集団自決 南京虐殺 従軍慰安婦 自虐史観で抹殺・修正？

集団自決を＜集団死＞と言い換え？修正？し、南京虐殺を＜南京

事件＞と歪曲し、従軍慰安婦を＜慰安婦＞と、軍の関与を認めな

い従軍を削除して夫々、言い換えている。修正している。歴史の真

実を抹殺している、としか思えない。沖縄戦における 集団自決 は

被害者の厳然たる事実の証言があり軍命（主たる責任ある統治機

関・軍部からの公式の命令ではなくても確たる日本軍＜一部の集

団の小隊・個人＞）があった。それによって尊い生命をおとした。そ

れは厳然たる歴史の事実であり真実である。多数の被害関係者の

証言を得ている。その事実を隠蔽し一部の元日本兵隊長の「沖縄

集団自決冤罪訴状」によって係争中の裁判の審理を先取りして文

化科学省は公の機関としてコメントしている。・・・戦後６０年、全て

の教科書に「集団自決」、「日本軍」による＜集団自決＞、あるい

は＜集団自決に追い込まれた＞云々～は認めてきた。歴代の政

府も公認してきた。ところが安倍晋三政権になって、俄かに戦後政

治の総決算、＜戦後レジーム＞を掲げ、「押し付け憲法」と槍玉に

挙げその改正と関連法「国民投票法案」を強力に推進する法制化

を目指した。教育基本法改正案及び教育関連三法案も議決・・・そ

の関連の一環として表題の事項が俄かに教科書検定の「検定意

見」として付された。かねてより主張している安倍晋三首相の「自

虐史観」に基づく信念と軌を一にしている。・・・

●「自虐史観」・・・去る大戦の日本軍による暴走の結末が広島・長

崎の原爆投下の悲劇を生んだ。そして沖縄戦の凄惨な結果を齎し

た。その一億日本国民の総反省・懺悔のもとに「平和憲法」を甘受

し「教育基本法」を受け入れた。その体制化で、戦後６０年、繁栄を

齎し戦争の皆無に貢献してきた。その歴史の真実に基づく反省を

「自虐史観」と捉える一部の復古ナショナリズムを是認していいの

かどうか、正念場である。拡大解釈、誇張はあるとしても・・・

●「南京虐殺」・・・当初は「南京大虐殺」といい中国側の推計で＜４

３万人＞の大虐殺があった、と誇張されていた。日本側の保守派、

進歩派両派の渉猟した資料に基づく平均的推計では＜４万人＞前

後が妥当との線で一致している。何れにせよ日本軍が中国兵や住

民を＜虐殺＞したことには変わりはない。当時の南京の人口は約

＜２０万人＞前後と言われている。すると＜４３万人＞が如何に不

正な誇張された数字であるかが分かる。字句に拘るつもりはない

が「虐殺」したことには変わりはないので「南京＜事件＞」と摩り替

えるのは歴史の真実・事実を歪曲することになる。『南京＜虐殺＞』

とすべきである。・・・

●「集団自決」・・・＜集団死＞と言い換えるのは言語道断、沖縄県

民を愚弄するのも程がある。歴史の背景を無視した無謀な言い換

えである。戦前の皇国史観に基づく皇民化政策で骨の髄まで皇国

臣民としての忠誠を誓った沖縄県民が皇国の為に一命を投げうっ

て集団で自決に追い込まれる、叉は自決する、そういう健気な心情

を理解することなく単なる集団による＜集団死＞と軽薄に受け止め

させるスタンスは研究者の名に値しない。資料渉猟に明け暮れ、

歴史の真実を無視した解釈で事の本質を反故にする？・・・それに

は組しない。・・・今後の論議の俎上にのせて更なる論争を期待す

る。歴史の真実を闇に葬ってはいけないから。・・・

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暑い沖縄！ランニングシャツ１枚で街中 闊歩！

暑い！ううー暑ーい!!　家の中ではランニンギシャツでウロチョロ歩

き回る。外に出れば同じ出で立ちでシャツ１枚で街中を闊歩！　額

に汗して、心地よい微風に吹かれて散策する。汗ばむが心地よ

い。南国沖縄は亜熱帯の気候帯で早、初夏の到来を感触する。５

月の中旬から６月の中旬までが恒例の梅雨で鬱陶（うっとう）しい、

ジメジメした長い憂鬱（ゆううつ）な雨季が続く。気も塞（ふさ）がる。

でも今日は格別、暑過ぎた。夏を思わせる日中である。久々に２時

間程、那覇周辺一周コースをウオーキングした。道行く人も明るい

表情で忙しく通り過ぎる。余儀公園から那覇市役所→国道５８号線

→新都心→儀保十字路→首里へ、と意気揚々と歩き続ける。沖縄

大学から真玉橋（まだんばし）を通って沖縄県庁への定番コースを

歩く。奇跡の１マイル＜国際通り＞を通り抜けUターンしてショッピン

グに切り替える。買い物に早代わりした。十分、体を解（ほぐ）し

た。那覇の新名所「那覇てんぶす館」＜沖縄方言の「てんぶす」と

は＜おへそ＞のことで全ての中心を指す＞でオリオンビールをぐい

と一気に飲み干す。２杯目からは至福の境地に至る。心地よい汗

も、爽やかに滴（したた）り落ちる。この世の生の充実を満喫する。

生きている実感を体得する。世界も日本も沖縄にも生起する諸々

の出来事を超越して卑近な日常に戻ると、ささやかな至福の一時

を体感できる。かつて沖縄が琉球王国の時期（とき）、世界を叉に

掛けて雄飛した先人の足跡に想いをいたす時、その偉大さに眩暈

（めまい）がする。チッポゲな自分を、嫌と言う程、思い知らされる。

日常を静かに顧みると過去の先人の気丈な気概に圧倒される。横

並び一列に平等を謳う現風潮に安堵し、それ以上もそれ以下も目

指さない中流を志向する。一部の天才や秀才、能力のある者に任

せて安閑としている自分を発見する時、切なさや侘（わび）しさを通

り越して諦観に至る。・・・でも、と考える。平凡な暮らしに終始する

自分にも社会貢献の分野で役立つアルファーを成し遂げ奉仕する

余地があるのでは、と考える。そう思い至った時、光明が射してく

る。今日の様に余暇余裕を見出す時に思考はフル回転する。ここ

南国、亜熱帯沖縄は、そういう思いを巡らし思考をする最適な環境

だと自認するようになった。例のビールを一気飲みした後は、静か

に人生の在り様を沈思黙考する。すると、もう一つの至福の一時を

発見する。リフレッシュする余暇は人生の在り様を思考し再認識す

る叉とない機会でもある。大いに自分のこれからの生き様に思い

巡らしてみよう。・・・

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西山判決とジャーナリズムの在り方!?

司法の判断で真実が闇に葬られた。三権分立の崩壊である。２０

年という拘束形式の踏襲で周知の事実・真実が現行法制で反故に

された。建前の法解釈で事を荒立てなかった。ソフトランディングを

選択した。政治性を避ける配慮が、かえって政治的になった。司法

の危機である。裁判官も人間である。冤罪も過去に数多あった。司

法に対する国民の信頼が遠のいた。西山太吉元毎日記者の沖縄

返還協定に纏わる国家賠償訴訟の論点は２つある。・・・

●第一は米国が負担すべき費用（詳細は新聞報道されているので

割愛）を日本政府が肩代わりした密約の可否

●第二は日本政府の密約否定が原告 西山氏の名誉毀損になるど

うかの可否

▲第一は当事の交渉担当者の外務省元アメリカ局長の吉野文六

氏の肯定証言で事実・真実が判明している。国民は周知の事実と

して受け止めている。米国の外交文書公開で密約が厳然として判

明している。この第一の密約が在ったかどうかの司法（東京地裁）

の判決待ちだった。国民は当然、事実を追認し判決を下すものと待

ち望んだ。結果は否だった？？　謝罪要求は拒否された。除斥期

間２０年に阻まれた。

▲第二も第一が拒否されたから（賠償期間が消滅したから）当然、

名誉毀損も有り得ないとの判断・判決を下した・・・

要は単刀直入の明快な判決はYESかNOかである。密約が在った

か無かったかである。その単純明快な回答を避けて――密約の有

無を避けて――政治性を考慮した（避けた）論理に摩り替えた。そ

こで司法の信頼は地に落ちた。国民のしっぺ返しが必ず、到来す

る。西山氏は控訴するという。当然である。事実、真実は覆せな

い。過去の歴史の審判である。・・・国家機密に関する事項は国家

の利益優先の建前、時には真実が闇に葬られることがあっても、

やむを得ない、とのスタンスである。その可否は論議の俎上にのる

だろう。見返りに「沖縄返還」を成し遂げた成果を強調する。真実を

曲げ政府に加担する司法が三権分立の一角を崩した事になりはし

ないのだろうか？翻って西山氏も当事の外交電文を解説的に報道

するのではなく厳然たるニュースとして真正面から報道すべきであ

った。今件が今後のジャーナリズムの在り方に波紋を投げかけた

事になる。報道の自由に一石を投じた事になる。・・・

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風の中の１２の瞳！

眼に入れても痛くない１２の瞳!!　次女の子（私の孫で長女は中学１

年生、４月から２年生になる、次女は４月から新１年生になる）は週

末には必ず実家の私の家へやって来る。恒例になっている。だか

ら週末が待ちどうしい。たまに来ないと何かあったのかと心配にな

る。ちびっ子の幼稚園生は笑みがたえない愛嬌満点の子だ。親バ

カならぬ孫バカというところか！？来たら来たでバカ騒ぎしテンヤ

ワンヤの大騒動となる。これが又、たまらなく楽しい。ストレス解消

の最たるものだ！　長女の子（孫で長男は３年生、長女は今年４月

から中学１年生になる）は１０日に１回の割合でやって来る。これが

又、頼もしい。６人の内で１人の男孫であるＡくんはヤンチャで運動

神経抜群の元気者、好奇心旺盛で、じっとしておれない習性の子

である。長女は今年３月に小学校を卒業した。４月から中学生だ！

つい昨日の様な気がするが身長も私を越して長身になった。頼もし

く感じられた。幼少の頃は、空手のマネをして、やんやの喝采を浴

びた。年末休みに入ったが、暫く来なかったので気になっていた。

今日、やっと来てくれた。大サービスをしてやろうと張り切ったが懐

（ふところ）が寂しく小金が少ない。・・・さあ、子供は風の子だと、近

くの小公園と小学校へ連れて行って、思い存分、運動で発散させ

た。遊具、ジャングルジム、ブランコ、コースター等々で元気エネル

ギーを蒸発させた。長男の子（孫で３年生の女の子）は毎日、やっ

て来る。天下泰平の天真爛漫の子で繊細でデリケートな感受性、

豊かな子である。思いやりがあり、他の孫たちを思いやるやさしさ

を兼ね備えている。どの孫も夫々、特徴・特長があり個性豊かな子

である。孫自慢の孫バカは頂点に達している。この頃、孫を自慢し

ないと気がすまない。気もふさがる様になる。どこの祖父母でも同

じ心境だろうなあ、と推察している。願わくは、今の純真さで屈託な

く伸び伸びと成長してほしい。殺伐とした最近の世相を観るに暗澹

たる思いがするのは私一人ではあるまい。世の親御さん、祖父母

さん、子や孫の為に、各々の持てる力（微力とは思うが）を出しつ

つ連帯して自分たちの身辺から肉親の情を発揮して行こうではあり

ませんか・・・、肉親の情は、かつての日本の美徳だったはずです。

親の子を思う気持ち、子の親を思う気持ちは廃れていないはずで

す。親孝行とか子を愛する親心は古い道徳の徳目ではない。学あ

る御仁は儒教思想、封建思想の残滓として忌み嫌う傾向にある

が、自然の情は思想を超えた人間本来の本質に根ざしている。人

間の真相・実相の発露であると思う。大いに孫や子を自然の情で

接していきたいものだと思う。吾が孫たちよ！伸び伸びと世界へ羽

ばたけ！そう希う昨今である。・・・

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０７年度 予算成立と財政再建 参院選の争点！

平成１９年度の予算が参院で成立した。年度内成立は９年連続となっ

た。政府与党単独で成立に至ったのは問題を残したが国民生活に直

結する法案だけに早期に成立させたのは評価できる。政治とカネの

問題も、燻（くす）ぶっていて未解決で残念だが政策経費を含む予算

だけに早急に成立させたのは良かった。だが、やはり、忘れてはなら

ないのが、「政治とカネ」の問題だ。統一地方選、参院選に紛れて不

問にする事は許されない。農相の法律に則る云々の弁明・弁解は国

民にはマヤカシにしか聴こえない。何もなければ堂々と身の潔白を晴

らすべきだ。――注記：「何トカ還元水」は、お笑い芸人のネタになり

お茶の間に広がっている。残念。――類例・・・小沢氏の資金管理団体

の不動産取得費の事務所費４億円以上、中井元法相の公用車使用

費の事務所費付け替え訂正会見、角田前参院副議長の政治資金不

記載問題等々と・・・与野党に政治不信増幅。辞任すれば一件落着と

いう筋合いの問題ではなかろう。「政治資金規正法」改正論議も頓挫

したまま統一地方選、参院選を迎える。遣りきれない気持ちは私だけ

ではないだろう。・・・山積する重要法案も早期に審議日程に上程して

ほしい。国民投票法案、憲法改正、教育改革関連法案、イラク復興支

援特別措置法の延長問題、特に政府与党が避けている法案を争点に

するくらいの気概を持って野党に論戦を挑んでほしい。翻って今回０７

年度の予算は税増収の追い風を受けて国債発行額を２５．４兆円に

押さえた（前年比４．５兆円の削減、過去最大）。プライマリーバランス

（基礎的財政収支）の赤字も４．４兆円と改善された。政府は国と地方

を合わせた基礎的財政収支の赤字を０１１年を目途に解消する事を目

指している。ある地方では既に一般会計で黒字化している。仮に今回

４．４兆円の赤字が解消されても毎年２０兆円の予算を組む必要があ

る。因みに累積赤字を観ると今２００７年度５４７兆円、２０１０年度６０

５兆円、２０１６年７１５兆円と試算されている。税収の伸びは今後あま

り期待できない。ここ２，３年で抜本的改革の手を打つべきだ。今年度

の一般会計は８３兆円弱である。改善の目玉が税増収と定率減税の

廃止で達成された。景気の回復は世界的傾向である。因みに欧米の

歳出削減の実情を観ると・・・

●ドイツ・・・企業の増税収でＧＤＰ（国内総生産）比で１．７％の赤字が

削減。

●欧州連合（EU）・・・加盟国に課している３％以下を達成（５年ぶり）。

●米国・・・国防費の増加に関わらず税収好調。ブッシュ大統領は１２

会計年度を目途に財政の黒字化を掲げた。

■日本・・・０７年度の長期債務残高（国・地方）はＧＤＰの１．４倍以上

で単年度の赤字もＧＤＰの約４％。「骨太の方針」（０６年７月に閣議決

定した 経済財政運営 ）は債務膨張を阻止する為に２０１１年度を目途

に「基礎的財政収支」（プライマリーバランス）を黒字化する、と方針を

打ち出した。与野党の論議の鬩ぎあいは・・・１．公共事業費２．政策

経費３．消費税UＰ４．社会保障費（高齢化に伴う年金、医療、介護

等々・・・）５．少子化対策・・・統一地方選、参院選の争点に堂々と論

戦を展開してもらいたい。・・・付記：憲法論議は喫緊の課題ではな

い。慎重に幅広く国民の意見を集約して取り組むべき懸案であ

る。・・・

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安倍政権 半年の評価と内外を取巻く課題！

今日 ２６日で安倍内閣誕生から半年が経った。緒戦の滑り出し好

調で未知の大物の風格を感じさせた。訪韓、訪中で日韓、日中の

外交修復を果した。前途に洋々たる兆しを実感させた。小泉政権

の失政を修復しアジア外交にシフトした印象は強烈だった。支持率

も６７％でスタート。無党派層の支持率も５３％と好調、民主党支持

者からも４２％の高支持率を獲得、　若さと新鮮さで国民を魅了し

た。そして半年が経過した。支持率の急落、直近の支持率は３

５％。首を傾げたくなる下降ぶりである。どうした？安倍晋三総

理!?・・・悲運の将！矢面に立つ。理由はいろいろ挙げられる。内政

では・・・

●郵政造反組の復党

●タウンミーティングのやらせ問題

●政府税調会長及び行革担当相の辞任

●厚生労働相の「産む機械」発言

●農相の事務所費、光熱水費問題

●衛藤前衆院議員の復党

●衛藤前衆院議員の復党では８０％以上が評価しない、松岡農相

には４８％が辞任を要求、４６％が説明責任を果していない、と世

論調査の結果が出ている。首相自身の責任は希薄でも任命責任

は免れない。記者団との質疑応答でも開き直りが指摘されている。

国政レベルでは明快な説明責任と納得のいく答弁が必要なのだが

身内に甘く、擁護と弁明で切り抜ける。相手に対する対応では強行

姿勢を貫くべき相手 事例事象と、柔軟姿勢で対すべき相手とを混

同しミスマッチやチグハグが指摘されている。そこに不透明感を国

民に抱かせている。＜言語明瞭、意味不明＞と揶揄された首相も

居られたが、最近の安倍首相はそれに、どこか似通った感がしな

いでもない。直近では「国民投票法案」の民主党との攻防、天下り

あっせん禁止「新人材バンク」の政府与党内の調整攻防等、問題

は山積している。　外交では北朝鮮への拉致問題に対する日本政

府の姿勢は一貫したスタンスで高く評価される。友好国イランに対

する姿勢も評価されていいのではないのか（ウラン濃縮に対する日

本政府のスタンス、是は是、非は非の麻生外相の発言）。４月には

中国の温家宝首相が来日する。どういう対応をするのか国民は注

視している。統一地方選、参院選の前哨戦が既に始まっている。

内政、外交の対応を誤ると直接、来る選挙に影響してくる。安閑と

していられない。与野党を問わずこれからが正念場である。共に頑

張ってほしい。・・・

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武士の情けの顕現 熊谷直実の武士から僧への念仏行脚！

「仁」は儒教の根幹をなす孟子の思想のひとつである。孟子、曰く

「不仁にして国を得る者は、之有り、不仁にして天下を得る者は、

未だ之有らざるなり」と・・・。「仁」は平たく言えば＜あわれみ＞とか

＜おもいやり＞の心情だ。「武士の情け」の顕現といってもいい。

戦国武将は「仁」なくして戦いに勝つことは出来ても「仁」を持たず

しては天下を執ることは出来ない、と言っている。「武士の情け」を

もう少し紐解いてみよう。それは「武士が自分よりも弱い者に与え

る恩恵であり、転じて、強い者が弱い者に施す恩恵の例え」を意味

する。即ち、たとえ経済的に裕福でなくても鷹揚な精神で立場の弱

い者に対する寛大な心を示すことである。新渡戸稲造氏の「武士

道」を援用すると、日本古来の情緒的、叙情的な趣のある言葉であ

る。例を熊谷直実（くまがいなおざね）＜武蔵熊谷郷の武人＞と平

敦盛（たいらのあつもり）＜平家一門武将＞との悲運物語で「能」

の『敦盛』の題材にもなっている。時は 一の谷の合戦 での一件で

ある。「海上、遠く沖の平氏の船に取り残された平氏の武将との一

騎打ちに挑んだ熊谷直実は自分から名乗りをあげ、相手の名を問

うた。だが、相手は名乗らない。自分が平家一門の 平 敦盛 であ

ることを知られれば、その首を狙って源氏の雑兵（ぞうひょう＝身分

の軽い兵卒）が手柄を立てる為に殺到するに違いない、そう思って

敦盛は名乗らなかった。戦国時代は雑兵に首をとられる事を不名

誉極まりないと忌み嫌った。蛮勇の熊谷は名乗らない武将をいぶ

かり兜を剥ぎ取った。そこに観たのは肌の白い少年の顔であった。

不意を撃たれた衝撃のあまり、暫し立ち竦んだ・・・。「あなたを殺す

気はない。さあ、どこかへ逃げなさい」と逃亡をすすめた。だが、敦

盛は「はやく首を斬れ」と頑として動じない。折りしも味方の源氏の

軍勢が近づいて来る。熊谷は意を決して「武士の情け」を顕現し

た。悲壮な決意である。名もなき雑兵の手に掛けるよりは自分の手

で・・・。そう決意した。＜後の供養も自分の手＞で、と断行し

た。・・・敦盛の首を斬った熊谷直実は凱旋の後、武士の身分を捨

て「僧」になった。余生を敦盛の供養の念仏行脚に費やした。「武

士の情け」を地でいく熊谷の崇高な精神の顕現である。顧みるに日

本古来の情趣溢れる叙情が失われていく昨今に想いを馳せると歴

史の一齣に垣間見る武士道の精神の喪失を思い知らされる。理不

尽な事件事故の頻発する現代、現状に心を痛め、かつての「美し

い日本の国」の精神文化の帰趨を願わずにはいられない。懐古的

復古調の武士道ではなく正しい「武士道の精神」の復活を夢見る。

見果てぬ夢でもその精神は喪失したくない。・・・

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北朝鮮 国際常識逸した退席と日本ミサイル迎撃可能!?

目に余る国際常識を逸脱した北朝鮮の無言の退席は５カ国に多大

な迷惑をかけた。自分の主張が通らなかったからと言って参加国

の迷惑も顧みず国際舞台で休会に追い込む。身勝手にも程があ

る。詰めの段階で手続き上の困難が予測されたが北朝鮮を除く５カ

国は真摯な約束履行で解決をみるものと構えていた。あくまで対話

で解決可能との読みがあった。ところが、いとも簡単に反故にされ

た。金融凍結の全額解除（入金確認）がない限り初期段階措置に

よる核問題の解決は有り得ないとの意向である。議論の先延ばし

の戦術にでた。マカオ銀行の２５００万ドルの資金凍結解除を経て

中国銀行への移管確認が出来ない事を理由に退席、帰国した。だ

から核の停止・封印やＩＡＥＡ（国際原子力機関）の査察等の受け入

れに応じられないし核放棄の初期段階の措置も応じられないと拒

否した。先延ばしで得るものは何もない。北朝鮮の国民が飢えに

直面し路頭に迷うばかりだ。国際社会から益々、孤立し国家を窮

地に追い込むばかりだ。拉致問題では日本外すしを意図するが、

それも逆に北朝鮮が孤立するだけである。報道によれば友好国ロ

シアに食料・日常生活必需品の膨大な援助を請うている。見返りに

弱小の労働力を提供する提案をしている。ロシアが、それをどう受

け止めるかも見極めたい。翻って日本は万一に備え「緊急対処要

領」を閣議決定した。自衛隊法に基づき他国（北朝鮮・他）が万一、

弾道ミサイルを発射した場合、「ミサイル（ＭＤ）防衛システム」を独

自で構築し備える。首都圏をカバーする＜地対空誘導弾パトリオッ

ト（ＰＡＣ３）＞を航空自衛隊第一高射群・入間基地（埼玉県）に配

備する。これで文字通り＜ミサイル迎撃＞が可能になる。

発射の段階手順は・・・防衛相が命令できるケースとして・・・

１．ミサイル発射の疑いや恐れがある場合

２．人工衛星打ち上げ用ロケットなどが落下する恐れがある場合と

する。

又、２００５年７月「自衛隊法改正」でＭＤの法的枠組み整備で・・・

イ　発射の明確な兆候があり時間に余裕がある場合は、防衛相が

首相の承認を得て迎撃を命令する

ロ　首相の承認を得る余裕がない緊急時は、「緊急対処要領」に従

い、防衛相が事前に迎撃を命じ、発射されれば＜現場指揮官＞の

判断で迎撃する・・・となっている。

防衛省は＜ＰＡＣ３＞を２０１０年末までに順次敷設を予定している・・・

●浜松基地（静岡県）、●岐阜基地（岐阜県）は本部の第四高射群

に配備

●春日基地（福岡県）が本部の第二高射群に配置予定

■並行してイージス艦搭載の＜海上配備型迎撃ミサイル（ＳＭ３）

＞も配備予定・・・

世界の軍備状況が様変わりした現今、特に東（北）アジア情勢に対

処するに、ある程度の自衛・防衛は、やも得ない現実的問題となっ

ている。そのターゲットは言うまでもなく北朝鮮の横暴を、けん制す

る意味合いが大きい。その意義態様は大きいと言わざるを得な

い。・・・

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「戦争と平和」を読破してテーマを探る！

騒々しい世相だからこそ心の平安を求めて現世を逃避する衝動に

駆られて寄り道をしながら模索した。それも又、一つの生き方であ

る。懸案の世界名作 大河小説を読破するのも終生の願望だった。

頻発する事件事故のささやかな論評を試みるのも価値があると思

うのだが、一歩、引き下がり人生を俯瞰するに過去を振り返り未来

を予見する事が有力な手段だとも思った。それには定番となってい

る世界の大河ロマンにその糸口を見出すのが有効であるのでは、

と思う・・・。トルストイの「戦争と平和」は波乱万丈の雄大な人間模

様を描ききった名作である。梗概を概観しながら感想を述べたいと

思う。・・・『「戦争と平和」から→「戦争と民衆」が事の本質を表現し

ている表題ではないのかと思う。帝政ロシアの貴族の生活を活写し

ながら実は＜民衆の強かさ、エネルギー＞が主題になってい

る。』・・・１８０５年のナポレオン戦争勃発から１５年間の戦争を背

景として描いた大河ロマンである。トルストイは５年をかけて完成し

た。ロシア貴族の興亡を通して新しい時代への息吹を描写する。そ

れは歴史小説にもなっている。全編を貫いている普遍のテーマは

時の貴族や皇帝ではなく歴史に翻弄されながらも逞しく生きる＜民

衆のエネルギー＞であり＜限りなく生き切る逞しさ・強かさ、生き方

＞である。歴史の舞台に登場する民衆の総体であり総和である。

因みにロシア語では「平和」も「地球」も「民衆」も同一の単語であ

る。だから「民衆」が→「平和」と翻訳された。・・・歴史的背景を観

るに第一次ナポレオン戦争勃発直前（１８０５年）から１８１２年の祖

国戦争とエピローグまでの１５年間の戦争である。６０万の大軍を

率いたナポレオンのロシア侵入の１８１６年からの舞台である。ナ

ポレオン軍はロシア軍の抵抗を受けることなくモスクワに入城する

が大火によって廃墟と化したモスクワを撤退する羽目になる。そし

てロシア軍の追撃を受けるに到る。その間の登場人物は優に５５０

人を超えている。実在の人物としてはアレクサンドル一世やナポレ

オン、トルストイの肉親など多彩である。主要人物はアンドレイ、ピョ

ートル（愛称ピエール）、ナターリア（愛称ナターシャ）の３人の人生

模様で描かれている。当事の貴族社会の虚偽、欺瞞、退廃と対極

にある対照的な民衆社会、理知と素朴、人工と自然、その対比が

見事に浮き彫りにされる。文豪トルストイならではの離れ業であり

見事な活写である。人間の素朴さと雄大なロシアの自然との対

比、トルストイの自然を愛し人間肯定の思想が如実に顕現されてい

る。温故知新は世界の、日本の、名作に紐解くのもその回答が得

られる。有閑マダムならぬ有閑亭主族は偶（たま）には定年の特権

を有効に活用して読書三昧に浸るのも乙なものである。端折って記

述したが一度は世界の日本の名作を渉猟するのを薦めたい。・・・

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７月参院選への布石となるか 統一地方選!!

今日２２日、１３都道県の知事選が告示された。いよいよ統一地方

選への序曲である。４月８日の開票日で当落が決まる。４月２２日

は福島、沖縄の参院補欠選でこれ又、審判が下る開票日であり結

果が決まる。その可否が７月の参院選を大いに左右する。与野党

を問わず結果に必死になるのは当然である。東京都知事選は現職

の石原氏と元宮城県知事の浅野氏が政党の推薦を受けず支援に

留まる。東京都足立区の元区長吉田氏だけが共産党の推薦を受

けている。建築家の黒川氏、ドクター仲松氏、タレント候補の独自

の遣り方で臨む・・・。華やかな顔ぶれが出揃い選挙戦を展開する。

久しぶりに選挙らしい日々が続くに違いない。今回の場合は大方

の予想を裏切ってサプライズが露出・露見する選挙となる、と巷で

は専らの囁である。従来の無党派層が左右する選挙とは異なった

新しい傾向がでてくると通の間では認識されている。正鵠を得た選

挙戦が到来したという訳だ。選挙民も候補者を観る基準を「マニフェ

スト」を参考にする、と調査の結果、分かっている。各候補者は明

確な主義主張を政策論として掲げて選挙民に訴えてほしい。公約

は必ず実現する意気込みで選挙戦に臨んでほしい。その誠意と情

熱と実現性が首長を選ぶ決め手になる。それに鑑み最近の選挙戦

は変化してきた。政府、中央と地方の支持・支援の在り方が変わっ

てきた。具体例を観てみよう。・・・

●対決型（自民、民主、共産）・・・北海道、岩手、福岡

●支援型・・・東京、神奈川（自民党、民主党）、他５県の知事選

●相乗型・・・福井、三重（共産党との対決＜自民、民主両党＞）

●不戦敗型・・・奈良、鳥取、徳島、佐賀、大分（民主党が独自候補

を擁立出来ず）

以上を観るに民主党が「自民との相乗り禁止」を表明した決意はど

うなったのか、気になる。翻って、参院選は国政レベルの選挙戦で

日本全体の方向を決める全国を視野に入れたこの国の容を形成す

る選挙である。一方、地方の首長選は地方独自の課題解決の選

挙となる。長年の経験からして従来の＜依頼型、請願型＞の選挙

戦から脱皮した「公約型」（政策マニフェスト）で争う選挙戦に改変、

変革すべきであろう、と思う。無党派層が選挙を左右する時代は過

ぎ去った、そう自覚すべきである。「政策・マニフェスト」を観て決め

る傾向が出てきたからである。各候補者も独自の「政策」を展開す

る主義主張に全力投入して選挙戦を戦ってほしい。あの宮崎県の

東国原英夫知事の「政策」を前面に出しての勝利が其の事を如実

に物語っている。選挙民の眼が肥えてきた証左である・・・。私もそ

の観点から選挙に臨む。来る統一地方選や参院選の成り行きを見

詰めていきたい。・・・

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バラ色の未来描く イノベーション２５ いよいよ始動！

懸案の安倍内閣の目玉施策「イノベーション２５」が始動する。全国

紙をはじめ各都道府県の地方紙にも政府広報 内閣府の宣伝とし

て広告されている。特にこれからの未来社会を担う小学生へ「イノ

ベーション２０２５年の夢」を募集している。――みなさんの描く未来

の夢を、安倍総理と高市大臣に教えて下さい――と募集要項が記

された。２０２５年を目指し、未来を創るチャレンジが始まっていま

す、と大々的に広報。６大力点を挙げ日本の姿の具体化を目指し

て、政府は５月末に「イノベーション２５」をとりまとめる。・・・

▲６大力点項目・・・

●環境を経済成長と国際貢献のエンジンに

●科学技術投資の抜本的な充

●次世代投資倍増（若者、ＩＴ利用拡大）

●イノベーション創出への規制・制度の見直し

●大学改革

●「イノベーション立国」に向けた推進体制整備

大人が、子供が描くバラ色の日本の未来はどう描かれるのか、楽

しみである。奇抜なアイディア、実用的な利便性、奇想天外な文物

の登場、子供ならではの瑞々しい発想、大いに期待したい。例示し

た幾つかを再現すると・・・

◎カプセル１錠で就寝中に健康診断

◎一家に一台家庭用ロボット導入

◎自動翻訳機を備えたヘッドホン

◎走れば走るほど空気を綺麗にする自動車

◎東京―成田１５分、東京―大阪５０分

◎子供や高齢者の安全を守るセンサネットワーク

等々、ワクワク・ドキドキの連続の事例が列挙。募集アイディアが待

ちどうしい。政府広報・広告を見て応募し、私たちの度肝を抜いて

下さい。楽しみにしています。・・・

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働く貧困層を減らす決め手になるか最低賃金制度！

最低賃金法の改定案が国会に提出された。政府は労働者の労働

力の向上と生活の安定を図るため３９年ぶりの改正を目指した。格

差是正の目玉の１つがこの改正最低賃金法案だ。年収が２００万

円に満たない労働者が１０００万人いると言われる。その改正案が

所謂「働く貧困層」・ワーキングプアの解消に繋がるとの狙いだが

果してそうなのだろうか、疑問と言わざるを得ない。・・・

改正の要旨は・・・

１．地域別、産業別等 複数の最低賃金のうち地域別最低賃金をセ

フティーネットとして義務化する

２．賃金額の決定は「生活保護」との整合性に配慮する

３．違反者の罰則金は「２万円以下」から「５０万円以下」と重くす

る・・・

従来、ワーキングプアは「生活保護費」との対比で批判された。例

えば１日８時間労働で東京都（地域別の最高額）の時給７１９円、

沖縄（地域別最低額）６１０円、東京都１日＜７１９円×８時間＝５,

７５２円＞、沖縄１日＜６１０円×８時間＝４,８８０円＞。その差額８

７２円＜５,７５２円－４,８８０円＝８７２円＞。月額にして東京都＜５,

７５２円×２２日＝１２万６,５４４円＞、沖縄＜４,８８０円×２２日日

＝１０万７,３６０円＞で　月額の差額は１万９,１８４円、　年額にして

＜１９,１８４円×１２月＝２３万０,２０８円、となる。最高額と最低額

の差である。・・・

●生活保護費（住宅扶助費含む）は１４万余円（都区部１８歳～１９

歳単身者）。東京都の＜働く貧困層＞と「生活保護費１４万円」と

の差額が「２万円」＜１４万円－１２万円＝２万円＞ある。沖縄での

＜働く貧困層＞と「生活保護費１４万円」との差額が「３万３千円」

＜１４万円－１０万７千円＝３万３千円＞ある。・・・働くのが馬鹿ら

しくなり「生活保護費」を申請して（申請が受理できる工夫をして）働

かずに政府から無償で「生活保護費」を貰うのが得策だと考えても

責めることは出来ない。法に準拠しての受理だから・・・。

■地域別最低賃金の決定方法は・・・都道府県ごとに「地方最低賃

金審査会」が最低額を決めて答申し最終的には各都道府県の労

働局長が決定する。審議会が地域の実情を考慮しての決定だが、

押し並べて全国を俯瞰すると益々、その格差は広がるばかりであ

る。・・・

▲外国では全国一律に決めている。民主党や共産党、一部の労組

が世界の趨勢に準じて全国一律の最低賃金創設を主張している。

その全国一律の最低賃金に上乗せして各都道府県が決定する、

それも検討に値すると思う。各先進国の最低賃金　英国は＜１,２７

７円＞、フランスは＜１,３０８円＞、米国は＜８４８円＞の予定。日

本は先進国の中では最低水準である。・・・

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各省庁の政策評価と総務省評価 会計監査院との関係！

山積する日本の課題が徐々に解決をみることは国民の願いであ

る。現状よりも一歩も二歩も前進するのは喜ばしい。不完全でも暫

時、改定されることは進歩である。＜政策評価＞に関していえば爾

来、５年になる。総務省が各省庁の総まとめ的役目をする。会計監

査院は税金が適法且つ妥当に使用されているかを監視する。各省

庁独自の＜政策評価＞はその効果を分析評価し政策の見直しに

役立てる。ところが、そこに隘路がある。公共事業に例をとれば１０

０件中、１４件の問題が見つかった。一例として北海道旭川市の＜

忠別ダム＞事業の人口の見積もり予測を誤り人口の増加を算定の

基礎にした。ところが実際は５年間で３,３００人の減少で水道水の

確保に支障をきたした。当初、厚生労働省は人口増加に伴う事業

継続の必要性を訴えた。ところが総務省の評価・チェックでやり直し

を求めた。その結果、事業費の約４２億５千万円が削減された（浄

水場拡張中止・縮小で）。縦割り行政の弊害が露呈した例である。

早くに厚生労働省が最近の人口推計で政策評価をきちんと算出し

ていれば無駄の削減が防げた。他省庁も押して知るべし、である。

事前に税金の無駄の防止に努めるべく評価の観点の共通項を抽

出して例示すべきだ。――需要予測の内容とその手法の可否、他

事業への転化が有効ではないのか等々――＜政策評価＞は各省

庁に任されている関係上、身内意識で甘くなる。その防止の為、各

省庁に「第三者機関」が設置されているのだが・・・。ところが現状

は膨大な課題山積で、形式的な審査で形骸化が指摘されている。

その改革も喫緊の課題になっている。各省庁のＨＰ（ホームペー

ジ）で政策評価の結果を観ることが出来るが＜データや評価手法

＞は公開されていない。そこがネックである。何れにせよ縦横の横

断的連携を密にして効率能率的に運営し税金の無駄を省くべき

だ。国民の見えないところで数多の税金の無駄遣いがある。その

見直しも必要だ。・・・

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東京都知事選 立候補予定者のテレビ討論を視聴して！

白熱ある討論で久々の興奮をおぼえた。４候補者とも持論を展開

し、視聴者の立場からは分かりやすかった。政治離れが取りざたさ

れている昨今、テレビ局の企画が功を奏した。視聴率も良かったの

ではなかろうか。テレビ当局が用意した、整理された論点での討論

で各候補者の主張が浮き彫りにされた。東京都民がどう審判を下

すか、選挙結果が待ちどうしい。日本の顔、表玄関の世界の都市、

東京がだれを世界に伍する相応しいトップとして選出するか、世界

のマスコミ、メディアも最大の関心があり大々的に報ずるに違いな

い。４候補とも個性ある一家言を持ちユニークで、それぞれの業界・

出自で名を成している錚錚（そうそう）たるメンバー・顔ぶれである。

僻遠の地でも興味関心があり世界の大都市 東京の顔が誰になる

のか今からその行方が気になる。田原流（テレビ司会者・コーディ

ネーター）に視点を定めて評論すると＜クリーン　オネスト　ビユー

ティフル＞の眼から観るとどうなるのか、「透明さ　正直さ　清潔さ

（潔さ）」４者４様、それぞれ評価が割れるところ・・・。先だっての生

活実態調査（格差拡大）を観るに都道府県の年間平均所得が東京

都は約４５５万円で第１位、最下位が沖縄県で１９８万円。２５０万

円の格差がある。つまり東京都民は生活においては、やや満足度

が大きい。勿論、物価、地価、生活必需品等が大都市と地方では

格差が大きいだけに単純比較は出来ない。同じ物品、生活必需品

でも格差が大きい。物価、地価では尚更である。でも地方から観る

と都民はビユーティフルな生活をエンジョイし、地方の生活と比べた

ら、やや中流以上の生活をしているのではなかろうか！？生活実

態調査から観てそう思わざるを得ない。・・・今回の選挙の争点が生

活格差を取上げて争点としている候補者もおられる。情報公開でク

リーンさを前面に出して訴えている方もおられる。未来の在るべき

東京都像、グランドデザインを描いて訴えている候補者もおられ

る。２１世紀の東京都を担う若者に夢を持たせるためにオリンピック

の誘致を訴えている方もおられる。各々ユニークで個性ある政策を

掲げて選挙に臨もうとしている。どの候補者に世界の顔、マンモス

都市、東京都を任せるか、都民（選挙民）は、じっくり腰をすえて熟

考し選挙に臨んでほしい。僻遠の地から、そっと成り行きを見守り

たい。・・・

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新人材バンク創設 反対勢力に武士道"義"で突破せよ！

改革には例のごとく百パーセント賛成という訳にはいかない。必ず

反対勢力が異議を唱える。尤もらしい論理でケチをつける。自身や

身内の保身の術の延長線上にその事は露呈されるのが常だ。大

多数の国民は常識の眼で事の真相を見抜く。改革であれ改悪であ

れ費用は全て国民の税金で賄われる。総論で賛成し各論で反対す

る例の構図だ。各省庁独自で天下り先を――定年間際の慣習とし

て――選択選別し依頼する。各省庁の先陣隊先輩が天下り先で後

釜を用意してくれる。天下り先での退職金の再々度の大金を手に

入れる。それで、やっと同期入省庁の生涯賃金給与が同じになる

計算だ。悪弊というしかない。税金の無駄遣いの最たるものだ！　

公社、公庫、公企業等の特殊法人なるものの無数の不要不急の

乱立先が受け皿となったり各省庁の先々輩が築いた悪しき旧弊の

天下り先、民間企業が受け皿となり談合体質を生む震源にもなっ

ている。安倍首相も渡辺行政改革担当相に経済財政諮問会議で

指示した。一元化した官邸主導の再就職を斡旋する「新人材バン

ク」を創設する事を・・・。それに種々の歯止めをかけた（骨抜きを防

止する種々の制約や罰則を設けた、その事が最も大切）。利害が

絡む省庁は表向きには反対はできないので従来の隘路を盾に反

対している。＜現実的に機能するかどうか＞とか、＜過去に類似

の機構で１件しか斡旋依頼がなかった＞とか、・・・総論で賛成なら

国民の眼からも常識の範疇なので断固、反対を押し切って断行す

べきである。「勇」をもって断行してほしい。翻って武士道の「勇」と

は新渡戸稲造氏の言説を引用すると――徳川光圀＜水戸黄門＞

の言葉で説明――『一命を軽んずるは士（武士）の職分なれば、さ

して珍しからぬ事にて候、血気の勇は盗賊も之を致すものなり。侍

の侍たる所以は其の場所を引退して忠節になる事もあり。其場所

にて討死して忠誠になる事もあり。之を死すべき時に死し、生くべ

きときに生くといふなり』と・・・。（注釈：私は決して犠牲的忠誠心、

戦前の国家主義的天皇観の武士道＜イコール＝切腹＞を奨励し

ているものではない）・・・言わんとするところは「”武士道”における

「勇」は＜道理をわきまえた、道筋のたった「勇気」＞を指してい

る。武士道における「義」も「勇」も車の両輪の関係にあると言え

る。孔子も「義を見てせざるは勇なきなり」と言っている。最大公約

数で集約するであろう「新人材バンク」の創設は武士道の「勇」をも

って断行すべし、と担当大臣の渡辺氏に促したい。それこそ万難を

排して蛮勇をもって創設に漕ぎ着けるべし。一国民の切実な願いで

ある。判断の資料として新聞紙上に掲載された「公務員制度改革

案要旨」を記載する。

 

付記：公務員制度改革案のポイント

１．中央省庁の天下りあっせんは一定の移行期間後、禁止し「新人

材バンク」に移行

２．官僚の求職活動などを禁止する「行為規制」を導入

３．２,００７年度に各省庁の課長以上のポストの１割を公募

４．能力・業績評価に基づく人事制度を導入

５．業務成績不良者は分限処分で厳格に対処

６．専門スタッフ職制を導入し退職年齢を引き上げ定年延長も検討

７．労働基本権の付与について検討

８．官民の人物移動の促進

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