、<許す>

ことである。毎日、唱える文言が効果を発する)。

◎「すべては順調にいっている」・・・(今までの文言が効果を発揮しつつある)。

◎「さあ、今日も、ごきげんで、仕事するぞ!」・・・(<仕事>という文言の代わ

りに自分の遣りたい言葉を入れる)

◎「さあ、これで万全だ!」・・・で閉めとする。

※どこで唱えるか<車の中>で精いっぱいの大声で唱える。腹の底からの唱

えはストレス解消にもなる。日常での機会は、めったにないので、せめてもの出

社・出勤・退社、外出時に「車の中」での実行が適当である。変人扱いされずに

すむ。たまに人里離れた山河に行く機会がある時には、遠吠えするくらいの大

声でガナリたてる位に実行するのがよい。沈思黙考、大声を出す機会が無くな

り(夫婦ゲンカは別)発散の相手が自然の海山だったら、誰からも文句は言わ

れない。是非、実行したいものである。・・・

 


私の仕事以外のルーチンワーク(改良編)(中)

2007年11月29日 | Weblog

唱えた文言どおり上手くいけば、それにこしたことはない。ただ、一点でも

曇りがあり心から信じなければ実現はしない。潜在意識のしからしめるところで

ある。気長に唱え続ければ何時かは必ず実現する。そう信じきる事が重要であ

る。疑い深く唱えても無意味である。信じきる様に努める事である。成果は期

待しない。ギブ、エンド、テイクではいけない。心を空にして与え続ける事がより

重要である。・・・卑近な私の実例を紹介しよう。現役の頃、地方回りの仕事を

していた。ある地方に1口座、転勤した地域に1口座と計4つの銀行口座をつく

っていた。退職後、出入金のないまま、何時しか忘れていた。十数年が経過し

ていた。去る9月に、北部の銀行から、もう15年も入金がないが廃棄します

か、残高がありますが、との1通のハガキが届いた。びっくりした私は咄嗟に幾

ら残っていますかと尋ねると数万円だった。予期せぬ不労所得?に歓喜した私

は直ぐ引き出しに行った。1か月の小遣いが手に入った。同じように離島の銀

行からも同じ趣旨のハガキが届き数万円、引き出した。勿論、口座は廃棄し

た。その月だけは一時の金満家になった。思えば「般若心経」のお陰であり、

日頃の実践が思わぬところで報いられた結果である、そう思った。見返りを当

てにしない、心構えが大切である。・・・次回は唱える文言の残りを提示したい。

 


私の仕事以外のルーチンワーク(改良編)(初)

2007年11月28日 | Weblog

○はじめに私の基本姿勢は何事もポジティブに明るい方に考え処方箋も卑近

な日常生活に応用していく事を心がけている。特に言葉の威力、魔力、言霊を

信じ“初めに言葉ありき”を座右銘にしている。大脳生理学や脳研究の進歩・成

果が著しい今日、日常のシグサや言葉が規制する面が大きい事も証明されて

いる。明るいあいさつ、土地ことば、言葉が人間関係を規定すると言っても過

言ではない。潜在意識の効用も言葉によって為される面が大きい。積極思考・

志向が心身両面に良い結果を齎す事も科学が証明している。全国のサークル

や趣味の仲間、心身の健康の集い等も言葉の威力を信じ積極的に実践応用し

ている。・・・そういう成果を取り入れて私なりにカスタマイズした日常の実践を

紹介する。

1. 般若心経の実践(暗唱している)

   読経(音読)→黙読(視読)→眺読(10回)→写経

2. ヴォキング(30分)

3. 真言独唱(独自のカスタマイズした定型言)

イ 天地、森羅万象の絶対者よ、全てに“ありがとうございます”

ロ 固有名(母)を唱え ―“あなたの全てに、ありがとうございます”、あなたの

関係者、全てに、ありがとうございます“―

ハ (家内の実名を唱え)―“あなたの全てに、 ありがとうございます”、あなた

の関係者、全てに、ありがとうございます“ ・・・以下、子供(嫁いだ子も含む)

孫達の実名を唱えて上記と同じ文言を唱える。

ニ 仕事関係の上司・同僚、部署の仲間にも上記と同じ文言を唱える

ホ 自己実現の文言

◎「家族も私も幸福で幸運で健康だ」

◎「家族も私も自他ともに人間関係、良好である

◎「家族にも私にも充分な金があって生活にゆとりがある」

ヘ ・・・

●「私の人生は素晴らしい」

●「私は心身ともに健康である」

●「私は標準体重63キログラムでスマートで若々しく健康だ」

●「私の良い望みや願望は高度に達成しつつある」

●「英語もパソコンも高度に達成しつつある」

○「私は<できる>私に<できない事な何もない><私は<何でもできる>」

○「I can」(7回)

○「Be happy」(7回)

○「Day by day in every-way ,I ,m getting better and better」

○「And so, my fellow Americans:ask not what your country can do for

  you― Ask what you can do for your country.」

○「気分、爽快だ」(7回)

○「絶好調」(7回)

○『さあ、今日も1日、いい事が必ず起こるぞ、起こるぞ!』(7回)

  以下、省略・・・。

 


ルックス・見た目感じ・キャラ・初印象が今頃のトレンド主流!?

2007年11月27日 | Weblog

いつの世も若者文化が一時的にせよ流行る。否、主流をなす。世の大人

たちは特に識者・評論家を自認する方々は眉をひそめて散々、批評する。偶に

温かい眼差しで見守る御仁も居られるには居る。冷やかし半分である。アンチ

風来流れ者オピニオンリーダーも居て擁護と弁明に明け暮れる猛者も居る。当

世を鋭い眼力で現実の実態を抉り出し鮮やかに提示してみせる孤高の方も居

られる。―(私、個人としては、いつの世でも“不変と流行”は変わらないテーゼ

であり真実(実相、真理を包含)と正義は不変であり後世に正しく伝えていくべ

きである、と思っている)―・・・但し最早、そういう正統派は時代についていけな

い悲しい存在の方でもある、と時代認識している。当の若者はと言うと馬耳東

風を決めつけ我が道を行く風情で、てんで相手にしない。全くの無関心である。

無関心を装うて、いる。既成の価値観に囚われない、既成道徳・倫理に規制さ

れない“見た目”、“直感”、“ありのまま”、“ルックス”を大切にする。つまり、フ

ァースト・インプテレッションが全てである。世代間断絶が盛んに吹聴された時

期もあったが当世には、もう通用しない。時代の流れを創っていくのは、<ごく

普通の大多数の大人>である。そのトレンドに若者も包含されているだけなの

だ。思い出すのは自民党総裁選時の、あの麻生太郎氏が若者に人気のあった

理由が頷ける。盛んに“キャラ”を連発した。「キャラが立つ」、「キャラの違い」

云々で一世を風靡した。古い自民党の体質が災いして落選した。早晩、行政の

末端から頂上まで様変わりするであろう。・・・ところで当世を決定するキーワー

ドは“キャラ”に纏わる語群だろう。即ち“直観・見た目感じ・ルックス・清潔さ・明

るさ・生鮮さ・誠実感・・・”等が決め手になる。―(私の独断と偏見で挙げてみ

た)―以前、孫から「じじーぽい」と言われた事を思い出す。“~ぽい”も付け加

える必要を感じる。何れにせよあの風靡した「イケメン」は後退する。「ブランド

もの」も減退する。『初印象・・・』が全てを決定する。そういうトレンドになった。

当世になったと痛感している。・・・

 


独法101の200兆円の1割削減は一般企業では常識!

2007年11月26日 | Weblog

霞が関には埋蔵金はもう無い、とNHKのテレビ討論で自民党税制会長は

言い切った。官僚の巧妙な隠し財源を摘出できずに消費税増税を云々するの

は如何なものだろうか。少なくとも国民の眼からはそう見えて納得できない。無

駄の削減と消費税の増税論議は並行して行うべきである、と与党消費税論者

は声高に主張する(778兆円余の債務、国と地方を合わせると1000兆円余

の債務がある。それでは国家財政の破綻だ。だからツケは後代に先送りでき

ない、との主張)。・・・野党は一貫して徹底的無駄の削減が前提であると主張

する。どちらが国民には説得力があると思うか明確であると思う。例えば今回

の防衛省の不祥事に纏わる税金の膨大な無駄使いと損出、それを徹底的に

精査し無駄の削減こそが財政立て直しには必要である。他の省庁も同じ。因み

に行政改革の一環として行われている独立行政法人(101法人)を精査して必

要最小限に整理統合してスリム化し無駄の削減を実現する。各法人の収支項

目も必要最小限に抑え徹底的無駄を省く。―(すると官僚の抵抗、天下り先の

喪失、福祉の減退、職員の意気込み、ヤル気の沈滞等を理由に抵抗する―。

それで既得権益の擁護に必死になる。従来の構図である。之までに双方の論

議の理由は言い尽くされた。蛮勇を奮って断行するか、灰色の妥結をして元の

木阿弥に帰するか、の正念場である。・・・蛇足だが長年の悪しき慣例・慣習は

一朝一夕には改革できない(官僚制度の負の牙城を切り崩す事が如何に困難

かを官邸は熟知しているだけに・・・)・・・。サバイバルに晒された一般企業の常

識的な対応は総予算の1割削減は普通である。仮に独立行政法人(101法

人)への政府支出予算200兆円の1割削減で『20兆円』である。“20兆円”の

無駄が省ける。消費税増税を皆無にする事ができる。そういう努力をしないで

増税(消費税)云々は国民の納得を得られない。“初めに無駄の削減ありき”、

だ。・・・


「私を問責できる人がいるのかな!」 で支持率低下?!

2007年11月25日 | Weblog

一国の総理の発言とは思えない舌禍に等しい失言である。官房長官時代

の皮肉屋の正体を顕したと見る御仁もいる。一大失態である。えてして権力の

座に着くと長い下積みで培ってきた平身低頭の謙虚さが忘れがちになる。人間

の業なのか、戸惑いを感じる。現政権は対米外交もアジア外交も そつなく こな

した。平均的外交を展開した。福田政権は凱旋も無ければ失策もない。全てが

“普通”の二文字で事足りる。従って支持率も伸びないし低下もない。ところが

今回の“私を問責できる人がいるのかな!”の発言は大失言である。卑しくも

一国を代表するトップの発言とは思えない失態を演じた。国民の大半はそう見

ている。居酒屋で話題に出るほどである。・・・ところが福田政権の一大ネック

は「拉致問題」である。“対話と圧力”の前政権の政策とは方向が微妙に違って

きた。圧力を皆無にし「対話路線」に舵をきったからだ。拉致被害者の家族も

“圧力”が消えた事を憂慮している。否、寧ろ現政権には不満を感じている。今

後の内政と外交は北の“拉致問題”を中心に展開する側面に焦点が移る。対

米外交もアジア・韓国・中国のそれも、そこに収斂して展開するものと思う。洞

爺湖サミットの温暖化問題も新テロ対策特措法に纏わるシーレーン防衛も資

源外交もWTO、EPA、日本農業防衛対策も東アジア共同体実現も山積する外

交問題は「北の拉致問題」を中核に展開していく。国益(特に国家主権に関わ

る人権の死守の矜持)を重視するなら当然の外交政策だと認識する(国内内

政問題は割愛)。短評では舌足らずで端折った面があり異論もあると思うが私

は持論を堅持したい。・・・

 


偽装・不祥事に懲りない隠ぺい体質に危惧と深刻な問題!

2007年11月24日 | Weblog

老舗の伝統が汚された責任は誰が負うのか。・・・当然、現在の上層部、

会長・社長が最終的には責任を負う事になろう。そのツケは、再生はおろか消

滅の危機にさえある。とこらが、それだけでは済まされない伝統の重みと意義

がある。大げさに言えば国体・国風に関わる問題があると思う。その一社、関

連企業のみで収拾を図っていいのだろうかという、社会的責任だけでは済まさ

れない。出自の歴史的問題がある。特に何百年という伝統ある老舗には、それ

相応の歴史があり当時の日本の風俗・風習、世相を反映して生まれるべくして

生まれた技術、商品としての必然性があった。それを蔑にしていいのだろう

か、という自覚と責任の問題である。上層部・責任者は伝統の意義と重みを真

に理解しているのか甚だ心もとない。というより日本古来の伝統を真に理解し

社風に生かす努力をしてきたのか、という問題である。あまりにも無自覚的に

軽んじてきた風潮が現在の偽装、隠ぺい体質として噴出してきたと見るべきだ

ろう。その技術と商品は過去から現在、そして未来へと、その伝統は受け継が

れるべきである。それが、技術と商品誕生の歴史の経過と価値を証明する事

になる。上層部はその事を意識的に自覚して自社の企業理念に生かし踏襲す

べきである。それを怠ったが為の結末が偽装と不祥事になった。一代の問題で

はない。老舗の伝統と理念を汚した歴史的重大事だと受け止め今後の対策に

生かすべきである。・・・


首相と野党党首会談の真の意図は何か?!

2007年11月23日 | Weblog

福田首相と小沢民主党代表との2回にわたる党首会談は実りある成果を

齎しただろうか?小沢辞任劇に見る様に軋轢と憶測と民主党内の不協和音を

もたらしただけである。だのに又、懲りずに今度は帰国早々、野党党首との会

談である。その真の意図は何だろうか。憶測が憶測をよび巷では怪情報が飛

び交っている。ブッシュ米大統領との「新テロ特措法」成立を確約した手前、野

党党首との会談で誠意を示したかったからである、と。・・・国内向けには参院

で否決されたが衆院で3分の2以上で再可決する。その大義名分が野党党首

との会談で誠意を示したから国民の不信を払拭できるとの読みがあるからであ

る、と(強行採決しても)。・・・それに対外的にも、特にブッシュ大統領との約束

を果たした事になるから。何れにせよ老獪な福田首相に、して遣られた結果に

なる。給水と給油の補給にかかる膨大な金額が無償で国際貢献の美名のもと

に拠出される。国際の仲間入りに欠かせない、国際責任の一端として必要だと

政府は喧伝する。国債発行残高778兆円にのぼる借金大国、日本が国際貢

献と責任のもとに税金を湯水の如く使っていいものだろうか。疑問である。武力

で鎮圧するテロ撲滅(実態は益々テロが増殖している。無限の終わり無き悪の

連鎖を助長している)より人道支援に効率的に支出すべきである。日本の生命

線、インド洋は駆け引きなしの石油のシーレーン防衛海域である、と政府は必

要性を強調する。しかし、それ以前のテロの跋扈を消滅させる事が先決ではな

いのか。人道支援はそれへの最短策である。ところが日本以外の参加国の給

油・給水技術では不可能だろうか?・・・。無償で給油してくれる日本は有難い

お人好しの国である。搾れるだけ搾り取れる国は日本以外にはないと思われ

ても仕方がない。国民はテロ撲滅の大義名分のもとに武力行為を支援するよ

りも、あくまで人道支援を望んである。その意味で野党の言い分、名分を支持

する。・・・

 


人類の夢 遂に実現!再生医療に画期的な「ヒトiPS細胞」創出!

2007年11月22日 | Weblog

京都再生医科学研究所の中山伸弥教授のグループが「ヒト人工多能性幹

細胞」(iPS細胞)を創出した。“万能細胞”である。世界の再生医療の最先端に

新地平を開いた。人類の夢が遂に実現に向かった。他人の細胞、臓器の移植

には<拒絶反応>は付き物だった。それが自分の皮膚細胞の移植で解消し

た。従来は「胚性幹細胞(ES細胞)」を分化させて応用する仕方だった。それに

は卵子を使った<クローン胚>から作らねばならず<倫理上の問題>があっ

た。即ち“拒絶反応”と“倫理上の問題”の2つがネックだった。それが「ヒトiPS

細胞」という<万能細胞>の樹立によって一挙に解決した。「ヒトiPS細胞」の成

功は米国ヴィンコンシン大学でも成功している。世界の再生医療科学者が、し

のぎを削って熾烈な競争を展開している。その事自体は治療を要する難病患

者にとっては朗報である。例えば「パーキンソン病」、「脊髄損傷」、「重度の糖

尿病」、「心臓・肝臓移植の治療」等の患者の治療には待ち望んでいた大朗報

である。おまけにiPS細胞から卵子や精子をつくることもでき、不妊治療の応用

にも期待が持たれている。希望の持てる光明が射してきた。人間への治療に

は年月が経かるかもしれないが地道に研究を重ね成果を出してほしい。しか

し、それには克服せねばならない問題も山積している。即ち「iPS細胞作成に必

要な遺伝子を皮膚細胞に移入する際に<発がん性のあるヴィルス>を使用し

ている事である。増殖・分化させた組織・臓器が<がん化する恐れ>がある、と

の指摘である。だから『<発がん性のない>ヴィルス』を使用する研究が必須

という。又、自分の皮膚細胞を使用するので自分と同じ遺伝子を持つ人をつく

る事も原理的には可能であるとの事である。そこでも倫理的な問題が生じる。

何れにせよ人類の夢が又、一歩、実現に向かって船出した事は大いに期待さ

れるべきである。即して研究の経過を逐一公開し透明性を高めて更なる研究

に邁進してほしい。今後の朗報ある成果を期待する。・・・

(参考資料:全国紙・地方紙)

 


琉歌名作散策 中城伊舎堂「じっそう節」紀行!

2007年11月21日 | Weblog

かつて琉球王国時代、地方の有力者は王都「首里」に集められ各自屋敷

を与えられて永住した。当時は、のどかな田園風景が至る所に散在していた。

首里のさむれー(武士)は各自、統治する地方が決まっており、しばしば地方参

りをしていた。見目麗しい花も恥じらう乙女達が、せっせと綿花摘みに勤しんで

いた。鼻歌交りに歌う硫歌は平和そのものの田園風物詩だった。首里の武士

は統治領の地方で恋に落ち入る事も稀ではなかった。身分制度の厳しい当時

は位の高い高貴な武士と百姓の娘では相思相愛になっても実らないのが現実

だった。イギリス国王 エドワード8世の「世紀の恋」に匹敵する琉球武士と田舎

娘のそれも、負けず劣らずの悲恋物語が至る所で起こった。琉歌や琉球史

劇、芝居にと演じられてきた。琉球・沖縄中部の中城伊舎堂()の「じっそう

節」は当時の田舎風景を素直に謳い上げた恋の明朗歌で、ほのぼのとした平

和な時代を歌いあげている。特に中城伊舎堂には色白の美人が多く美人

の産地としても誉れ高い村だった。隣村の男性や遠路遥々、踏破して来た未

婚の男性が参集した。ここ中城伊舎堂まで遠征して見染めた乙女に恋を囁くの

が当時の男性の慣習とまでなった。その恋心を歌い上げたのが・・・・

『じっそう節である。・・・

“じっそう節”

 思(うむ)ゆらば里前(さとぅめ)

島と(とぅ)めて(てぃ)いもれ(り)

島や中城(なかぐしく)

花の(ぬ)伊舎堂(いしゃどう)

(標準訳語)

私のことを愛する心があるなら

私の故郷は中城の伊舎堂だから

どうぞたずねてきてください

古の厳しい身分制度の世でも、それなりに地方の男女は恋心の発露をほしい

ままに謳歌した。長閑な田舎の田園風景が、懐かしく想起される。・・・

 


衆院選前哨戦 大阪市長 民主党候補の平松邦夫氏が当選!

2007年11月20日 | Weblog

衆院選の前哨戦とあって与党対民主党の世紀の対決は民主党に凱歌が

挙がった。いよいよ以て政権奪還が射程内に入った。30年この方、与党が市

長の座を独占してきた。政官業・労組の持ちつ持たれつの癒着の構図が露呈

し腐敗が噴出・続出してきた。市民がノーを突きつけたのも納得がいく。今回の

選挙では自公民が推薦する現職の関 淳一氏と民主党の独自候補の元民放

アナウンサーの知名度の高い平松邦夫氏の対決となった。当選したのは民主

党が推す新人の平松邦夫氏である。投票率も従来の10ポイントを上回る4割

台になった(20年ぶりである)。その差も5万票で圧倒的勝利である。その数

字からしても如何に大阪市民が現政権に不満を持っていたかが伺える。これま

での選挙は与党対共産党の対決構図だった。そこへ民主党が初めて独自候

補を立てて挑んだ。その結果が圧勝である。小沢辞任劇で選挙に影響が出る

ものと予測されたが杞憂に終わった。政党色を前面に出しての選挙戦となった

が、それが、かえって好結果を導き出した。政策で堂々と訴える政治の常道が

担保された。・・・ところが手放しでは喜べない。大阪市政が、あまりにも杜撰だ

ったからだ。戦後この方、市長の座(椅子)は、市助役と市幹部が務めるのが

恒常化してきたからだ。候補者推薦も政党、市議、市幹部、労組が集票マシー

ンとなって一体化して取り組んできた構図が出来上がっていた。それが腐敗の

原因をつくり公私混同をもたらし例の如く悪のオンパレードとなった。職員の厚

遇、膨大な退職金、カラ出張、カラ残業、違法貸出(病院等への)、同和対策不

祥事、第三セクター破綻、5兆4000億円の借金・・・挙げたら限がない。そうい

う過去の腐敗政治への不信が今回の選挙の結果に顕現した。当選した平松氏

は当選して当然の条件が揃っていた。今後の市政運営にあたり改革の手を勘

案してはならない。政官業、労組との癒着構図を断ち切り真に市民の利益に繋

がる政策を断行すべきである。推薦した民主党にも、その事は問われている。

明るい透明な市政が明日の大阪を繁栄に導く。為政者は心したいものであ

る。・・・


今日も行った 母の居る老健施設へ!

2007年11月19日 | Weblog

相変わらず元気である。それが唯一の救いである。かつての様な、はち

切れる明るさと元気はないが年歳相応の健康さである。ほっとする。恒例の1

週間1度の母との面会である。行きの車中、あれこれ思いを巡らす。元気がな

く萎れていないか、何かの病気で不元気ではないか、咳き込んでいないか、寝

たきりでベッドの上で放心状態になってはいないか、・・・と悪い方へ悪い方へと

想念は悪循環する。着いて顔を観るまで気が気でならない。顔を見た瞬間、健

康状態が、直ぐ分かる。頬に張りがあり眼が明るいと、ほっとする。今日も無事

で元気だ、やっと落ち着いて、何時もの定番の会話を交わす。「どこも痛くな

い?」、「ご飯は食べた?美味しかった?」・・・“どこも痛くない”、“もう、ご飯、

食べたはず”??時計を見ると食事時間ではない。「まだだよ、今から食べる

んだよ」と言うと、“ああ、そうか”、と怪訝そうに答える。・・・面会時のそれも何

時もの定番風景である。健康を確認すると、過去の喜びそうな事例を持ち出し

時間を過ごす。今先、言った文言は、とっくに忘れ何を言ったのか思い出せな

いが遠い過去の健常時の頃の体験は生々しく生き生きと語る。その時が私の

至福の時だ。その文言が聴きたくて母に会いに行くのを楽しみにしている位

だ。健康が確認できるからである。特に幼少時の童謡・唱歌は生き生きと歌

う。三線を弾くのも上手い。既に故人となった親戚の事も生き生きと事例を語

り、現実に生きているのである。故人となった事は知らないのである。母の弟も

既に故人、妹も故人である。にも拘らず、母の中では未だ、彼等は生きてい

る。聴く私は複雑な思いで頷きながら真剣に聴く。それが子の私の精いっぱい

の現実の役目だ、そう自分に言い聞かして時を過ごす。生き生きと語る母の様

子は、かつての健常時の頃と少しも変わらない。この母の子としてこの世に生

を受けた私は世界一の果報者だと心からそう思い自覚する。『お母さん、あり

がとう!』。・・・1週間後、また来るから・・・万感の思いを込めて心の中で、そう

呟き施設を後にした。

 


喝!長年の政官業癒着の露呈が防衛省不祥事に顕現!

2007年11月18日 | Weblog

世界にあまり類例を見ない実質的長期政権の腐敗が露呈したのが今回

の防衛省の不祥事である。何故、かくも自民党一党の長期政権が続いたの

か、野党が頼りなく政権担当能力がないからなのか、民主党をはじめ他の野党

の議員諸侯を見渡しても個々の議員は決して自公民の議員に引けを取らない

能力の持ち主である、と見受けられる。それでは党の綱領に基づく政策が日本

の実情に合わないから選挙民から忌避されているのか、その是非は吟味に値

すると思うが、政策のアピール力にも問題がある様な気がする。卑近な例を日

本農業にとると平坦農村部、山間部、特に限界集落にも、政治の手を差し伸べ

る政策を講じてきたのか。地道に地域に入り込んで訴える手法に工夫を凝らす

政策を執ってきたのか。末端まで浸透する効果的方法を執ってきたのか・・・。

世界の趨勢に逆行するからと足元の小農家を切り捨て大農家を育成する遣り

方が果たして日本の実情・実態に合う方法なのか、一考を要する問題だと思

う。WTOや日豪EPAの交渉を無視する訳ではないが壊滅的打撃を蒙るサトウ

キビ、パイン、乳製品等々・・・関税撤廃品目から除外する交渉を<永続的>に

続けるべきであると思うのだが・・・。最近、自民党の農業政策に変化が生じて

きたが、それは地方の切実な反乱が原因だろう。他方、声高に合唱される<

ばらまき>政策と揶揄されている民主党の戸別所得補償を眼の敵にする風潮

があるが、それは民主党が地方の実情を優先しているからであると思う。自民

党の農業政策は優先順位が逆だから農家の抵抗にあう。思うに、一律に考え

て政策の優劣の是非ではない。選良の集団「党」の使命は国民の為に在る。ど

の政党も<国民の安全・安心、福祉の向上>を考えて政策を立案している。―

内政、外交もそれに収斂する―ならば、理屈はさて置き長期政権の腐敗・綻び

が露呈したのが今回の防衛省の不祥事を齎したのだから、私達は決意した

い、一考したい。その事は多言を要しないであろう。・・・


二者択一の時は明るい方にシフトしよう!

2007年11月17日 | Weblog

日常の生活の場面でも人生の岐路に立つ場面でも、あれか、これかと迷

う場面に遭遇する時がある。そういう二者択一の時は迷わず「明」の方、明る

い方を採った方がよい。映画好きの人は悲劇のヒロインに自分を重ね合わせ

二人三脚で演じきる。時たまのカタルシスだったらよいが常連になり共鳴が日

常化すると負の連鎖で日常生活を破壊する羽目に陥る。心したいものである。

何時か幸せがやって来る、と信じコツコツ励むのもいいが、その何時か、は永

久にやって来ない確率が高い。では、どうするか?・・・心のギアをチェンジすれ

ばよい。“シンプル イズ ベスト”で『今が幸せ。今が幸福』、と思い込む以外

にない。今を充実して生きる事に外ならない。今の瞬間、瞬間を精一杯、生き

きる事、である。思い出すのは、かのカールブッセの「山の彼方の空遠く、幸い

住むと人のいう、ああ、我ひとととめゆきて・・・」云十年前の青春時代を謳歌し

た時の讃歌である。・・・社会事象や世相、事件事故の是非を判断するにして

も、政策、思想信条を判断するにしても、完璧を求める事は不可能である。よ

り近い、より考え方が近い方を選択しているのが実情ではなかろうか。二者択

一で一方を選択しても、完璧は求めないのが普通である。卑近な例ではポピュ

リズムに乗っかり小泉旋風に煽られ組した人でも民主党に鞍替えした選挙民も

多い。市場原理の負の露呈を実感し格差拡大に呻きんしているからである。白

黒をつけるのが勇ましいスタンスだが、<曖昧模糊>としているのが世の中の

実態、実情ではなかろうか。極めて「あいまいさ」こそが中立的スタンスである。

一党一派に偏しない、特定の思想にのめり込まない普通の生き方を求めるの

が、よりベターな生き方なのではなかろうか。そういう点も勘案して日常に戻

り、明暗がハッキリしている悲劇のヒロインを演じ共鳴するよりも「明」の方、明

るさを演出する方が健全な精神活動にはよい。そして『今が幸せ』と思い込む

事である。信じきる事である。・・・

 


新テロ特措法と防衛省不祥事は別次元の問題ではない!

2007年11月16日 | Weblog

とうとう元防衛省のトップが実名で指摘された。久間元防衛大臣と現財務

大臣の元防衛庁長官の額賀氏である。お二人とも身に覚えがない、会った事

も宴会に出席した事もない、と全面、否定した。昨日の参院外交防衛委員会で

の守屋氏の証人喚問での答弁に対する記者団の質問に対する答えである。身

に覚えがないなら率先して潔白を証明すべきである。その為にも守屋氏の当時

のトップであられた両氏は国民に対して説明責任がある。福田首相は訪米前

に記者団の質問に対して政治家は関係者に会うのが普通である、と、いとも簡

単に断じ不問にした。国民の血税を無駄に浪費する事が「新テロ特措法」より

優先順位が低く次元の違う問題だと片付けていいものなのか、甚だ疑問であ

る。防衛省の今回の不祥事は日本の内政外交の恥部を曝け出した懸案の縮

図であり長年の官僚政治の弊害が露呈した改革すべき一大問題である。国際

貢献の美名のもとに戦争に加担する手段を選択する事が果たして最善の策な

のか、戦争・紛争に繋がらない民事・人道の支援にこそ、徹するべきではない

のか、今一度、再考すべきである。今回の防衛省の不祥事(単なる不祥事では

済まされない日本政治の根幹に関わる問題である。あまりにも小さな事件とし

て矮小化し処理しようとする意図が透けて見える)と「新テロ特措法」とは次元

が違う問題なので、あれはあれ、これはこれ、で、並行して取り組むべき問題

である、と政府・与党は喧伝する。今回の法制化を目指す「新テロ特措法」の基

底・根幹には防衛省の今回の不祥事と通底している問題がある(様な気がす

る)。問題の核心が明るみに出るにつれ通底している事が鮮明になる。次元が

違うどころか連動している切実な問題であることが証明される。単なる個人の

刑事・民事の問題に止まらず組織全体の問題に発展する可能性すらある(秘

めている)。・・・談合、贈収賄(罪)、偽装(工作)、不祥事、倫理欠如・モラルハ

ザード、不正、乗っ取り、買収、合法的不正工作・・・挙げたら限がない。防衛省

のみならず他省庁にも適合連動する問題である。・・・それが「新テロ特措法」

が早急に解決すべき事項で最優先事案であり、今回の防衛省の不祥事は次

の、また次の・・・懸案であるかの様なスタンスは国民の現状認識からは程遠い

ところにある。今の様な現状の認識とスタンスでは次回の総選挙でもその事が

結果として露呈する事が予測される。再考を促したい。・・・