光産業技術動向ブログ OITT

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純中国産スパコン「神威太湖之光」が世界スパコンランキングで1位

2016年06月21日 | 新現象・新技術

 LINPACK benchmarkによる世界のスーパーコンピュータ性能ランキングを年2回掲載している「TOP500」にて、6期連続でトップを走り続けていた中国の「Tianhe-2」(天河二号)がついに1位の座から引きずり下ろされた。


 今回1位を奪取したのは中国の「Sunway TaihuLight」(神威太湖之光)。江蘇省無錫市の国立スーパーコンピューターセンターにて稼働するスパコンで、実効性能値は93.01PFLOPS。2位へと落ちたTianhe-2は33.86PFLOPSであり、約2.75倍の性能差が出ている。


 神威太湖之光は中国の国家並列計算機工程技術研究中心(NRCPC)が開発した高性能プロセッサ「SW26010」を採用。260コアを内包しており、1チップで3TFLOPSの性能を叩き出す。神威太湖之光はこのプロセッサを搭載したシステムを40,960ノードで構築し、合計10,649,600コアという大規模システムを構築。理論ピーク演算性能は125PFLOPSに達するという。Linpackの実効効率は74%だった。


詳しい情報はこちら。
純中国産スパコン「神威太湖之光」が世界スパコンランキングで1位 ~DEC Alphaの流れを汲む260コアの独自RISCプロセッサ。天河二号の2.75倍の性能 - PC Watch


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