東京工業大学 科学技術創成研究院の雨宮智宏助教らは、産業技術総合研究所と共同で、光通信帯域に対応した光渦(ひかりうず)多重器を開発した。シリコンフォトニクス技術を用いることで、波長無依存性な光渦合分波に成功し、世界で唯一のモジュール実装されたデバイスを実現した。
開発したデバイスは5つの光渦をクロストーク(混信)25 dB程度で合分波でき、波長分割多重や偏波多重などの従来の多重方式も併用可能なことから、次世代の大容量データ伝送のコアデバイスとして期待される。
研究成果は3月3日~7日に米国サンディエゴで開催される光通信関連の世界最大の国際会議・展示会「OFC 2019」(The Optical Networking and Communication Conference & Exhibition 2019)で発表された。
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