世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

安倍首相:欧州6カ国歴訪!

2014年04月30日 | Weblog

「積極的平和主義」をアピールする為に欧州6カ国歴訪に出発した。最初の訪問国はドイツのベルリンである。各国首脳とウクライナ情勢についても意見を交換する。「積極的平和主義」では「集団的自衛権行使容認」の取り組みについて説明し理解を得る様である。世界の世論形成には欧州が筆頭にあげられる、と確信しているし又、日本の成長戦略の更なる理解もしてもらう様、訴えたいとしている。ウクライナ情勢については、あくまでも「話し合い」で解決を図り、“平和的解決”を目指している。訪問国はドイツのほか、イギリス、ポルトガル、スペイン、フランス、ベルギー、ブリュッセルの欧州連合と北大西洋条約機構本部も訪れる。帰国は5月8日の連休明けになる。パリで開催される「経済協力開発機構」の閣僚理事会では議長国として基調演説をする(「アベノミクス」の経済政策について説明する)。ロンドンの金融街では「北大西洋理事会」(北大西洋条約機構の主要意思決定機関)で政策演説をする予定である。又、ファンロンパイ大統領やバローゾ欧州委員長との会談では、経済連携協定交渉について協議する予定である。・・・

相互扶助の“模合”が又、楽しい!

2014年04月29日 | Weblog

沖縄では頻繁に行われている「模合」! 助け合い、相互扶助の金融である。友人、親戚、同級生等々が「模合」を通じて近況を知り合う機会である。ワイワイガヤガヤと取り留めのない雑談に耽る楽しい一時である。居酒屋で飲みながら食いながらカラオケ三昧の一夜を過ごす。実に楽しい。生きている実感を味わう一時になる。1万円~2万円の金融が相場である。昨日も同胞が一同に会しての「模合」の集いだった。自慢のノドを競い合い、カラオケ饗宴となった。又、次回が待ちどうしい。・・・

TPP:全てオバマ氏に打棄られた!?

2014年04月28日 | Weblog

日米首脳会談の裏話:幻想の“サシ会談”、不発に終わった。全てオバマ大統領にしてやられた。日本側の申し出は悉く断られた。米側のお国事情が優先し強引だった。“サシ会談”では本音が話し合われると讀んだ日本側は脇が甘かった。11月の中間選挙で結果を出さないとレームラックになるオバマ大統領にしてみれば背水の陣だった。40パーセントの支持率では任期満了まで更に支持率低下は避けられない。首脳会談が盾となる節目だった。・・・米業界団体の異常な圧力、寿司店では「実務的な会談」を主張し、その通りになった。それで通訳を除く計6人での会談となった。米国の“豚肉業界”は強烈で異様な圧力団体である。自動車業界も同様、敵に回しては選挙に勝てない。そういうお国事情を抱えての首脳会談である。日本側は会談後に首脳2人だけの“サシ会談”は出来ないかと申し出たが、これも、にべもなく断られた。更に日本側は、明治神宮での流鏑馬(やぶさめ)に安倍首相を同行できないか、と米側に申し出たが、これも断られた。オバマ側は最後まで2人だけの場で話し合う事を避けた。日米の閣僚間の詰めの会談に何らかの影響を与えかねないとの思惑が有った。それを避ける為に首脳会談での“大筋合意?”を優先した。全ては米国優先で首脳会談は終了した。・・・


老兵は引き際の美学を発揮して去るべし!

2014年04月27日 | Weblog

何時まで政界に隠然たる居候をして、へばりつくのか、もういい加減に引退してほしい。若かりし頃のあの魅力ある華やかな時期が台無しになる。男は“引き際の美学”を発揮して静かに去るのが美しい。後輩に道を譲り狭き門を開いて登用させるのが先輩・長老の執るべき人生の道ではないのか!・・・80歳前後は正に最後の引き際のタイミングである。男よ!あの華の道を歴史に残こし語り草になるのが自分史を飾る最後のチャンスである。今こそ自分の人生行路を見つめ直し引き際を美しく飾るのが“男”というものである。・・・

番外編:国賓のオバマ大統領の語録!

2014年04月26日 | Weblog

そのそも「国賓」とは・・・“外国から来られる要人の中で最も手厚くもてなされる人”のことで、「天皇陛下のお客様」“・・・。その他、公賓、公式実務訪問賓客という種類もある。<国賓>になるのは、[国王]、[大統領] など行政府のトップ級の方々である。米国の大統領としては、クリントン元大統領に次ぐ2番目の訪日である。国賓は年に一人か二人である。誰を「国賓」にするかは、政府が閣議で決める。「国賓」は、天皇陛下のお客様という事で、皇居で天皇、皇后両陛下の歓迎行事の会見がある。夜は<宮中晩さん会>が開かれる。宿泊は基本的に<迎賓館>が使われる。日本を離れる時は、両陛下が宿泊先を訪れてお別れをする。滞在中は、国会や大学で演説したり、地方の名所旧跡や伝統文化に触れる機会も多い。今回のオバマ大統領が日本到着後は、安倍首相の案内で銀座の高級寿司店で“珍味すし”で“お、も、て、な、し”をした。オバマ大統領は、「人生で一番おいしかった」とご満悦だったようである。日米の重要な懸案問題についての首脳会談後、日本科学未来館を視察し、夜は“宮中晩餐会”に招待された。オバマ大統領は次の訪問先、韓国、マレーシア、フィリピンを訪問する予定になっている。日程通りに挙行されたようである。・・・

※付記:「宮中晩さん会」・・・皇居で開催される夕食会のこと
     「迎賓館」・・・・・・外国の要人をもてなすための国の施設。
東京元赤坂と京都にある
宿泊のほか首脳会談や晩餐会などに使われる



日米声明でもTPPの合意は得られず難航!

2014年04月25日 | Weblog


環太平洋経済連携協定(TPP)で日米両首脳による協議は納得が得られず難航した。未消化のままで終わった。安倍首相とオバマ米大統領による首脳会談後も納得のいく「共同声明」は発表できなかった。・・・異例の展開となった・・・。日本の政府と与党内には、TPPで米国が納得する成果が得られなければ「共同声明」は発表できず凍結する事も有る、との警戒感さえ浮上している。閣僚級でも<大筋合意>は難航し、日本側関係者からは「共同声明」は米国優位で進展した、との声も上がった。両首脳の会談後、共同記者会見では、中国を牽制するTPP交渉妥結がアジア太平洋地域に於ける「戦略的重要性」を強調した。安倍首相はその事を踏まえて「大きな観点から判断していきたい」と述べている。これまでの日米同盟のより強固な維持が米国と日本の両国間の今度の協議を重視している意義があるとの考えを示した。しかし、「国会決議も真剣に受け止め、国益に適う最善の道を追及していく」とも指摘した。特に農産品のコメや牛肉・豚肉など農産物重要5項目の関税維持は一歩も譲らない姿勢も示した。これに対しオバマ大統領は「日本は農産品、自動車分野で市場の開放度が制限されている。今こそ解決すべきだ」と、日本の譲歩を強く促した。12か国の交渉を円滑に妥結する事を目指し日米2国間の早期妥結する事では一致した。でも総論賛成だが、個別の内容に踏み込むと、安易な妥協が許されない国内事情を双方とも抱えている。柔軟な姿勢で交渉に臨むのは難しい。両首脳会談や閣僚会談でも妥結点は見いだせない。交渉の出口は塞がれたままだ。これからの進捗がどうなるかは、未知数である。


国賓としてのオバマ大統領の訪日!

2014年04月24日 | Weblog

国賓としては異例づくめの訪日である。恒例の国会演説なし、夫人同伴なし、迎賓館宿泊なし等々で実務重要の親日を演出した。最高のオモテナシの歓迎である。お寿司での“お、も、て、な、し”は親近感を持って迎えられた。オバマ大統領も満足の御様子でテレビカメラに笑顔で応えた。さて、日本滞在は長期?の3日間である。対外歴訪は1日か2日が恒例だが今回の訪日は3日間である。如何に日本の訪問が重要かを示唆している。例のTPP交渉の進展が有るかどうかも鍵を握る。尖閣諸島は日米安全保障の範囲内である、との文言も引き出したいとの触手も動く。全日本の注目の的である。特に農業関係者、団体は注視している。その成り行きによっては失望か、ガッカリも有り得る。今日から3日間は安倍総理とオバマ大統領との一挙手一投足から眼が離せない。全日本の注視は厳しいものがある。さて、その成果は如何に!・・・。


恩讐の彼方に「ビルマの竪琴」があった!

2014年04月23日 | Weblog

不朽の名作「ビルマの竪琴」の一断片をユーチューブで観た。身分、仇討の封建制に新しい倫理観を示唆した菊池寛の名作「恩讐の彼方に」を援用するのは暴論とは思うが何となくヒューマンな香り高い感触を得た。非日常の戦時下の極限の下での敵対する双方が敵味方の区別なく恩讐を超えて歌い逢う。あの「埴生の宿」の名曲の調べにのって共に歌い逢う姿は人間本来の善性に目覚めた態様だと思った。久々に感動した一幕だった。世知辛い世の中(昨今)に一縷の光明を観た思いがした。世相(世の中)を負の眼で見る事も必要だが(そうでは無いと思う事には毅然とした批判精神で臨むことも必要・・・)人間本来の善性に基づく善意の眼で観る事も又、必要かと思う。あの物悲しい竪琴の奏でる曲には忘れ去られた遠い記憶が蘇る。幼少の頃の無垢な姿が映される。人間、幾歳になっても善性を失ってはいけないと思った。・・・

祝!「フェリーいへやⅢ」就航!

2014年04月22日 | Weblog

村民待望の新造船 ”フェリーいへやⅢ“が、4月12日に就航した。それで離島航路の安全が更に確保された。・・・”ほんとにオメデトウございます!“・・・。 時化の日は運航停止を余儀なくされたが、これからは、あの”いへやどう“(荒波高し航路の難所)も何のその、大型船「フェリーいへやⅢ」の就航で快適な船旅が更に楽しめる。小生も幼少(小・中学生)の頃は郷里の伊平屋島で過ごした。懐かしい我が郷里である。新造船の就航は込み上げる感動を禁じ得ない。その感激を祝い、私の拙い雑文を以下に認(したた)める。・・・伊平屋島は手つかずの山紫水明の島で緑の連山が細長くエンピツ状に起伏をなし北東から南西へと帯状に連なる。周囲は海に囲まれエメラルド・グリーンの波状が何処までも続く。イノー(海岸から深海の中間)の浅瀬は魚の宝庫で旅人の羨望の的となり釣りマニア待望の漁礁となっている。旅人は観光を楽しみながら釣りを満喫する。沖縄諸島の最北端に位置し濃紺の海原が限りなく遠々と何処までも続く。沖縄本島を遠望する絶景は他に比類をみない。まさしく伊平屋島ならではの独自・独特の佳景である。・・・”いへや島へ、いらっしゃい!“。一度と言わず、二度、三度とリピーターとなって訪れて下さい!、と、言わずにはいられない。ほんとに価値ある島です!。一度、訪れたら、もう、”いへや島“の虜になって夢中になる事、必定である。先ずは体験こそが真の証左となる。・・・

※付記:「フェリーいへやⅢ」の主要目(琉球新報<地方紙>の広告から転用)・・・
●主要目
・総トン数:756トン
・全長:76メートル
・幅:12.8メートル
・航海速度:18.5ノット
・旅客定員:300名
・載貨重量:400トン
・完成年月:平成26年3月
・造船所:株式会社 三浦造船所
・装備・設備:ハウスラスター フィンスタビライザー バリアフリー
●時刻表・・・
〇1便
・<09:00>伊平屋発→「10:20」運天港着
・<11:00>運天港発→「12:20」伊平屋着
〇2便
・<13:00>伊平屋発→「14:20」運天港着
・<15:00>運天港発→「16:20」伊平屋着
◎航路:伊平屋村前泊港~今仁帰村運天港
◎距離:41.1キロメートル
◎所要時間:約80分
■問い合わせ:伊平屋村役場(〒905-0703 伊平屋村字我喜屋217-27
 TLE::0980-46-2177・2867


与那国島に陸自沿岸監視部隊が起工式!

2014年04月21日 | Weblog

防衛省は、日本最西端の与那国島に陸上自衛隊の沿岸監視部隊の施設起工式を行った。中国の軍拡に備える為に沿岸付近の艦船や航空機に対する情報収集と警戒監視能力を強化することが狙いである。沖縄本島から与那国島までの間は陸自部隊が配備されていない「空白域」になっている。新たな部隊は、例の尖閣諸島をはじめとする南西諸島防衛の基地となることが期待されている。沿岸監視部隊は2015年度末までに後方支援部隊とあわせて150人規模で配備する予定である。小野寺防衛相は、駐屯地やレーダー施設の予定地を視察して、その必要性を痛感したからである。起工式では、「南西地域における自衛隊配置の空白を埋めるものであり、部隊が担う役割は非常に大きい」と強調した。

戦時歌謡に観る哀歓!

2014年04月20日 | Weblog

「軍歌」と有り体に言えば、“戦意高揚”を想起する。当時の世相は、国を挙げての思い込みを強いられて、そう思い込まされていたのである。そう思うのが日本国民として当然の責務だと思い込まされたのである。「反戦」を示唆したり、口にしようものなら、直ちに「非国民」のレッテルを貼られ白い眼で見られた。それが戦時下の日本の世相、風潮だったのである。さて、冷静に当時を思い浮かべて想起するに、“お国の為に”と、若き命を戦場に散って行った若者の心情を察するに、憐憫の情を禁じ得ない。哀れさがひしひしと胸に迫る。今にして思うに戦時歌謡(軍歌)の一節が哀愁を帯び人生の哀歓として胸を抉る。一例として「戦友を安らかに」の一節を想起してみよう。・・・

“年に一度の靖国詣で 集まる仲間は少ないが 遠い遥かな特高基地で
眠るか友は 安らかに 安らかに

 若い命を 燃やして消えた あの友 あの声 あの瞳 一足先に 
三途の川で 待っている と 別れたが 別れたが

 あいつが散った 南の空も 今日の青さに よく似てた 無理に笑った 
涙の顔が 浮かんで消えた 雲の果て 雲の果て“

動画の背広姿が当時を思い出すかの様に靖国詣で戦時下を想起する。軍服姿の当時とは対照的に平時を謳歌しているかの様に映し出される それが又、いっそう、悲哀を帯びて胸に迫る。戦時の過酷な時は時空を超えて今の私にひしひしと伝わる。・・・“あの声、あの瞳~”、“三途の川で待っている~”、“南の空も 今日の青さに よく似てた~”、“無理に笑った 涙の顔が 浮かんで消えた 雲の果て 雲の果て”・・・と、一言一句が平時の私に去来する。もう、絶対、戦争を起こしてはならない。安部総理の昨今の言動が気になってしかたがない。私達、日本国民は過去を振り返り、世界に冠たる「平和憲法」で、世界に貢献すべきである。そう思う昨今である。・・・




独断と偏見による私の「人生哲学」

2014年04月19日 | Weblog

20代~30代にかけて仕事の研鑽に励む傍ら人生の土台づくり、基礎固めの為、<哲学と宗教>を渉猟した。私なりの人生哲学を構築するには、その土台となる基底部分は“哲学”と“宗教”だと確信したからである。今にして思えば(振り返ると)、あながち無駄ではなかった、と思っている。古今東西の<哲学>と<宗教>を理解するのに没頭した。・・・その土台づくりは成し得たと思っている・・・その土台の上に日本古来の伝統文化、魂の故郷が構築される、と思っている。さて、卑近な例として<真理>と<真実>を例に考察してみよう。・・・1+1=2である。誰も否定できない公理であり論理である。その事を「真理」とするならば、他方に「真実」があるはずである。真理と真実はどう違うのか、私なりの独断と偏見で解釈するならば、以下の通りである。・・・現実世界の動きは、現実の世の中を突き動かしているのは、1+1+αであり、1+1+α=3にも4にもなる、ということである。そのαを含めた1+1+α=3であったり4であったり5であったりする、それが“現実の世界”であり、私なりの解釈で「真実」と捉えている。つまり決して理屈どおり、論理どおりの、1+1=2 である、とはならない、ということである。1+1+α=3にも4にもなる。それが真実であり“現実の世界”である。・・・その α に当たる部分が日本の伝統文化に根差した日本人の魂の故郷、源郷、農耕社会の相互扶助を土台にヒフティヒフティではない“利他に徹する”、事、そこから“わび”や“さび”に行き着き、幾多の風雪を経て、“義理”と“人情”の世界に辿り着いた、と、私は、考えたのである。あの「浪花節」だよ、人生は!の<浪花節>の“義理と人情”の世界だ。・・・“人情の雨”が「涙」であるなら<血も涙もない>人生なんて干からびて味気ない無味乾燥の砂漠の様な世界になる。人の情けに絆(ほだ)されて、人と人との温かい繋がり、義理、・・・それなくしては、この<世は闇>なのだ!まさしく、あの「人生劇場」の世界に辿りつく。

              人 生 劇 場
一、 やると思えば どこまでやるさ それが男の魂じゃないか
         義理がすたれば この世は闇だ なまじとめるな 夜の雨

二、 あんな女に未練はないが 何故か涙が流れてならぬ
             男心は男でなけりゃ 解かるものかと諦めた

三  時世時節は 変わろうとままよ 吉良の仁吉は 男じゃないか
           俺も生きたや 仁吉の様に 義理と人情のこの世界

※戦後の民主主義の導入で「個人の尊重」が声高に叫ばれ日本的伝統文化の美風が一掃された。何もその事を否定する積りはないが、先人・先達が営々として築いてきた日本的伝統文化に根差した日本人の魂の源郷まで否定する事はないのではなかろうか、その事を私は、憂えている。



日米のTPP交渉は難航している!

2014年04月18日 | Weblog

甘利TPP担当相はワシントンでの交渉でも難航している。聖域とした農産品の重要5品目のうちコメ、麦、砂糖の中心品目は関税撤廃を避ける方向となった。しかし、牛肉の関税の下げ幅や豚肉の関税制度は隔たりが大きい。日豪のEPAでは38.5パーセントから30パーセント、最終的には20パーセント前後まで引き下げる見通しである。米国は、それより更に下回る10パーセント台を要求する算段である。交渉のポイントを観てみよう。・・・

●牛・豚肉・・・牛肉関税は現在38.5パーセント。米国は当初、撤廃を要求、今は10パーセント前後での攻防。豚肉は安い輸入肉ほど高い関税がかかる「差額関税制度」の扱いが焦点。
※付記:「差額関税制度」とは、“国産より安い豚肉を輸入する場合、国産肉の流通価格を参考に決めた「基準価格」との差額を関税として徴収する制度”。現在の基準価格は1キロ当たり546円53銭。基準価格より安い輸入肉ほど税額が高くなる。逆に基準価格より高い輸入肉は、一律4.3パーセントの課税で済む。豚肉の輸入自由化に伴い、国内の豚農家を保護するために1971年につくられた。

●乳製品・・・米国の関税撤廃要求を巡って調整中

●コメ・麦・・・ 米国産の輸入拡大と引き換えに関税維持の譲歩を引き出す

●砂糖・・・米国の関心も低く、日本は撤廃の対象外にすることを要求

以上、観てきて推測すると米国の要求を丸のみすれば農家の大反発にあうこと必定である。来る選挙にも惨敗が予想される。最終的には10パーセント前後の攻防で落着する見通しである。それでも農家の反発は避けられない。セーフガードの導入も検討しているが小手先の術では強かの米国には通用しない。チーズでも関税撤廃を要求している。




内閣法制局は法の番人!(下)

2014年04月17日 | Weblog

集団的自衛権に対する小松長官の発言・・・
・2月24日・・・内閣法制局は内閣の一部局なので安倍首相の方針に従ってやるべき(病気療養からの職務復帰にあたり記者団に応え た発言)

・2月26日・・・内々に検討も議論もしているが、最終的な結論が出たわけでなない(憲法解釈変更に関し衆院予算委分科会での発言)

・3月11日・・・安倍首相は国会に提出するつもりではないと思う(自民党が参院選公約に掲げた「国家安保基本法案」参院予算委での発言)

こういう諸々の発言から察するところ小松長官は安倍総理の意向に沿った「解釈だけ」で“集団的自衛権”が<行使できる>と首相にお墨付きを与える様な意向を示している。従来の慣例(法制局内の次長が長官に就任する)を破り外部の駐仏大使である小松長官を起用したからである。異例である。蛇足だが、その訳は、直ぐに分かった。つまり「集団的自衛権の行使」が<解釈>だけで可能との立場を表明したからである。・・・もう、何をか言わん哉、である。今後の成り行きを注視したい。



内閣法制局は法の番人!(上)

2014年04月16日 | Weblog

政府の法の番人「内閣法制局」とは、一体、何をする処で、どういう権限があるのか。集団的自衛権が脚光を浴び、喧しい日々だが、どう関わっているのか紐解いてみよう。・・・
○年間で100余の法案を審査する。
○77人の専門家が霞が関と対峙する。

●内閣法制局の構成
◎内閣法制局長官(副大臣、官房副長官と並ぶ特別職の国家公務員。国会答弁にも立つ)
◎内閣法制次長(次官級。長官を補佐)配下に4つの部と<長官総務室>を要する
・第一部・・・意見事務(首相や各府省庁の求めに応じて憲法解釈や法律問題について意見する)
・第二部・・・内閣府、法務省、文科省、防衛省など
・第三部・・・金融庁、総務省、外務省、財務省など
・第四部・・・公取委、厚労省、農水省、経産省など
・長官総務室(局の人事や予算を管理)で構成。

■審査事務として「各府省庁が国会に提出する法案や政令案の不備をチェック」
例えば・・・
・“憲法○条に照らして権利を制限し過ぎていませんか?○○法と矛盾していませんか?”(各府省庁の担当者が法案説明) 
・“この修飾語はどこにかかるのですか?ここに読点を打った方がいいですね(法制局の参事官、事務官)
◆以上を審査してから「閣議決定」となる。