世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

ドミニカ共和国 移民 に 抜本的救済策 を!

2006年06月09日 | Weblog

夢に見た大地!ドミニカ共和国!"カリブの楽園"は、夢の新天地だった。その実現の可能性が現実となり、喧伝する政府の音頭とりで応募した人数が1,700人。(昭和30年前後の日本政府の移民政策)。夢のパラダイスに憧れ希望に胸膨らまし全財産を投げ打って馳せ参じた家族もいた。当時のキャッチコピーは「肥沃で広大な農地を無償で譲渡する」・・・であった。政府の移民政策を妄信し、カリブ海に浮かぶ夢の楽園に想いは飛んだ。国の説明を信じてドミニカへ到着。・・・ところが夢に見た楽園!その大地は過酷にも相反する荒野で塩田さながらの地、希望の園の夢は打ち砕かれた。非情にも過酷な運命が待ちうけた現実となった。だだっ広い大地は荒れ放題の石ころだらけの不毛の荒野。夢と現実が逆転した。その現実を知った時、初めて祖国日本政府に裏切られ騙まし討ちに遇った事を悟った。為政者は自国民の生命・財産を最大に防御・防衛し安全と福祉・福利厚生の衝にあたるのが使命であり任務である。東京地裁の判決は、あまりにも法一点張りのものであり温情に欠けた裁断だった。結果的には祖国日本は当時の政府与党の政策で「棄民」したのである。でも生きていく為には不毛の地を耕作地に変えるしか生きる術は、なかった。50有余年、全生涯を賭けてコツコツと不毛の荒野を作物の栽培が出来る農耕地に変えた。気の遠くなる様な過酷な労働は筆舌に尽くせないものだったに違いない。・・・現実{不毛の荒野}を直視しないで論理的に法を適応して裁いた判決を司法はだした。でも行政は現実に即して按配し温情的結論を出すべきである。司法の判決を為政者は妄信し盲従することなく血の通う生身の人間の置かれた現実土俵に想いを馳せ、抜本的救援・支援・救済を「損害補償」という何らかの容で支出してもらいたい。国外への支援策やODAに匹敵する自国民の救済を優先し実施してもらいたい。日本の一国民としての同胞に対する想い入れである。・・・

付記:法的根拠の「一般的な正義、公平の理念で{除斥期間(20年)」}の適用は制限できない」を論拠に"賠償請求権"は消滅した、との東京地裁の判決。・・・祖国日本を離れ僻遠の地「ドミニカ共和国」に祖国を思慕しながら50年間も営々と過酷な生活を強いられた移民。地球の裏側に日本の法を適応する事が果して「人生の正義」の実現なのか?・・・一考したい。法改正でもして生身の人間の現実に"妥当に適応する"事を望む。