世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

福田首相 久々の大決断 クラスター弾 全面禁止に合意!

2008年05月31日 | Weblog

150億円をかけて装備した日本のクラスター弾。“外敵からの抑止力”の

大義名分で保有している。日本の従来のスタンスは日米同盟の基、米国に配

慮して「部分的禁止」条約と適用までの 猶予期間 には 賛同 していたが、それ

を押し切って<全面禁止>に 合意 した事は日本の自主的判断での快挙であ

る。廃棄に要する費用も100億円、掛かるとの試算である。ところが全面禁止

が決まった直後に石茂防衛相は、クラスターに代わる <外敵からの“抑止力”

>を装備する必要があると力説した。気になる発言である。・・・世界のクラスタ

ー弾保有の軍事大国 米国、ロシア、中国が参加してないのも懸念される。良

心的合意も有名無実に終わる恐れがある。それにしても福田首相の決断で全

面禁止に合意した事は久々の大勇断であり大決断である。意図の見えにくい

優柔不断のスタンスを打ち崩すのに決定打を与えたと言っていい程の大ヒット

である。内閣支持率の向上が顕現されるものと思う。外交で着々と実績を示し

つつある牛歩の戦術も功を奏しつつある。7月の洞爺湖サミットまで どれだけ

支持率が向上、回復するのかも関心の的である。・・・ガソリンの高騰に歯止め

が掛からず金余りの投機マネーの浮遊で上限が何処まで行き着くのかも知れ

ない実情に不安が増大している。連動して諸物価も続々、値上がりを余儀なく

されている。悪循環が国内を初め世界に蔓延しつつある。そういう現実に内

政、外交がどれだけ国民に安心、安全を与えるか、福田政権の正念場でもあ

る。事案・案件・懸案の多い内政・外交に福田政権がどう立ち向かい解決にこ

ぎ付けていくのかも、これからの政権の行方を左右する。国民は微に入り細を

穿って注視している。・・・

付記:・・・

■「オスロ」会議で<条約採択>

■クラスター(集束=cluster)弾の製造、禁止を決めた条約交渉してきた有志

国主導の国際会議<オスロ・プロセス>

■アイルランドの首都「ダブリン」で全体会議

■クラスター即時・全面禁止条約(オキャリ議長=アイルランド軍縮大使)

■約110ヵ国が全会一致で採択

■有志国(ノルウェー、アイルランド、ニュージーランド・・・)と国際非政府組織

(NGO)が主導

■国連主導交渉枠組外での軍縮条約では1997年の「オタワ条約」(対人地雷

禁止条約)以来の条約締結

■8年以内に廃棄(保有国)

■10年以内に除去、破壊(領土内 残存弾)

 


日本の伝統的美質 “抑制の美学” 喪失が・・・!

2008年05月30日 | Weblog

こうも常識はずれの事件事故が噴出すると、それが日常茶飯事になり感

覚が麻痺する。事の善悪が鈍くなる。考えてみると空恐ろしい事である。 向こ

う三軒両隣 は、空の彼方の他所事になり人間的温もり も、今は昔の語り草と

なった。―嘆かわしい世の中になった―あの日本の 伝統的美質 長屋のお節

介(屋さん) も居なくなり ガミガミ爺さん も居なくなった。それに引き換え、隣の

アパートの住人は危険人物になった。犯行は何時、誰の身にも迫って来るかも

知れなくなった。・・・総じて 人間関係の欠如(人間失格)、人間的温かさ 温もり

が喪失した。・・・テレビで何食わぬ顔で、当事者でありながら、事件とは無関係

を装って応答する。その ふてぶてしさ、 と言うより他人に成り済ましての応答、

厚顔さ、が、現代の世相を如実に物語っている。何故こうも常識はずれの言動

が罷り通るようになったのか、それなりの原因があろうとは思うが、平均的日本

人の感覚からすれば土俵外の出来事であり受け入れ難い。否、受け入れられ

ない。今でもそうだが一昔前では、到底、考えられない出来事の噴出である。

連日の新聞も、報道も、テレビ放映も、当事者を映し出しているが、見る限り、

ごく普通の人である。何故こうも凶悪凶暴な事件の当事者になるのか想像し難

い。精神的内面を覗き見る術はないが、それなりの専門的見地からは理由を

立証する事は出来るであろう。経済優先の世相の反映であるとか、その結果

の格差社会の拡大、新ニヒリズムの台頭、人間関係の希薄、仕事の受け皿が

ない 従ってニートやパートと正社員との差別的格差等々が複雑に、複合的に

絡み合い、世の中を <負の眼識>で観る様になる。 別の観点からは「“セレ

トニン”の不足」が凶暴な行為に走らせる、と医学的な見地から専門家は指摘

する。・・・いろいろと百家争鳴である・・・。が、私の見解は「<日本古来の伝統

的美質>=“抑制の美学”の喪失」が決定的要因ではなかろうか、と思ってい

る。懐古趣味での開陳ではなく、それこそ、『日本的伝統に根差した“温故知

新”の精神の復活』が救世主になる様な気がしてならない。そういう日本の伝統

的美質“抑制の美学”を流布する時期が到来した、と思っている。・・・


公務員改革 序の口 具体的法案成立まで眼が離せない!

2008年05月29日 | Weblog

国家公務員制度改革 基本法 案の政府提出案が与党と民主党が修正案

で合意した。民主党案に大幅に歩み寄った修正案である。官僚寄りとの福田

首相が省庁・官僚の抵抗を押し切って幹部人事(幹部候補者名簿による各省

庁作成を反故にして)を官房長官が一元管理する「内閣官房人事局」(民主党

案)に一括した事は画期的でさえある。でも問題も無いではない。

―政府・与党にとっても民主党にとっても双方の思惑が一致した事情がある―

予想される衆院解散・総選挙を睨んでの駆け引きである。失政・失策が続発し

ている政府・与党にとっては、ここで国民の最大の関心事である公務員改革が

頓挫しては福田政権が致命的となり終幕を意味する。民主党にとっても何でも

反対、反対の代名詞では政権担当能力が疑われるとの読みがあった。・・・曲

りなりにも成立の見通しが立ったのは朗報である・・・。官僚制度の黎明期当初

は政治主導で、生え抜きの優秀な官僚の技量と情熱を駆使して一大政治の殿

堂を築いた。それが長い間の惰性的・マンネリ的政治疲労をきたし、ぬるま湯

に浸かった機構に成り下がった。<省益あって 国益なし>と揶揄される様にな

った。そこに改革の必要性が叫ばれる様になった。今回の改革まで漕ぎつけた

経緯である。その改革も序の口に就いたばかりである。これからが本格的な真

の改革が始動する。だから眼が離せない。・・・一歩 前進した事は、国会議員

と公務員の接触制限を民主党の要求通り削除して、その代り、<接触記録の

情報公開>を盛り込んだ事である。又、日本が国連から勧告されている「労働

基本権」に関しての 詰め も、これからである。<団体協約締結権>(給与水

準などの条件を労使で決定する)の付与の拡大の方向を明確化した事等も前

進である。具体的法案は「~個別法」で機能する事になる。その<個別法>の

成立段階で再び『官僚』が罷り通る事になれば、何の為の<改革基本法案>

だったのか、と悔やまれる事になる。しかも、最も、懸念されるのは『天下り禁

止』を棚上げした事だ。随契、談合の温床を放置し、官民癒着の構図を温存し

ては何の改革ぞ!・・・ともなりかねない。そういう問題点も今後の課題であり注

目すべき点だ。・・・

 


情報収集と検索エンジンとウィキペディアの利用!

2008年05月28日 | Weblog

情報収集にはネットの活用を専属としている方も多いと思う。私は「電子

辞書」を主たる情報源にしているが、最新の事象や世相ものでは、やはり ネッ

トの検索エンジン を頼りにしている。YahooやGoogleを使用している。最近は

執筆・投稿と編集の両方が可能なWikipediaも重宝している。不特定多数が書

き込みと編集をするので信頼性が問題となっているが、編集方針をちゃんと守

っているなら問題はない。中には編集方針を無視して削除、編集している方も

居るが運営者の判断で投稿ブロックされている。心ある多数の利用者は良心

的に追加したり削除したりして運営者に迷惑をかけない方途を講じている。・・・

ところが最新の「電子辞書」には10万語に近い内蔵された英単語にネイティブ

の発音が聴ける様になった。例題にも音声で聴けて利用者の便を図っている。

英語以外の他国語も収録されていて国際的な広がりを見せている。外国旅行

には便利この上ない。読者参加の<ウィキペディア>は字引としての単語その

ものの意味を載せているというより<百科事典>なので解説や背景、事象等

の説明を主としている。勿論、語句の意味も説明している。信頼の置ける情報

になるべく工夫を凝らしている。その一端を挙げると・・・

■はじめに

1. 調べる・読む

2. 執筆する

3. 編集方針

4. 著作権に注意

5. 運営

6. 交流・議論

の章に分けて、事、細かに説明している。例えば・・・(以下は<引用部分>で

ある)・・・

■3.「執筆する」

一 既存の記事を編集するには 

二 新しい記事を書くには 

三 マークアップ 

四 執筆する時の便利な機能

五 ログインすると 

六 特殊なページ・・・リダイレクトページ、曖昧さ回避ページ となっている。

■4.「編集方針」 

一 事典の内容・・・中立的な観点、差別表現や人権侵害について、著作権侵害

は絶対だめ、字引ではない 

二 記事の体裁・・・記事名、本文、表記、レイアウト・スタイル三 少しずつ育てて

いく

■5.「著作権侵害に注意」

一 投稿してよいもの、投稿してはいけないものは何?・・・投稿してよいもの、

投稿することはできるが、注意が必要なもの

二 著作権とは?

三 GFDLとは?

四 引用の問題

五 著作権問題への対処・・・どこの国の著作権法に従うか、訴えられるとした

ら、誰か

六 著作権上問題のある記事を見つけたら(■~引用部分) 等々となってい

る。そういう「Wikipedia:ガイドブック」の注意事項を守りさえすれば、誰でも執

筆・投稿、編集できるサイトである。試してみる価値はあると思う。

 


電子辞書の進化に驚嘆!その活用に活路を見出す!

2008年05月27日 | Weblog

日進秒歩?のスピードに ついていくが、やっとというのが本音である。目

まぐるしく移り変わる事象・事相・世相に戸惑いを感じている昨今である。追い

討ちをかける様に特にカタカナ語の乱発乱用が目立つ。その意味は分からな

い。聴くに聴けない状況を何とかしたいと思うのは強ち私一人ではあるまい。そ

こで救世主が登場してきた。「電子辞書」である。100コンテンツ内蔵が普通に

なった。使いきれない内容量である。上手く活用すれば鬼に金棒である。実に

多彩な活用法がある。CASIOとSHARPの二大双璧をなす 電子辞書 は他の追

従を許さない程、内容が充実している。一例を挙げると、国語系に8コンテン

ツ、英語系に9、生活1に5、生活2に6、健康系に7、趣味系に5、トラベル系

に10、パソコン系に5、ビジネス系に6、学習系に10、脳鍛アプリ系に7、便利

な機能系に9・・・と100のコンテンツがぎっしりと詰まっている。使いきれない

程だ。取扱説明書を読むのも最初の頃は億劫だったが最近は楽しみになって

きた。活用法が分かる度に嬉しくてたまらない。何だか知識が増えるたびに偉

くなったような気さえする。――おっと、大人げない!――・・・新聞を読んでい

るとカタカナ語の意味不明にヤキモキを感じていたが最近は、直ぐ「電子辞書」

を引く。それでも分からない最新語(カタカナ語)が登場すると<読者相談室>

を活用しているが担当者も後で調べてから回答するとの返事。そこで今度はイ

ンターネットを最後の砦にしている。先だってネットで検索したのが「チキンレー

ス」である。勿論、最新<カタカナ語>辞典にも載っていない。ヤフーとグーグ

ルで検索した結果、・・・(引用)・・・

●『最近、チキンレースという言い方を聞く。某テレビ局とIT関連企業の買収合

戦についても、チキンレースだと表現した評論家がいた。チキンレースとは度

胸を競う遊戯。例えば、崖(がけ)に向かってバイクや車を走らせ、崖っぷちに

より近い位置で止めた者を勝ちとする。ただし、崖から落ちたら負け。伝説的ス

ター、ジェームズ・ディーンの主演映画「理由なき反抗」(1955年)に、このチ

キンゲームが出てくる。英語の世界では、鶏には弱虫・臆(おく)病者のイメージ

があるらしい。つまり、「チキンレース」とはどこまで我慢を続けられるかがポイ

ントのレース。ところが、日本では買収合戦の例のように、我慢とはあまり関係

のない場面に使われている。どうも失敗したら生死にかかわるということの方

に重点が移っているようだ。日本には鶏を戦わせる闘鶏もあり、鶏は臆病とい

うより勇ましいイメージ。そうしたことも、右に述べた用法の変化とかかわってい

るのだろう。そう思って買収合戦の当事者たちの顔を思い浮かべると、闘鶏の

鶏に似てなくもない?

・・・武庫川女子大教授・佐竹秀雄 (2005年05月03日 読売新聞)』・・・

付記:・・・『~~』・・・は引用部分だが、この様に「電子辞書」と<ネット検索>

で最新情報を手に入れる事ができる。私にとっては、この2つが情報収集の強

力な武器になっている。特に既成の承認された事実等の集大成が「電子辞書」

に凝縮されているとすればネットは再再新、直近の知識の宝庫であると言え

る。上手く活用しない手はない。・・・つまらない 私的な情報収集法 を開陳した

が、ご勘弁を乞う。・・・


貧困・疫病・紛争に喘ぐアフリカ その開発会議に期待!

2008年05月26日 | Weblog

来る28日から横浜で日本が主導する第四回アフリカ開発会議が開かれ

る。目的は貧困と疫病、紛争の絶えないアフリカに支援の手を差し伸べようと

の意図で話し合われる。あれ程、紛争の絶えなかったアフリカが近年、沈静化

しつつある。しかし、紛争の代名詞的アフリカは、かつては、ルワンダ虐殺、27

年も続いたアンゴラ内戦、ダルフール紛争(スーダン)、エチオピア・リトリア紛

争・・・と挙げれば限がないほど紛争の明け暮れだった。ここに来て漸く終止符

が打たれ様としている。政治が安定に向かっている。皮肉にも石油高騰、穀物

高騰の煽りでアフリカが世界の注目を集めている。その豊富な地下資源:石

油、貴金属、紅茶、コーヒー等の国際価格が上昇し経済効果で成長を続けて

いる。ここ数年で成長率5パーセントを達成している。・・・でも手放しで喜んで

はいられない。国連の<後発開発途上国>に指定されているからである。そ

れは開発途上国の中で最も開発が遅れた国を意味しているからである。世界

で、そういう遅れた国50ヵ国中、33ヵ国がアフリカが占めている。支援の手を

差し伸べないと普通の生活は、まだまだ保障されない。一例を挙げると 1日1

ドル以下 で生活しているのが実情である。従って平均寿命も50歳に手が届か

ない46歳である。統計資料によればエイズ感染者も6割を越えている。そうい

う実態から国連は過去に「ミレニアム開発」目標を採択している。それは飢餓

や貧困に喘ぐ人口を減らす8項目からなる目標である。開発が遅れている遠因

は、かつての欧州列強、英仏の植民地だった事が影響している。従って欧米を

はじめ世界も日本もそういう負の遺産を払拭すべく努力が一段と要請される。

アフリカは地下資源が豊富な大陸だ。近年、積極的に接近しているのが中国

だ。日本も引けを取ってはいけない。相互互恵の関係を構築し世界に先んじて

積極的に互恵・援助を構築すべきだ。資源小国の日本の命運を左右すると言

っても過言ではない。アフリカこそ日本の今後のターゲットだ。日本の資源開発

の技術を生かして地下資源の開発に寄与すべきだ。日アの貿易は現在200

億ドル程度だが、まだまだ伸びる余地は大いにある。今回の横浜でのアフリカ

開発会議がどういう成果を収めるかが注目される。現在の日本のODA(政府

開発援助)のアフリカに占める割合は10パーセントを少々、上回る程度だが、

その比重を高める事は日本にとっては喫緊の課題である。と同時にアフリカが

自力で発展する様な支援・援助の方向に持っていくべきだ。相互互恵の対等の

関係構築こそ今後の日本の、世界の、執るべき方途であると思う。そういう観

点から来る28日の「第四回アフリカ開発会議」は注目したい。・・・

■付記:会議の主要テーマは「成長の加速化」・・・経済成長を促し被援助国か

らの脱却。その為には紛争や政争のない国を目指す。途上国産品の市場拡

大。欧米の矛盾(アフリカへの援助と欧米の自国の綿花・砂糖の生産業者に補

助金を出してアフリカ締め出しとも受け取れる自国保護という矛盾)の解消。洞

爺湖サミットでもアフリカ支援は主要議題となっている。・・・


公務員制度改革法案が福田政権の命運を分ける!

2008年05月25日 | Weblog

国家公務員制度基本法案の審議が週明けから本格的審議入りする。与

野党の修正協議の行方が明暗を分ける。与野党が有利な決着を狙って臨む。

今までの与野党の協議の立場を整理すると以下の通りとなる。・・・

●政府・与党・・・「内閣人事庁」を創設  天下り禁止と労働基本権付与には難

色  議員への改革説明などで閣僚を補佐する「政務専門官」を設置

●民主党・・・・・内閣に「内閣人事局」を設置  天下り禁止と労働基本権を付

与  政官接触の制限に反対 接触内容を文書化し保存 情報公開の徹底

なっている。・・・

この法案の狙いは「政官癒着」の要因となっている幹部公務員人事を一元化し

て「内閣人事庁」を創設して従来の弊害を除去する事にある。官僚の強い抵抗

に風穴を開ける狙いもあって国民の期待も大きい。もし曲がりなりにも成立す

れば内閣支持率もある程度、歯止めが掛かる。更なる支持率低落も食い止め

られる。だからこそ成立に意を注ぐ事になる。でも官民の接触に制限がある事

に与党内にも抵抗がある。しかも天下り禁止と労働基本権の拡大には同意し

がたい内部の異論がある。そういう政府・与党内部に問題を抱えたままの法案

提出では、その行方は混沌となる。何れにせよ成否が福田政権の浮沈に関わ

る法案である。・・・6月15日の国会終幕後に各メディアの世論調査がどうなる

かも気になる。おそらく、この公務員制度改革基本法案が頓挫すると一巻の終

わりで最後通牒を突き付けられる。衆院解散総選挙が現実となる。洞爺湖サミ

ット直後の可能性が出てくる。この法案は官僚の既得権剥奪が狙いとなってい

る故、国会提出以前に与党内で最大の抵抗があった曰く付きの因縁のある法

案である。この法案に野党・民主党が修正にどこまで応じるかが成立を左右す

る鍵となる。纏まらないなら次期国会への継続審議という手もある。

・・・連動して政界再編も囁かれる様になった。政治通の分析によると次のキー

マンが浮上してきた。加藤紘一氏、平沼赳夫氏、橋本大二郎氏の三氏が今後

の政界・政局を左右するキーマンになると断定する。この法案の行方は見逃す

ことの出来ない政局になる可能性も出てきた。それ故、国民も無関心ではいら

れない。法案の行方を、しかと見据えたいと思う。

 


偶然か必然か この親子の縁 悠久の歴史の中で!

2008年05月24日 | Weblog

気の遠くなるような38億年の地球史の中で、その又、人類誕生の

500万史の中の一瞬、それは100年足らずの興亡の歴史の中の出来事に

しか過ぎないかも知れない。でも掛替えのない命と命との巡り会いである。この

“親と子”という不思議な 縁  の巡り合わせは!。それは偶然とも必然 とも受

け摂れる邂逅である。これからも地球存続がある限り広大無辺の点的存在の

100年の自分史の中での“親と子”の出逢いは、だから、何ものにも代え難

い、最大、大事にしなければならない運命的・宿命的<縁>である。昨今、世

間を戦慄させている肉親の殺傷事件を見るにつけ短絡的で自己中心的な刹那

的行為に喝を入れたい義憤を感じる。きょっと、立ち止まって考えて見るに他

愛のない理由での行為である事に行き着く。当事者も行為後に事の重大さを

思い知る事になる。複雑に絡み合った理由で為す場合もあろうが自己にブレー

キを掛ける、自己抑制が効かない、それが短絡的行為に走らせる。遠因は幼

少の頃から育まれていない規範意識 その欠如、人倫・道徳育成の希薄、自己

規制訓練の皆無、社会常識と情操陶冶の育み、躾の有無、正しい食育、果て

しない欲望の放任等々が複雑に絡み合って、そういう青少年、大人を産出して

いる。一朝一夕に解決の方法は見出せないかも知れないが、事の原因・真相

が分かれば、打つ手は自ずと分かってくる。指導にあたる当事者や当局は指

導の手だてを講じて地道に指導に当たるべきだ。肉親の殺傷事件に事が敷衍

したが、その対極にある「“親と子”の情愛に結ばれた<縁>」を後生、大事に

したい、という思いに駆られたから、そういう有ってはならない事件にまで触れ

ざるを得なかった。もう一度、この<偶然・必然の不思議な縁>、“親と子の

縁”を省みる心の余裕を持ち、じっくり考えてみる機会を持ちたいと思う。今日

この頃、頻りに思う情念の一端である。そういう思いに駆られるのも親子の意

思の疎通の無さを痛感するからである。それには何でも話せる親子が前提に

なる。双方の歩み寄りの努力が必要である事は言うまでもない。悠久の宇宙・

地球史の永遠の一瞬の点的存在の100年間に、この親の子として、この子の

親として100年という<同時代>に生まれ合わせ、存在した事、自体が、“不

思議な縁(えにし)”である。理性的論理の世界を遥かに超えて自然の畏敬の

念に慄き、ひれ伏し、甘んじてこの“巡り合わせ”(親と子の邂逅)に感謝せず

にはおれない。この親も、この子も、この縁(えにし)を(意識的に)自覚して「親

と子」の在り方、<縁>を 情愛を基 に親密にしていく努力をしていきたいもの

だと思う。・・・

 


ミャンマーサイクロン・中国四川省大地震に世界の救援を!

2008年05月23日 | Weblog

連日報道される映像に心を痛める。家族を探し求める婦女子の悲痛な表

情、子供の母を探して泣き叫ぶ哀れな姿に身が引き裂かれる思いがする。他

国の出来事とはいえ我が身に引き寄せて考えると他人毎では済まされない。1

日も早く復旧に尽力してもらいたい。世界の人道支援を受け入れて自国の国

民の救済に邁進するのが政府の最大の役目だ。ミャンマー軍政も国連事務総

長の斡旋を受け入れ救済・復旧に全力を注ぐべきだ。中国政府も全力投球し

て復旧に余念がない。飢えと仮設住居住まいの生活にオサラバする日を世界

は固唾を飲んで見守っている。1日も早い平和な生活が出来る様に願ってい

る。死んでいった母の携帯電話メールに「わが子よ!生きているなら、この母

が一番、あなたを愛していた事を忘れないでね」の言葉を残して死んでいっ

た。・・・“母は強し”が、あらためて肺腑を抉る。どこの国の、どこの民族でも、

国民でも、肉親の情は世界共通だと、その心情が痛いほど分かる。類例は数

多あると思うが、埋もれた惨状は 枚挙に暇がない程 多い事が推測できる。災

害は天災であれ、人災であれ、私たち人間に、人類に、多大な被害を与える。

世界は国境を越えて復旧・人道支援に全力で勤しむべきだ。今日もミャンマー

や四川省の惨状が報道された。今夕も報道されるであろう。でも1日も早く復旧

し、平和な生活を取り戻し被災者の笑顔が見られる日の近い事を祈っている。

 


沖縄の梅雨が例年より遅れる!しかし!・・・

2008年05月22日 | Weblog

今日22日ともなれば、とっくに沖縄では梅雨の時期だ。天候異変もこう

も、はっきりと突き付けられると、恨み節も出ない。鈍い どんよりとした雲層が

空一面を覆い 風もない無風状態が続く日中である。気分も塞(ふさ)ぎがち

だ。窓越しに外を見るとTシャツ1枚の青年が闊歩している。寄り添うように相

棒が続く。遠い青春時代を彷彿させるかの様に仄かに肺腑を衝く。幾つになっ

ても感動がないとダメだなあとつくづく思う。一枚の葉っぱの揺らぎに心が躍り

子供心を忘れない大人は永遠に青春だ。川のセセラギも水の音も遠い過去の

出来事にはしたくない。自然の誘い、移ろいに躍動する心の持ち主は青春真っ

只中にいる。そういう高齢・老齢・壮年・大人で有り続けたい。私は星空を観る

のが楽しみの一つだ。あの吸い込まれるような濃紺の深空にすっぽり包まれ

点の存在の自分が星雲・星座の片隅に点在し同化する。偉容な存在になる一

瞬だ。煌めく星座、純な心を包容する星座群。88の星座が二重の末広がりに

なって地球の人間をやさしく包む。天の川伝説も幼心を躍らせた。星は、星座

は、私にとっては永遠の友だ。癒しの最上級の伴侶である。何か心が塞いだ時

には決まって星空を眺める。すると、すっーと、拘りが消えていく。不思議だ。

自然の畏敬に慄(おのの)き、自然の摂理に敬服する。日中の、うっとおしい、

鈍い曇天―梅雨のない時期―に比べ天地の差がある至福の夜空・星空であ

る。梅雨が遅れても私には夜が待っている。星空は待ち遠しいし、梅雨遅れを

御破算にしてくれる。星は遠い記憶を蘇らせ日々、新たに新鮮な心情を醸して

くれる。・・・ところが沖縄の農家にとっては、かつて、田植えには“梅雨”は欠か

せない絶対の天恵だった。旱魃に備え大量の水を齎してくれる“梅雨”は欠か

せない天の恵みだった。台風も甚大な被害を齎す一方、多量の水を運んでくれ

るので 痛たし痒し、の襲来だった。「梅雨」といい、“台風”といい、『星空』も、

私にとっては今でも幼少の頃が生きている存在である。・・・<梅雨の時期遅れ

>を嘆くより気分を転換して星空に転嫁する余裕を持ちたい。・・・


知の“オープンエンド”の時代がやってきた!

2008年05月21日 | Weblog

表題は脳科学者 茂木健一郎氏の著書「脳を生かす勉強法」の おわり

に、 記された見出しである。氏はNHKの司会・コメンテーターとして 各界の職

人の真髄をえぐり出す 番組とか幾多の著書を世に送っている新進気鋭の作家

でもある。音楽にも造詣が深く特にシューベルトの評伝には定評がある。美し

い旋律に聴きほれていると人生が豊かになり、クオリア、偶有性、創造性、生

命、記憶、感動―等を氏独自の脳科学の立場から敷衍する。説得力がある。

「感動する脳」の著書では<感動のない人生は生きていないのと同じである>

とアインシュタインを持ち出して解明する。だから 人生はワクワクして過ごすべ

きである、 と断定する。「脳と創造性」では“生きることはイコール創造的であ

る”と達観する。イメージやコンピュータのアナログを越えて創造性のメカニズ

ムを脳知見の立場から探究している。氏の著書の数々は脳科学の知見に裏打

ちされた理性的な援用を基にしている。若き日本のホープである。特に心が惹

かれたのは“脳は年齢、環境に関係なく成長する”という件(くだり)だ。それは

特に高齢者には福音の文言ではなかろうか! 白眉は<勉強法の真髄は3つ

に集約される>、という見解だ。勿論、脳科学の最新の知見に裏打ちされたも

のであることは言うまでもない。即ち、・・・

●1つは・・・“ドーパミン”による<強化学習>によって、脳を強化する

●2つは・・・“タイムプレッシャー”によって、脳の持続力を鍛える

●3つは・・・“集中力”を徹底的に身につける

この3つの仕組みを脳が喜ぶ様に仕掛ける事がカギになる。その方法を分か

りやすい数多の事例で解き明かしている。氏の独創性、独走性、得意分野で

の卓見が文章の隅々まで滲み出ている。読んでいて爽快であり痛快である。脳

科学の成果という知見が説得力を生んでいる。最近の私の読書分野の傾向で

もある。総じて言える事は“知のオープンエンド性の楽しさ”を知ってほしい、と

いうのが茂木健一郎氏の願いでもある、と私は思っている。・・・

 


私の読書姿勢 読みたい本の表題・目次・まえがき等を吟味!

2008年05月20日 | Weblog

読んでみたい本は表題がカギになる。私の場合は少なくとも そうである。

帯の紹介文、裏表紙のそれ、はじめに、まえがき、目次、おわりに、等に丹念

に眼を通す。勿論、立ち読みだ。小銭をハタイテ直ぐ買うか、目星を付けて後

に買うかする。読後はたいてい意に沿った結果となる。前のブログで紹介した

本の目次を列挙し吟味したい。まだ読んでいない方の参考に供したい。・・・ 本

の題名「何のために 生きるか」である。・・・

●はじめに<人生は一度かぎり、自分に「言い訳」をしない>とあり、その解説

文が続く。

●目次・・・

(一)「たった一秒」が教える人生の深さ

1.私が絶対「泣き言」を言わないわけ「何か」を失っても「すべて」を失うわけで

はない

2.「幸せの扉」は、一つ閉まると一つ開く

3.デスマスクは「証言」している

4.「命の軽さ」もしる

5.もしお釈迦さまが六本木を歩いてみたとしたら

6.自分の中で「勝利宣言」をしてから次へ 「負け犬」にだけはならない

7.自分の心に「ウソ」をついた私の失敗 これを掛け値なしで「命がけ」という

 (二)「現実」と「理想」を同時並行する

1.「ハエ叩きの人生」で終わってよいか

2.取り返しがつかない、「こんなはずではなかった」のに― むつかしい「しがら

み」との別れ方

3.あるときは重病人、そしてあるときは高僧生きている証・・・

―「自分の役目」は何かー

4.「人の役に立つとき」のすごい力

5.「心を晴らす方法」はたくさんある ある医師の「生きざま」から教わったこと

6.「自分だけは」という落とし穴 こんな「年の取り方」は絶対したくない

(三)とにかく「やりたいこと」をやってみる

1.やりたいことを「一つだけ」あげる

2.「何かが欠けている」くらいでちょうどいい

3.「五十歩百歩」のことにこだわらない 「もし、自分が戦国時代に生まれてい

たら」と考える

4.「価値」観にとらわれない生き方

5.それは「目的」なのか、「手段」なのか  私が同じ服や靴をたくさん持って

いる理由

6.生涯をかけて、何を求め続けるか 「まっぴらごめん」の生き方

(四)毎日の「収支決算」をする

1.平日を「土日化」する

2.人生最高級の楽しみ “苦手”をどう克服するか

3.一日一日で「収支決算」をつける

4.人に「範を示す」ということ

5.「昨日と同じこと」をしない 何があれば「楽しく」生きられるか

(五)自分のために「いちばん幸せ」な生き方

1.「我慢」してまで物事をやらない 「噛みごたえ」のあるチャレンジ

2.「人間とはいったい何なのか」に迫る

3.「孤独」を恐れるな

4.「自分にふさわしい死に方」を考える

※おわりに ・・・著者の平岩正樹氏は “おわりに”で こう結んでいる。 “あなた

は あなたの人生を思い切り生きてほしい。私は私の人生を思い切り生きる。

人の幸せも豊かな社会もその先にあると、私は信じている”。・・・“読み終えた

とき、<やりたいことをやろう>、<今を精一杯生きよう>と思ってもらえたら、

著者としてこの上ない喜びである。・・・

含蓄のある言葉で結んでいる。

次の読書予定は渡辺昇一氏の「自分の品格」を読もうと思う。・・・

 


リタイヤ組の カラオケ三昧 我が物顔の横着さに辟易する!

2008年05月19日 | Weblog

我が世の天国と言わんばかりの横着さに辟易している。先客を無視し、

入ったばかりの新シリーズもののリクエストに余念がない。大枚を見せびら

かすスタンスは常識はずれである。いくら年季の入った馴染みの輩とは言え、

番を無視した歌番・ゲームは、ないであろう。金さえ払えば優先順位を無視し

ての横暴さは見逃す事は出来ない。リタイヤ組の厭らしさ,横暴さに辟易する。

顔の皮が厚くなった図々しさである。こうも厚かましくなると取り柄がない。その

昔、好好爺という言葉があった。もう既に使用頻度が少なくなったがある種の

懐かしささえ覚える。こういう不逞の輩を見るにつけ品格の無さを感じる。社会

の片隅に置き去りにし永久に抹消したい。それは、世間から、うとまれる、しか

能がないからだ。そういう年配・老齢にはなりたくはない。人の振り見て、吾振り

直す、それを正しく地で行きたい。カラオケ三昧に浸っていると、こういう事が眼

に付いて仕様がない。自分自身の自重を込めて、今後の反省材料としたい。

(通称:“年金通り”の巷談義から)・・・


道路族 いよいよダンマリを解除して 反撃にでる!

2008年05月18日 | Weblog

道路族のドンが京都の講演で悲痛な奇声をあげた。・・・“各省庁の分捕り

合戦が始まっている。嘆かわしい。”と・・・。 “折角、道路特定財源を再度 法

制化して成立させたのに こうも醜態を演じられては黙っている訳にはいかない

“、・・・と。どういう反撃・奇策にでるか又、注目される。一方の重鎮も間もなく始

動開始するに違いない。―マスコミの注目度も高い― 双方が手に入れた<

虎の子>を そう易々と手放す訳がない。地方首長の援護を借りて大義名分を

振り翳(かざ)して堂々と表に出てくるに違いない。”道路は地方の動脈である。

造り続けなければいけない“、と・・・。 その時、野党はどう出るか、どうする

か、どういうスタンスで臨むのか、 政治の駆け引きもいよいよ佳境に入る。衆

院3分の2による再度の可決の実態が、いよいよもって明白になってくる。・・・

ガソリンの高騰、諸物価の値上げダッシュ、台所が火の車の実情に政治はどう

いう手を打つべきか、家計を直撃している現状をどう打開してくれるか国民の

期待は大きい。政治はその実態に喫緊に応えるべきである。政局を側に置い

て即刻、手を打つべきである。国民の政治不信を払拭する為にも緊急の対策

を講じるべきだ。他方、各省庁の官僚支配の悪しき弊害が暴露されたがそれ

は氷山の一角に過ぎない。悪しき慣行は組織の下部まで浸透している。一大

手術が喫緊に必要だ。内部の小手先の部分修正程度では大ナタを振う効果は

ない。抜本的改革にこそ大ナタを振る必要がある。それに応えるべく政府官

邸、各省庁の審議会とか諮問委員会、調査会等が専門家を招いて審議・諮問・

調査等の報告書を提出しているが、それをどう有効に生かしているか皆目、国

民の眼には届かない、分からない。政権交代が現実味を帯びてくるにつれ そ

ういう乱立した諮問会、審議会等の存続も気になる。政策に生かす事が前提に

あるとは言え どうも腑に落ちない。審議する専門家の方々も気が気ではないで

あろう。昨今の錯綜したそういう実態・実情を見るにつけ頭が錯綜し、混乱し、

整理がつかない。複雑な思いがするばかりである。頭の交通整理が必要にな

ってくる。一事項から発して枝葉が複雑に枝分かれし末広がりしていく。頭の体

操には良いが こうも政治が混迷していては、国民は益々、迷うばかりである。

単純明快に良く分かる政治をしてもらいたい、と昨今、頻りにそう思っている。

 


自分に“言い訳”をしない生き方を!

2008年05月17日 | Weblog

表題は私が最近、読んだ本の紹介文の一部である。書名は 「何のために

生きるか」 平岩正樹著である。テレビやマスコミでお馴染みの顔である。―経

歴からして特異な存在である―東京大学工学部物理工学科を卒業後、某メー

カーに勤務。その後、再度 医学部を目指し同大学理科Ⅲ類に入学。2度目の

卒業。それから東京病院第一外科、国立がんセンター、蒲原総合病院(静岡)

外科部長などで重傷がん患者の治療に取り組む。“がんの100パーセント”告

知など「行動するスーパー外科医」として、テレビや雑誌などでメッセージを発

信し続ける。その段階でも超一流医師の名をほしいままにしている。しかし、そ

の後が、一風変わっている。がんの外科医として生涯を全うするのが当然だと

思っていたが(それだけ名声を博しているので)、50歳を過ぎてから三度、東

京大学受験に挑戦し合格(文科Ⅲ類)する。何の為に? ・・・“人間の生き方”

に迫るため、「歴史」をはじめ学び直し取り組む為である、と。凡人には想像も

つかない離れ業である。世の中にはそういう人も居る。あらためて“人間の根

源的な在り方”を考えさせられた。思想信条が異なり人それぞれ、いろんな生

き方、人生が有って、然るべきだ、と達観していたのだが・・・。又、立ち止まっ

て再度、試行・思考せざるを得なくなった。それでも、浅学非才の身ではあるが

自分なりのスタンスは持っていた。避けては通れない<人生の見方、考え方、

在り方>の基礎として修めるべき学問は、最低3つは有ると・・・。「哲学」と「宗

教」と「歴史」の3つである。それ等の概観を基礎として修め、その上に自分の

専攻すべき専門分野の学問を修める。それが私なりの考え方である。平岩氏

もその著書で何故、文科Ⅲ類の「歴史」を学ぶのか? その学ぶ理由を述べて

おられる。即ち、現実の課題、問題を解くに先人の貴重な<経験則>からは多

くの学ぶべき事は多い。しかし、人類の永い<歴史>の歩みには勝てない。未

来永劫に生きて働くヒントが「人類の歴史」の中には、いっぱい凝縮されてい

る。だから根源的な人間の在り方をも問いなおす「歴史」を再度、学んでみた

い、と・・・。一回、通読しただけではあるが二度三度、読むうちに再度、修正を

迫られるかもしれない。その際は、謙虚に修正して平岩氏の著書の意図を汲

み取り再度記述したい。今回は感動の覚め止まぬうちに読後の感想を述べた

までである。・・・

■付記:「できない言い訳」は探さない。時間がない。金がない。忙しい。そんな

“言い訳”をしていては何時までたっても出来ない。やりたい事を今、直ぐ始め

ること。やることが大きければ小分けにして細分化して今すぐ出来ることからは

始める。それが着実な方法である。兎に角、言い訳はしない。出来ないことを

探さない。人生は有限である。20年先か10年先か1年先か明日か今日の午

後か、何時お迎えが来るか分からない。したがって何時、死んでも悔いが残ら

ない様に一日一日を精一杯生き切る事だ。一日一日の収支決算をする積りで

生きる事である。そういうヒントが平岩氏の「何のために 生きるか」の著書に

はある。一読を勧めたい所以である。