世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

一年の締めくくりと新しい年への期待!

2006年12月31日 | Weblog

今年も今日で幕を閉じる。大晦日!沖縄では 年越しソバ を食して今年を大過なく過ごした事に感謝して新年を迎える。恒例の行事だ。今日で平成18年も終わりか、と思うと感慨、無量なものがある。負の出来事は振り返らず光の部分を照らしてみたい。・・・

<日本国内>

○安倍政権発足 首相 直後に中韓歴訪 日中・日韓 と雪解

○秋篠宮家 男子誕生 皇室 41年ぶり 日本中 喜びに湧く

○日銀ゼロ金利解除、景気「いざなぎ」超え 景気上向く

○トリノ冬季五輪 荒川静香唯一金メダルで 大フェーバー

○その他、多々・・・

<沖縄県内>

○仲井間県政が発足で自民・与党 勝利に湧く!

○世界のウチナーンチュ大会 盛大裡に終える!

○八商工が甲子園で活躍 久々のホットな話題で持ちきり

○国体少年男子サッカー県選抜V 優勝に凱歌!

○県内初の女性首長誕生に喜び頂点に達す <沖縄市>

○その他、多々・・・

以上は一例を列挙してみただけだがその他も多々あるが割愛する。日本国中に総理総裁選で有名になった安倍総理の日本の国の未来像を描いた「美しい国へ」は是非、任期・在任中に実現してほしい。来年を基点にその輪郭を示してほしい。出来得れば実現してほしい。小沢主義・ビジョンとの対決も期待したい。未解決の喫緊の懸案の早期解決、内政では継続審議の案件の法制化、戦略的な戦う外交の推進でエネルギー、資源の締結、確保に努める、北朝鮮の拉致問題の解決、イランの核・濃縮ウラン問題の収拾に国連と提携して取り組む、イラク・中東のテロの終焉に国連、米国と協力して取り組む、その他の地域のテロ、紛争の解決にも邁進してほしい。戦略的外交と並行して国内の財政再建に収斂する諸々の懸案事項を政策として取上げ実現してほしい。来年は安倍政権の剣が峰であり今年の負のツケを挽回する年であり結果を出す事によって当初の政策が実を結ぶのである。支持率の急降下を食止め回復することが当面の課題である。そして徐々に掲げた政策と継続審議に総力を挙げて取り組むべきである。負の遺産はより良い成果で国民に示すべきである。来年こそ名誉挽回、政策実現で国民に信任されるべきである。大いに期待したい。2,006年よ!さようなら!新しい年、2,007年よ!希望の年になることを期待したい!!・・・

 


2,006年よ!さようなら!新年は希望の年だ!!

2006年12月30日 | Weblog

やはり年の瀬は忙しい。昨日の様に今年の元旦は始まったように思えたが、もう一年は過ぎる。ちょっとセンチになるのも毎年の如くだ。又、一つ歳をとり年相応の年輪の風格を身につけた様に思える。逝った盟友もいるが奴は奴なりに人生を堪能して逝ったのだろう。人生いろいろ人それぞれだ。悔いのない生涯を全うしたいものだ!翻って今年の世相を振返って観ると例年の如く負の、陰の部分が多かった。日本人の美徳が失われ人倫は荒廃し平気で人殺しが横行した。なかんずく親が最愛の我が子を殺す。子が最も慕うべき純粋の愛を抱く親(母・父)を殺す。それも残忍非道の遣り方で・・・。どうしたのだろうか、あの日本人独特の美意識と情緒・情操は?・・・日本人の伝統・文化・風習・習俗・和の精神、そして「わび」<閑寂な生活態度、深い情趣、清貧に甘んじる閑寂な趣(おもむき)>、「さび」<古風で閑寂なおもむき、静寂味、幽玄の美意識、ひらたく言えば、落ち着いて安らぎのある静寂・枯淡の情調>は?どこに?と言わざるをえない。寂しい、寂寥の念は小生一人ではあるまい。見直してみたい日本人の原郷を。西欧人の特性(yesかnoか白か黒かは国境を接した国土の争奪戦に明け暮れた論理の世界)と農耕民族とのそもそもの違い(和に収斂する、あいまいさ、それは宗教にも顕著である。神道と仏教の神仏習合、儒教、道教、キリスト教、イスラム教等々の多神教的受容を、いとも簡単に日常茶飯事に受け入れ実行・実践している)を認識し、そこから日本の日本らしさを際立たせた独自のスタンスを構築していく。<不易の和の精神>に収斂していく基層、で全ての現事態・事相に対処していく、そのスタンスがこれからの日本の在り方だと思う。復古調ではない、永代に連続する日本のアイデンティティに基づくものだ。その意識的営為を堅持し来年の事象・事態に対処していくべきだ。市場原理優先の経済論理の優勝劣敗もほどほどにし精神の復帰で忘れ去られた心の構築が今、最も必要なことである。・・・負の世相、事故・事件が多い今年だったが来年、新春、平成19年、2,007年は明るい希望の持てる年を迎えたいものである。精神の復権を願って、今年を概観した締めくくりとする。


平成19年!初詣 沖縄の神社・拝所・寺院 全紹介

2006年12月29日 | Weblog

沖縄の民間信仰では身を守る<仏の守り本尊>がある。今年の干支・亥年の守り本尊は「阿弥陀如来」(あみだにょらい)である。那覇の習慣では<十二支ヌ御寺回り>と<十二カ所巡り>といって首里にある4寺院にある自分の<守り本尊>に健康・安全・繁栄を祈願する。"干支"と"守り本尊"と"寺院"を紹介する。

【守り本尊】

●子・千手観音菩薩(せんてかんのんぼさつ)慈眼院(首里観音堂)

●丑・寅・・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)慈眼院(首里観音堂)

●卯・・・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)・・・西来院(だるま寺)

●辰・巳・・・普賢菩薩(ふげんぼさつ)・・・慈眼院(首里観音堂)

●午・・・勢至菩薩(せいしぼさつ)・・・慈眼院(首里観音堂)

●未・申・・・大日如来(だいにちにょらい)・・・盛光寺

●酉・・・不動明王(ふどうみょう)・・・安国寺

●戌・亥・・・阿弥陀如来(あみだにょらい)・・・西来院(だるま寺)

 【神社・拝所】

○波上宮・・・那覇市若狭1-25-11・・・098-868-3697

○天久宮・・・那覇市泊3-19-3・・・098-863-3405

○識名宮・・・那覇市繁多川4-1-43・・・098-853-7225

○沖宮・・・那覇市奥武山町44・・・098-857-3293

○沖縄神社・・・那覇市首里鳥堀町5-62・・・098-868-3697

○八幡宮・・・那覇市安里3-19-14・・・098-863-8716

○末吉宮・那覇市首里末吉町1-8・・・098-868-3697(呼)

○沖縄県護国寺・・・那覇市奥武山町44・・・098-857-2798

○普天間宮・・宜野湾市普天間1-27-10・・・098-892-3344

○泡瀬ビジュル・・・沖縄市泡瀬2・・・098-939-6265(呼)

○生天光神明宮・うるま市与那城字屋慶名945・098-978-7874

○宮古神社・・・宮古島市平良字西里1-1・・・0980-72-6137

○漲水神社・・・宮古島市平良字西里8

○下地神社・・・宮古島市下地字洲鎌571

【寺院】

△照太寺・・・伊江村字西江前1189・・・0980-49-2128

△観音寺・・・金武町字金武222・・・098-968-2411

△真常寺・・・読谷村字大湾464・・・098-956-2182

△成田山(福泉寺)・・中城村字伊舎堂617・・・098-895-2076

△城徳寺・・・北中城村字安谷屋525・・・098-935-5309

△与勝寺・・・うるま市勝連平安名2884・・・098-978-2281

△桃原山球陽寺・・・沖縄市山里3-7-1・・・098-993-6431

△龍福寺・・・沖縄市泡瀬2-16-10・・・098-939-3167

△安国寺・・・那覇市首里寒川町1-2・・・098-884-2735

△護国寺・・・那覇市若狭1-25-5・・・098-868-1469

△真教寺・・・那覇市西2-5-21・・・098-868-0515

△西来寺・・・那覇市首里赤田町1-5-1・・・098-884-1077

△大典寺・・・那覇市松山1-9-1・・・098-868-3491

△袋中寺・・・那覇市小禄692・・・098-857-4984

△佛立寺・・・那覇市おもろまち4-15-1・・・098-860-6767

△万松院・・・那覇市首里当蔵町3-4-1・・・098-884-5629

△臨海寺・・・那覇市曙1-18-19・・・098-861-2009

△道心寺・・・豊見城市字翁長206-2・・・098-850-9783

△洪済寺・・与那原町字板良敷1121-1・・・098-945-1018

△普照寺・・・八重瀬町字志多伯733-2・・・098-998-2883

△妙徳寺・・・南城市大里字古堅266・・・098-946-1719

△浄土寺・・・糸満市字阿波根562・・・098-992-2202

△龍宝山祥雲寺・・・宮古島市平良字西里4・・・0980-72-2393

△金剛禅寺・宮古島市上野字野原岳1189・・・0980-76-6060

△南海山桃林寺・・・石垣市字石垣285・・・0980-82-2142

△誓願寺・・・石垣市字大川821・・・0980-83-2279

△八重山本願寺・・・石垣市字登野城68・・・0980-82-8207

△冨崎観音堂・・・石垣市字新川1605

△喜宝院・・・竹富町字竹富108・・・0980-85-2202

 


不運 安倍政権 ダブル辞任に「美しい国」が号泣?!

2006年12月28日 | Weblog

又もや衝撃が政府・与党に走った!発足時の "美しい出で立ち" に輝かしいバラ色の未来を思い描がきいよいよ 「美しい国」 への出発か!と希望を抱かせた時(時期)なのに?!・・・言い古されたフレーズを反芻すると・・・僅か3カ月で政権末期の状態だ と公言する政党もある。造反組みの復党に端を発しTMタウンミーティング、未履修、道路特定財源の一般財源化のトーンダウン、前政府税調調査会長 本間氏の倫理欠如による辞任、そして今回の佐田氏の政治資金の不正流用疑惑、官邸と閣内と与党の確執、野党の攻撃バッシング・・・等々と四面楚歌の安倍内閣!どうする?!今後の政治運営は?国民は最早、現安倍内閣に失望を禁じえない。巷ではあまりにも来夏の参院選に照準を当てすぎ、やる事成す事が全てが裏目に出ている、と囁かれている。水戸黄門的人物の不在が不祥事を続発させている、と識者は言う。政府・与党を総括して纏めるキーマン不在が最大の要因であると指摘している。小生も同じ意見である。小泉前首相には<塩じー>・塩川氏が居た。政界全体を俯瞰する経験豊富な眼力の持ち主が居た。押さえどころ 肝心カナメの要所 眼の付け所 を心得てそれなりに非常事態・喫緊の懸案・案件・事案には的確にアドバイスし助言していた。安倍政権はどうか、というと個々の人材は優秀な能力と技量を持ち合わせた人材ばかりで総花的ではあるが総括的に整合性をもって機能していない。調整役・キーマン不在がアキレス腱であり決定的致命傷である。その欠陥を補う手練手管に長けた老練なエキスパートが今、喫緊に必要である。考慮したい。今回の佐田氏の件はマスコミ・新聞等で詳細が報じられているので割愛するが政治家として、しかも閣僚としての行政改革の担当大臣の地位にあっては責任は重大である。詳細な説明責任と共に決定的解明を切望する。任命権者としての首相の責任も明確にしてほしい。・・・噴出、続発する個々諸々の事態を克服し、試練を乗り越えて斬新な安倍カラーを今後も堅持し結果を出し成果を持って「美しい国」への実現に邁進してほしい。打たれ強い政権、七転び八起きの気概で政策実現に猪突猛進してほしい。来年、平成19年は猪(イノシシ)の年である。勇猛果敢に猪の如く”猪突猛進”して成果をだしてほしい。大いに期待したい。前途に「美しい国」への未来を夢見て。・・・

 


歴史の真実 学問の権威 日中歴史共同研究に期待!

2006年12月27日 | Weblog

昨日26日から北京で歴史の権威が一堂に会し、真摯に、学問の権威に賭けて歴史の真実を追及する。国境を越えて純粋に学問の探求としての歴史の真実を解明する。日中、各々の有識者が10人ずつ20人で日中の歴史の真実を解き明かす。画期的な出来事である。願わくは謙虚に、主義主張に囚われずに、社会科学としての歴史の真相を、史実に基づいて究明し、その成果を共同作業の成果として提示してほしい。主義主張を内包した政治思想の帰結は歴史の真実を歪め永遠に平行線を辿る混乱の原因となる。いやしくもその道の権威、造詣の深い有識者の会議である。内外に中立普遍の純粋学問としての帰結を示して欲しい。論議の争点となる予想される史実は「日本の戦争責任」、「極東国際軍事裁判」(東京裁判)、「南京大虐殺」、「義和団事件」、「天安門事件」に絞られる。対比してみよう。

●「日本の戦争責任」・・・

△日本側・・・戦争責任の解釈や範囲をめぐりさまざまな意見が存在。A級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判の正当性に疑問の声がある。

△中国側・・・<A級戦犯は日本軍国主義の象徴で、A級戦犯を美化する言動に中国人民は同意できない>(王毅駐日大使)

●「南京大虐殺の犠牲者数」・・・

△日本側・・・犠牲者数をめぐりさまざまな主張がある。<大虐殺はなかった>とする見方もある。【日本は20万人、中国は40万人との説もある】

△中国側・・・<日本の侵略者は南京占領後、住民30万人以上を殺した>(中学歴史教科書)

●「天安門事件」・・・

△日本側・・・中国当局が民主化を求める学生らを弾圧したとの見方が有力である。事件後に中国の愛国主義教育が強化されたとの見方もある。

△中国側・・・<一部の者が画策した反共産党、反社会主義活動>(人民日報電子版)【以上の●△は琉球新報から抜粋引用】

争点となる以上の事件は歴史の真実を赤裸々に抉り出す重大な論点であり玉虫色の結論は破棄してほしい。資料・史実を丹念に検証し論議を重ねて歴史の裏と表の真実のみを歴史認識として提示してほしい。そう切望するものである。・・・

付記:政争の具としての自国の政権の代弁者とならない、学問の府の代弁者となること、を切望する。懸念される事は日本は民主主義の国家であるし、他方中国は一党独裁の共産主義国であることである。

 


噴出する安倍政権のアキレス腱 官邸VS与党!!

2006年12月26日 | Weblog

官僚主導から官邸主導へとシフトし政治の実を挙げようと従来の仕組みを更に刷新し新体制を構築した。与党自民のカナメを気心が心底まで通じ合えた中川自民幹事長を纏め役に周辺を意の知れた布陣で固めた。他方、官邸では内閣官房長官に腹心の塩崎恭久氏を抜擢し4名の官房副長官を充てた。内閣総理大臣補佐官5人、内閣府特命担当大臣4人の強固な体制で万全を期した。安倍政権発足のスタートは、この様にサプライズで大いなる期待を抱かせた。途絶えていた日中、日韓との首脳会談も成功させ、政策も小泉前政権の継承を本流とするも自著「美しい国へ」の理念の実現に独自の政策を掲げて推進して来た。綻び(ほころび)始めたのは造反組みの復党をさせた時点から国民の反発をかった。中川幹事長は筋を通す一貫したブレない構えで厳しい条件を付けて臨んだが来夏の参院選を視野に入れた古い自民党の体質を堅持した古参の理屈にならない理由での抵抗に合い敢え無く陥落してしまった。連動して岐阜の例に準えると支部長は自民党を離反した某氏よりも刺客で比例代表で当選した現党員の佐藤氏を当てるのがこれ又、筋である。それにも反旗を翻し参院選に勝てる候補という大義名分で復党組の某氏を支部長に据える・・・という理不尽な強引さが更なる国民の反発をかった。答えは来夏の参院選で突きつけられるであろう。懸案の改正教育基本法の成立、防衛庁の防衛省への昇格 関連法案の成立等と着々と地歩を固めつつある。他方、我田引水的な族議員の権益擁護の跋扈で道路特定財源の一般財源化は僅か1,800億円に留まった。自動車重量税の5,000億円は法改正なしに一般財源化できたのに自動車業界・族議員の猛烈な反対に合って敢え無く破棄され頓挫してしまった。その頃から顔の見えない安倍首相の線の弱さが断固、囁かれてきた。パフォーマンスなき生真面目さが前小泉首相としばしば対比される。指導力に翳りが見え始めた、と印象づけられてきた。拍車を掛ける様に例の麻生外務大臣の核発言、自民政調会長の中川氏の核論議問題に内外から批判の矢が飛んだ。突飛に飛び込んで来た政府政調会長 本間氏の辞任劇の混乱と自民党内部の亀裂、首相官邸擁護・支援派の中川幹事長と中川政調会長を取巻く大多数の自民党の与党主導の政策実現に狂奔する一派の対立、他方、閣内の主導権争も表面化してきた。尾身財務省の財源使途と官邸のそれとの乖離、官邸の教育再生会議と主管の伊吹文部科学相(省)との主導権争いも表面化して来た。文字通り自公民与党四つ巴対野党の展開で進捗している。複雑怪奇なややこしい政界構図に国民は戸惑いを隠しきれない。個々人は優秀な特質と技能を持ち合わせても全体として整合性のある体制として機能しなければ絵に描いた餅に帰する。何よりも優先して政策を具現化するには自公民与党と官邸と閣内との三つ巴の整合性を執って磐石の基盤を確立して政策実現に邁進する事である。その事が政策具現化の為の安倍内閣の喫緊の課題である。・・・

付記:前政府税調会長の本間氏は消費税増税には消極的であり尾身財務相(省)は消費税増税論の積極的推進派である。本間氏の失脚にリークしたのは財務省である、との憶測が流布している。

 


2,006年10大ニュース 国際・国内・県内 概観!!

2006年12月25日 | Weblog

北朝鮮の地下核実験で世界を席捲し国連安保理・6カ国協議は結論が不発に終わり年を越した。特にロシアと中国の意向が事の成り行きを左右した1年だった。戦後のイラクの混迷、イスラエル・パレスチナの紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イランの核開発問題、米国の中間選挙と民主党の台頭 ラムズフェルド国防長官の辞任による国内国外の混迷、プーチン大統領の強権政治等々と世界は今年も揺れに揺れた激動の1年だった。国内では小泉政権を継承した安倍晋三内閣の誕生、新鮮 若さを旗印にフレッシュな滑り出しをみせたが3カ月足らずで支持率は急落、50%を切った。顔の見えない優柔不断さが指摘された。沖縄県内では稲嶺県政を継承した仲井間弘多知事の誕生。普天間飛行場の辺野古沖移設の問題で揺れた。今年も国際、国内、県の激動の1年だった。・・・

国際10大ニュース・・・

1.北朝鮮が地下核実験を実施。国連が制裁

2.米中間選挙で共和党敗北、国防長官を更迭

3.イラクが内戦状態。フセイン元大統領に死刑判決

4.原油価格が一時1バレル78ドルに高騰

5.インドネシア・ジャワ島で2回の大地震、死者6,000人超

6.イスラエルがレバノンに侵攻しヒズボラと激戦

7.イランが核開発継承、米欧と対立続く

8.サッカーW杯はイタリア優勝、日本は1次リーグ敗退

9.国際天文連合が冥王星を惑星から格下げ

10. タイで軍事クーデター、タクシン首相亡命

次点:反プーチン派の不審死が相次ぐ

国内ニュース・・・

1.安倍政権が発足。首相は直後に中韓歴訪

2.ホリエモン、村上世彰代表らヒルズ族の逮捕

3.秋篠宮家に男子誕生。皇室として41年ぶり

4.自治体の官製談合で県知事逮捕相次ぐ

5.いじめ自殺、未履修などで教育現場混乱

6.マンション耐震偽装問題で姉歯元建築士ら逮捕

7.改正教育基本法が成立。防衛庁の「省」昇格法も

8.日銀がゼロ金利を解除、景気は「いざなぎ」超え

9.トリノ冬季五輪で荒川静香が唯一の金メダル

10. 飲酒運転の悲惨な事故が多発し厳罰化の動き

次点:日米両政府が米軍再編で最終合意

県内ニュース・・・

1.「普天間」V字滑走路案など日米合意

2.仲井間県政が発足

3.飲酒運転追放の世論高まる

4.県工事談合152社処分

5.世界のウチナーンチュ大会

6.八商工が甲子園で活躍

7.中城と首里で地滑り避難

8.国体少年男子サッカーで県選抜V

9.県内初の女性首長誕生

10. 米陸軍パトリオット配備

付記:(全国紙・沖縄タイムス・琉球新報より引用)


日本の人口 8,993万人 豊かな社会 維持?!

2006年12月24日 | Weblog

国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の人口推計によると50年後の日本の人口は現状の推移でいくと1億人を割り8,993万人になると予測されている。少子化の深刻さが統計に表示された事になる。官民・国・地方自治体、挙って今から対策を立てる必要を痛感する。合計特殊出生率(女性が生涯に産む子供の数)は当初は2,050年には1.39まで微増する予測だったが50年間には上下振幅しながら昨年同様2,005年の1.26に落ち着くという。現在の人口1億2千万の3割も減る計算になる。高齢者(65歳以上)は2倍になり40%で3,646万人になる。人口減少は労働力の減少に連動する。少子化の最大の原因は晩婚、晩産にあり、しかも従来の傾向からすると晩婚でも出産数に影響はなかったのが、結婚が遅くなるにつれ出産数も減少するという。その推移でいくと少子化は続き現役の世代は減り高齢者は益々、増えていく。若い人がお年より一人を支える年金の負担率も益々、高くなっていく。では現状の若者はどういう意識を持っているかというと9割が結婚したい、と言い子供も2人以上は欲しいという。ところが調査した人口推計からすると2割が結婚せず子供も1.7人しか生まない。意識と現実の乖離が大きい。豊かさを経験した国民は、後戻りは出来ない。現在の日本社会の実状を維持しつつ子々孫々、後代にツケを残さず、それなりの豊かさを継承する責務を私達は負わなければならない。考えられる対策を官民挙って執る必要がある。とりわけ企業の果す役割は大きい。子供を産める条件を整備する必要がある。育児休暇を執りやすい職場にして安心して家庭に戻る。そういう雰囲気を整える。休暇後の会社復帰を容易くする。再就職も容易くする。働きながらの子育てを容易にする。給与の面でも復帰前に戻す。育児休暇中もそれなりの手当てを支給する。非正規社員(1,500万人)のパート、アルバイト、派遣社員、女子等も正規社員並の待遇をする。働きやすい職場環境・条件を整える。出費は多大になるが閉塞した活力のない社会にするよりもマシなはずだ。他方、労働社会を底辺から支える政府の役割は児童手当の増額と該当範囲を広げる、保育所の増設等、安心して働きやすい社会環境、職場環境を整え支援する。その一方で共働・核家族化した夫婦への支援は予算のバラマキとの指摘があり少子化への歯止めにはならない、との指摘もある。結婚したくても結婚できない若者のフリーターも増加している。失業給付を強化するよりも技能習得に予算を支出すべきである、等々と諸々の指摘がある。この様に数多ある未来社会の悲観材料を嘆くよりもその事を逆手に執って、それなりの適正人口規模の社会の仕組みを整え経済優先より心の安らぎ癒しを謳歌できる社会を、そろそろ整える仕組み作りを今から準備する、そういうスタンスが必要なのではなかろうか!その他の諸々の対策等がシンクタンク、関係業界、政府官庁等から提示されているので割愛するが長期の見通しの下に万全の策を今から用意して置く必要を痛感する。以下、省略。・・・

 


07年政府予算財務省原案は評価 改革減速は断!!

2006年12月23日 | Weblog

過去最大の減額を目玉に自画自賛し謳歌してはならない。新規国債発行額を25兆4千億円に減額させた事は評価されてよい。前年度に比べ4.5兆円の減額になるからだ。―それでも国債依存度は31%に達している―。その結果、基礎的財政収支の赤字も4.4兆円に半減されたが、何れにせよ来年度末の国債残高は773兆円に及ぶ見通しである。次世代に負担を先送りしてはならない。―当初の意気込みを減速させてならないからだ―。財債再建への途は遥かに遠い道程にある。25兆円の背景には企業業績の好調さがある。法人税等の税増収が追い風となったからだ。―来夏の参院選以後の消費税アップは既定事実だがそれを不問にして選挙対策に利用してはならない―。政策遂行による結果ではなく景気回復による大幅な税増収にあるからだ。安倍内閣の最初の予算案は、この様に好調なスタートをきった。しかし不安が過ぎるのは政権発足当時の外交がサプライズの出だしで成功したのと類似しているからだ。滑り出しも高い支持率であったが現在では下降の一途を辿っている。追い討ちをかけるかの様に例の本間政府税調会長の辞任で高い不評を買っている。国民はこの先、不安を感じている。早急な回復を一国民として切望する。さて、一昨日21日に次官級の事務折衝を終え22日の昨日は尾身財務相と各省庁の大臣が直接、閣僚折衝に移り500億円の攻防をめぐって閣議決定になった。数の論理からしてその内閣原案に若干の修正を加え衆参両院を通過して07年度の予算が成立する見通しである。昨日が山場であり実質上の予算となった。地方都道府県の霞ヶ関参りも遠のいたが都市と地方の格差拡大だけは避ける予算となってもらいたい。通例、言われている様な予算のバラマキは返上し市場原理の弊害を是正する日本の実情に合った予算とすべきである。マスコミ・新聞紙上で詳細が報じられているが要はバランスの執れた予算となっているか、である。企業減税に偏重し国民に増税を強いる予算編成では国民の反乱を巻き起こしかねない。その是非が政権を左右し野党に政権を奪取される結果となる。その鬩ぎあいをどう調整し爾来、最大の懸案 「財政再建」に連動させるかが問われている。企業減税の大義名分が国際競争力に勝てる体質の強化にあると喧伝されているが、それも最も、である。要はそこから得た利益・利潤を新規設備投資等に充て企業体質を更に強化し真に国際競争力に勝てる企業体質にすべきである。と同時に社員・従業員、個々のベースアップやフリーター・派遣社員・パート等の非正規社員の給与を正社員並にする努力も必要である。ひいては正規社員にする努力も怠ってはならない。景気回復の実感がないのはそこに真因がある。連動して問題が派出するのは少子化で労働人口の減少がGDPの減少に繋がり景気停滞に拍車をかけ歯止めが掛らなくなる不安がある。その為の非正規社員の正規雇用化と外国人雇用の是非も問われている。

付記:・・・

1.来年から「骨太の方針」5年間のスタートが始まる。2,011年のプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化の実現を目指している。

2.社会保障費は2,200億円の抑制が条件となっているが生活保護費の減額があってはならない。それより公務員の人件費の削減等に工夫すべきだ。

3.最終的には消費税を含めた税制全体の抜本的改革に腐心すべきである。

4.道路特定財源の一般財源化も早急に実施すべきである(今回は1,800億円に留まっているが揮発油税の改正が来年度に先送りされた。来年度は自動車重量税相当分の5,000億円の余剰金が発生する。その分、一般財源化すべきだったと思う。何故なら法改正が不要だからだ)。

5.地方交付税(国税5税の3割が法定率)は現状のままでの据え置きだと増収効果を齎し財源余剰が発生するとの指摘があるが考慮・配慮すべき問題である。地方の基礎的財政収支は既に黒字化に傾斜しているとの指摘もあるからだ。

6.来年度一般予算総額は82.9兆円(今年度比3.2兆円増加)。歳出は47兆円(3年ぶりの増加)で社会保障費は21兆円(今年度比お0.6兆円微増)で、この比率でいくと毎年1兆円の増加になる。その是非は論議が必要である。

7.減額された項目は公共事業費、政府開発援助費(3~4%)、防衛費(0.3%)、但しミサイル防衛関連は大幅に増額された。その他、多々。省略。

 


6カ国協議 政治は国民の為に有る事を忘れるな?!

2006年12月22日 | Weblog

難航する6カ国協議 各々の国益の為の駆け引きの場と化した。特に北朝鮮は貧困に喘ぐ自国民を省みず生活を破綻に追い込み軍事最優先の政策を先行させている。核保有が先進国と対等に渡り合える手段だと強引に主張するスタンスは間違っている。核開発には莫大は資金が要る。その調達の為に偽ドル札事件やマネーロンダリングが囁かれている。真偽のほどは知らないが、その真相究明に時間が費やされ駆け引きが長引いている。何時まで続くのか世界はイライラしながら成り行きを見守り注視している。北の時間稼ぎとの見方もなされている。自国の生き残りに運命を賭けての協議なら真っ先に自国の国民の生活を保障することを優先して考えるべきだ。世界はその事に援助・支援は惜しまないであろう。世界は今、核の削減、核拡散防止、非核化の方向にある。その動きに逆行するスタンスは自滅の道を辿るしかない。「政治は国民の為に有る」、その事を為政者は肝に銘じて駆け引き折衝すべきだ。生命を賭けての自己主張は戦争という手段しかない。弱者、国民を滅亡に追い込む事にしかならない。核保有が平和への担保、抑止力になるという考えは最早、通用しない。世界は良識を取り戻しつつあるからだ。非核化も核拡散防止もその事を物語っている。唯一の被爆国、日本が60有余年、非核三原則を堅持し経済発展に邁進できたのが何よりの証拠だ。一部の識者がそれは日米安保条約や日米同盟の核に傘の下にあったからだ、と理屈づけているが強ちそうとも言えない。戦費に莫大な資金を費やし自国の防衛を大義名分にしている現在のスタンスは早晩、破棄される。人類はそんなバカらしい非効率な事象・事例に気付き始めたからだ。政治・経済のシステムが近未来、変動を余儀なくされる。戦費に注ぐ資金が自国民の為の使途にある事を政治の主たる目的であると自覚する様になるからだ。国連も紛争、内戦の収拾に国連軍やPKOを必要とし、有してはいるが核兵器は永久に使用しない。核以外の武器が紛争・戦争のためには使用される。核は放棄、廃棄の方向にある事はだけは間違いない。今更、核保有国として台頭し世界に認識させ軍縮会議に参加しようとする遣り方は時代に逆行する。大人気ない綱渡りだ。国民不在の国家は何時しか滅亡の一途を辿る。その事をこそ認識すべきだ。・・・

 


最近 気になる世相を表現した英語のキーワード!

2006年12月21日 | Weblog

世界各国のニュースをネットで渉猟していると上手いタイミングで見事に現世相を表現している事象に驚く。日本の内外の出来事を英語で表現している語群をアトランダムンに紹介しよう。・・・

●松坂投手のR.ソックスとの契約で破格の金額を提示し話題を巻き起こした一件から「6年でおよそ61億円で合意」→【a six-year 52-million-dollar contract】

●教育基本法改正案に纏われ例のTM<タウンミーティング>の「やらせミーティング」→【fixed meetings】、フィクサー<fixer>(公正でない遣り方で陰にいて仲介・調停することで報酬を受ける黒幕的人物)に因んだ語句。

●「教育基本法」→【Fundamental Law of Education】=【Education Law】

●「法案」→【bill】、「改正案」→【reform bill】、「教育基本法改正案」→ 【education law reform bill】

●「参院特別委員会」→【Upper House panel】

●「日本政府」→【Japanese government】

●「日本国の教育基本法」→【the nations basic education law】

●「参議院特別委員会」→【Upper House committee】

●「野党」→【opposition parties】

●「賛成多数」→【a majority of votes】

●「政府与党」→【the governing coalition】

●「議案を通す」→【pass a bill】

●「連立与党」→【the ruling parties】

●「本会議」→【plenary session】

●「法案成立」→【enactment】

●「不信任案」→【no-confidence motion】

●「現在の国会会期」→【current parliament session】

●「文部科学大臣」→【Education Minister】

●「官房長官」→【chief cabinet secretary】

●「発言」→【remarks】

●「政府貸付・円借款」→【government loan】

□「日本国家への愛国心を育てる」→【foster love for Japan】

□「野党はこの動きに反対」→【opposition parties are against the move】

□「野党側の抗議の真っ只中」→【amid protests by opposition parties】

□「教育基本法改正案 参議院特別委員会で可決」→ 【Upper House panel passes education law reform bill】


ブレーク 米国社会は戦前の日本 に仰天!?

2006年12月20日 | Weblog

米国在住の芥川賞作家の米谷ふみ子さんの人物点描で紹介された米国社会の裏面を抉ったエッセー集に度肝を抜かされた。民主主義社会のリーダー、その先導者の名を欲しいままにしてきたと思っていた米国社会が現実にはそういう裏面(戦前の日本社会―軍国主義時代)もあったのかと衝撃を受けた。米谷さん曰く。「2,001年9・11は米国社会の雰囲気をガラリと変えてしまうほどの大きな衝撃を米国民に与えた」と言い、その頃から街には星条旗があふれ戦争を推し進める共和党政権を批判すると<愛国心がない>と批判され、だれもが口をつぐむようになっていった、という。(「人物点描」より引用)さらに続けて「強者の仲間に加わり、自分もエリート意識を持ちたいのか、ブッシュ政権の支持母体のキリスト教右派が多くの信者を集めている。戦前の日本で、国民が競うように神社を参拝したのと似ている」と。・・・今日の日本の現実と類似した状況を醸している様で不安を禁じえない。改正教育基本法が成立し教育で国家を統制する前哨戦の様な状況が米国社会の現実とオーバーラップする。なかんずく日米同盟を基軸とする日本のスタンスにある種の危惧さえ抱く。連動して防衛省も誕生し個別的自衛権は言うに及ばず集団的自衛権の行使も射程に入った。振返ってみると「いつか来た道」をまっしぐらに歩んでいた、という事になっては、もう遅い。文民統制を常時、意識して「専守防衛」以外は絶対に許さないという強固な意志を持ち続ける事が今、最低、必要なことである。米谷さんの新著「ええ加減にしなはれ!アメリカはん」(岩波書店)は日本では見えにくい米国社会の変化と現状を描いたエッセー集である。詳細は新著に譲るとして米谷さんは「この数年間の米国の雰囲気は、戦前の日本のファシズムみたい。おおらかな個人主義の米国が、どういう国になってしまうのか、恐ろしかった」とも語っている。更に人物点描には米谷さんの心情を語っている。例えば広告主を気にして戦争批判ができにくくなったメディアの事、共和党政権の汚職、スキャンダル等の追及ができず政権をかばった一部の記者の体たらく、米国のテレビはミサイルを発射する場面を流し、落ちた先の悲惨な状況をアルジャジーラが放映するのが現実で米国のテレビは戦争の残酷な様子を見せない事で戦争に協力している、と。その他多々の戦争協力・礼賛の事例が紹介されている。日本に居ては見えにくい米国の現状を見せつけられて視野の狭さを実感すると同時に日本のメディアの報道の在る方にも不安をおぼえた。独自の情報源・ソースを開拓しなければいけない契機となった。インターネットの更なる利用法を研究しなければならない事を痛感させられた。・・・付則:このブログを記述している最中に自民党の石破氏の私案として集団的自衛権の行使は日本国憲法では禁じていない、と提起された、とテレビは伝えた。

 


偶然かつ必然の出逢い 同時代人への郷愁!

2006年12月19日 | Weblog

考えてみれば摩訶不思議である!この世に自分が存在していることが?しかもこの両親の恵で誕生した事が偶然であると同時に必然とも言える。科学の証明を超えて論理の世界をも超越し今、ここに在ることが!存在の証明は古から古今東西の哲学者や天才たちが命題として必死に証明を試みてきた。絶対者の神を想定してそこに帰結する逃避を試みただけに終始した事もある。人間存在の論理的証明が不可能であることが分かっただけである。神を想定し信仰しない限りは不可能であることがおぼろげながら分かってきただけである。現時点での帰結である(小生の理解の現時点の帰結)。しからばこの全ての出逢いを理屈抜きに肯定し大事にしなければならない。何故なら生きとし生けるもの存在は有限であり一回きりのかけがえのない人生だからである。始めと終わりのない宇宙の永遠性の一時、瞬時の点的存在の人の人生の期間を論理の世界を超えて肯定しなければならない。すると最初の偶然であり必然とも言える出会いが永遠の連続の源「種」の結果が親(両親)と子とである。そこには偶然と必然を確信し血肉の情を超えて宇宙のメンターの存在に感謝しなければいけない。理屈を超えてこの両親との出逢いを後生、大事にし大切にしなければならない。両親に感謝し兄弟姉妹に感謝し思いやりと労わりの情を醸していく。意識的に育成しなければならない時もある。努力が必要な時もある。血肉の情として自然的に湧き出る人情がその基底にある。有限の人生を親と子と兄弟姉妹、親戚、友人、知人、近隣の知己、ひいては国境を越えて同時代に生存した偶然と必然の出逢いと恵に感謝しつつ生きてこられた事を全て同胞として確認・確信して大事にしなければならない。主義主張の違いを乗り越えて人間欲望の発露 紛争・戦争をも収束させる努力をしなければならない。同時代に生きていた事の偶然と必然の不思議な存在を肯定し全ての人間を抱擁する包容力を持たなければならない。偶然に感謝し必然におののき、この恵に恐れおののき平伏す姿勢を持たなければならない。そう考えると、なかんずく同時代に同胞として生きてこられたことに全身全霊、万感の情を込めて有り難く思い感謝の念を禁じえない。主義主張、全ての思惑を超えて人間存在の有意味を肯定し有限の人生を肯定的に生きていきたいものである、と、そういう境地にある昨今である。・・・

 


今臨時国会で成立した重要法案を概観する!

2006年12月18日 | Weblog

第165臨時国会で成立した重要法案の内、長年の与党自民党悲願の「改正教育基本法」が成立した。内野外野を問わず喧々諤々の論議を醸しながら、やっと成立した。国民の信任を得たとは言えないが問題を孕みながらも法制化に漕ぎ着けた。いじめ、自殺、規範意識、高い学力、人間力、愛国心、公共の精神、社会教育、家庭教育、生涯教育等がどう担保されるか眼が離せない。防衛庁も防衛省に格上げされた。その事で集団的自衛権の行使が近未来に可能になると予測されている。専守防衛に徹する我が国の国是が済崩しにされる問題を孕んだ。その事にも国民の眼が離せない。かかる法案の成立に今後は全神経を注視しなければならない。主な成立した法案は次の通り・・・

●「改正教育基本法」・・・1,947年制定以来の懸案の改正である。前文と18条の構成。前文で公共の精神、伝統の継承、我が国と郷土を愛する態度を養う、生涯学習の理念、家庭教育等が盛り込まれた。

●「防衛省」・昇格関連法・・・防衛庁(1,954年発足)から防衛省に昇格。PKO(国連平和維持活動)を自衛隊の付随的任務から本来任務に。防衛相は法令制定の閣議開催や予算の財務省への直接要求ができる。防衛施設庁は2,007年に廃止し防衛庁は2,007年1月に昇格し防衛省となる。

●「改正テロ対策特別措置法」・・・今年11月から1年間延長(3回目)しアフガニスタンでのテロ掃討作戦支援のためインド洋での海上自衛隊の米軍艦船への給油活動を支援。

●「地方分権改革推進法」・・・国の地方交付税・補助金の在り方を検討、内閣府に有識者による地方分権改革推進委員会を設置し具体的指針を首相に勧告。3年間の時限法。他に北海道道州制特区推進法も成立。

●「改正貸金業規正法」・・・2,009年をメドに出資法上限金利(年29.2%)を利息制限法の上限と同水準の年20%に下げ中間のグレーゾーン金利を廃止する。

●「改正官製談合防止法」・・・公務員が公正な入札を妨害した場合、刑法の談合罪より重い罰則規定を盛り込んだ自公民の議員立法。付則:福島、和歌山、宮崎の官製談合等が発端。

●「ドミニカ移民特別一時金支給法」・・・1,956年~1,959年のドミニカ共和国への日本人移民に国が一人当たり最高200万円を支給。参院外交防衛委員長名での議員立法。国が率直に反省 と明記。

 


6カ国協議 日本は核放棄より拉致問題の優先を!

2006年12月17日 | Weblog

明日から6カ国協議が北京で再開される。ヒル米国国務次官補が来日し16日夜、佐々江外務省アジア大洋州局長と外務省で会談した。両国が連携を密にして核放棄の<具体的行動>を北朝鮮に要求する方針を確認した。日本は同調行動を米国と取ると同時に日本は独自に拉致問題を6カ国協議のテーブルに提示すべきである。日本と北朝鮮の2国間で決着をみるべきだ、とのスタンスが関係各国の大勢であるが日本は6カ国協議の場で話し合うべきだとの姿勢を崩してはいけない。結論から言うと日本は核放棄よりも拉致問題を最優先して6カ国協議に提案し北朝鮮に迫るべきである。拉致問題は日本こそ独自、唯一の喫緊の解決すべき問題である。6カ国のうち4カ国は直接的には拉致問題は緊急を要する案件ではないからである。核、ミサイル、拉致を並列的に並べて優先順位を問うと戦略的にも拉致問題を最優先すべきである。それに決着が着くと自ずと核放棄、ミサイルへと連動して解決の方途が見えてくる。各国の現在の対応を観るとヒル米国務次官補は「金融制裁解除には応じられない、あくまでも核放棄が先決である」との姿勢である。又、同次官補は「北朝鮮が核放棄に向け具体的な行動を執るかどうかにすべてはかかっている、応じなければ状況は非常に厳しくなる」と強硬な姿勢で、けん制した。一方、北朝鮮の金次官は「金融制裁解除が先決である」との強い姿勢で臨んでいる。明日から6カ国協議が再開されるが難航し長引くことが予想される。何れにせよ日本は核放棄を迫ると同時にピュンヤン宣言の履行を迫り独自の立場から「拉致問題」の解決を最優先事項として心血を注ぐべきである。そういう外交姿勢が世界から尊敬され認知される機会である。これからの日本の対応でもある。