日本電信電話株式会社(NTT)は、多値信号の高精度校正を可能とするデジタル信号処理技術及び超広帯域な光フロントエンド集積デバイス技術により、1波長あたり毎秒1テラビット(1Tbps)を長距離伝送する波長多重光伝送実験に世界で初めて成功した。
NTTは、独自の多値信号の高精度校正技術と超広帯域な光フロントエンド集積デバイス技術(InP HBTによるAMUX)を開発し、毎秒1テラビット(シンボルレートとして120Gbaud、変調多値度の高い高品質な64QAM)級の光信号生成に成功し、これを35波長多重して800kmの伝送に世界で初めて成功した。現在の実用システムの1波長あたり100Gbps容量の10倍の伝送速度であり、IoTや5Gサービス普及に向けた大容量通信ネットワーク技術として期待される。
技術の詳細は、国際会議OFC 2019(The Optical Networking and Communication Conference & Exhibition)で発表された。
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