エレコム株式会社は、壁面埋め込み型の無線LANアクセスポイント2製品を10月上旬に発売する。価格(税別)は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応の「WAB-S733IW-PD」が9980円、IEEE 802.11n/g/b対応の「WAB-S300IW-PD」が6980円。
いずれも法人向けに販売するもので、宿泊施設や集合住宅などの壁面に埋め込むかたちで設置可能。JIS規格のマルチメディアコンセントボックスへの取り付けにも対応する。電源はPoE専用(IEEE 802.3at/af)となっており、本体後部(設置後は壁面内部に隠れる部分)にPoE受電対応のギガビット有線LANポートを装備している。WAB-S733IW-PD/WAB-S300IW-PD用に別途AC電源・配線工事をすることなく、LANケーブルの敷設工事だけで導入できるのが特徴だ。消費電力はWAB-S733IW-PDが5.1W、WAB-S300IW-PDが6.3Wで、いずれも前モデルより約41%の省電力化を実現したという。
無線LANは、WAB-S733IW-PDでは5GHz帯/2.4GHz帯の同時使用が可能。最大通信速度は11ac使用時が433Mbps、11n使用時が300Mbps。WAB-S300IW-PDでは11n使用時で300Mbpsとなる。マルチSSIDに対応しており、SSIDごとに認証、暗号方式の設定が可能。オプションとして、最大2000台のアクセスポイントの設定変更や稼働状況の確認が可能な専用管理ソフト「WAB-MAT」にも対応する予定。
壁面に埋め込むWi-Fiアクセスポイント、エレコムが法人向けに販売 -INTERNET Watch
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