課題山積の「名古屋議定書」の採択で閉幕した(名古屋市熱田区 名古屋国際会議場)。国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10=名古屋会議)は深夜におよぶ白熱した審議で、ようやく採択に漕ぎつけた。微生物など遺伝資源の利用と利益配分を定めた事で日本は、議長国としての責任を果たしたことになる。この「名古屋議定書」の早期批准を目指すことが今後の課題になる。その為には、国内法の制定に着手して議定書の早期批准をしなければならない。松本龍環境相の力量が問われる。・・・次回の締約国会議(COP11)は、2012年10月にインドで開催される。今回の締結要旨は、<遺伝資源を利用する企業は、提供国から事前の同意を得て、医薬品開発等で得られた利益を公平に配分する>という規定を順守しなければならないという事である。又、利用国(先進国)に対し、遺伝資源を不正に入手していないか、監視機関を設けてチェックするよう求めている。その際、提供国政府が発行する証明書を確認する事も決まった。どういった体制で監視するかは利用国の判断に委ねられている。監視機関は、1カ所以上設ける事になる。更に各国が、情報を共有できるよう、条約事務局に情報取りまとめ機関(クリアリングハウス)が設置される事も決まった。議定書は50カ国が批准して90日後に発効する、としている。松本環境相は「さまざまな問題を整理し、すみやかに対応しなければならない」と述べ、議定書の早期批准と国内法の制定を急ぐ考えを表明した。その一方で、“愛知ターゲット”では、<2020年までに生物多様性の損失を止めるために効果的で早急な行動を取る>とした。更に、陸域では、少なくとも17%、海域では、公海を含む10%程度を保全するほか、外来種の侵入防止などの目標も決めた。・・・議長国 日本の関係閣僚は「この目標に魂を入れていく、一つ一つ実施していく」と抱負を語った。日本の提案で、里山のような自然の保護にも各国が連携して取り組んでいくことになった。“里地里山法案”(生物多様性保全のための活動促進法)の成立を目指す、事になる。 今後は、世界の自然環境保護の為にも連帯して取り組み、持続可能な対策を講じてバランスの取れた利益配分をして共存共栄の合意と決意が絶対、条件になる。
気の遠くなるような38億年の地球史の中で、その又、人類誕生500万年史の中の一瞬、それは100年足らずの興亡の歴史の中の出来事にしか過ぎないかも知れない。でも掛替えのない命と命との巡り会いである。―― この<“親と子”という不思議な縁> の巡り合わせは!・・・。それは 偶然とも必然 とも受け取れる邂逅である。これからも地球存続が続く限り広大無辺の中の点的存在である100年間の“親と子”の出逢いは、 だからこそ、 何ものにも代え難い、最大、大事にしなければならない 運命的・宿命的<縁>である。昨今、世間を戦慄させている肉親の殺傷事件を見るにつけ短絡的で自己中心的な刹那的行為に喝を入れたい衝動にかられる(義憤を感じる)。ちょっと、立ち止まって考えて見るに他愛のない理由での行為である事に行き着く。当事者も行為後に事の重大さを思い知る事になる。複雑に絡み合った理由で為す場合もあろうが自己にブレーキを掛けるという自己抑制が効かない。それが短絡的行為に走らせる。遠因は幼少の頃から育まれていない規範意識の欠如、人倫・道徳育成の希薄、自己規制訓練の皆無、社会常識と情操陶冶の育み、躾の有無、正しい食育、果てしない欲望の放任等々が複雑に絡み合って、そういう青少年、大人を産出している。一朝一夕に解決の方法は見出せないかも知れないが、事の原因・真相が分かれば、打つ手は自ずと分かってくる。指導にあたる当事者や当局は、その手だてを講じて地道に指導に当たるべきである。肉親の殺傷事件に事が敷衍したが、その対極にある「“親と子”の情愛に結ばれた<縁>」を後生、大事にしたい、という思いに駆られたから、そういう有ってはならない事件にまで触れざるを得なかった。もう一度、この<偶然・必然の不思議な縁>、“親と子の縁”を省みる心の余裕を持ち、じっくり考えてみる機会を持ちたいと思う。今日この頃、頻りに思う親と子の関わり<縁>の一端である。そういう思いに駆られるのも親子の意思の疎通の無さを痛感するからである。それには何でも話せる親子関係が前提になる。双方の歩み寄りの努力が必要である事は言うまでもない。悠久の宇宙・地球史の永遠の一瞬の点的存在の100年間に、この親として、子として、この子の親となり、子となって、100年という<同時代>に生まれ合わせ、存在した事、自体が、“不思議な縁(えにし)”で結ばれている。理性的論理の世界を遥かに超えて自然の畏敬の念に慄き、ひれ伏し、甘んじて、この“巡り合わせ”(親と子の邂逅)に感謝せずにはおれない。この親も、この子も、この縁(えにし)を(意識的に)自覚して「親と子」の在り方、在り様、<縁>を ”親子の情愛”を 基 に親密にしていく努力をしていきたいと思っている。・・・
早期の 移設実現 が困難になった、と懸念する声が聞こえる。 米軍普天間飛行場の辺野古移設への政府方針に逆らう形で両候補は県外を訴えている。新人候補の伊波氏は当初から県外移設を政策に掲げ訴えてきた。現仲井真知事は県内移設容認だったが、今回の知事選にあたり 県外移設 に方向転換した。いよいよ普天間飛行場の早期移設は遠のいた感がする。沖縄の舵取りを任かされた民主党県連も自主投票になった。政府方針に逆らう事になったからだ。投開票は来たる11月28日で1か月後に迫っている。今回の知事選では現職の仲井真弘多氏(71)と新人の前宜野湾市長の伊波洋一氏(58)両氏の事実上の一騎打ちになる。普天間基地移設については両氏共、県外やグアムへの移設を主張している。政府は名護市辺野古移設の既定方針を堅持しその姿勢を崩していない。しかし地元沖縄では「普天間の<固定化>を懸念する声が強まってきている。 ・・・ 県民の早期 県外移設の民意は変っていない ・・・沖縄県民の意思を尊重しての最大の解決策は、“塊より始めよ”も ままならぬ現状なら、民主主義の原点に立ち返り日米地位協定の見直しから再出発すべきである。 地元県民の民意(県外移設)を尊重する事を<基底>とすべきである。即ち、移設先を<県外にする>、という事が、民主主義の原点、“民意を尊重する”という事になる。政府は米国に“沖縄の心”(日本国民)の意思を遠慮なく率直に伝えるべきである。米国の世界戦略の一環に加担し、日本周辺諸国のキナ臭い情勢(中国の軍拡、北朝鮮の核の脅威等々)を根拠に沖縄の基地の重要性を訴えて、辺野古への日米合意?(沖縄県民の民意を無視して)を優先させているが、それは、民主主義(国)に もとる行為である。日本国民の選良(代表)なら自国の国民の民意を最優先して対外折衝(米国)に当たるべきではないのか・・・。もし、辺野古への移設を強行するなら「沖縄県民クーデター」が必然として起こる。政府は二進も三進も行かない羽目に陥る。以下、省略する。・・・
沖縄本島では、今日28日夕方から暴風となる見込みである。北よりの暴風に厳重に警戒せよ、との予報である。沿岸の海域では、大時化とねっており高波にも厳重に警戒、との事である。沖縄本島地方及び大東島地方では、台風第14号の接近で大荒れの天気になっている。先島諸島は、寒気の影響で曇っており、弱い雨が降っている所もある。八重山地方では、寒気の影響で曇りの天気となり、所により一時雨が降る見込みである。明日29日は、沖縄本島地方や大東島地方は、引き続き台風第14号の影響で大荒れの天気となる見込みである。先島諸島は、曇天の見込み。沖縄地方では、気圧の傾きが大きくなっており、宮古島地方では、暴風となっている。 沖縄本島地方や大東島地方では、発達した積乱雲の下での落雷や突風、急な強い雨に注意、との警報が出ている。沖縄本島地方では、低地での浸水や河川の増水に注意!との警報である。又、沖縄本島地方や先島諸島の沿岸の海域では、うねりを伴い大時化となっている。大東島地方でも、うねりを伴い28日夕方から大時化となる見込みである。海上や海岸付近では、高波に厳重に警戒と警告している。・・・天気予報を注視する季節となったのかと、例年の事ながら台風銀座の沖縄の宿命を実感している。私の所在地、那覇でも(強風・暴風の)荒れ模様で樹木の軋む音が強烈である。確実に今夜あたりには猛烈な暴風襲来となる予感である。十分なる対策を執ろう、と思う。
西洋の<キリスト教>、イスラムの<イスラム教>、インド発祥の<仏教>と世界三大宗教の影響は普遍で大きい。その一つ、仏教の「仏教用語」を紐解くのも現代を理解する一助にはなると思う。手始めに小説のテーマにもなった「火宅」(小説「火宅の人」)に纏わる仏教用語を俯瞰してみよう。・・・
○「火宅」・・・仏教語である。現世が実際は苦しみの世界であるのに、それを悟らずに享楽に耽って悦に入る。その事を焼けつつある家宅に例えて言っている。家宅・火宅の中で子供が喜び戯れている事の例え。松本清張の小説のテーマにもなった仏教用語である。“法華経”の七喩の一つ=「法華七喩」にも関連する。
○「火宅僧」・・・妻帯僧。妻のある僧侶
○「法華七喩」・・・“法華経”に説かれた七つの比喩のこと。仏は衆生(生きとし生けるもの=一切の生物=六道を輪廻する存在)の能力に応じて いろいろな教法(仏の教え)を説くが、目的は<仏の悟り>に導くためである。仏の法身(永遠不変の真実の相)は、不滅かつ普遍であることを示す為である。その為の比喩の七つが、以下に示すものである・・・
・火宅喩
・長者窮子喩
・薬草喩
・化城喩
・衣珠喩
・髻珠喩
・医子喩
の7つをいう。
※:今昔物語の「我永く<火宅>を離れて人間に来らずといへども」ともある。
何故、奄美大島に甚大な被害を齎したのか、天を恨みたくもなる。自然に挑み破壊した人間への仕返しなのか、空恐ろしい天罰が下ったのか・・・。 でも、何故、奄美大島なのか、理解に苦しむ。憶測や あらぬ想像は止めて、一日も早い救済支援を要請する。こんな時こそ政府の出番なのだ。早急な被害調査を実施し、それなりの支援策を緊急に講ずるべきである。テレビや新聞報道で知る限りでは、あのイタイケな子供達の無表情な仕草が被害の恐ろしさを物語っている。NGOや民間の支援団体も政府と一丸となって救済に総動員してもらいたい。奄美大島の同胞に心から支援をおくる。
人間誰だって歳をとる。年齢には逆らえない。ならば少しでも実年齢より若く見られたいのが人情だ。そこで アンチ・エイジング が登場する。年齢に逆らって若く見られたい、その方途が講じられた。・・・でも老化は絶対に避けられないし進行する。それが科学の定説だ。でも努力によって“遅らせる”事は可能である。規則正しい食生活 と 習慣、生活習慣病 無くす努力、適度な運動、ストレス解消の努力等々・・・とその方途は、類書に講じられている。地道に実行するか、どうかに懸っている。最近、そういう アンチ・エイジング もさることながら、「エンジョイ・エイジング」の考え方が注目されている。“年齢相応な老化の進行を楽しもう”という考え方だ。「老いを楽しむ」という事になる。自分の趣味を生かし大いに楽しむ。人生の節目、節目で獲得した経験を老後に生かして楽しむ、そういう生き方だ。 人生の節目とは、幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、老年期 で得た知識や経験・体験等々をいう。 マズローの人間欲求の段階では、最終目標が「自己実現」とある。老年期は、正に、人生の集大成「自己実現」で終息する事にある、と私も思っている。貴方、貴殿、貴女は、どうでしょうか! これまでの人生行路を振り返って見て心当たりがあれば、今からでも遅くは無い、“エンジョイ・エイジング”にチャレンジして見ては どうでしょうか!(共学共行??)
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加した場合、農業生産額が<4兆1000億円>減る、と農水省は試算した。― 農家は壊滅的打撃を受ける、と ―。それは、2008年の<8兆4736億円>(農業総産出額)の <48%> にあたる。それによって食糧自給率は、<14%>も落ち込む。 連動して、国内総生産(GDP)の喪失は、<8兆円余>になる(関連産業を含む)。当然、農業従事者の猛反対は避けられない。“4兆1000億円”の減少は、米や小麦、牛肉を対象にしたものだが、米国やオーストラリアを視野に試算したと見られる。農家が立ち行かなくなれば、農業(農村)の “多面的機能” は、失われる。風土的には 日本の原風景 が消滅する。「田園風景」が、日本固有の日本らしさ、DNAである。それが、失われると 精神文化の喪失 に繋がる。他方、生活面からすると 農家の生存の是非 の大問題になる。ひいては、国産品愛用の精神にも、もとる。 ・・・消費者の側からすると生活の多様化によって賛否両論があり、価値観の違いによっても賛否がある。即ち、“安全志向”の強まりで少々、値が張っても“安全な物”(農産物等を含めた生活必需品)を買う、それが眼の肥えた日本の消費者マインドである、と(経済産業省に少々肩を持つ ― 関税撤廃で物価が安価に手に入る)。関税撤廃の輸入になれば、安価な物資(生活必需品等々)が輸入され、消費者には福音となる。そうなれば「農水省VS経済産業省」のバトルにもなりかねない。円高のメリット、デメリットの構図に類似する。・・・農水省側に即すると、農村の 多面的機能 への影響の評価は<8兆円>と試算し、そのうち<3兆7000億円>が失われる、とした。連動して 地方の 生活 や 災害対策 をどうするのかも提起している。一方、 経済産業省は、“TPPに参加しなかった場合、輸出額が<8兆6000億円>減る、国内生産が<20兆7000億円>減る、と試算した(TPPに参加していないEU、中国との貿易も加味した試算)”。これに対し農水省議員は“実態を反映しない水ぶくれの数字”と批判した。 一方、内閣官房は、「TPPに参加すれば、GDPを押し上げる効果が<0.48~0.65%>と試算を示し、その効果は<2~3兆円>に留まる、とした。あまり効果は期待できない、との認識である。農業団体のJA全中やサトウキビを基幹産業としている沖縄のJAグループや県農業共済連、県農業会議、県市長会、県町村会等の9グループも挙って反対を表明している。― 【TPPに参加すれば“日本農業は壊滅する”】と猛反対を表明している ― 。私も日本農業の将来を思うと、安易にTPPに参加すべきではない、と農業者(団体等々)に同調する。政治は、そういう両省の狭間で喘いではいけない。断固とした政府の叡智ある見解を示すべきである。
大阪地検の一連の事件に対し 法務省 は処分等を発表した。
○懲戒処分・・・懲戒とは(不正または不当な行為に対し、制裁を加えること。国家公務員にあっては免職・停職・減給・戒告、裁判官では戒告・過料の類)。懲戒としてされる処分。免職・停職・減給・戒告および過料(過失罪科に科する金品。軽い禁令を犯したものに支払わせる金銭。秩序罰・懲戒罰・執行罰等々)の類。
今回は、大坪弘道被告(前大阪地検特捜部長)、佐賀元明被告(元同部副部長)
○戒告・・・行政上、義務不履行の場合に一定期間に義務の履行を催促する通知行為。公務員の義務違反をいましめる処分。 今回は、大田 茂京都地検検事正(前大阪高検次席検事)
○訓告・・・公務員の懲戒処分の一つ。口頭注意より重く、戒告より軽い。
今回は、伊藤鉄男最高検次席検事
○減給・・・給料の額を減らすこと。特に、国・地方公共団体に対する懲戒処分の一つ。減俸。 今回は、・・・
・減給100分の10、6か月(玉井英章大阪高検次席検事)
・減給100分の10、4か月(小林 敬大阪地検検事正)
・減給100分の10、1カ月(三浦正晴福岡高検検事長、国井弘樹大阪地検)
●改ざん・・悪用する目的で文面を故意に書き換えること。
●隠ぺい・・・かくすこと。人または物が目につかないよう おおうこと。
●偽造・・・にせのものをつくること。ほんものに類似じたものを つくること。
●起訴・・・裁判所に訴訟を起こすこと。特に、検察官が裁判所へ公訴を提起することをいう。
●特捜部・・・特別捜査部。東京・名古屋・大阪の地方検察庁に置かれ、政界・財界にわたる高度に政治的な事案などを扱う。
青春群像が醸し出す過ぎし日の一齣が想起される。正しくあの時は血気盛んな青春真っただ中だった。正義感に燃え理想を語り不正を憎み悪をやっつける、そういう日々が思い出される。・・・現今を顧みて対比すると雲泥の差を感じる。不正が我が物顔に罷り通る昨今である。誰がそうさせたのか、自責の念も有るが 政治の貧困 にも原因(起因)の一端はあると思っている。所得隠し、脱税、弱者を騙し老後の生活費まで もぎとる、そういう悪質業者が、この世を謳歌して のさばる。もう、何をか、言わん也!である。・・・今日は、しとしと と 巷に雨が降っている。まさしく“我が心にも雨ぞ 降る”、である。確か、あれは、ベルレーヌの“秋の日の(バイオリン)ビオロンの溜息の ひたぶるに うら悲なし・・・”・・・だったかなあ、不確実な記憶ではあるが、そういう心境である。他に責任を転嫁する積りはサラサラないが、何かが欠落している。複合的起因によるものとは思うが、不正が罷り通る世の中には、したくない。官民挙って不正の撲滅に、徐徐 にではあっても努力したい、と思っている。
○貰える公金申請○・・・給付や援助を受ける公的制度を、きちんと利用しよう 申請しないと貰えない
.埋葬料、葬祭費の請求(社会保険事務所か市区町村役場・2年以内に)
埋葬料は生前の給料(標準報酬月額)の1カ月分、給料が10万円以下を給付 葬祭料は、自治体で異なる 3万円~7万円程度 ほかの名目で 補助金 を出している自治体もある(問い合わせが必要)
.遺族年金などの請求(社会保険事務所または市区町村役場、5年以内に)
遺族厚生年金は、原則的に妻が死亡するまで給付される 遺族厚生年金の給付は、子供が 18歳 になるまで給付 自営業では、国民年金から 遺族基礎年金、寡婦年金、死亡一時金の いずれかを給付される
・故人の所得税の準確定申告(税務署・・・4カ月以内に)
1月1日から亡くなった日までの所得を計算し、申告する もっとも金額が大きくなる医療費控除は、重要である 所得税を源泉徴収されていた場合は、還付が受けられる場合が多いので申請する事
.生命保険金などの請求(生命保険会社、損害保険会社・2年~3年以内)
夫が被保険者、妻または子供が 死亡保険金の受取り人 になっている 保険証券 をチェック 入院・手術給付金は、非課税 だが、死亡保険金 は 契約内容によって 課税対象 になる
.高額医療費の請求(社会保険事務所または市区町村役場・・・2年以内に)
自己負担額が1件で1カ月に一定額を超えると 払い戻し がある 一般(会社員月収 56万円 未満、自営年額 670万円 以下)で、7万2300円 + (医療費の総額 - 24万1000円)× 1%
.労災保険の請求(労働基準監督署・・・―― )
事務上や通勤途上の災害や病気で死亡した場合、それが認められると、葬祭料(31万5000円 に故人の給付基礎日数の30日分をプラスした金額)と 遺族補償給付 が受けられる
※配慮事項:1~6までを、よく精査して、受け取る権利を行使しよう!
・世話役へのお礼・・・精進落ち(精進落とし)を持って、お礼にかえる 現金、商品券、品物を渡した送ったりする 注:精進落とし・・・精進潔斎の期間が終わって、ふだんの生活にもどること肉食を含む食事ができるようになること 精進明け
・僧侶へのお礼・・・寺院、神社、教会へお礼のあいさつに伺う。謝礼金は葬儀中に渡す場合が多い その場合は謝礼金ではなく、お布施、献金の形で志を包む
・香典返し(49日を経過してから)・・・香典の半額か3割~4割 葬儀当日に渡す(当日渡し その場渡し)が近年の主流
・早期の事務手続き・・・名義変更、名義の書き換え
(返却・退会・解約等々 お金にまつわることなど チェック・リストを作成し期限を考慮しながらかりのない様にする)
△運転免許証 公的免許証 パスポート等の 返却
△クレジット・カード JAFやデパートのカード会員 退会 解約
△電話・携帯電話・プロバイダー
(電話は名義変更、携帯電話とプロバイダーは解約)
△各住民票は 世帯主変更
△電気・水道・ガスは 名義変更
△住居などの賃貸契約 名義変更 名義承継
△不動産は 所有権移転登記
△自動車は 移転登記
△金融商品は 名義書き換え
※司法書士に依頼する方が無難
葬式の多様化・・・伝統的格式ある旧来の華美な葬式から故人の意思を尊重し質素で故人を偲ぶに相応しい儀式になりつつある。生前の故人の趣味や好みを取り入れた心温まる儀式に変貌している。音楽葬 等が、その例である
「家族葬」・・・家族、親戚だけで行う葬式。故人とごく親しい人だけに来てもらう葬式。一般の葬式と同じ遣り方。通夜と葬式があり、僧侶がお経を読む、遺族や参列者が焼香する(仏式)。金銭面の負担が軽減できる。故人との別れが親身に行える。精神的にも体力的にも参列者に気を使うことなく遺族の負担が少ない。但し、「事情により遺族だけで 家族葬 を行う旨、伝える」必要がある
「自由葬」・・・90年代ころから行われる様になってきた。形式に拘らない遣り方で宗教に囚われず自由に故人を偲ぶことが出来る。儀式の式次第も お棺、食事、献奏、など家族が自由に設定する。または 葬儀社 と相談して決める(30万~40万円)。内容は・・・
.・音楽葬・・・故人の好きだった音楽やBGMを流したりする(お経の代わりに)葬儀
.・生花祭壇・・・故人が好きだった花(バラ、キク、サクラ、ヒマワリ等)で祭壇を造り焼香の代わりに献花を行う葬儀
・食事会・・・食事を主とする葬儀
・お茶会(ゆとりある品の展示などして)を主とする葬儀
.・故人の趣味・・・故人の趣味を取り入れた葬儀
・スローな儀式・・・故人と ゆったりできるお別れの葬儀 等々で組み合わせも多様化している
・お別れ会(30万円)
・火葬式+お別れ会
・家族葬+お別れ会
・一般葬+お別れ会 等々のセット・プラン
・メモリアルDVDを流す
・生演奏や食事会 等々
「直葬」(最近、主流になりつつある)・・・遺体を火葬する以外、儀式をしない葬儀 葬式全体の3割~4割を占める 内容は・・・
・遺体の安置(死後24時間)
・火葬場への搬入
・火葬(火葬の前に 読経、お別れ の機会を設けることもある)の流れになる 盛んになりつつある主な理由は、参列者の減少 高齢化社会、宗教に拘らない、費用を抑える、等々である。費用は地域差があるが、概ね平均して<10万円~30万円 >である。・・・次回に続く