世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

大局を観る! 日本にはカリスマ性ある政治家が必要!

2009年03月31日 | Weblog

過去の人類史を紐解き人類の歩みを的確に捉え学び現代に生かす。そ

の為には政治哲学を基に確かな理念を確立し、その上に人類史の歩みの中で

淘汰された足跡を俯瞰して現状に生かす。それを基に政策を立案する・・・。そ

ういう総合的能力が今の政治家に要請されている。小手先の小技(自己保身、

利益誘導、自己顕示欲、偽装、誤魔化し、敵失、ポピュリズム、選挙工作

等々・・・)にのみ奔走し腐心している現状は戴けない。大局を観る眼が欠落し

ている。徒党を組み派閥を構成して自己主張する。それも自己の信念、信条、

主義主張の為の方途ではあるが、しかし、あまりにも小さく固まって意固地にな

っている。与野党を問わず どの政党にも、政策勉強会、政策集団の類は存在

している。それはそれで存在価値はある。しかし、政策立案能力だけでは政治

は動かない。古参よりも寧ろ若手が新鮮で斬新なアイディアを出して政策に生

かせる能力はある。選良なのだから当然、政策立案は誰でも出来きて当たり

前である。だから地方選でも若手が続出する現状である。翻って古参の豊かな

人生体験と人生の知恵、人心操縦術に長けた能力は、日本の政治には、これ

も又、欠かせない。つまり“統治能力”である。<ガバナンス>である。政策集

団、政策勉強会の類での勉強は政治家たるもの当然であり勤しむのは当たり

前である。政策立案能力だけでもって政権は絶対、執れないし政権運営能力も

ない。タコつぼみたいな集団を形成しては、大局は視えない。政策立案に長け

ても政権集団を統治する事は出来ない。小・中・大の集団はもとより、国家を纏

める“統治能力”の如何で集団を動かし政権運営が可能になる。その物差しか

らすると誰が相応しいか自ずと回答は出てくる。大局を観て、理念に基づく確

かな政策の遂行には古参の出番である。そういうスタンスからすると、政界の

隅々を知り尽くし政界を席巻し難局を斬り抜けた兵(つわもの)は、日本には二

人居る。その一人が石原慎太郎氏であり、もう一人が渦中の人物、小沢一郎

氏である。二人に共通するところは、“信念の人”である、という点にある。どこ

かの言動不一致のブレまくりのお方とは格段の差がある。二人は、艱難辛苦、

政争激しい嵐を括り抜けた現代の野武士であり、現代の兵(つわもの)である。

更に二人に共通する点は押しも押されもせぬ“カリスマ性”がある、という点で

ある。国内は言うに及ばず国外でも知名度の高い石原慎太郎氏は、ズケズケ

と ものを言って憚らず非難すら買っている。でも自身の信念を貫き悠然と構え

ている風貌は大人(たいじん)そのものである。“カリスマ性”の権化である(私

とは思想信条は異なるが“カリスマ性”という点には共感している)。他方、小沢

一郎氏は、“カリスマ性”と“信念の人”の権化である。近年、稀に見る異質の

政治家である。これからの日本の未来を展望する時、欠かせない存在の稀有

な人である。野(や)にあって官僚政治の打破と歪を正す、ただ一人の“カリス

マ性”ある人物である。そういう人を政治の中枢に置き日本の政治を正常化さ

せるべきである。日本の政界から葬る今回の献金疑惑は絶対、許せない。そ

れこそ 日本の国益 に反する。清廉でクリーンな浄財による政治の実現には今

後も取り組むべき課題は残る。これは、これ、 あれは、あれ、と峻別して日本

の政治を観るべきである。

―― “政治とカネ” の問題は当然、究明し明らかにすべきである事は言を待

たない ――

※付記:"偏見と独断"で開陳した。


千葉県知事選 西松建設の影響は微小 知名度に屈した!

2009年03月30日 | Weblog

一言で言えば、森田氏の知名度の高さ に屈した、その一言に尽きる。前

回も接戦の末の惜敗に終わっている。俳優としての高い知名度と日頃の地道

な努力、そういう総合的な力の結果の勝利である。他方、民主党の候補は出

遅れと知名度の低さが決定的敗因である。西松建設の影響云々と識者も した

り顔で解説しているがKYの最たるものだ。西松建設の影響が皆無とは言わな

いが何しろ出遅れが原因であるし知名度の高さに屈したのである。それが決定

的敗因である。翻って民主党内にも西松建設の影響が敗因だとノタマウ方も居

ると聴くが、明晰な頭脳で分析すれば素人でも簡単に分かる事が・・・と言いた

いし、これも一部、識者と同様、KYの何ものでもない。事の勝因、敗因を分析

すれば、簡単に分かる事である。これも的確な判断を誤っている。それよりも、

この際、更なる団結を固め一致結束して民主党の政策の浸透に努めるべきで

ある。各自の選挙区に戻り地道に政策を訴え、日本の未来の在るべき姿・方

向を説き、民主党しか疲弊した現状の打開は出来ないと選挙民の説得に努め

るべきである。官僚政治を終焉させ政治主導に導くには小沢代表の手腕が必

要である、と説得に努めるべきである。勿論、今回の西松建設の献金疑惑に

纏わる 政治とカネ の問題は徹底的解明に努めるべきであるし、それなくして

は賛同は、得られない。党の総力を挙げて解明に努力すべきである。自民党

の細田幹事長もいみじくも言明した。「森田氏の勝因は氏の知名度の高さと日

頃の地道な努力の賜物である、西松建設の献金問題とは、ほとんど関係がな

い」と。その分析は正しい と 私も思う。党内の結束を強める為とは思うが・・・。 

民主党の今回の執行部の小沢氏を更に支える対応は正しいと思う。大目標

「“官僚政治の打破・終焉”と真の政治の実現 “政治主導”」が日本の未来に明

るい展望を齎す、その為の“政権交代”である。それを勝ち取るには一致団結

して小沢代表を支え猪突猛進する事である。党内の不協和音に右往左往して

いる暇はない。政府・与党には解散総選挙が5月、6月説も取り沙汰されてき

た。西松建設献金疑惑に乗じて一気に突っ走る戦略である。民主党は党内の

軋みを一刻も早く克服して万全の選挙態勢を整え勝利の方程式を導く時期(と

き)である。日本の明るい未来には それしかない。頑張ってほしい期待する!

 


官僚政治を打破できるのは小沢一郎しか居ない!

2009年03月29日 | Weblog

未だに懲りずに小沢代表だけを咎めるが身内の議員が寧ろ西松建設か

ら献金を受けているのは多い。それを不問にして盛んに、ここぞとばかりテレビ

に登場し小沢氏の秘書の献金疑惑を攻めまくる。奇異に感じてならない。追い

詰められたものの悪足掻きにしか映らない。河村建夫官房長官は「疑惑にある

党首なら、攻めやすい」と本音を漏らしている。細田博之幹事長は「代表続投

は許し難い違反。たいしたことないと思っているなら大間違いじゃないか」と批

判。身内の疑惑ある議員の事は何故、一言も触れないのか、一方過ぎる批判

である。又、友党の盟友「小沢氏の記者会見は、起訴内容の説明が全くない」

と公明党の北側一雄幹事長も批判しているが自民党の疑惑議員の事は触れ

ずじまいである。更に幹部は「クリーンな人が代表になれば、与党は終わり。選

挙を考えると、小沢氏の続投は悪くない」、と嘯く。「代表に残ってくれてよかっ

た。民主党の評判は地に落ち、選挙が戦いやすくなる」との声も自民党の会合

で漏れた。パーティー券購入で、二階俊博経済産業相ら自民党所属議員も献

金先に挙がる、とも漏らしている。一方、検察側は「国民を欺き、政治的判断を

ゆがめるものにほかならない。悪質な事案だ」と東京地検の谷川恒太次席検

事は24日夕、佐久間達哉特捜部長とともに法務・検察合同庁舎11階会議室

で記者会見し小沢氏秘書の起訴を発表している。更に谷川次席検事は、「特

定の建設業者から長年、金銭の提供を受けた事実を国民の目から覆い隠した

もので、見過ごすことはできない」と述べている。記者団から「政権交代が取り

ざたされる中、捜査による介入との指摘もあるが」との質問に、佐久間部長は

「何らかの意図を持って捜査することは、あり得ない。事案の重大さを考え、無

視するわけにはいかなかった」と答えているが、説明不足であり納得できない。

他の自民党議員の捜査についての質問には、佐久間部長は「捜査するものは

捜査するとしか言えない」と答えている。これも説得力を欠いている。・・・ある特

捜部OBの弁護士は「裁判で争う余地は十分ある」と指摘する。「規正法は、寄

付者の記載を義務付けているが、<資金の拠出者の記載>は求めていない。

寄付者は政治団体になっている。その団体名を収支報告書に書いたからとい

って虚偽といえるかどうか」と疑問を呈している。・・・一方、身内の民主党から

は、「法廷闘争はガンガンやっていただきたいが、必死にやっている候補者を

巻き込んではいけない」との仙谷由人元政調会長の弁。「民主党が政治とカネ

の問題にもっとクリーンになれよと国民は思っている」と述べ、政治資金規正法

見直しに取り組む意欲を示したのが鳩山幹事長。小沢氏続投を支持する議員

からは、反小沢グループの早期辞任要求について「一部の人間が騒いでいる

だけ。相手にしない」と言いのけている。当の小沢代表は「代表にも首相にも何

の未練も執着もない」と言い切り、「続投はあくまで世論の支持が前提」との姿

勢を強調している。若手からは「世論調査結果の党支持率や千葉県知事選な

どの結果を受けて、突然辞任表明するのではないか」との憶測が出てい

る。・・・何れにせよ長年の悲願、官僚政治の打破、官僚政治を終焉させる力

量のある政治家は小沢一郎代表しかいない。この非常時に党は一糸乱れぬ結

束で難局を切り抜けてほしい。その為には政権交代を勝ち取るしかない。然る

後に官僚政治の打破の為の具体的手法が講じられる。

 


小沢氏続投の如何に関わらず民主党が政権政党になる!

2009年03月28日 | Weblog

国民は心情的には小沢氏は代表を辞任してケジメを付けるべきだ、という

のが大半である(世論調査)。政治とカネ に纏わる企業献金疑惑の解明と透

明化を要求するのは国民として至極、当然である。その“政治とカネ”の問題と

“政権交代”とは別次元の問題だと考えている国民も又、大半いる。あまりにも

長い自公民政権に嫌気がさして政権交代を望んでいる。55年体制以来、官僚

政治の疲弊が露呈し年金問題の杜撰さに端を発し続発する虚偽、偽装、不

正、瑕疵、言動の不一致とブレまくり、自身と身内擁護の為の 改ざん(どの省

庁にもあるが最近では農水省の改ざんが露呈した、自民党の体質である)、な

かんずく、日本の将来を決める大綱(グランド・デザイン)や 政策立案 等々を

官僚任せ にし、“官僚あって政治なし”の惨憺たる現状を呈している。こういう

現自公民政権では日本の将来は任せられない、そう国民は考え、“政治とカ

ネ”と“政権交代”とは峻別している。自公民政権は、何時、解散総選挙に臨ん

だ方が自公に有利になるか、と小手先の小技ばかり考え思案している様だが、

賢明なる国民には既に、見透かされている。世論調査で一喜一憂する程(自公

民政党が)、国民の考えにブレはないし 是は是、非は非、で対処するのが見

識ある国民である、と考えている。選挙に有利、不利の次元の問題ではない。

国民の政治を観る眼は試練に遭えば遭うほど観る眼は確かになる。そこを忘

れると痛い 感違い に合う、そう自覚すべきである。確かに小沢代表の公設第

一秘書の捜査?逮捕、起訴で小沢人気は低落した。しかし、事の真相が明ら

かになるに従がい国民の観る眼が違ってくる。これは これ(政治とカネ)、あれ

は あれ(政権交代)、と峻別して選挙にあたるのが国民の本音(実態・実情)で

ある。世の中のKYでは判断を誤る事になる。・・・翻って検察当局の思惑はどう

か、小沢民主党政権が誕生すると一番、困るのが検察当局である。第一は“人

事”だ。小沢政権の法務大臣か副総理の権限で検察の粛清が行われる。それ

が一番、怖い。保身に走るのが人情である。巨大な悪を撃つ、社会正義の実

現が検察の使命等々・・・と 大義名分 を翳すのが恒例であるが、小沢側近を

撃つ真の狙い、真相・本音は“人事”にある事は見透かされている。首切りで淘

汰される運命にあるからである。鳩山幹事長の発言「局長以上は辞表を提出し

てもらう」という件だ。(詳細は略)。漆間巌官房副長官の失言とも符合し連動

する。第二に来る5月からの“裁判員制度”の履行にある。それも民主党政権

では困った事になる。検察総長と与謝野財務相とで経団連を説得した経緯が

あるし何よりも捜査の可視化で録音、録画の法案化を目指して提出している。

捜査当局にとっては都合が悪い。民主党政権を絶対阻止したい真の狙いはそ

こにある。だから自民党献金議員の件よりも最大の効果は小沢代表の秘書を

ターゲットにするのが手っ取り早い(紙面の都合で詳細は割愛する)。東京地検

特捜部の逮捕、起訴の立件理由は「巧妙な手口、寄付の性格、動機などを総

合的に評価し、やはり見過ごすことはできないと判断した」と語っている。しか

し、それだけでは説得力に欠ける。これだけの事例は過去の類似事件からして

も有り得なかった。東京地検が突っ走ったのは4月人事で昇級の為の実績(手

柄)を狙い特捜部勇士が上層部に証拠と資料が揃っているからと報告し決裁さ

れたからである。構図は「東京地検検事正 → 東京高検検事長 → 検事総長」

と縦のラインとなる。でもターゲットが狙い撃ちするにテキメンの効果が有る小

沢秘書を狙う事に本意があるが糊塗する為にバランスを装い自民党の二階経

産相を道連れにした。後々、捜査する事にはなるであろう。検察のメンツに賭

けて・・・。政治資金規正法の記載ミスでは形式犯でしかない。逮捕、起訴の大

義名分が立つのは「斡旋利得」か「斡旋収賄」で再逮捕しかない。その事に血

眼になって捜査するであろう。メンツを立てる為にはそれしかない。他方の問題

は、議会制民主主義で選挙によって選出された国会議員の立法府の権限を超

えて警察官僚(国家試験に合格した肩書で)が選良(国会議員 小沢氏の元秘

書の石川議員)を事情聴取する等々は 国家公務員法 に抵触する恐れがあ

る。三権分立の民主主義の建前、疑問であるし 越権行為 にもなりかねない。

問題は多々あるが、今日は、昨日27日の民主党の代議士会と参議員総会を

視聴しての感想を述べるに留めておく。

※付記:出来る限りの識者のコメントを渉猟し、ネット資料から私なりに同感し

た部分を纏めた結論である。


世論調査 小沢氏続投の波紋は予想通り想定済み!

2009年03月27日 | Weblog

あれ程、マスコミ・報道が、挙って小沢氏の秘書献金疑惑を報じ東京地検

も起訴したからには世論が小沢氏と民主党に対する負のイメージが悪くなるの

は至極、当然であり民意は健全と言える。麻生総理と自民党に対しても諸調査

では逆転し微小に現時点では自民党がリードしている。日本国民の常識が正

常の証左である。しかし思ったより自民党のリードが大きくないのは政治に対

する国民の不信が露呈したからだ。自民党の献金に纏わる国会議員が西松建

設から献金を受けておりその解明も今後、捜査される事が予想されるからであ

る。自民党の幹部や派閥の領袖は小沢氏を盗人云々とか事の重大さを軽く考

えているとか、常識を逸脱した言動とか、いろいろ批判しているが早晩、身内

議員からも類例の献金疑惑が浮上するであろう事を予想しての発言なのか、

疑わしい。身を固めてから他を批判する、それが 日本的行動原理 である。身

辺の潔白に努め 然る後、他を批判するなら納得がいく。何れにせよ今回の小

沢氏の秘書の起訴は内外に多大な波紋を広げた。政治とカネ に纏わる懸案

事項を再々浮上させた。これを契機に今後、政官業・民が一体となって取り組

むべき長年の懸案である。国民の納得のいく解決を切望する。翻って民主党

内の小沢代表の進退をどう考えるのか民主党も試練に立たされている。従来

から事ある度に小沢氏と一定の距離を置く反小沢氏の面々がマスコミに登場し

見解を述べている。それは民主党の大勢なのか、国民としては見えにくい。執

行部の、党としての、統一見解が出しにくいのは理解できる。党としても執行部

としても苦渋の選択を迫られている。・・・ところが、党内及び執行部としての統

一見解を出してない段階で小沢氏辞任を促がす女性議員の方(テレビに登場

して。テレビ局の要請かも知れないが・・・)がいるが、党内に留まらず外野に退

いてから急先鋒の見解を展開したらよい、と思った。それが党員としての執る

べき、在るべき姿であるからだ。執行部の苦悩と苦渋の選択の結果を待つべ

きである。その間、当然、党内での意見は披歴すべきである。党員としての秘

守義務、対外にも党員たる節操は貫き守るべきである。それは特ダネものやリ

ークとか報道には喉から手が出るほど欲しいだろうが党員としての節操は守り

たい。・・・余談になったが、“政治とカネ” の問題はそれ自体、納得のいく解決

策を国民に提示して了解を得る必要がある。懸案の最大事項であるからだ。こ

の際、是非、最良の解決策を講じて国民を納得させてもらいたい。他方、一党

独占的政治支配を打破し(長年の官僚制の弊害等々、ウミや瑕疵、不正が露

呈し二進も三進もいかなくなった、閉塞の現状を打開する)真の「議会制民主

主義」をこの国に確立するには “政権交代” しかない。国民の大半はその事を

希求している。それが未来の日本の展望を明るくする事になる。次期衆院選は

賢明なる選択をしたいと思う。

 


民主党 身内でも永田町と地方では日本的“空気”は違う!

2009年03月26日 | Weblog

小沢代表の続投に対する是非を地方県連の幹部にアンケートで回答して

もらった(共同通信社)。結果は大半が続投を支持、一部の県連は条件を付け

て容認が大勢を占めた。否定的か不明にしたのは一部に留まった。・・・然もあ

りなん、と小生も納得した。・・・元々、日本は外来文化の受容に寛大で神仏混

淆の例でも、本地垂迹説(その逆本地垂迹説)でも鷹揚に取り入れている。国

境線のない(それに相当するものはあるが)海洋国家 島国の日本は独自の文

化を築き上げてきた。即ち、競争原理に貫かれた個々の闘争を原理とする西

欧の 狩猟民族 と違い、島国という自然条件を背景に助け合って生きなければ

ならない 農耕民族 の特性 故、村の原理、共同体の原理、個々種々の所属集

団の原理が絶対優先され(その原理に悖れば、違反すれば、悪く言うと? “村

八分” にされた )、その上に個々の個性が形成され、ひいては個人の人格形

成、性格形成をなしてきた。少なくとも戦前までの封建的家族制までは社会集

団の大勢を占めてきた。良い方向に向かえば絶大な力 故、社会を動かす原動

力になったが、反対の方向に向かうと一途に悪しき方向へと突っ走った(戦争

への道)。平たく言えば、日本的あの“空気”の為せるわざである。日本的美風

も情操も情緒も個々の考え方も、その根底には、“あ うん”の呼吸 という所属

集団として分かりあえる<暗黙の了解>が存在した。共同体としての濃厚な

“絆意識”である。それが今日では薄れてきた、と言うより皆無になり個々バラ

バラの“自己中(じこちゅう)”になってきた。現代の風潮になって来た。“空気”

という 心意気・風の読み違いである。近代的個性の確立も民主主義も日本で

はそういう“空気”の上に成り立つ。“自己中”は、その肝心要の“空気”が根底

にない ふわふわ した不安定な上にある風船の様なものである。だから何時か

萎み又は破裂し消滅する運命にある。 今回の小沢秘書の献金事件も永田町

と地方とでは受け止め方が違っている。永田町という 政治とカネ に塗れ、政

争に明け暮れている特殊な空間の汚染された地帯と地方のそれとは同列では

語れない。そもそも“空気”が全く違う。そういう眼で観ると地方の大勢は良く理

解できる。翻って現在、日本の政治の位置(位相)は奈辺にあるのか大所高所

から俯瞰する必要がある。懸案の“政治とカネ”の在るべき姿は当然、叡智を

結集して国民の前に提示し納得を得る必要がある。と同時に“日本の将来の

政治の方向”をこそ、明確にして一党独占的政治の寡占状態を二分させ相互

に啓発し合える体制にして論戦を戦わす、そういう国民に見える形の政治にし

てくべきである。

※付記:日本的“空気”の意義と存在は、それ自体、小論に値する。このブログ

では記述に限界があるので意を汲み取る様にお願いし了解を得たい。

 


小沢氏続投は是 自民党は身内の疑惑解明に努めるべき!

2009年03月25日 | Weblog

自公民は小沢氏の続投に引き続き説明責任を求める様だが身内の議員

の件は不問にして小沢代表だけの責任云々する遣り方はアンフェアである。政

権交代が現実味を帯びる時期に、身内には静観して次期総理になるであろうと

する小沢氏に責任転嫁して攻める遣り方は納得できないし疑惑さえ感じる。政

権奪取される危機感を意識しての言動だろうとの思惑を感じる。焦り意識がそ

うさせているとしか言いようがない。・・・連動して検察当局も自民党の献金リス

トに挙がった方の捜査は不問にしている。そういう捜査の遣り方だから国民は

疑惑の眼を益々、募らせるのである。件の官房副長官の言明通りに的中し事

は推移している。もう、何をか言わん哉!である。検察当局の異例の記者会見

も長時間にしては説明不足である。どんなに弁明しても納得がいかない。“何

故、この期に?”の疑問・疑惑に応えていないからだ。事件が事件だけに納得

のいく丁寧な説明を期待したが的外れだった。起訴の形式犯に留まるなら検察

側の敗北である。小沢氏側は徹底的に裁判で争う事を視野に入れている。衆

院選までの推移にどう展開していくか国民は注視している。今回の件で確かに

民主党には不利になり支持率も若干、落ちるだろう。でも、国民の大半は政権

交代で日本に真の議会制民主主義を定着させる事に賭けている。長年の一党

独占的政治に嫌気をさしている。兎に角、民主党に政権を執ってもらいたいの

である。自民党は政権担当能力の有無とか長い間の政権運営の経験、ノウハ

ウの蓄積が有る、と喧伝し豪語しているが民主党だって人材は豊富である。ま

ず官僚政治を打破して疲弊した政治の現状を改革し政治主導に転換する事を

(国民は)民主党に期待している。これまでの自公民の実績からは、官僚政治

の延長か、温存に呻吟しているのが、関の山だ。だから改革の本丸は民主党

だと、期待するのである。識者は口を開けば 財源 云々で民主党を攻めるが無

駄の排除に全力投入して財源を生み出す、しかる後に当然、消費税論議が浮

上する。プライオリティーを間違えてはいけない。政権担当能力だって未知数な

がら自民党所属時代の経験者が数多居る、安心して任せられる。・・・それにし

ても時の経過とともに世論は小沢氏支持に傾くだろう。秘書の起訴直後は民主

党支持率は確かに低下するであろうが時間が経つに従って限りなく元の良い

状態に近づくだろう。日本国民はDNAの体質として、ある意味、“判官びいき”

である。窮地に立つ小沢氏に同情票も加わって失地回復するのは時間の問題

である。翻って、支援者・応援者が数多いる事を民主党の懸念する議員は自信

を持ってこの非常時を乗り切るべきである。党が一致団結して事に当たるのが

この難局を乗り切りには必須である。

※付記:侍ジャパンの世界一、優勝を讃えるのが今日のブログの予定だった

が事が事だけに小沢氏側の献金事件を優先した。

 


疑惑の自民議員の件も並列で捜査すべき アンフェアだ?!

2009年03月24日 | Weblog

何十回と訴えるがアンフェアと見られている東京地検はその払拭に努め

るべきである!そうでもしなければ現政権に有利になる様な捜査の遣り方だと

益々、疑惑の眼が向けられる。一点集中しての小沢氏側の第一秘書の逮捕・

起訴は何らかの根回しがあったと見られる事になる。司法・検察当局の権威も

当然、失墜する。起訴事実が 政治資金規正法違反(虚偽記載等)に留まれ

ば、有無を言わせぬ突然の強行逮捕、そして起訴する意味合いは、疑惑が深

まるばかりで迷宮入りする事になる。 何故?この期に?・・・と疑問に思うのは

当然である。簡単な憶測、推理・推測が成り立つからだ。静観を装っている自

民党も内心びくびくしている。身内に時限爆弾を抱えているからである。国民も

同時並行してリストに挙がった自民党議員の件も同様の遣り方で調べるべきだ

と思っている。何故、一点集中して小沢氏の秘書だけを逮捕、捜査、起訴する

のか、金額の多寡ではないはずだ。・・・民意も微小の変動が有り民主党支持

率も低下する事は避けられない。しかし、現政権下に有利になる様な対処・対

応、処方箋は払拭しなければならない。政権奪取後も敢然と、公のもと、白日

の下に曝け出す事に努めるべきである。真に機能する三権分立の構築に今回

の件を契機に徹底して取り組み司法の権威を回復させるべきである。何故、疑

惑の眼が向けられたかを反省、検証すべきである。その為には小沢氏は民主

党代表に留まるべきである。衆院選に影響する事は避けられないが心ある国

民は政権交代を待ち望んである。続投しても民意にさほどの影響はない。続投

こそが民意に叶うことになる。内外の注目を集めて東京地検の結論を注視して

いる折、党内でも動揺は隠せない。選挙に影響する事を考えツーショットのポ

スターに躊躇している議員も居ると聴く。この期にこそ結束して堂々と小沢代表

の下で選挙を戦う事を鮮明にすべきである。一部の否定的声や小沢氏のポス

ターの顔を破る悪戯も当然ある。従来からの反対派の仕業だ。気にする事は

ない。堂々と小沢代表とのツーショットのポスターを張り出して戦うべきだ。その

方が勇気ある行動として当選の可能性が濃くなる。気骨のある方(御仁)として

信頼を勝ち得る事になる。党執行部も毅然たる態度で、箝口令を敷く云々に、

迷わされず結束して立ち向かうべきである。次期総理になるであろうとする小

沢氏の秘書逮捕と強制捜査、起訴(この期に?・・・何故?・・・という異常事態)

は、リークした意図的行為であるとの疑惑の眼が益々深まり検察当局に批判

の眼が向く。東京地検の大敗、失墜の何ものでもなくなる。他方、懸念する声も

あるが、千葉県知事選は元衆院議員、森田健作氏が当選の可能性があるが、

気にする事はない。幾度目かの森田氏の努力の賜物であると思うからだ。一

部の議員からは責任を押し付ける党内の声もあると聴くが国民はそうは考えて

いない。あれはされ、これはこれ、と峻別して考えているからである。兎に角、

今日(24日)の午後、小沢代表の進退問題は氏自身が結論を出す。党内では

温かく見守ってやりたい。


この時期の捜査・逮捕に東京地検は国民に説明責任がある!

2009年03月23日 | Weblog

事件の内容が日々報じられる度に考えさせられる事は特捜部のみが知り

得る捜査の詳細が何故、外部に漏れるのか、奇異に感じる。リーク(意図的

に)しているとしか思えない。大義名分は三権分立の堅持、民主主義国家の在

るべき姿の顕現だと当局は言いたいのだろう。しかし元司法・検察関係の方

で、弁護士でもある大学教授は、あるテレビ局のコメンテーターとして、衆院選

真近かのこの期に逮捕とは、よっぽどの確証がないと出来ない、それにしても

何故?と疑問は禁じえない、衆院選後でも十分、逮捕、起訴、立件等々は腰を

落ち着けて出来きたはずだ、不可解でならない、とコメントしている。 一般国

民も素朴な疑問としてそう思っている。これ程、世間を騒がしている事件に捜査

究明のみに奔走している事態は 政治とカネ という懸案事項だけに分からない

でもないが、もう、そろそろ国民に向かって分かりやすく説明責任を果たすべき

ではないのか、そうでもしないと、やっぱり、そうだったのか、と疑惑の眼が向

けられるばかりである。検察当局も東京地検も現内閣の法務省の管轄下にあ

るのだから尚更、疑惑の眼が向けられない様にすべきである。大方の国民は

何らかの意図的裏ワザでも有るのでは、と感じている。真の狙いは何なの

か?・・・“政権交代を絶対、阻止する”、という大命題一点に収斂されるので

は、と疑いの眼を向けている。案外、それが真相かもしれない。・・・そう思われ

ない様にするには、やはり、法治国家であるから国民に堂々と事の成り行きを

詳細に分かりやすく説明し、その責任を果たすべきである。件のコメンテーター

氏も同様な事を述べていた。明日は小沢代表の公設第一秘書の拘置期限が

切れる日である。起訴となって、小沢氏は進退をどうするのか、与野党を始め

国民も固唾をのんで観ている。東京地検の正義ある公明正大な結論を期待す

る。


小沢企業献金全面禁止発言に対し盗人云々は看過できない!

2009年03月22日 | Weblog

良識ある派閥領袖の発言としては超落第点である。よくもぬけぬけと言い

放った放言以外の何ものでもない。そう言い放ったら胸のつかえが下りスーット

したかも知れない。選挙区の支持者以外は、激怒ものだ。ノーグッドである。い

やしくも野党第一党の党首に対して言う言葉としては失礼千万である。自分は

どの位の了見があっての事なのか、自己を省みてから言うべきだ。他にも、小

沢氏にだけは言われたくない、と言い放った方も、何故、そう言ったのか、それ

も疑問である。先入観と偏見、バイアスがかった、何ものでもない。数字の上で

は自民党は企業献金が数百億円であるのに対し民主党は数十億円である。自

民党が企業献金の全面禁止に反対するのは数字の上では明らかである。将

来的には公的資金と個人献金で賄うべきである。闇献金をなくすには、それし

かない。小沢氏の提案は、そういう意味でも拝聴に値する。一蹴する暴挙が、

寧ろ異常である。今後の政治献金の在り方に一石を投じた事になる。反対のコ

メントを言い放った方が国民から変に勘ぐられる事を承知すべきである。・・・

他方、麻生首相の株屋発言が、又もや国民の反感を買っている。小沢献金事

件に気を良くしタガが緩んで、元の癖が露呈したとしか思えない。もう、どうにも

止まらなくなった。次々と放言が続出する。民意無き政権は遠からず滅びる。

過去の歴史の証明済みだ。頻繁な外交参列と次々と立ち上げる政策遂行の有

識者会議の実施は、政権延命以外の何ものでもない。国民はそう観ている。腰

を落ち着けて確とした未来ビジョンを掲げて取り組むには民意を得た政権でし

かその資格はない。かかる意味からも早急に衆院を解散して総選挙を実施す

べきである。

 


MA米貿易 民間は否 外・外は考慮 国家貿易にすべし!

2009年03月21日 | Weblog

WTOのミニマムアクセス=MA(最低輸入機会)米の輸入拡大は避けら

れない趨勢である(MA米の輸入の目標値義務の是非は曖昧ではあるが)。

現行の76万7000トンを上回る100万トン以上の要求が確実視され突き付け

られている(WTOの農業交渉のモダリティー<保護削減の基準>の合意案

で)。日本は、コメが“国家貿易品目”であり全量輸入している。義務と考えてい

るからである。―― でも以下に述べる通りMA米輸入が義務かどうかは曖昧

である ―― 日本農業のこれ迄の在り方を根底から見直す時期に来てい

る。・・・農業の衰退が言われてから久しい。農業耕作者の高齢化、限界集落、

耕作放棄地等々の諸々の悪条件が重なって日本農業の未来に暗雲が立ち込

めている。かかる時期(とき)にこそ産業創出としての日本農業を官民業が叡

智を出して国家的に取り組むべきである。“産業”として成り立つ<農業>であ

る。食糧の自給率50%(現行は40%前後以下)を目指すとか自給力の向上と

か喧しいが、詰まるところ“持久力維持”に向かっての<長期の対策>が喫緊

に必要である。水田・稲作農家の減反対策の見直しとか転作農家の長期の見

通しとか、あまりにも不安定要素が多すぎる。それでは腰を落ち着けて農業に

勤しむ事は出来ない。農政の貧弱を感じる。 例えば、中国や韓国は、<民間

貿易>である。従ってWTOのMA米の輸入も目標値以下で輸入している。もし

日本が「民間貿易」にすると水田農家は全滅する。低価格に喘ぐ今日でさえ減

反(問題や課題は山積してはいるが・・・)等で、その維持が、やっと保っている

現状である。しかも、MA米が現行では“加工用”に限定されているが、それが

保障されなくなる。すると、どうなるか、言わずと知れたMA米(主食化が懸念さ

れる)と“国産米”との競合になる。MA米の低価格米との競合となり国産米は

完敗する。従って 民間貿易 は論外と考える。 しからば、<外・外貿易>はど

うか、それも一案である。つまり、日本は輸入義務として受け入れるが、迂回さ

せて、日本に<MA米>を輸入させないで食糧難に喘ぐアフリカやアジアの途

上国に提供する、という案である。考慮すべき案である。 翻って日本農業の

在るべき姿、未来に思いを馳せるとき、国土の狭小に適し、四季の折々の変

化に対応した独自性の農業、安全・安心の高品質の農産物を創出する事であ

る。そういう諸々の条件を勘案すると、やはり日本農業は“国家貿易”にすべき

である。用途・活用は種々考えられる。例えば、<MA米>の活用法を考える

と、食糧難に喘ぐ貧困国への“援助用”と、国内では“加工用”、“飼料用”、“工

業用”、“バイオ燃料用”その他、と、工夫によっては種々、考えられる。勿論、

そういう工夫をしながらもWTOの農業交渉のモダリティーには敢然と日本の主

張を通すべきである。言うまでもなく窓口で中心となる農水省の役目役割は、こ

れまで以上に果たさなければならない。・・・

 


政治献金等に纏わる解説・理解の一助に必須の用語!

2009年03月20日 | Weblog

今回の小沢献金事件ほど政治に纏わる話題として国民の耳目を集めた

事件はない。<政治とカネ>は爾来からの最大関心事だった。それが意図的

にか、否か、を問わず東京地検特捜部が衆院選 真近に、日本国の次期総理

になるであろうと予想された小沢代表、その小沢代表の公設第一書記を逮捕

した。前代未聞の逮捕劇である。青天の霹靂とは、正に、こういう事を言うので

あろう。そういう事例は過去の政治史にない屈辱の逮捕劇である。法に則って

実行した、と弁解しても大方の国民は納得しない。疑惑と疑念が増すばかり

だ。さて、事の真相がどうであれ、どういう結末になるかは知らないが、決着が

ついたとしても大きな疑惑と疑問は後々まで残り尾を引くであろう。そこで、今

回の件を契機に<政治とカネ>に関する必須用語を以下に纏めてみた。共に

学びたい。・・・

●政治資金規正法・・・ 政治資金の収支の公開、寄付の量的、質的制限等を

定めた法律。政治団体の政治資金収支報告書については、1件あたりの政治

活動費の支出の領収書の添付を義務付けている。政治家の資金管理団体に

ついては、事務所費、光熱水費等々の経常経費(人件費を除く)に関しても領

収書の添付を義務付けている。

●政治資金収支報告書・・・ 「政治資金規正法」に基づき、政治団体が年間の

収入、支出、資産などを記載して提出することが義務づけている報告書。毎年

12月31日現在の状況を、原則として翌年3月末までに提出する。提出先は、

複数の都道府県で活動する政治団体は<総務相>、それ以外は<都道府県

選挙管理委員会>に提出する。

●企業献金・・・ 企業が政党や政治家個人へ実施する政治献金。献金は、政

治家個人が作る 資金管理団体 への献金は、「1団体年間50万円が上限」。

政党への献金が中心となった。政治家と企業との癒着を払しょくする為、将来

的には「公的助成」、「個人献金」を中心とし、企業献金自体を見直す事も今回

の小沢献金事件で再認識された。

●企業・団体献金・・・ 企業、業界団体、労働組合、宗教団体等の団体が、政

党や政治資金団体、資金管理団体(政治家の)に提供する政治資金のこと。献

金は企業・政治団体の自主判断で行われている。総務省の政治資金収支報告

書(総務相所管の中央分)では76年以降、減少傾向にある。

●政治資金団体・・・ 各政党が献金の受け皿として指定している政治団体。自

民党は「国民政治協会」、民主党は「国民改革協議会」、公明党は「公明文化

協会」。政治資金団体への企業・団体献金額の上限は、資本金などに応じて年

間750万―1億円となっている。

●資金管理団体・・・ 「政治資金規正法」が定める政治団体の区分の一つ。政

治資金の拠出を受けるべき政治団体として、政治家本人が代表者である政治

団体の中から一つを指定。都道府県内で活動する場合は都道府県の選挙管

理委員会が、それ以外は総務相に届け出る。本人が行う特定寄付について

は、総枠制限、個別制限がない。

※その他、多々あるが今回は以上に留めておく。今後も事ある毎に提示し共に

学びたい

 


小沢氏の企業献金発言の賛否・疑義等の波紋!

2009年03月19日 | Weblog

西松建設事件の渦中に記者団の質問に対する企業献金の在り方につい

て小沢氏は見解を述べている。素直に受け止めると、長年の弊害が、いろいろ

指摘され改正されるべき、というのが今日の課題であったはずだ。それに対し

て、こんなに問題になっている折、抜本的に改めるべきだ、という思いで小沢氏

は述べたのだろうと思う。問題が問題だけに与野党内外に波紋が広がってい

るのは、寧ろ健全な証左だと考える。以下に与野党の見解を記述して、国民的

懸案として考えてみたい。・・・

●民主党・・・

1.全面禁止を訴えた議員は、歓迎。

2.労組出身議員や中堅ベテラン議員は、困惑。

3.若手議員は、「信頼回復、名誉挽回のために代表が一大決心をした」と

  評価。

4.参院比例代表選出議員は、「“ここまでしなくちゃ実効性がないができます

  か”という逆説的な言い方ではないか」と推測。

5.旧民社党系議員は、「“やろうとしてもできないでしょ”と言っているだけでは

  ないか」と指摘。・・・

※小沢代表は成り行きを見守る姿勢で強制する話ではない、と述べている。更

  に「私の問題で企業献金がよろしくないというなら、全面禁止以外にないんじ

   ゃないですか」と、謙虚に受け答えしている。小沢代表に指示されて党内で

   は政治改革推進本部(岡田克也本部長)を設置し規正法の見直しの議論が

   始まる

●政府・自民党・・・

1.河村建夫官房長官は、「反省の上に立ってのお考えなのかどうか」と。皮肉

  っているつもりで言ったと思うが、哀れ 犬の遠吠え に聞こえた。

2.山崎 拓前副総裁は、「政官業の癒着の象徴みたいな方が言っても始まら

  ない」と批判しているが、自己の潔白をもってしての文言なのか、又、“政官

  業の癒着”と言い切る確たる証拠でもあっての事なのか、日本記者クラブで

  の講演での事とは言え仮にそうではなかった、としたら、どうするのか。更に

  「小沢氏の政権取りは、そうは問屋が卸さないことになった」と言っているが  

  大誤算である。民主党内にはクリーンなイメージの清廉な方も居て、かえっ

  て政権奪取には至近距離になる。氏の主張は自信過剰の域を出ない。

3.麻生首相は、「企業献金が悪という考え方にはくみしない、企業献金の正当

  性に関しては、最高裁判決も出ていると記憶している。民主主義を実行して

  いくコストとして、ずっとやってきた長い歴史の結果、今のものがある」

  と。・・・三権分立の建前論を言っているがけで空々しく響く。

●公明党・・・北側一雄幹事長は、「企業・団体献金は規制すべきところが

  ある、具体的には、企業・団体献金の年間上限額を引き下げる、政党支部

  から、政治家個人への献金の流れを規制すべきである」」と述べている。

  ・・・一つの見識だと思う。

●社民党・・・福島瑞穂党首は、「社民党が投げたボールが返ってきた。野党第

  一党が献金禁止の先頭に立ってもらえるようお願いしていく」と評価してい

  る。・・・民主党にとっては鬼に金棒!援軍である。

●国民新党・・・亀井静香代表代行は、「企業献金をオープンにして、けしから

  ん、とされるならそのものを禁止するしかない、との考えだ」と小沢氏の意を

  汲んで解説している。反面「企業献金禁止なら大金持ちか、宗教家、労組

  出身の政治家しか活動できなくなる」とも述べている。・・・然もありなん、と

  思う。

※さて、小沢献金事件を総括して、よりよい日本の民主政治の実現の為に官

  民一体となって政治浄化に努力すべき時期に来ている。

 


高齢者医療制度の報告書に幻滅し失望した!

2009年03月18日 | Weblog

舛添厚労相の有識者検討会の報告書が出た。その概要を以下に列挙

●「すべての世代の納得と共感がより得られるものとなるよう必要な見直しを

着実に進めていく必要がある」(総論)・・・そういう問題提起(問題点・問題意

識)は既にあった。だからこそ有識者検討会を設置して、より明確な対策・処方

箋を提起してもらう様、期待したのである。意に反し総論として、当たらず障ら

ずの提起となった。そもそも、“全ての世代の納得と共感が得られる

云々・・・”、という理想論を翳して報告する事自体が、有識者検討会に期待した

事に悖る。幻滅し期待はずれで失望した。しかも肝心要の具体論が意思統一

体として無い。個々の委員の諸々の意見が列挙されただけである。それでは

検討会に付す意味がない。真に改革するのであれば、具体論を纏めて報告す

るのが筋である。厚労省もお墨付きを得る為の形式的設置では、これ又、税金

の無駄遣いでしかない。

●「いろいろな議論があり、引き続き議論を深める必要がある」(75歳以上の

線引き独立制度の創設)・・・こういう中途半端な具体性に欠ける抽象文では無

きに等しい報告である。結論の先送りの何ものでもない。将来の医療制度の不

安は高まるばかりである。そもそも、この「後期高齢者医療制度」は、その命名

で高齢者から猛反発を受けた代物である。その解消にも応えていない。舛添厚

労相は私案として国民健康保険(市区町村運営)を都道府県単位に再編し医

療の一体運営を目指す叩き台として提案した。これに対し与党からは現行の

制度を維持して手直す方向で纏めている。有識者検討会は舛添厚労相の私案

と与党の手直し案を勘案して報告したとなれば国民への責任を果たしていない

事になる。・・・

※報告には「速やかに見直しが必要」という文言がある。言うまでもなく「後期

高齢者」という命名を指しての事だろう。戦後の日本の復興に尽力した功績に

対し、あまりにも、お粗末な仕打ちである。早急に改める事は言うまでもない。

人間としての尊厳に関わる問題だからだ。これは有識者検討会の唯一の救い

の報告である。・・・

※後期高齢者医療制度の問題点

1.現行制度の維持か

2.抜本的改革か

3.制度の運営主体はどうするか(どこにするか)

4.財源はどうするか

※仮に有識者検討会の答申?が困難なら次期衆院解散総選挙で各党の政権

公約に掲げて選挙で民意を問うたらよい。


やったー!念願の高校合格 孫の晴れやかな笑顔に安堵!

2009年03月17日 | Weblog

遂にやった! 念願の高校合格だ! あの孫の晴れやかな笑顔が、

超うれしい!何時の世でも身内の吉報はうれしいものである。特に初孫のそれ

は尚更だ。

さあ、これからが本番!高校生活3年間にどう成長し青春時代を有意義に、

過ごすかだ。試練はこれからである。でも明るい性格で人懐っこいところが取り

柄である。きっと友情を育み悔いのない3年間をエンジョイするであろう。― 期

待したい ― 。あらゆる試練を乗り越えて邁進してほしい。今は、その事を願う

ばかりである。“初心、忘するべからず!”、その気持ちを何時までも堅持し3

年間を大過なく全うしてほしい。期待に違わず希望を胸に力強く歩んでほし

い。・・・折しも若田光一さんが乗り組む米スペースシャトル「ディスカバリー」

は、今日18日午前、国際宇宙ステーションにドッキングし無事、成功した。日

本人初となるステーション長期滞在のスタートである。孫も若田光一に、あやか

り、広い世界に雄飛し羽ばたいてほしい。世界は狭くなった。もう宇宙時代の到

来である。志を大きく大志を抱いて羽ばたいてほしい。それが孫に対する願い

であり希望である。