普天間米軍基地移設先として名護市辺野古が脚光を浴びている。稀に見る争点が明確になった。辺野古移設の是非を問う知事選となった。現沖縄県知事仲井真弘多氏は当初は声を大にして県外移設を訴え辺野古ノーを主張していた。しかし政府要人の入れ代わり立ち代わり沖縄詣で、遂に説得され辺野古沖の埋め立てを承認し180°の転換となった。有り体に言へば“ぶれた”のである。沖縄県民の大多数がそう捉えている。元那覇市長の翁長雄志氏は自民党員でありながら当初から一貫して県外移設を訴え信念を貫き通した。政党政治の理念たる党の綱領に基づく政策・政治イデオロギーよりも沖縄の沖縄たる所以の歴史の襞に刻まれた沖縄独自の“アイデンティティー”で一丸となって纏まるべきである、と主張している。即ち、沖縄県民党として今回の選挙には望むべきである、と訴えている。下地幹郎氏は辺野古移設の是非を問う県民投票で決めるべきである、と主張している。元民主党県連代表の喜納昌吉氏は埋め立て承認取り消し、を主張している。それぞれが独自の主張で4氏の天下分け目の決戦となった。保革入り乱れての乱戦となった。特に今回は沖縄自民の分裂で、当確が読みにくくなった。沖縄県民が誰を選出するか、日本国内だけでなく世界も注目している。11月16日が沖縄の、日本の、命運を決する日、と言っても過言ではない。その日を注視したい。
普天間米軍基地移設先として名護市辺野古が脚光を浴びている。稀に見る争点が明確になった。辺野古移設の是非を問う知事選となった。現沖縄県知事仲井真弘多氏は当初は声を大にして県外移設を訴え辺野古ノーを主張していた。しかし政府要人の入れ代わり立ち代わり沖縄詣で、遂に説得され辺野古沖の埋め立てを承認し180°の転換となった。有り体に言へば“ぶれた”のである。沖縄県民の大多数がそう捉えている。元那覇市長の翁長雄志氏は自民党員でありながら当初から一貫して県外移設を訴え信念を貫き通した。政党政治の理念たる党の綱領に基づく政策・政治イデオロギーよりも沖縄の沖縄たる所以の歴史の襞に刻まれた沖縄独自の“アイデンティティー”で一丸となって纏まるべきである、と主張している。即ち、沖縄県民党として今回の選挙には望むべきである、と訴えている。下地幹郎氏は辺野古移設の是非を問う県民投票で決めるべきである、と主張している。元民主党県連代表の喜納昌吉氏は埋め立て承認取り消し、を主張している。それぞれが独自の主張で4氏の天下分け目の決戦となった。保革入り乱れての乱戦となった。特に今回は沖縄自民の分裂で、当確が読みにくくなった。沖縄県民が誰を選出するか、日本国内だけでなく世界も注目している。11月16日が沖縄の、日本の、命運を決する日、と言っても過言ではない。その日を注視したい。