世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

ポスト小泉 と 日中韓 関係改善 と 日米同盟

2006年07月31日 | Weblog

小泉政権が日米同盟を基軸に外交を展開し近隣諸国 特に日中、日韓とも親密な付き合いをしようとしたが不調に終っている。中国流に言えば「政冷経涼」だ。外交は米国かアジア(特に中国、韓国)かの選択ではない。日本の二千年の歴史の歩みの中で中国と韓国からの影響は多大なものがある。否、むしろ縄文・弥生の始期に絶大なインパクトを与え足跡を残したからこそ今日の日本が形成された、と言っても過言ではあるまい。風雪幾星霜、歴史の起伏を辿りながら中国は 一党共産主義、日本・韓国は 民主主義 の国家を形成し今日に至っている。思想信条も異なった。アラブであれ、イスラムであれ、欧米キリスト教文明・文化圏であれ、相互の相違を乗り越えて地球社会の一員として大同団結すべき時期に来ている。日本が日米同盟を基軸にするにしても中国と韓国は歴史的にも今日的課題の解決にも抜き差しならぬ濃密な関係にある事は否めない。東シナ海・尖閣列島、竹島問題の解決も懸案事項である。多角的な見方をすれば、台湾海峡、北朝鮮等の安全保障問題とも連動する。かかる情勢下にある日本の立場を踏まえ、ポスト小泉が外交で日米同盟を基軸に近隣の中国と韓国との懸案事項の解決に、どういう政策を展開するかは国民の最大の関心事である。分りやすいマニフェストで提示してほしい。次期自民総裁選の政策論争の施策として明示してほしい。広く国民的論議で日本の未来を外交で、軍事で、治安で、そして、景気浮揚策で、その他で、針路を明示してほしい。その政策論争の帰結が自民衆参議員403と党員関係300の計703の審判が下る、と思う。総理に結びつくのもその結果である。・・・

付記:2,007年<日中国交正常化から35年>。2,008年<日中平和友好条約締結から30年>


子供の観た戦跡「旧海軍司令部壕」

2006年07月30日 | Weblog

豊見城城址公園の前を右に曲がり坂を登りつめた処に、この「旧海軍司令部壕」はあります。ここは昔、中国や薩摩(今の鹿児島県)から来た船が港へ入港した時、火を焚いて首里に知らせていたことから、「ヒバンムイ」と呼ばれていた処です。その壕の中は、どうなっているのか、というと、まず「幕僚室」(ばくりょうしつ)で、ここが一番、印象に残った処です。茶色の壁には手榴弾(てりゅうだん=しりゅうだん)の破片の跡が、くっきりと残っており、戦争の恐ろしさを物語っていました。今、自分が立っている処で大勢の人が血を流しながら死んでいったのかと思うと、たまらなく悲しく、そして恐ろしくなりました。司令官室は当時のままの様子で残っていました。ふと、壁を観ると 大田 実 中将が詠まれた 辞世の句 がありました。その句は「大君の御旗のもとに死してこそ、人と生まれし甲斐ぞありけり」(天皇のために死んでこそ、人間として生まれてきた甲斐がある)。と詠っているのですが、私には本当の意味が分りません。戦争は、これからは絶対に起こしてはいけない、と思います。皆様も一度は、此処へ来て戦争は二度と起こさない、と誓ってみては、どうでしょうか。 (6年 Yさん)

戦後30余年(注記:当時)、地域開発や都市化が進すむにつれて戦跡も、だんだんと少なくなってきました。ここは数少ない戦跡の一つです。壕のなかには、いろいろな記録が当時のそのままの部屋などが保存されていて、どれを観ても戦争が、どんなに悲惨なものであったかを訴えています。今後、二度と繰り返すことのない様、次の世代に戦争の恐ろしさを語り継いで欲しいと思います。 (母 Yさん)

<学習の手引き>・・・六年生の皆さんは、ここを見学して当時の軍人や住民の、いろいろな記録を調べ沖縄戦について、纏めてみましょう。

 


レバノン停戦 緊急外相会議 不調後の対策!

2006年07月29日 | Weblog

報復戦 直近の発端はビズボラ(イスラム教シーア派民兵組織)がイスラエル兵拉致に始まる。事態を重く見た国連や欧米、アラブ諸国は 緊急外相会議 を開いて収拾に乗り出したが不調に終わった。提案作成の中国の原案も玉虫色の合意になり米国の反対意向により反故にされた。 国連部隊派遣 のみが合意され具体論は先送りにされた。イスラエル側と支援する米国の思惑に懸かっている。イスラエルの判断次第となった。攻撃始動から現在進行中の経過はレバノン側の犠牲者が400人以上、イスラエル側の犠牲者が40人以上となっている。―見方に拠るとイスラエルの無軌道振りが指摘されている―。レバノンでは80万人の難民が国内外を放浪している。世界の識者は、これ以上の犠牲者は出さない、と人道支援に望みを託している。施設の破壊もレバノン南部の 国連施設 攻撃に及んだ。その結果、国連の 停戦監視要員 4人が死亡(カナダ、中国の要員―中国は直ちに大々的に報道した―・・・)。アナン国連事務総長は意図的に攻撃した、と直ちに遺憾の意を表明した。イスラエル側は意図的ではない、と弁明したが不穏な情勢は今も続いている。・・・米国の動向が大半を左右するが何故、直ちに停戦の調停に躊躇したのか? ビズボラの武装解除の持続可能な停戦 を主張しているからだ。イスラエル攻撃能力を保持のままの停戦では将来に禍根を残す、と考えたからだ。イスラエルは、どうか? ビズボラの 軍事力の弱体化 でロケット弾攻撃 を不可能にする、というのが当面の目的。・・・今もイスラエルのレバノン攻撃とビズボラのロケット弾攻撃は続いている。停戦の対策として考えられるのは、―米国のイスラエル擁護を控えめにする事―。―ビズボラを支援している シリア と イラン が停戦に向けて自ら調停に乗り出す事―。それに加味して―ライス米国国務長官がイランは、さておき、 シリア に乗り込んで調停を依頼する事―。その様な柔軟な対策が有効である、と思う。何れにせよ一日も早い停戦を世界は待ち望んでいる。・・・

 


自民党総裁選 明確な「政策論争」を期待!

2006年07月28日 | Weblog

27日 谷垣禎一財務相が出馬を表明した。国民に正直に向き合い、逃げずに見える形で、論議したい、と意志表示した。政策も・・・

1.消費税引き上げ(2,010年代 早期に10%と明記)

2.アジア外交の再構築

3.地方 自立・活性化を掲げた。

自らは 靖国参拝 は控え中国との関係改善に努める、と打ち出した。靖国参拝で中国・韓国等、他国の干渉を受けない、とする安部氏との対立軸を鮮明にした。9月20日の自民党総裁選の投票に向け実質スタートした。麻生外相と安部官房長官は来月下旬に出馬表明予定。今日28日は自民党東京ブロック大会が開催され政策論戦も始動した。有力候補の一翼を担った福田氏が不出馬を表明し安部氏の単独、独走態勢が有力視された。噂に上った候補も、これから名乗り出る候補も一国を代表するに足る日本の方向・舵取りを誤らずに任せられる人物を選出したいものである(最も自民党総裁が即 総理 なるとは限らないが・・・)。

政策論争の争点として次の事を明確にして展開してほしい。

1.外交政策(特に近隣、中国、韓国等との関係)を鮮明にする。日米同盟を基軸にするにしても東・東北アジアを視野に入れての展開。

2. 脱派閥 を踏襲する。巷では派閥次元に戻りつつある、との風聞がある。

3. 明確な国民に分りやすい 政策 を掲げて論戦を展開してもらいたい。

4.小泉内閣の「構造改革」の踏襲・仕上げ、を竜頭蛇尾に終わらせず完遂してほしい。・・・

特に、「この国の容・方向」 を、どうするか、の "基軸・基底" を鮮明に打ち出して、上記の1.~3.までの 政策 を論戦として展開してほしい。その他、多々、省略。・・・

付記:

基軸1.は世界の中の「日本経済」を、どう浮揚していくか、の長期スパンでの構築。

基軸2.世界の中での(特に近隣諸国を視野に入れての)日本国憲法の許容範囲の「軍事力」を、どう構築していくのか、を明確にしてほしい。

 


"水"その聖なるもの!原初に還って観る!

2006年07月27日 | Weblog

滾々と湧き出る水!幼少の頃が思い出される。あの道端で山奥で原野で、何処でも 生の水 が飲めた?! 昨今はどうか。水と空気はタダ、は遠い昔の話。全て金銭に絡む対の関係となった。さて、水の効用を振り返って吟味してみるのも偶には必要の様だ。・・・人体の70%は水。細胞活動のため栄養分と老廃物の排除が主たる役目。乳児は70%、成人は60%、高齢者は50%が人体の構成比率。水は血液の循環を促進し血管の詰まりを防止する。それ故、就寝のコップ1杯、目覚めの1杯を医者は推奨する。さて "水" いろいろ。・・・軟水、硬水、ミネラルウォーター、マイナスイオン水、兀ウォーター、ナチュラルウォーター、ピュアウォーター、アルカリイオン水、そして 海洋深層水 ときた。・・・挙げれば限がない。日常生活の命の必需品。「空気と水」は、タダ・只で無銭であったのは遠い昔の物語。県内県外は言うに及ばず地球の裏からも空輸されて来る時代になった。医療の進歩と平行して健康長寿への飽くなき夢が必然的に「健康食材」や "水" への関心を齎した。人類の最大の課題!長寿への見果てぬ夢への挑戦が、始まったのだ。21世紀の世界は平和的な共存共栄、相互依存の世界の構築を目指して ”健康あってのものだね!水あってのものだね!”を実践し ”水の大切さ” を再認識したいものである。

 


今年の沖縄はユンヂチ・閏月(うるうづき)だ!

2006年07月26日 | Weblog

祖先崇拝を本旨とする沖縄の今年は 閏月 である。旧暦では1年に同じ月が2回ある事を言う。即ち太陰暦(旧暦)では1年が354日で、太陽暦(新暦)では365日。従って太陰暦(旧暦)は太陽暦(新暦)より11日少ない為、太陰暦(旧暦)が1カ月足りなくなる。そこで約33カ月毎に 閏月 を設け旧暦と新月のズレを解消している。閏月を沖縄の方言では「ユンヂチ」と言っている。厳密には19年に7回の周期で ユンヂチ が設けられる。今年は7月が「ユンヂチ」に当たっている。旧暦で7月が2回ある事になる。今年のユンヂチ(閏月)は38年ぶりとなる。旧暦のお盆は7月だが最初の7月が正式のお盆の月となる。ユンヂチ=閏月は、仏壇や位牌の取替えや、お墓の購入に適している最良の年とされている。どうしてか。・・・ユンヂチの2度目は神無月(かんなづき)に当たり沖縄では、その年は―あの世の先祖の神様は目が届かないので新しい事を始めても天罰が当たらない―と言われているからである。この様に ユンヂチ は最良の年と言われているので結婚をする人も多く子供も授かりやすい、と喜ばれている。ところが反面、沖縄 海の風物詩 海の幸、あの スク(アイゴの稚魚)は例年の様な豊漁は見込めそうもない。ユンヂチの影響では、と関係者は受け止めている。海の恵み、恩恵に与っている沖縄(特に漁民)にとっては死活に関わる問題でもある。今日は沖縄に纏わるホットな?話題を提供した次第である。

 


常夏沖縄は今が旬 イベント・祭 が花盛り!

2006年07月25日 | Weblog

猛暑の夏は沖縄に限る?!茹だる様な暑さが肌身に刺してヒリヒリする今日この頃 何処かで必ず イベント があり 祭り が催されている。あの夜空を焦がす花火の景観は深遠な天空に一大絵巻を描く。深い闇の中に轟音と共に四方に散る華やかな火の粉は全てを忘却の彼方へと霧散する。スカッーと胸の痞えを取り去る。夏の夜の醍醐味である。昨日も今日も 祭り イベント で賑わった。無作為にピックアップしよう。

●沖縄本島南部

○久米島まつり・・・7月29~30(098-985-4990)

○なは青年祭・・・9月9~10(098-853-5769)

○座間味村祭り・・・9月30日(098-896-4321

○那覇まつり・那覇大綱挽・・・10月8日(098-866-4858)

○鯨海峡とかしき一周マラソン2月11日(098-987-2321)

○なんぶトリムマラソン大会・3月18日(098-860-2898)

※(済)・・・さわふじまつり(098-0945-6136)

オリオンビアフェスト2006in宮古(主催:オリオンビール{株}

2006鯨海峡とかしきまつり(098-987-2430)

●沖縄本島中部

○ぎのわん はごろも祭り・8月12~13(098-897-2764)

○沖縄全島エイサーまつり8月18~20(098-937-3986)

○北中城まつり・・・8月26~27(098-935-2233)

○東部まつり・・・9月16~17(098-938-4661)

○野國總管まつり・・・9月29~10月1(098-956-1111)

○中部トリムマラソン大会・・・11月12(098-932-5114)

○おきなわマラソン・・・2月25(098-930-0088)

○あやはし海中ロードレース大会・4月1(098-978-9404)

※(済)・・・シーポートちゃたんカーニバル・・・7月15~16日

You・遊・比謝川河童まつり・・・7月16日

●沖縄本島北部・離島

○いぜな尚円王まつり・・・8月4~5(0980-45-2534)

○国頭村まつり・・・8月19~20(0980-41-2101)

○伊平屋ムーンマラソン10月6~7(0980-46-2867)

○金武町まつり・・・10月7~8(098-968-2111)

○いぜな88トライアスロン大会10月29(0980-50-7220)

○本部八重岳桜まつり・・・1月20~(0980-47-2700)

○名護さくら祭り・・・1月31~2月1(0980-53-7755)

○NAGOハーフマラソン・・・2月11(0980-53-5428)

※(済)本部海洋まつり・・・7月22~23(0980-47-2700)

漢那ダムまつり・・・7月23(098-968-5100)

 


孫達の夏休みララバイ?!

2006年07月24日 | Weblog

生き生きした澄んだ瞳!五人五様の異なる生体。身内・肉親の四捨五入しての過大な甘い評価は孫への最大のプレゼント。他所様から看ると何でもない普通の子が特別に才知才能・身体反応までもが他所の子より、えらーく看えて来る。甘い甘いと自嘲しながらも掛値なしに嬉しい。身内・孫への評価は時として意図的打算的に狂わしてやるのも人生の真実なのだ・・・。そう思い込む昨今である。好好爺になったのかなあ、と最近、つくづく思う様になって来た。云十年前の小生!と言えば、海が我が家で、水遊び、水泳、魚釣り、貝拾いと明け暮れた日々だった。野や山ではコガネムシ、山鳩探しに夢中・無心になった!翻って今の子・孫達は、どうか?!その頃と比べたれ雲泥の差がある。手っ取り早い遊び方:カブトムシは百貨店の屋上で買い、ムシキンはデパートのゲーム・コーナーでやり、海や公園や小旅行は副次的なものとなった。大自然を相手に海や山へ挑んだ逞しい自然児は皆無となった。時代の流れなのか!時流と言うのか時は人を変え遊び・癒し・安らぎさえも変えていく。"シンプルこそベスト!"と思うのだが。単純な遊びこそ創造の源である・・・。身辺雑記に在る物を使い工夫して遊び等の遊具を創り出す。小さな発明・発見をする。それで遊ぶ。そういう態様を孫達にしてやれないものか、と思案する。でも現実は厳しい。孫の要求に過剰なまでの反応をし出費が多くなり多大になる。理論と現実の乖離に戸惑いを感じる。他所様同様、小生も世の好好爺の一員であり仲間なのだと自認する。ほっと一安心する反面あくまでも孫達の心身の健康と安全に気を配り今年の夏休みも、せっせと孫達の安心・ホットなララバイに勤しんでいく。・・・

 


地球・ガイアは怒号・号泣する!!

2006年07月23日 | Weblog

有史以来と言われるほどの天災地変!ジャワ島南岸では津波に襲われた被災地で多数の死者を出し300人以上と言われる行方不明者が出た。救助・救援隊やボランティアが懸命に捜索に当たっている。九州や本州各地でも豪雨や土石流による死者、行方不明者が後を絶たない。連日報道されるテレビの画面に眼を覆いたくなる光景が放映されている。あの親戚縁者の悲痛な叫びに胸が締め付けられる。毎年繰り返される天災地変に対策の脆さを感ずる。どうにか出来ないものかと、その度に思案する。現代の科学技術の粋を持ってしても防げないもどかしさに、個人の限界と無力と情けなさとを痛感する。翻って京都議定書とか地球温暖化とか二酸化炭素の排出量の数値目標とか等の対策が国、市町村レベルから世界に敷衍しての話し合いや決議が幾度となくなされてきた。その実行・実効性は年度期限も設けられている。今後の成果を観る事になるが結果は吉か凶か待つのみとなる。いずれにしても個々人の小さな身辺から大の企業ゴミ排出量の処理の工夫の積み重ねが量を減少させ地球環境にやさしい行為となる。かかる個々人・企業の努力以上に最大の人災が戦争であり地域紛争でありテロである。天災地変は、その戦争・紛争・テロ等の人災の帰結である。戦争・紛争・テロ、原油等の争奪戦等々が地球環境に甚大な損傷を与えている。ゴミの排出量の抑制以上に、その事が今、問われているのではなかろうか。天災地変は、じわりじわりと地球が悲鳴をあげ怒号し号泣している証なのだ。あの神の声が聴こえないのか。単なる天災地変では済まされない瀬戸際まで我々人類は追い込まれている。「未曾有の天災地変」という表現が、その事を如実に語っている。


苦悩する沖縄!「PAC-3」配備で賛否両論!

2006年07月22日 | Weblog
超過密な基地に又もや新兵器 "地対空誘導弾パトリオット・ミサイル" の配備が決まった。日米両政府間の合意である。今年の年末には一部運用の運びだと言う。県民不在の頭上を通過し太平洋を挟んでの合意?! どこか似ている?!民意も賛否両論で二分された。沖縄県知事としては青天の霹靂!又か!の疑念は拭えなかったに違いない。即座に反対を明言した。英断である。在日米軍再編合意によるとは言えトップダウン式では県民の納得は得られまい。爾来この方、その方式は不変である。基地を置く地元住民の合意なくしてはパートナーシップの構築は得られない。嘉手納基地・嘉手納弾薬庫地区への配備であるが関係6市町村の内、嘉手納町、北谷町、沖縄市の地元首長は挙って北原巖男防衛施設庁長官に反対を表明した。他の首長も反対の意思を表示している。当然である。これ以上のピンポイントへの配備は不可能に近い。超過密は自然・人倫の域・粋を超えている。思うに地政学的に言い古されて来た キーストーン は死語になったのかと思ったら今尚、健在で今後、益々、生き永らえる キーワード となっていくのか、恐怖さえ感じる。北のミサイル着弾に迎撃として備える配備であるとか、そうでなくとも近日中に配備が予定された合意であったとか・・・。北の脅威に対する沖縄県民を含む日本国民の盾となる云々の防衛防御の論を展開する積りはない。ピンポインではダメで、普く日本国民全体で防御防衛の負担を公平に分かち合い担おう、という事だ。以後は省略。沖縄市では行政と議会が賛否両論で反対決議提出を否決。県民の戸惑いは隠せない。・・・宿命が諦観に変わり60有余年の時空が県民を翻弄しオールオアナッシングに近い心境にした。嘗ての先達が海外に雄飛し琉球・沖縄・ウチナーの「大義」を世界に先駆けて誇示した "ウチナー魂" は何処へやら!先達の意思を踏みにじり蔑ろにしたのかと自責の念に駈られる。「時代の大義」を身命を投げ打って顕現する気概を昨今の為政者に期待するのは野暮だろうか!・・・独白である。


子供の観た史跡旧跡「悲運 真玉橋 」

2006年07月21日 | Weblog

真玉橋(まだんばし)は、なかなか立派な名橋だったそうです。那覇港の奥の漫湖(まんこ)の、ずーっと奥の方にあります。昔の真珠湊(まだまみなと)に架けられた有名な橋で、1,718年尚敬王(しょうけいおう)の時に石橋になったという記録があります。橋の長さは約40メートル、巾は約2メートル、その形が、たいへん美しく、下には3つのアーチ門があり、上には、かんたんな欄干(らんかん)が架けられただけですが何ものにも例えようのない位の芸術品だったそうです。でも去る第二次世界大戦・沖縄戦で破壊されてしまい、その面影は残っていません。戦後コンクリートの橋に変わり昔の名橋の姿は、なくなってしまいました。戦災前の真玉橋(まだんばし)は、めがね橋 のように丸みを帯びていたそうです。また、昔は、きれいだった川沿いも今ではセッケンの泡や空箱やらビニール袋などが、いっぱい浮いて、よごれてしまいました。こんなにも昔と今が変わるとは、驚くべき事なのです。でも、この様な建造物の保護に、あたってくださる教育委員会の方々や文化財の保護に努めていらっしゃる方々には、とても感謝しなければいけないと思います。 (6年 H)

「真玉橋由来記」(まだんばしゆらいき)とか「ナナイルムーティー」の話などは、子供の頃、よく聞かされたものです。だから、誰でも知っていたのです。テレビがなかった頃だから夕食を済ませてから祖父から、その話を聴くのが何よりの楽しみの一つだったのです。その頃が今でも懐かしく思い出されます。 (父 H)

<学習の手引き>・・・「ナナイルムーティー」の話を資料から調べてみましょう。「人柱」の事も調べてみると、案外、当時の人々が、どんな願いを持っていたかが分ると思います。

 


中国では今 何故、儒教 なのか?!

2006年07月20日 | Weblog

北京、上海、その周辺部及びその他の地域で「儒教」が今、静かなブームを呼んでいる。沿岸地域のリッチな富裕層と内陸山間部の貧困層の二極化が拡大しつつあり、その閉塞感が直接間接の原因だと言われている。一部の識者の指摘である。ところが真相の発端は 一人っ子政策 で 子育て・育児 に自信を無くした親が精神的支柱・支えを求めて要請したのが真因だと。親・祖父母、家族が一家揃って「一人の子」に精一杯の愛情を注ぎ、その結果、言う事を聞かない「甘えん坊の子」に育ったのが原因らしい。学校や地域、行政では政策として親の要請に応えて積極的に「儒教=儒学=孔子教」を取り入れ広めているのが現実だと。翻って 温故知新 、他山の石 として己を振り返り「儒学」を紐解いてみる。・・・

『儒 学』・・・孔子の教えを中心として成立した儒家の「実践的倫理思想」とその「教学」の総称。英語では Confucianism 。漢の薫仲舒(とうちゅうじょ)の献策により「国教」となる。爾来、中国の代表的思想となり朝鮮・日本に多大の影響を与え続けた。開祖の孔子(こうし)は「礼」による社会秩序の回復を目的に"書経"の学習によって「先王の道」を知り 実践的徳目 の「仁」を行う事を説いた。

●孟子(もうし)は、この教説を発展させ「仁」「仁義」、「仁義礼智」として捉え発展させた。

○荀子(じゅんし)「性悪説」を説いた。

▲秦の始皇帝の「焚書坑儒」(ふんしょこうじゅ)は、「古文」(こぶん)と「今文」の学派的対立を生んだ。

△漢代の「国教」は"衆経並進"の風を生み「訓詁学」が支配し「漢学」が大成した。

■唐代は「老荘思想」「仏教」に対抗する為、 "儒教"が要請され"韓愈"「原道」が現れた。

□北宋の周敦頣(しゅうとんい)は儒教と道教の宇宙生成論を加味して太極図説を著し「道学」を成立させた。

●程頣・程(こう)兄弟と張載は、道学を発展させ「北宋理学」を構築。南宋の朱子は「道学・理学」を大成させ四書五経の「朱子学」を大成させた。 ※その他、学説が数多、登場するが本旨ではないので割愛する。・・・

『何れにせよ「辛亥革命」(しんがいかくめい)以後は「儒教」は中国知識人によって「封建道徳の支柱」として批判された。』

さて、今日の儒教の広まりを、どう捉えたらいいのか各自の思案の為所である。


外交は自他権益の平和的共存共栄が要諦!

2006年07月19日 | Weblog
国連安保理の難航した北朝鮮への非難決議が 全会一致 という一応の成果を得て終了した。それが基で初の議長国 ロシア・サミット サンクトペテルブルクの主要国首脳会議の議題も全会一致で議決された。当初は困難視され困窮する事が懸念されていたが国連安保理の北への対応のメドがついた事が成功裡に導いたのである。 当初の議題は 1.エネルギー安全保障  2.教育  3.鳥インフルエンザ感染症対策 の3つが用意されていた。ところが情勢の急変で変更を余儀なくされ今回の重い議題となって決議された。G8に中国、インドがオブザーバーとして加わった事も成功の一因である。両新興国はエネルギー問題の解決の鍵を握っているからである。特に今回は 「北朝鮮ミサイル発射問題」、 「イラン核問題」、 「中東問題」(イスラエル・レバノン問題、イスラエル・パレスチナ問題)の国際平和と安全への脅威、 「原油の高騰問題」等の解決が優先された。31年前の第一回提案国フランス大会から今回まで幾多の紆余曲折があったが形骸化の囁かれる中、全会一致で議決された。その議決事項は是が非でも実行・実現に漕ぎ着けないといけない。それがG8首脳の課された責務である。例え法的拘束力がなくても一国を代表する世界の主要国の首脳の議決である、世界の民の期待を裏切ってはならない。強く実現を要請したい。関連する態様としてブッシュ大統領は胡錦濤国家主席に北朝鮮への働きかけに対し感謝の気持ちを伝えたと言う。北に対する強い影響力を持つ中国に対する期待があったからだ。詳細は新聞やテレビ報道で告知されているので割愛する。1.の「エネルギー安全保障」に関しては付記したい。・・・原油高騰の原因は需要・供給のアンバランスにあるのではなく投機筋の暗躍が指摘された。需給の実態を解明し対策を執る必要を各国が共通認識した。省エネ対策、原子力の更なる開発と最大活用、エネルギー増産への更なる投資等々である。警戒すべきは原油、ガス供給停止にみる国家管理の色彩の強い国の台頭である。欧米対中ロ対立の構図の兆しが観え始めてきた事に対しての懸念である。自国の利益のみを優先し小細工を弄して封じ込める遣り方は最早、国際社会では通用しない。相互の信頼と平和的解決を目指して共存共栄を指標として努力すべきだ、と思う。


祝!世界一「宮里美香」& 沖縄一「八商工」!!

2006年07月18日 | Weblog

日本中が湧いた!オメデトウ! 宮里選手 美香さん!限りない可能性を沈滞気味の日本中の若者に与えた。勇気 根性 忍耐力の勝利を!! 栄冠とを!!・・・同時進行でこれ又、春夏連覇の沖縄八重山の「八重山商工」オメデトウ!! 近年にない沖縄の若者の無限の可能性を内外に示した。両方共、若者に 後続に 後輩に そして県民にも 国民にも限りない可能性と勇気とを与えた。努力と忍耐の大切さが結果を呼び勝利に結びつく事を証明してくれた。スポーツという万人公認のフェアの世界で堂々と示してくれた。女子ゴルフで 高校野球で ジャンルは違えども共に世界一 沖縄一を手中にした。宮里美香選手は興南高校2年生である。文武両道を平行しての栄冠である。幾多の困難を克服しての世界一の快挙である。米国カリフォルニア州サンディエゴで行われた世界ジュニア選手権での初勝利である。あのプロの宮里藍選手も成し得なかった栄冠を獲得したのである。ゴルフ暦は日本女子アマチュア選手権で史上初の中学生チャンピョン!輝かしい経歴の持ち主でもある。今後の日本女子ゴルフ界に新風を巻き起こし席捲して欲しい事を期待する。・・・一方の雄!又、言わずと知れた離島のハンディーを克服して沖縄一の栄冠を勝ち得た「八商工」!!しかも春夏連覇の快挙である。第88回全国高校野球選手権沖縄大会で、あの優勝校の一角を担う前評判の高い強豪 中部商業を7-3のスコアで下した。汗と爽やかさと実力の勝利である。全国の離島高校に与えたインパクトも計り知れないものがある。離島のハンディーを克服しての勝利が劣勢気味の離島勢に勇気と根性と忍耐とで栄冠を勝ち得る事を身を持って証明してくれた。その意義は大なるものがある。スポーツに限らず全てのジャンル、業務にも通じる事は「一つの大きな目標に向かって一途に成し遂げようとする努力・根性」が勝利・栄冠を導く。その事に尽きるのではなかろうか。宮里美香選手も八商工ナインも見事にその事を証明してくれた。ダブルの祝!オメデトウ!!・・・(蛇足・・・若人よ!自分に与えられた、自分が立てた、自分が選択した目標を自力で、自分の力で成し遂げてほしい。根性と努力で果たして欲しい。獲得してほしい。ミッション・使命感を持って成し遂げてほしい。美香さんも八商工ナインも、その事を証左してくれた。・・・根性論が流行らない昨今の風潮だが不易流行は古今の真理、「楽して待つ」、「汗せずして良成果を得る」等は 短絡的流行現象 であって不易ではない。「コツコツ汗して獲得する」が世の常道だ!・・・年配の長々の説教ゴメン・・・)。


オールドファン館 沖縄桜坂劇場 1周年!

2006年07月17日 | Weblog

上映本数300作品、観客動員7万2,000人。開館1年で達成した。観客の殆どが中高年のオールドファン。最近、様変わりしたせいか若年層も増えて来た。オーナーの企画の成せる業か!抜群の惹きつけて止まない技量の成果が多数動員に成功した様だ。懐かしのあの俳優!あの女優!銀幕に映えるあのシーンは脳裏を翳め若かりし頃の青春を想起させる。心の隠れ家が最近の「桜坂劇場」となった。新聞のチラシに眼を遣る日々が続く昨今である。あの大音響と視野の拡大を余儀なくされて魅入った洋画に比肩して確かに見劣りがする。でも、人情の細やかな描写、淡々と進捗する筋の運び方、邦画ならではの特長が中高年を惹きつけてやまないのであろう。日本映画の良さが見直されてきた。やっぱり日本人の心を揺さぶるのは日本の映画である、と実感している。映画を基軸に多彩なファッションを網羅し芸能講座、音楽ライブ、ロビーにはカフェ、異色の書店、日常の生活をエンジョイできる自然派スタイルが人気を呼んでいる。最近の映画興行ランクは1位が「ホテル・ルワンダ」、2位「海流」、3位「川は流れる」、4位「兼子 KANEKO」、5位「山猫」・・・と年配にはたまらない魅力満点の古典がズラリと並ぶ。それが沖縄 桜坂劇場 の堪らない魅力である。高齢者の方々が、かつての青春を想起させる作品が手頃で上映されているのが人気の秘密である。一ファンとして自己分析してみたのである。今後とも、その火を絶やす事なく息の長い 私の隠れ屋・館 である事を祈る。